2019年11月09日公開
2019年11月09日更新
【ハガレン】ロゼのプロフィールや声優を紹介!抱いていた赤ちゃんは誰の子?
2001年から『月刊少年ガンガン』で連載された荒川弘原作の「鋼の錬金術師」略称「ハガレン」に登場する快活な女性・ロゼに注目が集まっています。明るい女性だったロゼは2003年に放送されたアニメ「ハガレン」で突然、赤ちゃんを抱いて虚ろな表情を浮かべた姿で登場します。一体、ロゼに何があったのでしょうか?ロゼのプロフィールやアニメ担当声優を紹介し、ロゼが抱いていた子供の真相について迫ります。
ハガレンのロゼのプロフィール
大人気漫画アニメ「鋼の錬金術師」、略して「ハガレン」に登場する女性・ロゼについて本記事ではまとめて紹介していきます。ロゼが抱いていた赤ちゃんは誰の子供なのかの真相も視聴者や読者の注目が集まっていたようです。ロゼのプロフィールやアニメの担当声優についてもまとめているので必見です!
鋼の錬金術師(ハガレン)の作品情報
鋼の錬金術師(ハガレン)の概要
「鋼の錬金術師」、略して「ハガレン」は荒川弘原作の2001年『月刊少年ガンガン』で連載された錬金術が存在する架空の世界を舞台に描かれたダークファンタジー・バトルアクション漫画作品です。世界累計売上部数は7000万部を超えた大人気長編漫画でもあります。テレビアニメは2003年に第1期、2009年に第2期がMBS製作・TBS系列で放送されました。
鋼の錬金術師(ハガレン)のあらすじ
アメストリス国の田舎町・リゼンブールに生まれ育った高名な錬金術師ヴァン・ホーエンハイムを父に持つ兄・エドワード(エド)と弟・アルフォンス(アル)の兄弟は錬金術師としての能力を開花させます。父親は失踪し、その後は母親・トリシャが1人で2人を育てていきますが、病気でこの世を去ります。母の死を受け入れられない兄弟は母親を生き返らせようと錬金術の禁忌「人体錬金」を試みて失敗し、エドは左足、アルは全身を失います。
アルまでも失ってしまうことを恐れたエドは自分の右腕を代価にして父親の書斎にあった甲冑にアルの魂を定着させることに成功します。しかし、生きる目的を失ったエドは廃人のようになり、アルは何も感じない、眠れないことに苦悩します。2人は父親の親友で機械鎧(オートメイル)技師のピナコ・ロックベルに保護されます。そして、幼馴染みのウィンリィ・ロックベルと共に暮らすことになりました。
そんな2人の元に国家錬金術師で焔の錬金術師の二つ名を持つロイ・マスタング中佐が副官のリザ・ホークアイ少尉を伴って天才錬金術師のエルリック兄弟をスカウトしにやって来ます。2人の様子から状況を察知したマスタングは彼らの愚行を責めつつ、自分たちの体を取り戻したければ軍に力を貸すように言われると2人は軍の駒として生きることを決意するのです。
ロゼのプロフィール
「鋼の錬金術師」に登場するロゼは、前髪と後ろ髪の色が異なるロングヘアーに褐色の肌と紫の瞳を持ったとても明るい性格の女性です。イシュヴァール人の血が混ざっていますが、目の色は赤くはありません。登場回数はさほど多くはありませんが、アニメ「鋼の錬金術師」第1期から登場し、当初は新興宗教「レト教」に嵌り、主人公のエリック兄弟を勧誘します。身寄りがなかったロゼが心を許せるのは恋人しかいませんでした。
その最愛の人を1年前に亡くしたことで心が弱りはてたロゼは、その悲しみから立ち直ることができずにレト教の教祖であるコーネロに「奇跡の力」「恋人を復活させる」ことも可能だとそそのかされてレト教を心の拠り所にしていたのでした。
しかし、エリック兄弟によってコーネロの悪事が暴かれ、コーネロの力では恋人を復活させられないと知ったロゼは自暴自棄になり自ら命を絶とうとしますが、エリックに人を蘇らせるとはどういうことかを聞かされ、自分の2本の足で前へ進んで歩くように言われると生きていくことを決めるのです。
ロゼのアニメ1期での活躍
ロゼの活躍は原作とアニメとでは異なります。原作では、レト教の事件の後、ロゼが暮らしているリオールでは、レト教信者とそうでない者たちによる暴動が起こります。そして、街は壊滅し掛けますが、中央軍の介入で鎮圧され、ロゼの出番はここまでです。アニメではまだ続きがあります。暴動の後、ロゼは中央軍に連行され暴行を受けます。
その後、錬金術師の少女・ライラになり替わったダンテに次の器として拾われます。ロゼはこの時、ダンテの洗脳を受けており、自分の意志で行動できずにいました。ホムンクルスの1人であるエンヴィーによってエドが殺害されたことで自分を取り戻したロゼはダンテに体を奪われずにリオールに無事帰還します。
ハガレンのロゼの声優
これまで鋼の錬金術師(ハガレン)のアニメシリーズは第1期・第2期と放送されていますが、それぞれロゼの声を務めた担当声優が違うようです。ハガレンのロゼの声を担当した声優のプロフィールを紹介していきます。
ロゼの声優①桑島法子
2003年に放送された「鋼の錬金術師」第1期の担当声優は桑島法子です。岩手県胆沢郡金ケ崎町出身で1975年12月12日生まれの43歳・A型です。青二プロダクションに所属しており、声優、歌手、ナレーターとして活躍しています。アニメ声優デビュー作品は『美少女戦士セーラームーンSS』の生徒役です。主な声優出演作品には「機動戦艦ナデシコ」のミスマル・ユリカ役、「犬夜叉」の珊瑚役、薄桜鬼の雪村千鶴役などがあります。
ロゼの声優②ゆきのさつき
2009年に放送された「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」第2期でロゼの声優担当をしていたのが、ゆきのさつき(本名は井上由起)です。京都府京都市出身、滋賀県大津市育ちの1970年5月25日生まれ49歳・O型です。声優デビュー作は『素晴らしき日々』の少女Cです。主な声優出演作品には「犬夜叉」のヒロイン・日暮かごめ役、「フルメタル・パニック!」千鳥かなめ役、「銀魂」志村妙役などがあります。
ハガレンのロゼが抱いていた赤ちゃんは誰の子供?
鋼の錬金術師(ハガレン)でロゼが抱いていた赤ちゃんは一体誰の子供なのかがネット上で話題となっていました。赤ちゃんを抱いているのになんだか暗く、本来のロゼの気丈さが感じられない様子にただならぬ雰囲気を視聴者は感じていたのではないでしょうか?ハガレンのロゼが抱いていた赤ちゃんは誰の子供なのか、真相をまとめているのでご覧ください。
ロゼが抱いていた赤ちゃんの父親は不明
2003年版(第1期)の鋼の錬金術師で、ロゼにはいつの間にか子供ができていました。作中では事の真相がはっきりとした場面は描かれておらず、子供の父親が誰であるかも語られていません。従って、赤ちゃんの父親が誰であるかは不明です。
ロゼが受けた暴力
ロゼに子供ができたというのは2003版アニメのオリジナルストーリーで、エリック兄弟が去った後、リオールの町では暴動が起こり、町にやってきた中央軍にロゼは連行されてしまいます。
軍人に狭い部屋に無理やり押し込められるロゼの姿が描かれた次の場面では、ロゼの茫然とした表情で子供を抱える姿が描写されています。恐らくロゼは軍人から性的暴行を受けたのでしょう。子供を身籠ったロゼは暴動鎮圧後に父親の分からない子供を出産し、暴行のショックで声を失っています。
ハガレンのロゼに関する感想や評価
鋼の錬金術師(ハガレン)に登場するロゼについての感想や評価にはどのような声があがっているのでしょうか?さっそく、ハガレンのロゼに関する感想や評価を見ていきましょう!
久しぶりに『鋼の錬金術師』を読む。1巻のこのシーンがやっぱり好き。特に、死んだ恋人を生き返らせようとし、その願いが叶わなくなった女の子ロゼに言うエドのセリフが作中一番好き。このエドのセリフで、このマンガが一瞬で好きになった。自分の力で進むしかない。 pic.twitter.com/3jnfmRLxvl
— Shigeaki Arai (@mistertailer) September 6, 2017
ロゼがレト教のコーネロに騙されていたことを知り、最愛の恋人を蘇らせることができないことが分かると絶望して死を選択しようとしますが、エドが死人を錬金術で蘇らそうとした結末を見せ、「俺達にはないが、ロゼにはある足で歩け」という言葉でロゼは前に進むことを決める場面は多くの読者の心に響いていたことが感想から感じられます。
鋼の錬金術師無印見直してるけど
— nori3de (@nori3de) October 3, 2018
当時はロゼの表現分かってなかったなぁ
エグイ🤤
ロゼが軍に拉致されて暴行されたというアニメオリジナルのストーリーの意味に当時は全く気付いておらず、再度見直してとてもエグイ内容であったと感想を漏らす人も中にはいたようです。
03年版ハガレンでロゼが強姦され妊娠に至っていた描写が原作者から難色を示されたというのは有名な話だけど、でもあれは水島監督をはじめアニメスタッフが「鋼の錬金術師の物語の肝(業)」をとことん追求したひとつの形だと感じているので、個人的には嫌いではない。ハガレンとして、アリだと思う。
— 結騎 了 (@slinky_dog_s11) February 7, 2016
アニメオリジナルのロゼ事件の描写には原作者の荒川弘は難色を示していたのは有名な話なようです。しかし、アニメ監督及びスタッフの制作したロゼの描写はハガレンの物語の核の部分をとことん追求した結果だとみている人もいるようで人間の業がしっかりと描かれていて好きだと評する人もいるようです。
ハガレンのロゼのプロフィールまとめ
鋼の錬金術師(ハガレン)の陽気な女性・ロゼのプロフィールや、アニメ担当声優の桑島法子とゆきのさつきのプロフィールをそれぞれ紹介してきました。とても明るい女性だったロゼでしたが、軍の暴行によって声を失い誰の子供かも分からない赤ちゃんを抱いて虚ろな表情を浮かべているのが印象的です。天涯孤独で愛する恋人も失っており、見る者は心を痛める人も少なくなかったのではないでしょうか?
鋼の錬金術師は人間の浅はかな部分なども描かれており、とても考えさせられる描写もあるようです。ダーク系の物語が好きな方にはおすすめの作品となっています。興味のある方は是非、ロゼの活躍を本編でご覧になってみるといいかもしれません。