野比のび太の身長体重や年齢・誕生日など徹底まとめ！発達障害疑惑も検証

漫画ドラえもんは、小学館の学習雑誌に子供達に読んでほしい「少し不思議な物語」と言うコンセプトで書かれた作品である。連載当初は藤子不二雄の名前で出版されていた。メインでかかわったのが藤本弘のため二人が別々の作品を書き始めた頃から藤子・F・不二雄になった。連載開始は1969年であった。学習雑誌はある特定の年齢に向けて描かれるため毎月幼稚園から小学6年生まで各年齢にあった別の内容で描かれた。

小学生が自己投影しやすい年齢で描かれたドラえもんの作品中の野比のび太と、その父と母の年齢や身長・誕生日などについて確認していく。特に身長については、ドラえもんの身長が129.3㎝という事から計算してのび太の母親玉子の身長が2ｍ５㎝であるという説についてまず考えていく。玉子がご近所の奥さんと話しているシーンを見ても身長2ｍ越えにはどうしても見えない。

これはドラえもんの身長に間違いがあるのではないかと言う説もあるが、個々のキャラクターを描く時のデフォルメによる見え方の違など、いろいろ説がある。ドラえもんの時代ふすまの高さは180㎝である。玉子がふすまの前に立った時の身長と比べると、玉子の身長は165㎝前後であろうという説もある。父親の身長はそれよりも少し低い程度である。

ドラえもんは、22世紀の未来からやってきた猫型ロボットである。昼寝をしていた時にネズミに耳をかじられたことで耳がない。また体が青いのは耳が無くなった自身の姿を鏡で見た時に、真っ青になって以来そのまま青が定着したという。ドラえもんの誕生日は正確に言うと製造年月日なのであるが、2112年9月3日である。アニメなどでは9月3日頃にドラえもんお誕生日の放送がある。

実は50年前の連載当初は2012年と表記されていた。かつて世界には核戦争により1999年で滅びるという説などもあった。「北斗の拳」などはまさに滅びた世界を描いたものである。1969年の50年前にはそのくらい未来は遠かった。いつこれが直されたかについては探せなかったが、2019年の現在2012年は過去になってしまった。その為子供の夢を壊さないように、ドラえもんは22世紀生まれ2112年が生まれた年になった。

9月3日の方にも実は理由がある。ドラえもんの身長・体重・頭の大きさ・胸囲・足の長さ・馬力まですべてが、1293の数字が使われている。これがドラえもんの誕生日の秘密である。

野比のび太の生年月日は、生まれた年が、学習雑誌の読者にあわせた年齢で発表されたこともあった。公式には小学校4年生くらいの年齢の子供たちに読んでほしいという作者の想いがあり、のび太の年齢は10歳小学4年生である。誕生日は9月3日生まれで、将来のお嫁さんの源しずかの誕生日が5月なので少ししずかちゃんの方がお姉さんである。

野比のび太が生まれた日に野比のび太が過去の家を見に行く話がある。テレ朝動画でのタイトルは「ぼくの生まれた日」である。この動画や漫画を読むと野比のび太の名前の経緯などがいろいろ描かれている。各学年向けの学習漫画に描かれていたこともあり、のび太の生まれた年が昭和37年・昭和39年という画像が見つかった。誕生日は9月3日だが、生まれた年は明確になっていない。

【野比のび太の年齢や誕生日】のところで触れてしまったが、小学4年生のストーリーが主として描かれている。後半になってくると小学5年生と言う記述もある。10歳の小学生と言う点で考えると、誕生日が9月3日の野比のび太が10歳でいる時期は小学5年生の時期もあるからではと言う推測もあった。

子供の発育に関して、どうしてもいう事を聞かない子供がいる。親の躾の責任と言われることもある。事実そういう躾のできていない家庭もあるが、中には発達障害が疑われるケースがある。発達障害とは脳が一般的な子供とは違う働きをしてしまう時に見られる症状である。一言で発達障害といっても注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、自閉症、アスペルガー症候群、チック障害、吃音（症）などいろいろである。

発達障害を描いたドラマは多く山崎賢人が自閉症スペクトラムの医師を演じた「グッドドクター」篠原涼子が自閉症の息子を育てる「光とともに」香里奈が知的障害を持つ母親の出産・育児に奮闘する姿を描いた「だいすき！」などがある。発達障害を描く作品の多くは、子育てに特化したものが多く子育てのその後、成人した発達障害の人物を描くものは少ない。

野比のび太は勉強のできなさゆえに、発達障害ADHDではないかと言われている。発達障害ADHDとは何なのかについて確認する。注意欠如・多動性障害（ADHG）を調べると自分もこれに当てはまると考える人も多い。料理中に床の汚れが目につき、料理をほったらかしで床掃除を急に始めてしまったりするなどのケースも注意欠如・多動性障害（ADHG）の中では報告されている。

気になることが出来たら、何かしていてもそれをやらないと気が済まなくなる。逆にやり始めたらだれが何を言ってもそれをやり続けるなど、他に注意が向かなくなる症状もある。野比のび太も思いついたら、やっていたことを放り出し急にドラえもんに「○○の道具を出してほしい」と言いだす事もある。勉強をし始めてもすぐに飽きて止めてしまったり、逆に父と母が心配しても止めなかったこともある。

この症状はマイナスに捕らえがちであるが、並外れた集中力・こだわりなどは多くの天才を生みだしている。学習障害で文字が読めないトムクルーズ、一つの事に強いこだわりを見せて突っ走ってしまう黒柳徹子、NHKドラマ「透明なゆりかご」の作者沖田×華は自身の経験を作品にしている。今のように研究が進んでいなかった時代の美術・音楽・スポーツの分野でも「もしかしたら」と推測される著名な芸術家も多い。

発達障害と呼ばれるものの中にディスレクシア（英語: dyslexia）と呼ばれるものがある。この症状が一番野比のび太が近いのではないかと言われている。普通の会話や日常生活にはまったく普通である。しかし読み書きが苦手で、誤字脱字が多く、野比のび太は漫画の中で鏡文字を書いたりしている。読むことも文字を間違えて読んだり、読むのが遅かったりする。

野比のび太はテストでの誤字脱字が多く、言葉がしゃべれない世界になった時に「こんにちは」と書くべきところを「こんにちわ」と書き担任の先生に叱られ指導される。また買い物に使える小切手の道具を使う時も、数字の0を多く書いてしまったりすることもあった。単に注意力散漫ともいえるが、良く調べると病気のせいで上手にできないだけだったという事もある。

その他に空間認識能力・丸暗記することなども苦手である。この症状の人は本人は真面目で一生懸命にやっているのにそれをわかってもらえず苦しみ、不登校、うつ病などの別の症状を引き起こす事もある。黒柳徹子がトモエ学園に出会ったように、パニック障害だった星野源が自由の森学園で新しい道を見付けたように、いろいろな可能性が探せば見つかる事もある。

のび太・ジャイアン症候群は、軽度の発達障害を研究している司馬クリニックの院長である司馬理英子氏の命名したものである。司馬氏はアメリカでの研究をしていた。それを日本人のほとんどが知っているといっても過言ではない「ドラえもん」漫画の登場人物の名前を利用した。野比のび太とジャイアンの関係からいじめ問題を考えるというものだ。まだ人間の脳についての研究は完璧ではない。

分からないことも多い分野である。なのでこの著作に対して賛成を唱える意見もあるが、反対とする意見もある。それを踏まえて概要を話すと、漫画「ドラえもん」の野比のび太とジャイアン（剛田武）に典型的なADHD（注意欠陥・多動性障害）の兆候が見られるという。このADHD（注意欠陥・多動性障害）には様々な現れ方がある。

今回、このまとめではジャイアンに現れる形を中心に見ていく。多動・衝動性優勢型（ジャイアン型）この型に分類される人は「気が短くてすぐキレる・癇癪持ち」怒りの感情がコントロールできない点などがあげられている。更に後になってそれを覚えていないという人も少なからずいるのだという。反対に不注意優勢型（のび太型）については不機嫌になるが内にこもるようなメソメソした感情に支配されるという。

この本のレビューをいくつか見たが、まだこの理論が完璧というわけではない。けれど難しい脳科学の問題を多くの人に知らしめる素材として「ドラえもん」の野比のび太とジャイアンが使われたことは、それだけ「ドラえもん」の認知度が高い事を表している。

野比のび太の家系は「のび」と言う言葉を入れるのが多いようである。野比のび太の祖父の名前は「のびる」代々「のび」は受け継いできたようだ。野比のび太の父親が野比のび太に命名するシーンが単行本2巻にある。「健やかに大きく…伸びてほしい」妻にそう語る父親の名前は、野比のび助である。「のび」を受け継ぐという話はしなかったが、野比のび太の息子の名前も「ノビスケ」と未来のシーンで明らかにされた。

後日談であるが、野比のび太の父親の名前と野比のび太の息子の名前を同じにしてしまったことを、作者の藤子不二雄は途中で気が付いたそうである。「祖父の名前を受け継ぐことはよくあること」としてその後も変えなかったそうだ。

野比のび太の父親のび助が片岡玉子にプロポーズするストーリーがある。この話ではプロポーズをしてきたのは父親の方だと言い張る玉子と、玉子がプロポーズしてきたと言い張る父親の主張のどちらが正しいのかをドラえもんと野比のび太が確認しに行くという筋書きである。この中でなかなか玉子に思いを伝えられない野比のび太の父親のび助のクズっぷりが描かれる。

「ドラえもん」のストーリーの中で何度か野比のび太がのび助の会社に行くシーンがある。長い連載なので会社名は3社くらい違う名前で出ているという。その中で共通しているのがのび助の会社は商社であるという事である。勤務先は商社でありサラリーマンである。出張やゴルフなど接待などのシーンも描かれるため、中堅から大手企業ではないかと言われている。

野比のび太の父親の年齢は漫画では玉子よりも2つ年下の36歳、玉子の年齢は38歳となっている。アニメでは父親の方が3つ年上で年齢は41歳となっているのだが、玉子の年齢は38歳でどちらも変わらない。のび助と玉子が入籍したのは1959年11月3日。二人の出会いは玉子が落とした定期券をのび助が拾ったことだったという。この年齢で、商社勤務。年代は1970年代である。この2点から年収を調べる。

1960年代半ばの家庭で欲しい商品が戦後の家庭の三種の神器に次いで言われていたのは、カラーテレビ・クーラー・自動車である。のび太の家にはカラーテレビはあるが残り二つはない。車に関してはのび助も玉子も免許証を取得していないためで車はない。クーラーも一般家庭に多く設置し始めたのは80年代になった頃である。電車の冷房に至っては1990年代まで全車両ではなかった。

ドラえもんの中では、スネ夫・しずかちゃんの家にはあるようだが、ジャイアン・のび太の家にはクーラーがないようだが、この時代では普通である。のび太の家は貧乏という事もない。のび太の父親の年収については公式に650万円と言うデータがある。高度経済成長期でもあるのでこの後も大きく収入の伸びる年代である。

野比のび太の父親である野比のび助と結婚し、野比のび太が生まれるまでは、玉子さんと呼ばれていた母親。野比のび太の父親の野比のび助とのデートシーンでも名前を呼ぶシーンがあった。母親の名前については「のぶ子」という説も見られた。これは母親の名前が掲載されるときに出てくる母親の従姉妹の名前が「のぶ子」で雑誌掲載の時に誤植されたことからくる混乱である。

野比のび太は眼鏡をはずすと目が3の文字のような顔で描かれたことがある。これは藤子不二雄漫画に出てくるメガネをかけた登場人物に多く共通している。けれど母親の玉子に関しては、メガネを外すととてもかわいい素顔が出てくる。ただこれも作品によって異なっている。アニメでは美人のことが多いが、漫画だとのび太同様に3で描かれることもあった。

大人になった野比のび太がどんな職業についているのか。実はいくつかの説がある。都市伝説の科学者になってドラえもん作りに励んだというのも好意的に受け止められている。アニメや漫画で出てきたのは父親のようなサラリーマンと言うケースもあった。夢があると言われたのは、「劇場版ドラえもん」で多くの世界を見てきた野比のび太が、環境省の職員となり環境のために働いているというケースである。

このストーリーは2014年5月30日放送の「のび太の１００点 ２５年後の大事件」で出てきた大人ののび太のストーリーである。環境省の環境保護局の自然調査員という仕事は、机に座っての事務仕事よりもあちこちを見て回る野比のび太らしい仕事だと話題になっていた。このストーリーののび太は、過去の自分の成績を息子にごまかして伝えていたというちょっとズルいところを見せる。

ドラえもんのそもそもの始まりは、ダメなまま大人になった野比のび太である。父や母の援護を受けて会社を興して働き、ジャイアンに押し付けられてジャイアンの妹ジャイ子と結婚した。誰かに押し付けられたり、援助してもらうだけの野比のび太がたどる悲惨な未来。それを打開するために子孫のセワシと言う少年がドラえもんを連れてやってきたことだった。

ドラえもんが未来から来て、いろいろな事件があって、みんなの未来が良くなっていく。嫁の貰い手がなかったジャイ子はドラえもんの道具のおかげで、同じ漫画好きのボーイフレンドが出来た。野比のび太も自分で頑張る事を覚え、大人になっていく。ただ情けない点は残っている。未来の野比のび太が山で遭難したしずかちゃんを助けに行く話がある。

しかし、しずかちゃんが遭難した事を知った時のそのままの格好で、どこでもドアからしずかちゃんのところに向かうのび太。持ってきた地図は世界地図、どこでもドアの場所も見失い準備万端で来たしずかちゃんに助けられたという話がある。普通なら「こんな情けない男」と見放されるのであるが、しずかちゃんの性格上こんなのび太を見捨てられなくなったのである。

のび太の結婚に関して、しずかちゃんの遭難事件で、後先考えずに自分のために雪山にやってきたのび太の気持ちに感謝した。そしてダメダメなのび太を自分が支えなければいけないという気持ちになった。捨て犬を見付けて自分が保護しなければいけないという思いに近い気持ちでしずかちゃんは結婚相手にのび太を選んでくれたのだった。

しかしそんなしずかちゃんが、のび太との結婚をやめると言い出したシーンがある。「のび太の結婚前夜」に収録されている話である。一人娘で大切に育てられたしずかちゃん。両親を残してお嫁に行く事が正しいのか悩んでしまい、父親に相談するシーンがある。その時のしずかちゃんの父親の言葉が「ドラえもん」の中の名言としても有名である。

「ドラえもん」は1973年に日本テレビでアニメ化されたのが最初である。日本テレビ系では「一休さん」の声の太田淑子がのび太の声を担当した。参考までにドラえもんは1～13回までは富田耕生それ以降は野沢雅子が演じていた。ここでは、テレビ朝日系のアニメで声を担当した小原乃梨子と大原めぐみについて紹介する。

テレビ朝日での1期の放送は1979年から2005年まで続いた。日本テレビ版でのび太の母玉子を演じテレビ朝日系ではのび太を演じることになった小原乃梨子は1935年10月2日東京生まれの声優・ナレーター・朗読家である。夫はアニメも手掛ける演出家・息子はアニメーターというアニメ一家である。

芸歴が昭和時代からの売れっ子である小原乃梨子は、たくさんの出演作がある。櫻井翔が実写版主演で話題になったタイムボカンシリーズでは深田恭子が演じたドロンジョの声。「未来少年コナン」のコナンの声などアニメの声やレンタルビデオなどがなかった時代。映画の吹替などもこの女優の声は、この声優と言う形で担当していた。小原乃梨子はブリジット・バルドー、ジェーン・フォンダなどいろいろ活躍していた。

2014年11月22日に一斉にドラえもんの声優が変わるという告知がされた。大山のぶ代をはじめとした声優陣が離れるのを惜しむ声もあった。同じ長寿アニメのサザエさんのメンバーが声優の訃報などで亡くなって交代していた。それよりも新しい世代にバトンタッチする方がいいと思うファンの声もあった。新しい声優はオーディションで選ばれ、ドラミちゃんはタレントの千秋など、芸能人の応募も多かったという。

2期の野比のび太に選ばれたのは大原めぐみである。1976年4月16日生まれの声優である。小学校1年生の頃父の希望で児童劇団に参加しCMでエキストラ程度の役を演じたことがあるという。その後は学校を卒業後、美容師になり子供を出産してから、声優になるために養成所に通ったという女性である。2005年に29歳という年齢でゲーム『THE 鑑識官』の鑑太役で声優デビューをした。

そして当時行われていた「ドラえもん」の声優オーディションでデビューしたばかりで野比のび太の声を射止めた。そんな状況なので、端役としてのアニメ参加はあるが大きな役は他にはない。野比のび太というキャラクターの存在が大きくてバラエティなどにも野比のび太の声優としての出演も多い。

のび太の本当の年齢、学年については実は明らかにされていない。学年に関しては4年生から5年生になるまでの10歳の時代と考えるのが妥当である。誕生日は8月7日でこれは固定している。けれど生まれた年は諸説ある。漫画の中の生まれた年が雑誌によって違うものがあった、昭和39年は単行本に収録されているものである。

「彼女は俺が護ってやらなきゃダメなんだ」と結婚を決意する男のドラマなどはよく見る。しかししずかちゃんはダメダメなのび太を見て自分が護らなければと思ってしまったというのが二人の結婚の決め手だった。

一人娘をお嫁に出すしずかちゃんの父親。子供の頃これを読んだ世代が、自分も父親になって娘を嫁に出すその時にこのセリフを言えた事をすごいという意見もある。子供の誕生日がくるその度に増えていく思い出の年月、手放す側に立った時にこの言葉の重みが分かるという。

1969年から小学生向けの学習雑誌で連載された漫画ドラえもん。最初の読者層は2019年では還暦と呼ばれる60歳を超えた年齢となっている。子供の頃に触れるキャラクターはその親世代にも広がるため、多くの年代の人がドラえもんを知っている。今は世界中にもファンを持つドラえもん。このままいつまでも愛されるアニメであってほしいという意見も多くある。