2019年10月27日公開
2019年10月27日更新
【コードギアス】ルルーシュ・ランペルージとは何者?名言や映画での結末も紹介
コードギアスの主人公として登場するルルーシュ・ランペルージはその複雑な境遇から作中では非常に分かりにくい立ち位置のキャラクターの1人です。基本的にコードギアスの物語は彼の視点で描かれる事になるので今後展開されるコードギアスシリーズを把握する意味でもルルーシュ・ランペルージの立ち位置をしっかりと認識しておく必要があります。今回はアニメ・コードギアス反逆のルルーシュの主人公ルルーシュについてプロフィールからアニメ・映画作中での名言、声優までまとめて紹介していきます。
目次
ルルーシュ・ランペルージが登場するコードギアスシリーズ
コードギアスシリーズの概要
コードギアスシリーズは2006年に放送を開始したアニメ「コードギアス叛逆のルルーシュ」を起点に展開される作品群の事です。アニメを原作にしながら映画やゲーム、漫画、小説、ドラマCS、ミュージカルまで幅広く展開されているシリーズで、最新作コードギアス復活のルルーシュは2019年2月に公開されたばかりと非常に息の長いコンテンツになっています。
シリーズ①テレビアニメ版「コードギアス」
コードギアスシリーズの原点となったのがテレビアニメ版コードギアス反逆のルルーシュです。2006年10月から2007年3月までの2クール放送されたアニメで、非対称戦争の要素を盛り込んだ政治色、社会派な作風をしながらもそれを娯楽作品として扱う事、今回紹介するルルーシュを始めとする人気キャラクターから高い注目を集める作品となりました。
アニメ終了後には2期となるコードギアス反逆のルルーシュR2が2008年4月から9月にかけて放送、1期の最終決戦から1年後を舞台にさらに物語が幅広い展開を魅せて注目を集める作品となりました。ルルーシュ・ランペルージの物語としてはこのアニメ版の時点で一応の完結を迎えています。しかしこのアニメの人気から小説や漫画なのでルルーシュ・ランペルージ以外を主人公として物語などが展開されていく事になるのです。
シリーズ②コードギアス 亡国のアキト
大人気を集めたコードギアスシリーズの世界観を継承する形でOVA記念上演という形で新しく展開されたのがコードギアス亡国のアキトです。世界観を継承しながらも独自の要素も盛り込む形で展開される新シリーズとして展開、全5章が順に公開されていく形で展開されています。余談ですがこの作品に限り主人公はルルーシュではなく日向アキトというキャラクターです。
物語としては反逆のルルーシュが「エリア11とブリダニア」を主な舞台としているのに対し、亡国のアキトではヨーロッパを舞台にしており、時期としては反逆のルルーシュ(第1期)の後、コードギアス反逆のルルーシュR2との間に合った1年間の空白の時期のお話となっており、ルルーシュやスザクも形を変えて登場、物語を盛り上げるのに一役買っています。
余談ですが、コードギアス亡国のアキトは正当な続編扱いではなくスピンオフ作品であり、本編とは一部設定が矛盾する点や亡国のアキト独自の解釈なども生まれています。物語の形式上は時間軸的に後になるR2に繋がる側面も持ち合わせていますがあくまでもスピンオフ作品です。同じような形で展開される「コードギアス反逆のルルーシュナナリーinワンダーランド」なども展開されています。
シリーズ③コードギアス 反逆のルルーシュ
コードギアスシリーズの生誕10周年を記念し、2017年から2018年にかけて新たな展開を見せたのが映画版コードギアス反逆のルルーシュです。基本的にはアニメの内容を再構築する総集編ですが、新規カット、セリフを増やし全体的に1つの物語としてより完成度の高い映画として展開されました。映画版コードギアス反逆のルルーシュは全3部作で、それぞれに「興道」「叛道」「皇道」というサブタイトルがつけられています。
アニメでは前半に存在した日常回の削除や大きな変更点となったシャーリーの存命など、物語の本筋は変わらないまでも大きな変更点も多くなっています。ただそれらは復活のルルーシュに繋がる伏線だけではなく、再構築によって生まれたものも多いです。映画ならではの幕引きを迎えているのも大きな特徴となっており、復活のルルーシュへと繋がる伏線となる映画になっています。
シリーズ④コードギアス 復活のルルーシュ
上記の映画版三部作のラストで発表される形で制作発表されたのが完全新作となる映画、アニメでいうR2、映画でいう皇道のその後を描く形の物語になった映画、コードギアス復活のルルーシュです。2019年2月に公開され完全新作映画という事もあり注目を集める作品となりました。形式上、アニメ版ではなく映画版のあらすじの続編となっており、映画版で変更された点などは復活のルルーシュでも継承されています。
上記の映画版を含めてスタッフは再集結して制作された新作映画で、声優も基本的に変更はありませんが、黒の騎士団の1人、玉木真一郎の声優を務めた田中一成さんは既に亡くなってしまっていた事を受けて、檜山修之さんが代役を務めるなど一部スタッフ、声優も変更されています。
ルルーシュ・ランペルージとは何者?
ルルーシュ・ランペルージのプロフィール
ルルーシュ・ランペルージは本名ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアと言って神聖ブリダニア帝国の第11皇子で第17位の皇位継承者となっています。ルルーシュと妹のナナリーは外交の道具として日本に送り込まれますが、その1年後にはブリダニアが日本に侵攻、ブリダニア公式的には死亡扱いを受けます。以降ルルーシュはルルーシュ・ランペルージと名乗るようになりアッシュフォード学園に通う高校生として生活を送るようになります。
頭脳明晰で容姿端麗、学園では生徒会の副会長を務めてる優等生です。運動能力は高くありませんがその分心理戦や戦術、戦略眼に秀でておりチェスが得意です。その他、数字で分かるプロフィールとしては身長は178cmで血液型はA型、誕生日は皇暦2000年12月5日だと言う事です。ちなみにアニメと映画版で交友関係に少し変更があり映画版ではシャーリーと軽く交際中という設定が追加されています。
基本的には理性的で自尊心が高い性格をしており、上記の経緯もあってルールや常識には全く囚われないですが、個人間の約束はどんな些細な物でも守ろうと善処する義理堅い一面も持ち合わせています。本質的には自らのエゴを通したいワガママな性格で決して聖人君子ではないとも言われています。
ちなみに作中でルルーシュ・ランペルージが搭乗する機体としては、最初がブリダニアの主力ナイトフレームだった第五世代のサザーランド、グラスゴーをコピーした日本製のグラスゴーである無頼のゼロ専用機、試作機を強奪する形で2人で操縦する珍しいナイトフレームであるガウェインをC.C.と共に乗り、ルルーシュ専用の指揮官機として制作された純日本製ナイトフレーム、蜃気楼などがあります。
ルルーシュ・ランペルージが戦う理由
出典: https://eiga.com
ルルーシュ・ランペルージが立ち上がった理由は上記のような経緯によって母を亡くし、妹のナナリーも車椅子生活を余儀なくされた上に精神的ショックで失明状態に陥ってしまった境遇にあります。特にナナリーを大切に思うルルーシュはナナリーを守るため、ナナリーの安全を確保する為にブリダニアと戦う事を決意するのです。そしてその決意を促したのが謎の美女C.C.との出会いと彼女に与えられたギアスの力でした。
表立って動く事の出来ないルルーシュ・ランペルージは仮面をかぶり「ゼロ」と名乗ってイレブンと呼ばれるようになった日本人の反乱軍に加わるとその才覚で瞬く間にリーダーに上り詰めます。ルルーシュ・ランペルージは親友であるスザクとの決別を選んででも戦う道を選び、ギアスの力も借りた二重生活を送る事になるのです。
ルルーシュ・ランペルージが死亡した理由
ルルーシュ・ランペルージは様々な手段を用いてついにはブリダニアの皇帝にまで上り詰めます。皇帝となったルルーシュは財閥解体に貴族制度の廃止などなど既存権力となる存在を徹底的に排除していきます。当然反感をかうその行動は結果として最愛の妹であるナナリーとの対立にも繋がります。そうまでしてルルーシュ・ランペルージが行おうとしたのは人々の憎しみを自分1人に集める事でした。
そして憎しみの象徴となったルルーシュ・ランペルージは自らを親友であるスザクが扮した「ゼロ」に殺させる事で誰もが憎み合う事のない平和な世の中を作ろうとしていたのです。ルルーシュとスザクの計略「ゼロレクイエム」は見事にハマりルルーシュは自らの命を代償にするのでした。
当初、ルルーシュの戦う目的はナナリーが平和に生活出来る事でしたが、それを起因とする一連の行動の結果、ナナリーと対立する事になってしまい、一時自暴自棄になりましたが、その後、既にこの戦いがナナリーの安全を確保する以上の意味を持っている事を悟り、その目的が世界平和へと変化した結果の行動となっています。
ルルーシュ・ランペルージの生存説が囁かれていた
近年の作品では類を見ない主人公の死を持って終わっていたコードギアス反逆のルルーシュR2。亡国のアギトでルルーシュ・ランペルージ以外に主人公を立てた事もやはりルルーシュ・ランペルージは死んだという印象を与える役割を果たしています。しかしその一方でルルーシュは生きているのではないかというファンの声も存在していました。最後のシーンでC.C.が乗る馬車の御者がルルーシュなのではないかと考えられたのです。
特に人智を超えた力であるギアスを使えばあの状況からでも生存出来るのではないかという声が多く、またゼロレクイエムもその目的は「悪の権化とも言える皇帝が死ぬ事」であって、ルルーシュ・ランペルージが死ぬ事ではないとする説などもありました。実際復活のルルーシュが発表された事で何かしらの形で生き返る、復活すると見たファンが多くなりました。
ルルーシュ・ランペルージの名言集
ルルーシュ・ランペルージの名言①「それにおれたちが泣いたって…」
出典: https://abema.tv
ルルーシュ・ランペルージは確かにブリダニアに対して恨みを抱いていましたが一方で聡明であるが故にただ立ち上がっても意味がない事を理解していました。ギアスを手に入れる前のルルーシュ・ランペルージはどこか虚無感のようなものを感じているような状態で、クロヴィス殿下の会見に対して黙祷をしない理由を同級生のリヴァル聞かれた際にこう答えていました。
ルルーシュ・ランペルージの名言②「王様から動かないと…」
ルルーシュ・ランペルージのポリシーの1つがこの名言です。チェスの代打ちを頼まれた際、ルルーシュはキングからコマを動かし始めました。チェスでも将棋でも王から動かす事は滅多にないのでリヴァルにその理由を聞かれた際に答えたものです。このポリシーはルルーシュ・ランペルージがゼロとして黒の騎士団を率いるようになっても常に最前線に出て戦おうとするなど常に変わらず保たれています。
ルルーシュ・ランペルージのギアスを使えば、誰かを傀儡としてトップに据え、自らは裏で暗躍する事も容易ですが、ルルーシュ・ランペルージは自分自身も目的の為のコマと考えて行動する節があり、自らをリーダーに据えた黒の騎士団でも積極的に行動、対外交渉などにも積極的に姿を見せて存在感を見せつけるなどしています。
ルルーシュ・ランペルージの名言③「なあ、ブリタニアを憎む…」
ギアスを手に入れた直後、クロヴィスの親衛隊と対面した際思わずルルーシュ・ランペルージの口からこぼれたのがこの名言です。これまで溜め込んでいた想いが溢れたこの名言はルルーシュが立ち上がる事を意思表示したセリフでもあります。ただ同時に心の中にある葛藤の一端を現した言葉だとも言われ、深い意味を持つ言葉だと考えられています。
ルルーシュ・ランペルージの名言④「あの日から俺はずっと嘘を…」
ルルーシュは自らの生い立ちに絶望し、自ら嘘で塗り固める事で生きてきました。そうしなければ自身の無力さに苛立ちを隠せなかったのです。しかしルルーシュはギアスを手に入れました。これはC.C.からギアスを与えられ、立ち上がる事を決意したルルーシュのブリダニア、今の世界秩序を壊す戦いの始まりを告げる名言です。
ルルーシュ・ランペルージの名言⑤「戦術的勝利なんて…」
最終的に戦いに勝利し、皇帝の座につく事になるルルーシュ・ランペルージですが、その道は決して平坦だったわけではありません。特にスザクがランスロットに乗るようになってからは時に作戦を失敗に終わらせられるだけでなく、自ら乗るサザーランドを再起不能直前まで追い込まれた事もあるのです。これは紛れもない戦術的には敗北した例です。
ただただでは転ばないのがルルーシュ・ランペルージという男です。彼の立てた作戦は崩壊しましたが組織として戦略的に重要な目的は達成しています。ルルーシュは個人での敗北よりも組織としての勝利を見据えているのです。自分の敗北だけなら負け惜しみになってしまうセリフですが、逆にいえばランスロットをひきつけていたとも言えるので名言として扱われています。
ルルーシュ・ランペルージの名言⑥「生きろ!」
ルルーシュは目的の為なら手段を選ばない非情な面を持ち合わせているのが魅力です。ただ冷徹無比かと言えば決してそんな事はなく、ナナリーやスザクなど本当に大切に思っている相手には例え自分が不利になろうともギアスを使おうとしませんでした。一方、スザクはゼロを捕まえる事に必死になりすぎるあまり自らの命も犠牲にする事を厭わない「死にたがり」と言われる状態に入っていました。
自らの起こす戦いでスザクに死んでほしくないルルーシュ・ランペルージ、ゼロを捕まえる事に執着するスザク、2人の相容れない想いについにルルーシュ・ランペルージはスザクにギアスをかけます。それがこの名言です。もちろんこの時もっと他のギアスをかける事も出来たわけですが、ルルーシュはスザクに命を大切にしてほしいと考えての事でしょう。
ルルーシュ・ランペルージの名言⑦「さようならユフィ…」
コードギアスにおける悲劇の1つに数えられるユーフェミアに対してのギアスの暴走。ルルーシュのギアスの力の暴走によってユーフェミアはそれまで説いていた融和政策を一転、その政策を信じて集まった人達を虐殺するという行動に出ます。これは全てルルーシュのギアスの力ですが、一度かけたギアスはルルーシュにも解くことが出来ません。ルルーシュはユーフェミアを止める為、ゼロとして彼女に銃口を向けるのです。
ユーフェミアはルルーシュの事に異性として好意を抱いていました。一方で恋愛感情に鈍感なルルーシュ・ランペルージをして「初恋」だったと言わしめている事を考えると2人は初恋同士だったと考える事が出来ます。そんな2人がこのような事になってしまったのはまさに悲劇と言えます。
ルルーシュ・ランペルージの名言⑧「一度しか言わないぞ…」
ルルーシュ・ランペルージは基本的に他人に対して素直に感情を出す事はありません。ルルーシュ・ランペルージとしている時もゼロでいる時もどこかで演じている節があり、感情的になる事はあってもその多くは激情によるものです。しかしそんなルルーシュ・ランペルージが唯一心から素直に言葉を発する事が出来る相手がC.C.でした。自らを助ける為に無理をしたC.C.に対してしっかりと感謝の言葉を述べる名言となっています。
ルルーシュ・ランペルージの名言⑨「黒の騎士団に…」
ゼロの正体がルルーシュ・ランペルージであるという事は敵はもちろんですが、味方である黒の騎士団ですらごく一部の者しか知らない事実です。それ故に黒の騎士団ではどうしてもゼロに対しての反発心などを覚えるタイミングが多くなっています。そんな場面でルルーシュ・ランペルージがゼロとして発したのがこの名言です。この名言で部下の反発は収まりを見せるのでそのカリスマ性が発揮される名言となっています。
ルルーシュ・ランペルージの映画「復活のルルーシュ」での結末
コードギアス 復活のルルーシュのあらすじ
コードギアス復活のルルーシュの物語はR2でのゼロによってもたらされた平和から1年後の光和2年。C.C.はルルーシュを復活させる為に行動していました。C.C.の目論見は失敗し、ルルーシュは幼児退行した不完全な状態で復活。C.C.はルルーシュを完全に復活させる為、中東を目指して旅に出ます。
一方その頃、ゼロレクイエムによって皇帝ルルーシュを討ち取ったスザクはゼロとなり、世界人道支援機関の名誉顧問に就任し活動していたナナリーを支えていました。難民キャンプの視察に出向いた際、彼らはジルクスタン王国の襲撃を受けて拉致されてしまいます。2人の救出の為、行動を開始したカレン、ロイド、咲世子はそこで偶然C.C.とルルーシュと合流する事になるのです。
コードギアス 復活のルルーシュの結末
完全復活を果たしたルルーシュの活躍もあって無事に戦いは収束、スザクとナナリーも助け出されます。ナナリーはゼロレクイエムの際に真意に気づけなかった事を謝罪しもう1度一緒に暮らす事を望みますがルルーシュはそれを拒否、姿を消し再び旅に出ようとしていたC.C.に合流し今後はL.L.と名乗ると言って2人で旅に出ました。
次回作があっても不思議ではない終わり方をしている本作ですが、2019年10月現在復活のルルーシュに続く新作作品に関しての発表は一切ない状態です。コードギアスシリーズの制作監督を務める谷口悟朗監督も「製作委員会の判断次第」とインタビューで答えており、今後の展開については不透明な状態です。
ルルーシュ・ランペルージのかっこいい魅力
かっこいい魅力①能力はギアス
ルルーシュ・ランペルージが世界を相手にする大事件を成し得た大きな要素になっているのがC.C.に与えられた力、ギアスの力です。ギアスとは別名王の力とも呼ばれる力で他人の思考に干渉する力を持っており、それぞれの所有者の願いや願望、素質によって異なった能力を得る事が出来ます。作中では「他人の思考を読み取る力」「記憶を書き換える力」などの能力が登場しています。
ルルーシュ・ランペルージのギアスの力は「絶対遵守の力」と呼ばれるギアスで、命じた相手に行動を強制させる非常に強力な能力になっています。しかし強力すぎる故に他のギアスにはあまり見られない使用条件もあり、「相手の目を直接見た状態で使用する事」「同じ相手に再びギアスをかける事は出来ない」などの条件が明らかになっています。もちろんこの能力はギアスを持つもの同士にも有効です。
かっこいい魅力②親友との決別
ルルーシュ・ランペルージにとって戦場で直接対峙する最大の敵となるのが親友のスザクです。スザクはまだエリア11が日本と呼ばれていた頃、ルルーシュ・ランペルージとナナリーが日本に移住した際に知り合い交友関係を構築。ブリダニアが日本に侵攻した際に生き別れになっており、ルルーシュがスザクと再会を果たした時、彼は名誉ブリダニア人として軍人になっていました。ルルーシュは期せずして親友と敵対する事になるのです。
ルルーシュ・ランペルージは何度かスザクを黒の騎士団に誘っています。ゼロとして誘った事も正体がバレ親友として誘った事もありますが、それも全てスザクには受け入れられず、彼らは対立する道を選ぶ事になります。ブリダニア人である事を嫌うルルーシュ・ランペルージと名誉ブリダニア人と言う難しい立場の中にいるスザクという対象的な2人のやりとりもルルーシュの魅力を大きく引き出しています。
かっこいい魅力③妹ナナリーに対する愛情
ルルーシュ・ランペルージは仮に自分1人だけであれば力を手に入れていても立ち上がらなかったかもしれません。彼がブリダニアに対して憎しみを抱く大きな要因になったのが妹ナナリーの存在だからです。ゼロとして戦場を駆けるようになった後もナナリーにとっては良き兄として接していました。その行動が例えナナリー本人に理解されなくともナナリーが幸せになる為に行動するというのがルルーシュ・ランペルージの魅力です。
ルルーシュ・ランペルージのアニメ声優
福山潤のプロフィール
ルルーシュ・ランペルージのアニメ・映画での声優を務めた福山潤さんは1997年に「月刊Asuka」のラジオCMナレーションのしごとでデビューしました。これまでに日本アニカン大賞男性声優賞、アニメージュ第30回アニメグランプリ声優部門、第3回声優アワード海外ファン賞を受賞するなど数々の賞を受賞した実績を誇る声優さんです。
普段は優しい青少年やおちゃらけた役の声優を務める事が多いですが、男性としては比較的高めの声質をいかして女性キャラの声優を担当したり、声質を抑えてクールなキャラや熱血漢、果ては悪役まで実に様々なキャラクターを演じる声優さんです。また主人公の声優を務める機会も多いですが、ルルーシュがそうであるようにどこか王道から離れた闇属性の強いキャラクターの声優を担当する事が多いのも特徴的です。
ちなみに「コードギアス反逆のルルーシュ」にてルルーシュの声優を担当した際、福山潤さんはスタッフから「出来るかぎり低い声で」と求められて苦労して演技したとインタビューで答えていました。しかし映画版や「復活のルルーシュ」で久しぶりに声優として演じたルルーシュでは他のキャラクターで低い声を出すのに慣れてスムーズに声が出せたというエピソードが残っています。
福山潤の主な出演作品
福山潤さんがこれまで声優として出演した作品としては、アニメ初主演となった「無敵王トライゼノン」の神威章役、「かいけつゾロリ」の子供の姿になったゾロリ役、「巌窟王」のアルベール・ド・モルセール子爵役、「いぬかみ」の川平啓太役、「武装錬金」の武藤カズキ、「プリンセス・プリンセス」の河野亨役、「黒執事」のグレル役、「マクロスF」のルカ役などがあります。
近年声優として出演した作品としては、「明治東亰恋伽」の藤田五郎役、「W'z《ウィズ》」のレイジロウ/荒城令次郎役、「ブラッククローバー」のフィンラル役、「覆面系ノイズ」の黒瀬歩役、「ハンドシェイカー」のブレイク役、「おそ松さん」の松野一松役、「暗殺教室」の殺せんせー/死神役、「ワールドトリガー」の烏丸京介役、「からくりサーカス」のアルレッキーノ役などがあります。
ルルーシュ・ランペルージに関する感想や評価
復活初見時ルルーシュさんが最後また消えていなくなってしまうんじゃないかってそればっかり心配してて、見終わったあとルルーシュさん死ななかったよかったー!!ってのが一番強かったからそこまで情緒がまわってなかった
— 夕間(ゆうま) (@mitomo_yuuma) October 25, 2019
ここからは既にコードギアスを視聴した人のルルーシュ・ランペルージに対しての感想を紹介していきます。復活のルルーシュが公開されると発表された際にはやはりどのような形のストーリーになるのか注目を集める事になったのですが、復活のルルーシュは概ね好評でルルーシュ・ランペルージの死で終わる形になっていたR2よりスッキリした終わり方だったとする声が多くなっています。
元々R2終了時点でルルーシュ・ランペルージは生きているのではないかという生存説が唱えられていた事もあって復活のルルーシュの発表は驚きよりもどういうストーリーになるのかを楽しみにする声が多く、どのタイミングでルルーシュ・ランペルージが復活するのかを楽しみにしていたという声も多くなっています。
今日の井戸端会議はギアス能力
— 白馬 (@NotHAKUBA) September 4, 2019
ルルーシュだけ制限が酷いのはそれだけ力が強いからと思うんだけど、しっくりこない。そもそも能力とは何かとそこから定義がほしい。ギアスは能力でいいよ。定義はそこじゃない。設定がちゃんと出ていないんだよね。アニメだから仕様だけど。小説もすっきりしない。
コードギアスにおいてルルーシュ・ランペルージを始め複数のキャラクターが使用するギアス。しかし実の所アニメや映画ではしっかりとした設定が登場しておらず、ギアスとは何なのかが分からないという声も多いです。特にルルーシュ・ランペルージのギアス以外に条件や制約なども明らかになっておらず、ルルーシュ・ランペルージのギアスだけに制約や条件があるのはなぜなのかを描いて欲しいという声も多いです。
ギアスはコードギアスにおいて重要な核となる要素であり、コードギアスシリーズはルルーシュ・ランペルージを主人公とはしないスピンオフ展開なども豊富である事から今後新たなスピンオフ作品などでも良いので詳しく語るようなシリーズをやってほしいという声も多くなっています。
ルルーシュって福山潤かよ!
— ありすのみぃ (@sushicolla2018) October 25, 2019
そりゃあ人気だろー、かっこよすぎるもん
ルルーシュ・ランペルージの声優を福山潤さんが務めた事に対してルルーシュ・ランペルージのイメージにぴったりすぎるという声が多いです。元々コードギアス反逆のルルーシュシリーズはアニメが原作である事もあって漫画や小説などの原作を持たない事が変にルルーシュ・ランペルージの声をイメージしていなくてスムーズに入ってきたという声も多くなっており、声優を務めた福山潤のイメージを象徴するキャラクターだとされます。
またルルーシュ・ランペルージの声優を務めたのを期に福山潤さんがそれまであまり演じる事のなかったクールなキャラや悪役などのキャラを演じる機会も増えた事からルルーシュ・ランペルージが1つの転換期になったのではという声も多く、福山潤さんの声優としての代表作としてルルーシュ・ランペルージの名前を上げる声も多くなっています。
ルルーシュ・ランペルージについてまとめ
ルルーシュ・ランペルージはアニメ「コードギアス反逆のルルーシュ」から展開されるコードギアスシリーズの主人公で作中数々の名言を残しアニメを代表する人気キャラクターになったキャラクターです。非常に魅力溢れるキャラクターであり、コードギアスのキャラクターはもちろん、アニメ全体の人気キャラクターとしても上位に名前が登場する程の人気キャラクターです。
コードギアス自体のストーリーは政治的な要素なども多く、多少難しい要素も持っていますが多少理解出来ない部分は合っても面白い内容なのは間違いない作品なので見る価値のある面白い作品になっています。まだコードギアスを視聴した事がないという人はぜひルルーシュ・ランペルージの活躍にも注目しながらコードギアスシリーズを視聴してみてはいかがでしょうか?