【鬼滅の刃】真菰は強くて可愛い少女!炭治郎を指導した理由と鱗滝との関係は?

人気少年漫画『鬼滅の刃』には、真菰という狐の面を被った少女が現れます。主人公の竈門炭治郎が修行で伸び悩んでいる時、錆兎と共に指導しました。真菰が丁寧に教えたことで、竈門炭治郎は現在鬼殺隊として活躍できています。しかし真菰はすでに手鬼に殺されています。ここでは、真菰が炭治郎に指導をした理由や、手鬼と戦った最後を紹介します。また、鱗滝左近次との関係性もまとめています。

【鬼滅の刃】真菰は強くて可愛い少女!炭治郎を指導した理由と鱗滝との関係は?のイメージ

目次

  1. 真菰とは?
  2. 真菰が炭治郎を指導した理由
  3. 真菰と鱗滝との関係
  4. 真菰の壮絶な最後
  5. 真菰に関する感想や評価は?
  6. 真菰は強くて可愛い少女!まとめ

真菰とは?

鬼滅の刃の作品情報

この記事で紹介する真菰は、『鬼滅の刃』という少年漫画に登場します。『鬼滅の刃』は、人を喰う鬼が登場するダーク・ファンタジーを描いた作品です。ここでは、『鬼滅の刃』がどんな作品なのかを詳しく紹介します。

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は、2019年にアニメ化されたことで大ヒットした人気作品です。2016年に週刊少年ジャンプの11号で第一話が掲載されました。作者は吾峠呼世晴で、JUMPトレジャー新人漫画賞で佳作を受賞した『過狩り狩り』が元となり、『鬼滅の刃』が連載されました。

現在では週刊少年ジャンプの中でも人気作品となり、スピンオフだけでなくコラボカフェやイベントなどが開催されています。さらに2020年には、無限列車編が映画化されることが決定しています。

鬼滅の刃のあらすじ

『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎は炭焼小屋の息子で、炭を売って暮らしていました。雪が多く降るある日、炭治郎はいつものように山の麓の里に炭を売りに行きます。しかし帰りが遅くなってしまい、山の奥にある家に帰ることができませんでした。翌日、家に帰ると一緒に暮らしていた母と弟妹が惨殺されていました。

かろうじて妹の禰豆子だけは息がありましたが、鬼の血を浴びてしまい鬼になってしまいました。鬼を討伐する組織・鬼殺隊の隊士である冨岡義勇は、鬼となった禰豆子を殺そうとします。しかし、禰豆子は飢餓状態であるにも関わらず、炭治郎を食べませんでした。義勇は、禰豆子が人を襲わないと判断し、鱗滝左近次という人物の元へ行くように言います。

炭治郎は鬼殺隊となって、禰豆子を人間に戻す方法を探すことにしました。炭治郎が禰豆子を連れて鱗滝の元を訪ねると、修行のテストから始まりました。なんとか炭治郎はテストに合格し、鱗滝の弟子として修行に励みます。鱗滝は修行の最後に大岩を斬るように言いました。しかし半年経っても炭治郎は大岩を斬る事ができません。そんな炭治郎の前に真菰と錆兎という人物が現れました。

真菰の容姿

真菰の容姿は、ミディアムヘアに眉上の短いヘアスタイルが特徴的です。顔は炭治郎が初めて真菰を見た時に「かわいらしい」と頬を染めるほど可愛い少女です。花柄の着物を着ており、鱗滝からもらった狐面にも花が描かれていました。

真菰の生い立ち

真菰の生い立ちははっきりと分かっていません。しかし、鱗滝は鬼に喰われて家族を失った子供達を引き取って育てていました。錆兎や冨岡義勇も家族を亡くして天涯孤独の身でした。真菰もまた孤児でありますが、錆兎とは兄妹ではないことが分かっています。

アニメ「鬼滅の刃」公式サイト

真菰が炭治郎を指導した理由

炭治郎の前に現れた真菰と錆兎

炭治郎は冨岡義勇の紹介で、鱗滝から修行をつけてもらっていました。鱗滝は炭治郎に基本的なことを教え、最後に大岩を斬る課題を残します。この大岩を斬らなければ、鬼殺隊の最終選別に行くことさえ許されません。鱗滝は、最後の課題を残したまま「もう教えることはない」と言って、あとは自主的な鍛錬に任せました。

炭治郎は当然岩を斬ったら刀が折れてしまうと思いましたが、それから鱗滝は本当に何も教えなくなってしまいました。炭治郎は仕方なく今まで鱗滝に習ったことを反復して鍛錬しました。しかし炭治郎は、最後の課題が出されてから半年経っても岩を斬ることができませんでした。炭治郎は、「頑張れ俺!!頑張れ!!!」と自分を鼓舞します。

そんな炭治郎の前に突然現れたのが、錆兎と真菰でした。錆兎は炭治郎に突然木刀で襲いかかってきます。錆兎は炭治郎に刀を持って戦うように言いました。しかし、炭治郎は自分は真剣を持っているのに、錆兎が木刀なのは分が悪いと思いました。それを聞いた錆兎は笑いながら、自分は炭治郎が斬れない岩を斬っただけの実力があると言いました。

得意分野を炭治郎に指導

錆兎はまず、炭治郎に呼吸術が全く身についていないことを指摘しました。炭治郎は知識として呼吸術を覚えただけで、それを実践出来ていなかったのです。錆兎は鱗滝が教えたことを体に染み込ませろと言って炭治郎を倒しました。炭治郎が目を覚ますと、真菰が側にいました。炭治郎は先程の錆兎の剣技が凄かったと興奮気味に語ります。

炭治郎は「あんなふうになりたい俺も、なれるかな?」と真菰に言います。すると真菰は、「自分が見てあげるからきっとなれる」と炭治郎に笑顔を向けました。真菰は炭治郎の悪い癖やムダな動きなどを的確に指導しました。戦いで重要になるのは呼吸です。特に全集中の呼吸を使うと、人間でありながらも鬼のように強くなれます。炭治郎はこれが苦手でした。

真菰は理屈が苦手な炭治郎にも分かりやすく説明します。このように、炭治郎に体で覚えさせる役割を錆兎が担い、丁寧な説明で理屈的に教える役割を真菰が担っていました。それぞれの得意分野を活かして、炭治郎の指導を行いました。

手鬼を討ちたかった真菰と錆兎

真菰と錆兎の正体は幽霊でした。幽霊になっても炭治郎の前に現れ、指導していたのです。『鬼滅の刃』では登場人物が鬼に殺されると、すぐにあの世に行くような描写があります。しかし二人はあの世に行かず、現世にとどまっていました。そのため、現世にとどまってまでやり残したことがあったのだと思われます。それが手鬼の討伐です。

実は鱗滝は、これ以上弟子達を殺されたくないと思い、炭治郎には絶対にこなすことができない課題を最後に出しました。しかし、鱗滝の意思とは反対に真菰と錆兎は炭治郎を指導します。それほど手鬼を討ちたいという思いが強かったのだと思われます。なぜなら、二人は最終選別で手鬼に太刀打ち出来ずに殺されてしまっていたからです。

こうして鱗滝の元へ生きて帰ってこれなかったことが無念となっていたと思われます。そのため真菰と錆兎は、炭治郎に手鬼を仕留める強さを与えるために指導しました。

指導は炭治郎の命を救うため?

真菰と錆兎による指導は手鬼を倒すためという理由もありますが、炭治郎の命を救うためでもありました。炭治郎が斬った岩は、錆兎や真菰、これまでの弟子たちが斬った岩に比べると一番大きな岩だったのです。錆兎は最終選別でほとんどの鬼を討伐するほどの力を持っていましたが、手鬼との戦いで剣が通らず、折れてしまったのが敗因でした。

手鬼は鱗滝が作った狐の面をつけた子供を狙って殺していたので、最終選別では炭治郎も確実に狙われます。錆兎は誰よりも大きな岩を炭治郎に斬らせることで、手鬼と戦うことになっても確実に討伐できるよう指導していました。そのため、錆兎は大岩を斬った炭治郎なら手鬼を斬り、生還できると確信していました。

また二人は鱗滝のことが大好きでした。もう最終選別で子供達を死なせたくないという鱗滝の気持ちを汲んで、炭治郎に対して徹底的に指導を行ったのです。真菰と錆兎の指導のおかげで、炭治郎は全集中の呼吸を使うと「隙の糸」の匂いが分かるようになりました。この「隙の糸」を見て炭治郎は手鬼を退治することができ、真菰や錆兎の無念を晴らすことができました。

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真菰と鱗滝との関係

真菰を引き取った鱗滝

真菰は孤児でした。孤児になった原因は分かっていませんが、鱗滝に引き取られて育てられました。そのため、真菰にとっては鱗滝の住む家が自分の家であり、鱗滝は家族のような大切な存在なのです。

真菰は鱗滝の弟子

鱗滝は真菰を引き取り、弟子として育てました。鬼殺隊の最終選別に行くことを許されたということは、修行中の炭治郎よりも実力は上だったことが分かります。また、真菰は見た目はかわいらしくてふわふわしたところがあるのですが、教育熱心なところがあります。そのため、生前も熱心に鍛錬に励んでいたと思われます。

鱗滝が大好きな真菰

真菰は鱗滝のことが大好きです。炭治郎との修行中には、「私達鱗滝さんが大好きなんだ」という言葉を度々口にしていました。炭治郎はこの言葉は真菰の口癖だと言っています。それほど鱗滝のことを尊敬していたことが分かります。鱗滝とは最終選別で「必ず帰る」という約束をしており、死んでもなお魂となって鱗滝の元へと帰っていました。

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真菰の壮絶な最後

呼吸を乱した真菰

真菰の最後が分かったのは、炭治郎が最終選別に参加した時のことです。最終選別は、鬼殺隊になるための最後の試験です。炭治郎は襲ってきた鬼を討伐することができ、修行の成果が出ていることを実感していました。すると、とてつもない異臭が漂います。その異臭の元が真菰を殺した手鬼でした。手鬼は炭治郎がしていた狐の面を見て、同じ狐の面の子供を13人喰ったと言いました。

その中に真菰がいたのです。真菰は小さくて力が弱かったのですが、それをカバーする速さを持っていました。手鬼は今まで喰ってきた子供達のなかでも、特に真菰と錆兎の最後を覚えていました。手鬼は炭治郎に、鱗滝の狐の面をつけているから狙われるのだから、鱗滝が殺したようなものだと挑発します。

これと同じ話を聞いた真菰は泣いて怒りました。真菰は大好きな鱗滝を侮辱されたことが許せなかったのです。しかし、この挑発によって真菰は呼吸を乱してしまいます。最後の試験で殺されてしまったのは、この手鬼の挑発による呼吸の乱れが原因でした。

最終選別で手鬼に殺される

鬼殺隊になるための最後の試験である最終選別では、真菰の殺され方も手鬼によって語られています。真菰は、呼吸を乱したことでいつもどおりの動きができなくなりました。手鬼はそんな真菰を捕らえ、手足を引きちぎったのです。

炭治郎は手鬼が真菰を殺した時の様子を語っている途中で攻撃を仕掛けたので、最後真菰がどうなってしまったのか詳しくは分かっていません。ただし、手鬼は炭治郎に13人喰った中に真菰がいると言っていたので、体をバラバラにした後に喰ったのだと思われます。このように、真菰の最後はとても悲惨なものでした。

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真菰に関する感想や評価は?

真菰は、錆兎に勝てない炭治郎に丁寧なアドバイスをしていましたが、結局のところ強くなるためには「死ぬほど鍛える」と答えています。しかしこのセリフは、炭治郎のために分かりやすく言ったものです。真菰はその前までどのように力を引き出すのかその理屈を説明していましたが、炭治郎は理解できず結論を求めました。その時のセリフが真菰のイメージと違い、脳筋っぽいといわれています。

真菰がいつ鱗滝に弟子入りしたのかは明かされていません。最初は真菰と錆兎が同期だと思われていましたが、手鬼は別々に殺しているようなことを言っています。そのため、真菰と錆兎は同期ではない可能性が高いと考えられます。また、錆兎の過去は後に作中で明らかになっており、冨岡義勇と同期であることが分かっています。

錆兎と真菰がまさか死んでいるとは思わなかったという方もいました。こちらの方は、手鬼との戦いが終わる最後まで、錆兎と真菰が死んでいるという事実を受け入れたくなかったと書かれています。このように、錆兎と真菰の死を悲しんでいる方がたくさんいました。

『鬼滅の刃』を何度も読み直している方でも、錆兎と真菰のストーリーで毎回泣いてしまうという方がたくさんいました。作者の吾峠呼世晴の演出や表現はとても評価されており、改めて読み直すと泣けるという場面がいくつかあります。錆兎と真菰が登場するシーンを読み直すと、修行の最後に炭治郎が大岩を斬った時の錆兎の表情と真菰のセリフに泣けるという方もいました。

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真菰は強くて可愛い少女!まとめ

炭治郎の前に突如として現れた真菰は、とても可愛い少女として一気にファンを増やしました。また可愛いだけでなく、炭治郎に的確な指導ができるほどの強さを持っていました。しかし、実は既に鬼に喰われて死亡しており、幽霊となって炭治郎を指導していたことが分かります。炭治郎は錆兎と真菰の指導のおかげで大岩を斬ることができ、最終選別に挑みます。

しかし、そこでは真菰の壮絶な最後が語られました。このシーンを見た読者の中には、真菰と錆兎の死を受け入れたくないと嘆いている方もいました。それほど人気のキャラクターで、死んでいることを惜しまれていました。真菰が登場するのは『鬼滅の刃』の1巻から2巻までです。何度読んでも泣けると人気のストーリーでもあるため、ぜひ一度『鬼滅の刃』を読んでみてください。

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