【北斗の拳 】ファルコの壮絶な過去とは？強さ・実力や義足の理由も考察

北斗の拳に登場する魅力に溢れたキャラクター・ファルコの過去や義足の理由などについて紹介する前に、ファルコの登場する北斗の拳の作品情報をまとめていきます。北斗の拳は、1983年から1988年まで、週刊少年ジャンプにて連載されて大ヒットを記録した、サバイバルアクション漫画です。

北斗の拳は、一子相伝の奥義・北斗神拳の伝承者ケンシロウの闘いの日々を描いた、バイオレンスアクション漫画です。1983年より連載を開始した北斗の拳は、1984年にはテレビアニメも放送され、大ヒットを記録しました。北斗の拳の原作者は武論尊、作画担当は原哲夫です。テレビアニメにおいても、硬派な世界観とハイテンションな敵、派手な戦闘シーンにケンシロウのカッコいい決め台詞などが人気を呼び、大ブームを起こしました。

北斗の拳の独自の設定として、作中に登場する暗殺拳・北斗神拳による奥義により、敵が内部から破壊される描写とその際に放つ「あべし」や「ひでぶ」などの断末魔が非常に有名です。ジャンプコミックスは全27巻。連載終了後も、様々な媒体から刊行され続けており、世界中での累計発行部数は1億部を超えています。

ファルコが登場している北斗の拳のあらすじを紹介します。北斗の拳の主人公は胸に七つの傷を持つ男・ケンシロウです。北斗の拳の世界では、199X年に核戦争が起き、世界は核の炎に包まれます。その結果、世界は荒廃してしまい暴力が支配する弱肉強食の世界と化していました。そんな荒廃した世界で、ケンシロウは最愛の女性ユリアを因縁の敵に奪われ、復讐のために旅をしているのでした。

ケンシロウは伝説の暗殺拳・北斗神拳の伝承者でもあります。経絡秘孔を突くことで、敵を内側から破壊することが出来る北斗神拳。凄腕の拳法家で北斗神拳伝承者のケンシロウは、迫りくる数々の強敵との闘いに明け暮れていくのでした。

北斗の拳に登場する、義足の男・ファルコのプロフィールを紹介していきます。ファルコは「金色のファルコ」という異名を持っている男で、元斗皇拳の伝承者です。サイドを刈り上げた金髪をしており、長めに残した角刈りのヘアスタイルをしています。ファルコは、シルベスター・スタローン主演の映画「ロッキー4」に登場する、ドルフ・ラングレンが演じたドラゴというロシア人ボクサーをモデルにしています。

元斗皇拳の伝承者ファルコは、天帝に使える帝都の将軍です。世紀末の荒廃した世界においても、人情に厚く人民への優しさを忘れないファルコは、部下から厚い信頼を得ている人格者でもあります。強烈な悪役が多数登場する北斗の拳の世界において、人民に優しい人格者であるファルコは珍しいキャラクターです。そんなファルコには、壮絶な過去と義足になってしまった経緯があるのです。

北斗の拳に登場するファルコの、壮絶な過去について紹介していきます。ファルコが過去、天帝の血を引いているある双子の誕生に立ち会う事になります。無事に双子は誕生しましたが、「天帝は姉のルイとする。天帝候補が二人現れれば、天が二人に割れて争うが起きる」と危機感を募らせる乳兄弟ジャコウにより、妹のリンを殺害するように命じられます。

双子の妹である赤ん坊・リンを殺すように命じられたファルコでしたが、屈託のない笑顔を向ける可愛らしい赤ん坊を殺すことは出来ませんでした。そこでファルコは、リンを殺したということにし、出生の秘密を隠して叔父夫婦に預けたのでした。壮絶な過去を持つファルコですが、その後世の乱れに責任を感じるようになります。

天帝に使える忠義の男・ファルコの性格を紹介します。ファルコは非常に義理堅く、天帝に対して忠誠心の強い人物です。しかし、人民への思いやりも忘れない優しい性格のファルコは、過去にジャコウからリンの暗殺を命じられた際、どうしても赤ん坊を殺すことは出来ませんでした。そんなファルコは優しく温和なだけではなく、正義感に溢れカリスマ性もある人物です。

北斗の拳のファルコの強さや実力について紹介します。ファルコの強さはケンシロウとの戦いにおいても最大限に発揮されています。帝都の将軍であるファルコは、命令によって敵と戦ってきました。しかし、二千年の歴史を持ちかつては北斗の拳も凌駕すると言われた、元斗皇拳の伝承者であるファルコは、ケンシロウとは一人の拳法家として戦おうと決意します。

最強の暗殺拳・北斗神拳の使い手であるケンシロウは、向かうところ敵なしの猛者です。そんなケンシロウ相手に、ファルコも元斗皇拳の強さを発揮し、粘りを見せて接戦を繰り広げていました。

ファルコは、かつて元斗の村にラオウ率いる拳王軍が進撃してきた時にも、「ラオウと闘えば倒すことが出来るかもしれないが、自分も死ぬだろう」と冷静に分析していました。後の世のために、ラオウとの戦いを避けたファルコは、かなりの実力者である事が分かります。

北斗の拳のファルコが義足になった理由や、その最期について紹介します。かつてラオウ率いる拳王軍が、ファルコ達元斗の伝承者が暮らす村へと進軍してきた時の事です。ラオウと闘って倒すことが出来ても、ラオウの死後拳王軍は統制を失ってしまい、世は更に混乱すると予見したファルコ。ラオウに対し引き下がって欲しいと進言しますが、何も得ずには下がれないとラオウは言います。

そこでファルコは、自ら自分の右足を切断してラオウへ差し出したのです。その行動に感銘を受けたラオウは、「その片足は一国に値する」と言い残し、軍を下げたのでした。その後、失った右足には義足が取り付けられる事となりました。

かつては優しく温和な性格であったファルコは、ある出来事をきっかけに精神を崩壊させてしまいます。その結果、冷徹に任務を行うだけとなってしまったファルコ。乳兄弟のジャコウは、母親が死ぬや否や天帝ルイを幽閉してしまい、自分が実権を握ってしまいます。天帝の守護者であるファルコは、ジャコウに天帝を人質に取られている状態となります。

人質となったルイのため、ジャコウの命令に逆らえなくなったファルコ。ジャコウの命令により、かつて拳王の傘下だった村を襲撃する等、非道な戦いをさせられることになります。そんな戦いを繰り返していったファルコは、精神を崩壊させ冷酷な殺戮マシーンのようになってしまいます。涙を流すこともなくなったファルコに、彼を慕う部下たちは悲しみに暮れるのでした。

ファルコの最期について紹介します。ケンシロウの協力もあり、天帝ルイを救い出し満身創痍であったファルコ。しかし、帝都の残党に攫われたリンを救うために単身修羅の国へと向かいます。既に死期が迫っていたファルコ。その最期には、恋人のミュウより伝書鳩が訪れ、彼女がファルコの子供を妊娠している事を知ります。元斗皇拳の伝承者が誕生することを知り、ファルコは安堵して亡くなったのでした。

北斗の拳のファルコの声優を紹介します。テレビアニメ「北斗の拳2」にて、ファルコの声優を務めたのは、田中秀幸です。田中秀幸は日本の男性声優・ナレーターで、青二プロダクション所属です。非常に演技の幅が広い声優として知られています。

ゲーム「真・北斗無双」にて、ファルコの声優を務めたのは江川史生です。江川史生は、1962年生まれの声優で青二プロダクション所属です。1980年代より、様々なテレビアニメのキャラクターの声を担当している実力派の声優です。

北斗の拳に登場するファルコに関しての感想や評価を紹介します。ファルコに関しての感想では、かっこいいという声が多く聞かれています。ファルコはその見た目だけでなく、人望の厚い所や正義漢な所などもかっこいいと言われています。

ファルコに関しての感想では、元斗皇拳の伝承者としてとても強いキャラクターであるという評価も見られています。主人公ケンシロウと接戦を繰り広げた、手ごわいキャラクターでもありました。

北斗の拳に登場するファルコに関しては、部下たちもちゃんと強くてかっこいいという感想も多いです。ファルコの部下たちは統率の取れた部隊として、作中でも屈指の強さを誇っています。

ここでは、北斗の拳に登場するファルコの壮絶な過去や最期を紹介しました。是非北斗の拳をチェックして、作中屈指の人気キャラクター・ファルコのカッコいいシーンや感動の最期に注目してみてください。