異能バトルは日常系のなかでの強さランキング！登場キャラクターの能力は？

望公太原作の学園恋愛コメディ小説「異能バトルは日常系のなかで」を紹介していきます。「異能バトルは日常系のなかで」は略称・「異能バトル」「いのバト」などと呼ばれ注目されており、これまでドラマCDや漫画、アニメ化もされています。本記事では「異能バトルは日常系のなかで」の物語に登場する人物たちの強さや能力をランキング形式でまとめ、作品の魅力について迫っていきます。

≪小説「異能バトルは日常系のなかで」の詳細情報≫

• ジャンル：学園/ラブコメディ
• 著者：望公太
• イラスト：029
• 出版社：SBクリエイティブ
• レーベル：GA文庫
• 刊行期間：2012年6月14日-2018年1月13日
• 巻数：全13巻

≪アニメ「異能バトルは日常系のなかで」の詳細情報≫

• 総監督・シリーズ構成：大塚雅彦
• アニメ監督：高橋正典
• 脚本：大塚雅彦/高橋正典/樋口七海
• キャラクターデザイン：山口智
• 音楽：Elements Garden
• アニメーション制作：TRIGGER
• 製作：泉光高校文芸部
• アニメ放送局：テレビ東京他
• アニメ放送期間：2014年10月-12月(全12話)

泉光高校文芸部に所属する高校2年生の厨二病男子・安藤寿来(あんどうじゅらい)は、自分には秘められた能力があるという妄想をしてそれを信じて止まない、異能バトルに憧れを抱く青年です。寿来と同じ文芸部の女子生徒4人はそんな彼を痛々しい目で見ます。寿来の妄想に呆れながらもみんなで楽しい学園生活を送っていました。ある日、5人の部員たちは特殊能力「異能」が目覚め、力を操れるようになります。

時を操る者、空間を操る者、物質を操る者など女子生徒4人の異能は凄い能力でした。寿来は自分の異能が目覚めて妄想が現実になったことを喜びますが、彼が手にした能力は生温かい黒炎というもので他のメンバーの能力に比べると大したものではありませんでした。

能力が目覚めた寿来たちの前には他の異能力者も現れますが、特に大きな事件に巻き込まれることもなく平穏な日常が続き、主人公と文芸部4人のヒロインたちとのラブコメディーが展開していきます。

まずは、小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」に登場する人物の強さ・能力ランキングの10位から4位までを発表していきます。どのメンバーが何位にランキング入りしているのでしょうか？さっそく気になる「異能バトルは日常系のなかで」の強さ・能力ランキングを見ていきましょう！

「異能バトルは日常系のなかで」の主人公である安藤寿来の能力は「黒焔(ダークアンドダーク)」というもので攻撃力がないに等しい黒い炎を出す異能です。能力の第二形態も見られますが、寿来自身を滅却するというプラスになるような力ではなくバトルにおいて全く役に立たない能力です。

イケメンで優しく人一倍異能バトルに憧れを抱いて前向きな主人公ではあるのですが、能力の面で他の人物のと比較すると決して強いとは言えないため「異能バトルは日常系のなかで」強さ・能力ランキング第10位となっています。

相模静夢(さがみしずむ)は寿来と中学時代から親友同士でしたが、あることをきっかけにその関係が破綻してしまいます。物語の展開に重要な人物です。静夢は端正な顔立ちの美少年で作中に登場する異能者集団『黒き十二枚の翼(フォールンブラック)』の隠しキャラ的な存在でもあり、見せる顔には二面性があります。ミステリアスでフォールンブラックの中では一番の強いのではないかとファンには認識されているようです。

静夢の異能は謎に包まれていますが、鋭い洞察眼を持っていることから静夢は強いに違いないと言われているようです。持っている異能がどういうものかが不明で強さや能力を他と比較できないため第9位にランキング入りしています。

戸木柊吾(ときしゅうご)はフォールンブラックのメンバーの1人で、ジャックナイフにまつわるパワフルな異能『神合わせが悪い刃並び(ジグザグジグソー)』という能力を持っています。アニメではあまり活躍の場面が見られなかったようですが、原作ラノベ9巻では羽曳野率いる異能集団『ハーツ』とのバトルに参戦していました。見た目はヤンキーで体型はがっしりとした筋肉質です。

その体格から異能なしでも普通に強いと見られています。単独行動を好む柊吾が仲間と協力体制になったときにどれほどの強さを見せるのかが期待されているようです。やるときはやる男であるという評価で第8位にランキング入りしています。

可愛らしい雰囲気のある少女・田中運命子(たなかうめこ)は『F』という組織によって人為的に生みだされた異能者で、フォールンブラックの一員です。運命子の異能は「後出しじゃんけん」に例えられ、敵の能力に応じて何度でも自分に都合のいい「覚醒」をし続けるチート能力『絶え間なく改定される十戒(ホワイトルールブック)』です。

この能力の欠点は自分から攻撃を仕掛けられない受動的なところがあげられます。攻撃してこない相手には攻撃できないので「異能バトルは日常系のなかで」強さ・能力ランキング第7位となっています。

高梨彩弓(たかなしさゆみ)は文芸部の中で一番年上で部長を務めるしっかり者の性格をした妖艶な雰囲気をもつ容姿端麗な才女です。柔道・空手では黒帯の実力を持っています。彩弓の異能は元のあるべき姿に還す「始原(ルートオブオリジン)」です。器物破損のみならず人体の治癒などにも使用でき、能力の効果は永続的に続きます。しかし、死者は蘇らせないとしています。

戦闘向きというよりは回復系であるため強い能力というわけではありませんが、異能がなくても元々戦闘力の高い彩弓には適した能力だとファンは見ており、第6位にランキング入りしています。

桐生一(きりゅうはじめ)は灯代の兄で泉光高校文芸部OBでフォールンブラックの創設者です。学生時代から安藤以上の厨二病者である桐生は、好戦的で精霊戦争の前優勝者であり、異能バトルを続けたいがために精霊戦争の裏の主催者を務めています。

そんな桐生の持つ能力は、重力を操る「堕天使の鉄槌は愚者へと振り下ろされる(ルシファーズストライク)」で、斬撃など様々な応用が可能です。持ち前の頭脳と能力で相手と対峙した瞬間優位に立てる強さを持っています。

泉光高校の現生徒会長を務める工藤美玲は、相手の異能を奪って自分の異能にしてしまう「強欲(グレイトフルラバー)」という異能を持っています。相手の能力を奪うためには相手が能力を発動する瞬間を視認する必要があります。奪える異能の数は制限がなく、本人への能力の返還は任意で行うことができます。

2つ同時に能力を奪うことはできないようです。とても最強の能力のように思われますが、美玲は素直で真っ直ぐな性格で直に有頂天になるうっかり者ということから能力を使いこなせていないとして「異能バトルは日常系のなかで」強さ・能力強さ・能力ランキング4位となっています。

小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」の強さ・能力ランキングTOP3を見ていきます。強さ・能力ランキングで上位にランク入りしたのは以下の3名です。さっそく「異能バトルは日常系のなかで」の強さ・能力ランキングTOP3を見ていきましょう！

小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」の強さ・能力ランキング3位にランクインしたのは、泉光高校の文芸部に入り浸る小学4年生の姫木千冬(ひめきちふゆ)です。文芸部顧問の里見の姪にあたります。いつもぬいぐるみを脇に抱えている金髪のかわいらしい少女です。

千冬の異能はあらゆるものを創造する「創世(ワールドクリエイト)」という能力です。時空を捻じ曲げてワープホールを創ったり、何もないところに食べ物を出現させることができます。戦闘では槍やカピバラの雨を降らせます。

櫛川鳩子(くしかわはとこ)は寿来とは幼稚園の頃からの幼馴染で、いつもニコニコしたかわいい笑顔で周囲を和ませます。そんな鳩子の異能は風・火・水・土・光の5属性を自在に操る「五帝(オーバーエレメント)」です。

それぞれの属性を組み合わせて発動させることができ、マグマや疾風を生み出すなど技のバリエーションが豊富です。その規模と威力は凄まじいものがあり「異能バトルは日常系のなかで」強さ・能力ランキング第2位となっています。

小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」の強さ・能力ランキング堂々の第1位に輝いたのは作中の正ヒロインと言っても過言ではない神崎灯代(かんざきともよ)です。灯代にも厨二気質があり、寿来とはいがみ合いながらも相性は抜群な様子が見て取れます。

灯代の異能は時間を自由自在に操る「永遠(クローズドクロック)」です。時間を止めたり遅らせたり早めたりすることは可能ですが、巻き戻すことはできません。時間を操るのは誰もが憧れる能力であり、かっこいいという理由でランキング1位となっています。

小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」の魅力について迫ります。本作品を楽しめるポイントが大きく3つ挙げられるので紹介していきます。「異能バトルは日常系のなかで」の小説・アニメ・漫画を楽しむための参考にご覧ください。

小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」の魅力の1つには異能バトルを楽しみながら登場人物たちの恋愛模様も一緒に楽しめるというところにあります。主人公を囲むヒロインたちが可愛くいい子たちばかりなので思わず「羨ましい」という感想が口からもれてしまった人も中にはいたようです。

特殊能力を手にした後は特別な大事件に巻き込まれていくことが想像されますが、平凡な日常が続いていくという展開に意表を突かれたという声も見られます。笑いを含みつつ真面目な恋愛が描かれているところが面白いようです。中には恋愛模様がしっかりと描かれていてそれだけで十分見応えがあり、異能バトルがそれを邪魔しているという感想もあがっていました。

九鬼円(くきまどか)は横衣小学校に通う千冬の親友です。しっかり者で千冬に対しての面倒見の良さには優しさが感じられ、とても健気な印象を受けます。そんな円は寿来に対して当初は強い警戒心を見せてキツく当たり、千冬を守るために寿来を陥れようとか画策する姿が描かれています。

最終的には寿来のことを認めて「超かっけー」などと発言する円の姿や行動がファンの目には面白くてかわいく映っていたようです。円と寿来が打ち解けて2人の関係性が変わっていくのが分かる夏休み回はおすすめと言えるようです。

小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」の作中には様々な作品のパロディしたギャグが盛り込まれており、そこが本作の魅力だと言われています。本筋の厨二病ギャグはすべっていますが、パロディギャグはものすごく笑えると評されています。

中には元ネタを知らないと笑えないものや1つのネタに様々なパロディを盛り込み過ぎて笑いが分かりづらいものもあるようですが、パロディされているすべての作品が分かるとそれらが合わさってお腹の底から笑いがこみ上げてくるようです。

中でも第4話の「クラピカ」のパロディはツボに嵌り爆笑したという感想が見られました。また、「尾崎豊」のパロディでは彼のことを知っているという人はパロディとして楽しめますが、知らないという人には厨二的なセリフに聞こえるというセンスの良さも評判となっているようです。

小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」のアニメOPとED主題歌について紹介していきます。アニメではどのような楽曲が使用されていたのか気になるところです。さっそく小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」のアニメOPとED主題歌について見ていきましょう！

アニメ「異能バトルは日常系のなかで」のOP主題歌は「OVERLAPPERS」(作詞：畑亜貴/作曲・編曲：藤田淳平)です。第1話から第5話、第7話に使用され第12話ではED曲として使用されています。歌っているのは声優の山崎はるか、早見沙織、種田梨沙、山下七海の4人で結成された「Qverktett:||」です。弾むようなポップな曲調で盛り上がりのある楽曲となっています。

アニメ「異能バトルは日常系のなかで」のED主題歌は本作で声優担当している加藤英美里と福原香織のユニット「かと*ふく」が歌う「You Gotta Love Me!」(作詞：RUCCA/作曲・編曲：藤田淳平)です。第1話から第11話まで使用されました。ED曲も元気が出るような明るい楽曲となっています。

小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」に関する感想や評価をまとめて紹介していきます。SNS上の感想にはどのような声があがっているようでしょうか？さっそく小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」に関する感想や評価を見ていきます！

アニメ版「異能バトルは日常系のなかで」を視聴した人の感想には、登場人物がみんなかわいくて魅力的で目の保養になって普通に見ていて楽しくて面白いという声があがっています。

ヒロインのキャラクターの中で一番人気が高かったのが神崎灯代です。表情がくるくる変わり頬を染める場面が多くその表情にファンは虜になっていたようです。主人公の寿来とのやり取りも面白いと話題となっていたようです。

主人公・寿来とヒロインたちの恋愛模様では寿来があまりにも鈍感すぎることに苛立ちを覚えるという感想も見られました。特に鳩子の有名なシーン「厨二病の言葉ばかり使ってないで私にも分かるようにちゃんと説明してよ、自分の言葉で語ってよ」という場面では寿来が鳩子の気持ちを全く配慮していないことがありありと伝わりイライラするという人が多かったようです。

寿来には全く悪気がないところが余計に鳩子の切なさを助長します。よくある設定のイケメンで優しい主人公に周囲の女子たちはヤキモキするという構造は鉄板で、このじれったさがいいというファンも多くいるようです。本作の寿来はハーレム系の主人公の中でも愛せる主人公だったと感想をあげる人も見られました。

恋愛模様ではイライラさせられたりもするようですが、作中には人生哲学も盛り込まれており学びも多いことが感想からうかがえます。また「仲間」と書いて「ライバル」と読むというくだりも妙に説得力があって頷けたり考えさせられる部分が多々あるようです。

TRIGGER制作のアニメは基本的に苦手だという人の感想には、本作品は純粋に笑えるところがたくさんあって見ていて感動するところもあり好きな作品でおすすめだという声もあがっています。「異能バトルは日常系のなかで」に興味があるという方は一度本作を見てみる価値があるように感想から感じられます。

アニメ「異能バトルは日常系のなかで」の全体を通しての感想に、最終話まで見終えてすっきりしないという感想が多々見られました。原作の小説で描かれていることがアニメではかなり端折られているようで、フォールンブラックのメンバーの能力もほとんど分からないなど小説を読んでアニメを視聴した人にとってはやや物足りなさがあったようです。

アニメ「異能バトルは日常系のなかで」のED曲についての感想もSNSにあがっていました。日常を人生ゲームのルーレットに見立ててそのルーレットの上を走るデフォルメされたヒロインたちの姿はかわいく、主人公たちの平穏な楽しい日常がありありと伝わってきて良いと評価されています。

小説アニメ「異能バトルは日常系のなかで」の登場キャラクターの能力やその強さをランキングにしてまとめ、物語の魅力やアニメで使用されている楽曲などについてを紹介してきました。本作品は異能バトル恋愛物語で蘭愛要素がとてもしっかりとまとめられていて面白いと話題となっていたようです。

異能バトル物でありながら特殊能力を手にしても大きな事件が起こるということはなく、平凡な日常が描かれ厨二的ギャグ・パロディギャグが盛り込まれお腹を抱えるほどに笑えるギャグのセンスが光った作品であることが感想などから感じられます。登場するヒロインたちも美人でかわいくて性格も良く魅力的だとキャラクターに惹かれる人も少なくなかったようです。

恋愛小説として注目度が高く人気の作品であったためドラマCDや漫画、アニメ化とされたようですが、アニメシーズン1が終えた本作のDVDの売り上げ枚数は1000枚前後とあまり振るわなかったようです。

あまり枚数が伸びなかった理由には、異能バトルと学園恋愛模様という2本の軸があり、果たしてどちらを際立たせたいのかが見えず、どこか中途半端で視聴後の煮え切らない、すっきりとしないものが心に残りそれが売り上げに響いたのではないかと言われています。恋愛小説としては凄くしっかり描かれているので異能バトルは余計だったという声も上がっていたようです。

作品の目の付け所などは良いというだけに残念という感想も中には見られました。シーズン2の製作は希望が薄いという見方をする人が多いようですが、次に続くのであれば視聴したいという人も少なくないようです。また本作は恋愛やバトルだけでなく、人生哲学も感じられ視聴していて「はっ」と気づかされるところもあるようです。

涙を誘う場面もあり見所は満載なようでおすすめの作品と言えます。まだ、「異能バトルは日常系のなかで」を見たことがないという方は本記事を参考にご覧になってみるのもいいかもしれません。