ケモナーとは何？レベル別におすすめアニメを紹介！あなたのケモ度に合う作品は？

アニメやゲームのジャンル内で、ケモノを愛好する者たちを称する「ケモナー」。「重度ケモナー」「ライトケモナー」など、“ケモナーレベル”という表現で比較もされているようです。今回はこのケモナーという言葉の意味や由来、さらにケモナーレベル別におすすめのアニメやキャラをたっぷりお届けしていきます！それではまずはじめに、ケモナーの意味や由来・区別などをまとめて紹介していきます。

「ケモナー」という言葉は“kemono”と“er”を掛け合わせた造語で、アニメやゲームなどに登場するケモノを愛好する者というような意味のスラングだといいます。ではそもそもケモノとは、どのようなキャラクターのことを示すのでしょうか？このケモノ系キャラの定義に関して厳密な基準は定まっていないようですが、次の基準を満たしているキャラにおいては“80％以上の確率でケモノ系”だと言われれているようです。

まずケモノ系キャラの定義として挙げられている特徴の一つ目は尻尾やケモ耳、マズル(犬や猫などの鼻口部)があるという事です。そして二つ目は人間の肌の色ではなく、全身が毛皮であるという事のようです。この二つに当てはまるキャラクターはほぼ“ケモノ系”に分類されるとされているようで、「ケモナー」はこの“ケモノ系”キャラを愛好する人たちという意味がある言葉のようです。

先ほど紹介した通り“ケモナー”は、「ケモノ」と「～er(～する人)」という意味を掛け合わせたネットスラングです。この“ケモナー”という言葉は90年代中頃～2000年頃に広く知れ渡るようになった言葉だといいます。このケモノ系キャラを愛好する者という意味を持つ「ケモナー」ですが、その言葉の由来は何なのでしょうか？今回「ケモナー」の言葉の由来と歴史を調査したところ、いくつかの説が挙げられているようです。

“ケモナー”という言葉の由来ですが、サイバーコネクトツーのゲームで「ケモナー」が使われてから広く知れ渡るようになったと考える人が多いようです。またカプコンのゲームでも、プレイヤーを指す言葉をして「ケモナー」が使用されていたといいます。さらに「ケモナー」という言葉を含む同人サークルが由来になったという説もあるなど、同時多発的に誕生し知れ渡った言葉だと考えられているようです。

このケモノ愛好者という意味を持つ“ケモナー”という言葉は、決して日本だけで使われている言葉ではないようです。海外でも同じくケモノを愛する人たちがいて、海外では「Furries」がケモナーと同じ意味を持つ言葉として使用されているようです。「Furries」の由来は、ケモノの意味を持つ言葉“furry”から派生した造語だといいます。さらに海外では過去に「furvert」という呼称もあったようです。

過去に「ケモナー」と同じ意味として使用されていたというfurvertの由来は、FurryとPervert(変態)を掛け合わせた造語だといいます。そのためあまりいい意味ではないとされているため、現在英語圏では使われていない言葉のようです。そのため海外で“ケモナー”の意味を持つ言葉をして、現在使用されているは言葉は「Furries」という造語のみとのことです。

「ケモノ+er」が言葉の由来で、ケモノ系キャラの愛好家という意味を持つ言葉“ケモナー”。さらにこの“ケモナー”内においても、様々な愛好対象やジャンルに区別されているようです。ここからはケモナーの愛好対象や獣人とケモノの違いなど、もっとケモナーについて深く掘り下げた部分を紹介していきます。

ケモノ系キャラの定義の1つとして、挙げられている特徴である「体毛」。ケモノ系キャラにはこの「体毛」の他にも、けものフレンズのキャラクターのように髪の毛がついているタイプのキャラクターがいます。一方で、「名探偵ホームズ」のように体毛のみで髪の毛がないタイプのキャラクターもいて、この“髪の毛の有り無し”でもケモナーレベルを知る上での参考になると言われているようです。

「獣人」も同じく獣要素を持つキャラに区分されているようですが、では「獣人」と「ケモノ」の違いは何なのでしょうか？「獣人」と「ケモノ」の違いを調査したところ、写実的でリアルに描かれたケモノ要素を持つキャラは「獣人」に分類されるようです。対して「ケモノ」は可愛らしい絵柄でファンシーな要素を持つケモノ要素を持つキャラの事を指すようです。

ここまで「獣人」と「ケモノ」の違いについて紹介していきましたが、さらに「ケモノ」の中でも“二足歩行”か“四足歩行”かによって分類されているようです。「ケモノ」の中でも二足歩行でレベル3～4までのキャラクターを「チビケモ」と分類されていて、さらに四足歩行でケモナーレベル5のキャラクターは「ヨツケモ」と分類されているようです。

イラストや漫画を中心にしたSNS「pixiv」でも、「獣人」と「ケモノ」のジャンルを巡って様々な見解があるようです。pixiv内での傾向として「ケモノ」はマスコットキャラのような作品が多く、対して「獣人」は同性愛描写がある作品などで多く用いられているようです。しかし「pixiv」内での区別基準はあくまで傾向であり、「獣人」と「ケモノ」を明確に区別する判別基準ではないようです。

様々な由来があると言われている、ケモノを愛するものたちを意味する言葉「ケモナー」。ここまでは「ケモノ」と「獣人」の区別について紹介していきましたが、ここからはケモナーの関連用語をさらに紹介していきます。「半獣人」や「ズーフィリア」…様々あるケモナーの関連用語はどのような意味なのでしょうか？

獣人と混同されがちなキャラクター「半獣人」は、その名前の通り身体半分が動物になっていて、もう半分が人間の姿をしているキャラクターのことを指す言葉です。「半獣人」は人魚、ケンタウロス、ハーピー、サテュロスなどゲームなどでもお馴染みの有名なキャラクターが多いようです。

昔から代表的な萌え要素とされていたという「獣耳(けものみみ)」は、犬や猫の耳など動物の耳が生えているキャラクターの事を指す言葉です。この「獣耳」というジャンルは動物の耳がついたカチューシャをしているキャラから、実際に耳が生えているキャラまで全て含まれるようです。

現実の動物を愛好する人を指す言葉である「ズーフィリア」は、二次元を対象とする「ケモナー」とは区別されている言葉のようです。また「ズーフィリア」の“愛好”という意味には性的な意味合いが含まれていて、現実の動物に対して欲情する人のことを指す言葉のようです。

よく似ている「獣人化」と「擬獣化」も、混合されて間違えられやすい言葉のようです。「擬獣化」は機械や人間などを、四本足のケモノや獣人にすることを指す言葉です。一方で「獣人化」は四本足のケモノや人間を、獣人型のケモノにすることを指す言葉だという違いがあるようです。

ここまで「ケモノ+～er」が由来で、ケモノを愛する人という意味を持つ“ケモナー”について紹介していきました。ケモナーはレベル別に分けられていたり、細かなジャンルに分けられたり若干区別基準が複雑なジャンルのようです。それではここからケモナーレベル1・2の方向けの、おすすめアニメを紹介していきます！人間寄りのケモナーレベルの方向けアニメは、どのような作品があるのでしょうか？

それではここからケモナーレベル1～5に分けて、おすすめアニメを紹介していきます。まだ人間に近いケモノが好きなケモナーレベル1・2が好きな方におすすめなアニメ1作目は、スタジオジブリ作品として有名な「猫の恩返し」です。猫の国で獣耳と尻尾が生えた主人公・吉岡ハルが登場するなど、メルヘンで可愛らしいケモノを堪能したいケモナーにおすすめな作品のようです。

可愛いケモノキャラクターが数多く登場する、2017年に放送開始し大ヒットを収めたアニメ「けものフレンズ」。2019年1月～4月までは第2期も放送されるなど、ケモナーたちの心を掴む魅力溢れた作品のようです。この作品をきっかけにケモナーになったという方も多いという「けものフレンズ」は、ケモナー入門にもおすすめの作品のようです。

ケモナーレベル1.2の方におすすめのアニメ3作品目は、2009年に放送されていたアニメ「あにゃまる探偵キルミンずぅ」です。変身アイテム「キルミン」によって、主人公たちが動物に変化し事件を解決していくという作品です。人間らしさが残る「着ぐるみモード」と、ケモノ感溢れる「アニマルモード」2種類の変身を楽しむことが出来る点においても魅力的な作品のようです。

「モン娘は～れむ」は“セクシーモンスター娘RPG”というジャンルに区分された、可愛いモンスターの女の子たちが登場するフリューによるRPGゲームです。RPGゲームさながらのバトルシーン以外にもデート・料理といったイベントや、デートでは「お触りタイム」といったイベントもある様々な要素を楽しめる内容となっているようです。

ここまで「ケモノ+～er」が由来であるケモナーの中で、人間に近いケモノが好みのケモナーレベル1･2の方向けのおすすめアニメを紹介していきました！人気アニメ「けものフレンズ」も、ケモナーレベルが低めの人から楽しめるアニメとなっているようです。それではここからケモナーレベルの中間、レベル3の方向けのアニメを紹介していきます。ケモナーレベル3になると、どのような変化があるのでしょうか？

ケモナーレベル3は肉球が付いて顔も動物になるなど、細かい部分がより動物に近づいたキャラクターを好むケモナーとなるようです。それではケモナーレベル3の方向けのおすすめアニメ1作品目は、ゲームも人気のある「SHOW BY ROCK！！」です。サンリオによるキャラクタープロジェクトで、2頭身にデフォルメされたキャラクターはよりケモノ感が強めのデザインとなっているようです。

その名の通り敵をフルボッコにするヒーローたちが登場する「フルボッコヒーローズ」は、ケモナーレベル3の方におすすすめのシューティングRPGのようです。グラマラスでセクシーなキャラから筋肉質なキャラ、さらにモフモフとして可愛いキャラなど、ケモノ感が高めなキャラたちが多く登場することでもケモナーたちから人気があるようです。

かっこかわいいケモノ系キャラクターが多く登場する、「ブレイジングオデッセイ」はストーリー性もあるバトルRPGです。ターン制で攻撃していくシステムが特徴的で、ストーリーも完成度の高い作品だと言われているようです。また登場するキャラクターのケモノ度が高く、筋肉質でかっこいい系のキャラクター好きには特におすすめと言われている作品のようです。

ここまで「ケモノ+～er」が由来であるケモナーの中で、顔つきや細かい部分がケモノに近いキャラが好みのレベル3の方向けおすすめ作品を紹介していきました！レベル1･2と比べてよりケモノ感が増した作品が多く登場していきましたが、ここからはさらに体つきがほぼ動物のキャラクターが好みという「ケモナーレベル4」の方向けおすすめ作品を紹介していきます。

二足歩行で歩く動物の様な、容姿がほぼ動物なキャラが好みだという「ケモナーレベル4」。レベル4の方におすすめする作品1作目は、1984年～1985年に放送されていた全26話のアニメ「名探偵ホームズ」です。登場キャラクターは、細部までほぼ動物になったレベル4向けのデザイン。6話までは宮崎駿が監督・演出を行っている事でも有名な作品で、大人から子供まで楽しめる内容となっているようです。

かわいいネコのキャラクターが多く登場する、ケモナーレベル4の方におすすめのキャッ飛ばしRPG「キャットバスターズ」。個性豊かな二頭身のネコたちが多く登場する、ケモナーだけではなくネコ好きにもたまらない作品となっているようです。ゲームとしての戦略性も高く、ひっぱりアクションが爽快なハマる要素盛りだくさんの作品のようです。

2016年に公開されたディズニー映画「ズートピア」は、動物だけが暮らす世界という点においてもケモナーレベル4にふさわしい作品と言われているようです。動物の登場キャラクターたちが、それぞれの特徴を活かして活躍するシーンも見どころとなっているようです。キツネの詐欺師ニックとウサギの新米警官ジュディが、ズートピアに隠された事件の謎に迫っていきます。

ここまで「ケモノ+～er」が由来であるケモナーの中で、二足歩行をするほぼ動物の容姿をもつキャラクターを好むケモナーレベル4の方におすすめの作品を紹介していきました！レベル4にはディズニー映画「ズートピア」も、おすすめ映画として含まれているようです。それではここから完全に見た目が動物のキャラクターを好む、「ケモナーレベル5」の方におすすめの作品を紹介していきます。

第3代ハローキティデザイナーの山口裕子がプロデューサーを務めた、サンリオとセガトイズが生み出した「ジュエルペット」。キャラグッズ化からアニメ・漫画化となり、その可愛いキャラクター性で大人から子供まで人気があるようです。全部で42種類+姉妹キャラが13種類いるため、お気に入りのジュエルペットを見つける楽しみもあるようです。

日本のみならず海外でも人気のある作品「ポケットモンスター」は、アニメ・ゲーム・漫画など様々なメディアに展開されている国民的作品です。ピカチュウやイーブイなど可愛らしいキャラから、ミュウツーやルカリオなどカッコいい獣人系キャラまでその幅広いキャラクター性も人気がありケモナーたちの心もグッと掴んでいるようです。

ケモノ度の高いキャラクターが登場する育成シミュレーションゲーム「幻獣物語2」は、妖怪や幻獣などが多数登場しているケモナーからも人気のある作品です。日本古来の妖怪以外にも、他の作品ではあまり登場しないキャラなども登場するといいます。そのため他作品とは一味違ったケモノ感を味わう事のできる作品だ、と評されているようです。

ここまでケモナーレベル1～5別に、おすすめのアニメを紹介していきました！比較的人間に近いレベル1から、完全に見た目が動物のキャラを好むレベル5まであるケモナーレベルで、どのレベルの作品が好みか比較しながら視聴してみてはいかがでしょうか？それではここから、ケモナーに関するトリビアを紹介していきます。これらを知ればもっとケモノについて、関心が深まるかもしれません。

90年代から知れ渡るようになったという「ケモナー」というスラングですが、1998年に発売されたアクションゲーム「テイルコンチェルト」が先駆けだと言われているようです。バンダイから発売された「テイルコンチェルト」の最大の特徴は、登場人物全員がケモノだという事のようです。知名度がそれほど高いと言えるゲームではないようですが、ケモナーの間ではケモノ系の先駆けとして有名な作品のようです。

海外でも人気のあるゲーム「スプラトゥーン」がきっかけとなり、勃発したと言われている「ファーリーズ・ウォー」。その名前の通り、ケモナー賛成派と否定派による争いの事を指すようです。とあるユーザーが「No More Furries !」と書き込んだ事で勃発したという「ファーリーズ・ウォー」ですが、欧米ではメディアによる過剰報道で「ファーリー」のイメージが良くなく激化した争いに発展してしまったようです。

ケモナー向けのイベントは同人誌の売買が目的の「同人誌即売会」と、交流することが目的の「コンベンション」の2種類に分かれているようです。イベントの例としてスカイパレット主催のイベント「けもケット」や、ケモノ文化の発展を目的としたイベント「JMOF(Japan Meating of Furries)」、ボランティア団体「Kemocon Project」による誰でも気軽に楽しめるイベント「Kemocon」などがあるようです。

ケモノ系キャラクターの特徴となってくる、動物特有の鼻口部「マズル」。ケモノイラストを描く際には、このマズルの位置と形状を前もって描くことでバランスよい絵を描くことが出来るようです。また犬系のキャラを書く時にはなるべくマズルをシャープにし、ネコ系キャラを描く際には丸みを帯びたマズルにすることでよりケモノ感を忠実に表現できるようになるようです。

「けものフレンズ」などの登場によって、ますます広がりを見せているケモナー文化。犬猫耳などの萌え要素などで、日本のアニメ・漫画ジャンルの中の1つとして現代まで発展し続けてきたようです。アニメなどを通じて海外でも知られるようになった「ケモナー文化」は、今や世界規模で行われているコスプレ同様に今後も万国共通のコミュニケーションツールとして発展していくことが大きく期待されているようです。

今回は“ケモノを愛する者たち”という意味を持つ、ケモナーに関する情報をたっぷりとお届けしていきました！またケモナーレベルには1～5まであり、レベル1はより人間に近く、レベル5になると完全に動物の容姿をしたキャラを好むケモナーという事が分かりました。今回ケモナーレベルに応じてケモノ系アニメを紹介していきましたので、ぜひ自分のケモナーレベルを確認しながら視聴してみてはいかがでしょうか？