【刃牙】ジャック・ハンマーの強さは？骨延長による身長の変化や今後を考察

ジャック・ハンマーはバキシリーズの中でも存在感を放っているキャラクターであり、第一作『グラップラー刃牙』では刃牙の最大のライバルとして登場しました。その後も重要な局面で登場し、圧倒的な存在感を放つ人気キャラクターとなっています。『バキ』シリーズはタイトルを様々に変えながら長年連載され続ける作品であり、男性人気が高い作品となっています。

ここからはジャック・ハンマーについて見ていく前に、『グラップラー刃牙』から始まる『バキ』シリーズの基本情報やジャック・ハンマーのプロフィールなどについて紹介していきましょう。

『バキ』シリーズは中学生の地下闘技場チャンピオン『範馬刃牙』の成長期を描いた『グラップラー刃牙』から始まるメガヒット漫画で、1991年の『週刊少年チャンピオン』連載開始から2019年現在に至るまでタイトルを変えながらも連載され続けている長寿作品でもあります。シリーズの累計発行部数は7500万部(2019年現在)を突破しており、日本を代表する格闘漫画となっています。

シリーズは『グラップラー刃牙』に始まり、『バキ』・『範馬刃牙』・『刃牙道』・『バキ道』と続いており、いずれの作品でも範馬刃牙を主人公にした様々な戦闘が描かれています。著名人にも多くのファンがおり人気バラエティー番組『アメトーーク』では『刃牙芸人』という回も放送されています。2001年と2018年に二度のアニメ化がされており、今後のアニメ制作が期待されている作品となっています。

ジャック・ハンマーのプロフィールを見ていきましょう。ジャック・ハンマーは刃牙と同じく『地上最強の生物』である範馬勇次郎の血を受け継いでおり、範馬刃牙とは異母兄弟となっています。初登場時のジャック・ハンマーの身長193センチ、体重116キロと作中でもかなりの大柄なキャラクターです。最大トーナメントにはカナダ出身とされ、肩書は『けんか屋』となっています。

ジャック・ハンマーは範馬勇次郎の息子であるために、本来の名前は『ジャック・範馬』であり最大トーナメント決勝戦まで隠していました。ジャック・ハンマーは『完全主義者』と称される性格をしており、作中で最もストイックな性格をしています。地下格闘戦士の中では『鎬紅葉』と親交があり、時折身体の様子を診察してもらっている描写があります。

ジャック・ハンマーの周囲の環境を見ていきましょう。ジャック・ハンマーの母親はベトナムで範馬勇次郎の偵察に送り込まれた米軍のスパイでした。その際に2人が関係を持ち、ジャック・ハンマーが生まれることになります。幼少期から勇次郎や母親からトレーニングを仕込まれてきた刃牙とは違い、一人孤独にトレーニングを続けてきたために『孤独』と『オーバーワーク』に苦しんでいました。

ここではジャック・ハンマーの強さについて見ていきましょう。ジャック・ハンマーは『最大トーナメント』準優勝という肩書を持っており、作中でも上位の強さを見せます。範馬勇次郎の血を受け継いでいる男であり、刃牙同様に圧倒的な戦闘センスを持っています。さらに骨延長やドーピングなどの最新技術も積極的に取り入れているため、現在でも強くなり続けている男となっています。

ジャック・ハンマーの強さ①は『強くなりたいという執念』です。『強くなりたい』というのは『バキ』シリーズのキャラクターたちに共通する理念です。その中でもジャック・ハンマーの『強くなりたい』という執念は飛びぬけています。それは死ぬ寸前までドーピングをしたり、激痛を伴う骨延長手術を行ったことも強くなりたいという執念に起因しています。

その一方で、主人公『範馬刃牙』は『強くなりたい』とは思っていないと語っています。刃牙は『父親を越えられればいい』と語っており、『たまたま父親が地上最強だっただけ』とあっけらかんと語っています。ジャックは父親にコンプレックスを抱く半面、認めてもらいたいとも考えています。そのことが強くなりたいという執念に繋がっています。

ジャック・ハンマーの強さ②は『肉体や身体能力』です。ジャック・ハンマーの強さはその肉体にあります。圧倒的な馬力と範馬勇次郎譲りの格闘センスで、ほとんどの相手は力業で追い込むことができます。その一方で、相手のパワーを利用する合気道の達人・渋川剛気との戦闘では空回りしてしまいました。しかし、そんな渋川剛気をも圧倒的なパワーで対抗してしまいました。

マホメド・アライJrとの対決では精神的な余裕を見せつけながらも、カウンターに対しては一切ダメージを受けないという肉体的な耐久力を見せました。マホメド・アライJrの脳震盪を起こすはずのパンチにもクビの筋肉が異常に発達しているためぐらつく程度のダメージで済んでおり、ピクルの最高速の突進にも耐えきれる圧倒的な肉体の強さを見せつけました。

ジャック・ハンマーの強さ③は『戦いの経験』です。ジャック・ハンマーは多くの戦いの経験を持っています。特に、ドーピングをしてからは野性のクマを倒すなど特殊な訓練を積んでおり常人では考えられない経験を多くしています。さらに『最大トーナメント』を勝ち抜いた経験は圧倒的であり、死刑囚やマホメド・アライJrとの戦いでは変則的な戦いにも動揺することなく戦いうことができました。

ジャック・ハンマーの強さ④は『武術に対する知識』です。ジャック・ハンマーは武術に対する知識をほとんど持っていません。そのためトレーニングなども間違った方法で行ってオーバーワークになってしまったり、最大トーナメントで多用したバイティングも正しく使用できていませんでした。こうした面はジャック・ハンマーの弱点でもありますが、裏を返せば圧倒的な身体能力と執念でこれほどまでの強さを手に入れたことになります。

ジャック・ハンマーの強さ⑤は『戦闘技術』です。最大トーナメントで見せたバイティングは多くのライバルたちを苦しめました。その他には肉弾戦を得意としており、カウンターなどもまったく気にしない大振りのパンチを得意としています。しかし、その戦闘センスは抜群であり『渋川流』を見ただけでコピーしてしまう程の戦闘技術の高さも持っています。こうしたものを使わないのは圧倒的な肉体の強さ故と言われています。

ジャック・ハンマーの強さ⑥は『分析する能力』です。ジャック・ハンマーは相手を分析することはほとんどありません。真っ向勝負を得意としており、パワー重視の戦い方が得意な戦士です。その一方で自身に対する分析力はかなり高く、自分に足りないものは何かを常に考えて『ドーピング』や『骨延長』などを選択しています。相手の戦い方を称賛することも多く、戦いの最中に相手を観察しているような姿も多くあります。

ジャック・ハンマーの骨延長による身長の変化を見ていきましょう。ジャック・ハンマーといえば『骨延長』と言われるほどに、連載当初は大きな話題になりました。これは最新技術であり、ジャック・ハンマーの骨延長はジャック・ハンマーの強さへの執念を表すクレイジーなエピソードとして語り継がれています。複数回にわたって行われた骨延長による身長の変化は格闘技の常識を覆す行動となっています。

ジャック・ハンマーの身長は3段階に変化しています。まずは初登場エピソードとなる『最大トーナメント』では身長193センチと紹介されていました。この身長でも十分に大柄でパワーも相当なものでしたが、彼の身長が伸び始めるのは『最大トーナメント』で刃牙に敗戦した後のことです。

ジャックの異変は『最恐死刑囚』でのことです。中華料理屋で食事をしていた烈海王は2メートルを超える大男が食事しているのを見かけます。その男こそジャック・ハンマーだったのです。しかし、拳法の達人である烈海王が相手の体格を見誤る可能性が少ないために、ジャック・ハンマーの身長が伸びている事は疑いようもない事実でした。その際の身長は193センチから213センチに変化していました。

さらにもう一段階変化します。それは『刃牙道』でのことです。この際に、もう一度骨延長をしたジャック・ハンマーは身長が243センチになっており、作中でも最上位の身長を手に入れています。

ジャック・ハンマーの身長の変化は『骨延長』手術によるものでした。骨延長は最新の医療技術であり、骨を切断し適切な処理を施すことによって身長を伸ばす技術のことです。この技術は骨の再生力を利用しており、通常では数センチ伸ばせれば大成功という手術です。しかし、ジャック・ハンマーは20センチ伸ばすことに成功しており、現在までに合計40センチの骨延長を成功させています。

ジャック・ハンマーのパトロンや今後などを紹介していきましょう。ジャック・ハンマーは当初は孤独にトレーニングを積んでいる青年でした。しかし、ジョン博士に出会って以来、最新技術を使う事にためらいがなくなりました。そして、その強さで多くのパトロンが存在し、『骨延長』などを可能にしています。

ジャック・ハンマーには働いている様子がありません。しかし、ドーピングや食事、骨延長などにはかなりの金額を費やしています。そのためジャック・ハンマーには金銭的な援助をする『パトロン』が存在していると考えられています。『最恐死刑囚編』では途中参戦してシコルスキーと戦う事になりますが、この時は報復するために猪狩がスポンサーになっていると考えられています。

また普段から多くの出費があるジャック・ハンマーなので、スポンサーの存在は必要不可欠となっています。スポンサーにはおそらく『徳川光成』が強めており、ジャック・ハンマーが強くなるためには多額の出資も厭わないと考えられています。また骨延長手術にはスーパードクター・鎬紅葉が協力しており、彼の『実験台』のような役割を果たす代わりに『骨延長手術』を無償で受けていると言われています。

最近の戦闘では負けが続いているジャック・ハンマーが強くなるために必要な事を見ていきましょう。範馬刃牙とは対照的な『強さ』へのアプローチを見せているジャック・ハンマーですが、その強さはあと一歩刃牙には及びません。そこでネット上でポイントになると言われているのは『強くなりたくば喰らえ』という勇次郎の言葉です。

このセリフは勇次郎が刃牙に送った言葉であり、強くなりたければ女を抱けというセリフとなっています。実際に刃牙は梢江と関係を持った後、劇的に強くなっているのでジャック・ハンマーにもまだ強くなる可能性があります。つまりジャック・ハンマーも女を抱けば強くなるとネット上では考えられています。

ここではジャック・ハンマーのかっこいい名言集を紹介していきます。数々の名言を残してきた『バキ』シリーズですが、人気キャラクターであるジャック・ハンマーも多くの名言を残しています。特にジャック・ハンマーは強さに対する執念を前面に出しており、こうした『強さ』や『生き方』に関する名言を残すことでも知られています。こうした『狂気』を帯びたストイックさはジャック・ハンマーの人気の理由にもなっています。

このセリフはジャック・ハンマーの執念を表す名言となっています。『純粋な強さ』を求めるバキの登場人物にはドーピングを使う戦士はほとんどいませんが、ジャック・ハンマーは強くなるためなら何でもします。たとえ寿命を縮めようとも、死ぬほどの激痛を伴っても関係ありません。ある意味では最も強さを追及する人物であり、死んでも構わないという『強さ』への執念を表したジャック・ハンマーを象徴するセリフとなっています。

このセリフはジャック・ハンマーの悲しき親子関係を表したセリフです。ジャック・ハンマーの最終的な目標は父親である範馬勇次郎に勝つことであり、認められることです。そのためなら何でもやるという覚悟を持っているジャック・ハンマーにとって、『最大トーナメント』ですら勇次郎との一戦のリハーサルにすぎません。

作中屈指のストイックさで知られるジャック・ハンマーの執念の理由を表しているセリフとなっており、ジャック・ハンマーを知る上で最も重要な名言となっています。

ピクルとの一戦でのジャック・ハンマーの名言です。ピクルは恐竜と戦った圧倒的な野生を誇る原始人です。一方でジャック・ハンマーはドーピングや骨延長などの現代科学の粋を集めた戦士です。そのためピクル対ジャック・ハンマーは『野生対現代科学』の一戦になっており、『ピクル編』のテーマを表した名言となっています。この時のセリフが後の『バキ対ピクル』にもつながることになる重要なセリフです。

ジャック・ハンマーの強さを象徴する言葉であり、ジャック・ハンマーがドーピングを越えて最強の形態になったことを宣言した名言です。あまりにもドーピングを多用したために、その副作用で死にかけるジャックがたどり着いた境地は『ステロイドを越える』というものでした。この時の強さは圧倒的であり、最大トーナメントやピクルとの戦いなどでこの姿を見せています。

肉体を追い込むことに徹したジャック・ハンマーの人知を超えたストイックさを表す名言であり、ジャック・ハンマーの圧倒的な執念がドーピングに打ち勝ったことを示すセリフとなっています。

ここではネット上でも大人気となっている『バキ』シリーズの登場人物『ジャック・ハンマー』に関するネット上の感想や評価を見ていきましょう。ジャック・ハンマーは『バキ』ファンにも大人気のキャラクターとなっており、ジャック・ハンマー対範馬刃牙などは漫画史に残っている一戦として語り継がれています。そういったジャック・ハンマーについてのファンの感想は数多く挙がっています。

ジャック・ハンマーは作中でも最強クラスのキャラクターとして多くの意見が集まっています。実際に、作中でも最大トーナメント準優勝という経歴は多くの戦士から羨望の眼差しを送られています。ネット上では『ジャックハンマーがまじ強い』という声や『ジャックハンマーの強さがやばすぎる』という声が挙がっています。

数多くの人気キャラクターを生み出している『バキ』シリーズですが、『ジャック・ハンマー』はその中でも人気上位に入るキャラクターとなっています。ネット上にはジャック・ハンマーを一番好きなキャラクターに挙げる声も多く、『ジャックハンマーが一番好き』という声や『推しキャラはジャック兄さんだろ』という声などが挙がっています。

ジャック・ハンマーの強さへの執念にも多くの感想が集まっています。ジャック・ハンマーは自身のカラダを気にすることなくドーピングや骨延長などを実践しており、その執念がスゴイと話題になっています。ネット上には『ジャック・ハンマーの生き様とか執念は憧れます』という声や『ジャック・ハンマーの執念は圧倒的なものがある』という声も挙がっています。

最大トーナメントでのジャック対バキ戦は『バキ』シリーズのなかでも最高の一戦として語り継がれています。実際に、初期のシリーズ『グラップラー刃牙』の最後の戦いであるためかなり気合いの入った戦いであるとファンにも絶賛されています。ネット上では『バキ対ジャック戦は何回見ても楽しい』という声や『バキ対ジャックは最高の一戦だろ』という声などが挙がっています。

ジャック・ハンマーは可哀想な息子だという同情の声も多く集まっています。父親と対立しながらも父親に認められている刃牙とは対照的に、父親から軽視されているジャック・ハンマーはネット上で可哀想な息子と考えられています。ネット上には『ジャック・ハンマーさんが可哀想』という声や『ジャック・ハンマーってかなりかわいそうな息子だよな』という声などが挙がっています。

最近はかませ犬という意見も多くあり、ジャック・ハンマーの扱いに不満を漏らすファンも多くいます。ピクルや本部などの強さを表すために噛ませ犬のような醜態をさらしているジャック・ハンマーには、往年のジャック・ハンマーファンは納得していない感想が多く集まっています。ネット上には『かませ犬化の文化を何とかしてほしい』という声や『ジャック・ハンマーの強いところが見たい』という声などが挙がっています。

今回は人気漫画『グラップラー刃牙』から始まる『バキ』シリーズの人気キャラクター『ジャック・ハンマー』の強さや名言、ネット上の感想などを紹介してきました。ジャック・ハンマーの強さは他の戦士たちとは違い、ドーピングなどの最新技術を駆使していることでも知られています。範馬刃牙とは異母兄弟であり、勇次郎の血統を受け継いでいることも注目されているポイントとなっています。

連載30周年も近づいており今後もますます盛り上がっていくことが予想されている『バキ』シリーズなので、ジャック・ハンマーの活躍にも注目して『バキ』シリーズをお楽しみください。