2019年10月10日公開
2019年10月10日更新
【名探偵コナン】沖田総司の漫画・アニメ登場回まとめ!YAIBAの登場人物?
ミステリー漫画『名探偵コナン』には、同じ作者の漫画『YAIBA』の沖田総司というキャラクターが登場します。沖田総司は、服部平次の剣道のライバルとして登場します。また、作中では、工藤新一も毛利蘭を巡って沖田総司をライバル視します。ここでは、そんな沖田総司がどんな人物なのか、プロフィールや『YAIBA』の基本情報を紹介します。また、『名探偵コナン』での登場回もまとめています。
目次
沖田総司は名探偵コナンの凄腕剣士
名探偵コナンの作品情報
この記事で紹介する沖田総司は、元々『名探偵コナン』のキャラクターではなく、『YAIBA』という漫画のキャラクターです。なぜ『YAIBA』のキャラクターが別の漫画に登場しているのか、ここでは『名探偵コナン』について詳しく紹介します。
名探偵コナンの概要
『名探偵コナン』は、1994年から週刊少年サンデーで連載されている少年漫画です。作者は青山剛昌で、『YAIBA』の作者と同じです。そのため、『名探偵コナン』に『YAIBA』のキャラクターが登場しているのです。他にも同作者の『まじっく快斗』のキャラクターも、黒羽快斗(怪盗キッド)をはじめ中森警部や青子、白馬などが『名探偵コナン』に登場しています。
『名探偵コナン』は連載開始から2年後にアニメ化され、それから国民的アニメとして親しまれるようになりました。現在では漫画やアニメだけでなく、映画や小説、ゲームなど様々なコンテンツで楽しむことができます。
名探偵コナンのあらすじ
黒の組織の闇取引を目撃した新一は組織の一員に襲われ、APTX4869という薬を飲ませられます。この薬によって新一は体が小さくなってしまい、江戸川コナンと名前を変えて生きることになります。コナンは、黒の組織の情報が入りやすい毛利探偵事務所に居候をしながら、様々な難事件を解決していきます。
沖田総司のプロフィール
沖田総司は、『YAIBA』の織田信長御前試合で登場した剣士です。新選組の初代沖田を上回るほどの剣術を持っており、刃を圧倒するほどの強さを見せつけました。しかし、試合後には剣術をやめるつもりでおり、剣に対してもさほど意欲がありませんでした。『名探偵コナン』では高校2年生で、服部と同学年です。顔は新一にそっくりだといわれています。
実は、『YAIBA』の主人公である鉄刃の妹の鉄諸羽に恋心がを抱いていることが、『名探偵コナン』の作中で明らかになりました。鉄諸羽の写真を持ち歩いているほど好意を抱いているようですが、まだ想いは伝えておらず、兄の鉄刃を倒したら告白しようと考えています。
また、『名探偵コナン』では大岡紅葉のクラスメイトで、大岡紅葉からは「剣道小僧」と呼ばれています。仲が悪いということではないようですが、大岡紅葉は沖田総司に辛辣な態度を取り、沖田総司は大岡紅葉に対して苦手意識を持っているようです。
沖田総司の漫画・アニメ登場回
漫画の登場回
ここでは、沖田総司が『名探偵コナン』の漫画にいつ登場したのか、登場回をまとめています。ここでは、登場回と一緒にストーリーのあらすじを紹介します。
名前だけの登場回
沖田総司の『名探偵コナン』の初登場回は、31巻の「浪速の剣士」です。コナン達は新幹線で大阪へ行き、服部が出場する剣道の試合会場に向かっていました。服部はトイレで隠れてコナンに電話をしていましたが、そこに和葉が現れます。
服部は準決勝まで一年生にまかせて、試合をサボろうとしていたのです。和葉は怒って服部を連れ戻します。服部はこれもアイツに勝つための作戦だと言い返します。そのアイツというのが、京都泉心高校の沖田総司のことでした。服部は高校一年生の時に、沖田総司が得意とする5段突きで耳の後ろを怪我するほどの実力を見せつけられていました。
その時は、突きをかわした時に負った傷の血が止まらなくなり、医者に試合を止められてしまいました。つまり決着がついていなかったのです。このストーリーでは名前だけの登場でしたが、服部が突きをかわしただけで怪我させられるほど、激しい試合をしたことが分かります。
キャラ初登場は93巻
沖田総司がコナンの前に初めて現れた登場回は、93巻の「今日こそ決着を」です。京都体育館では春季剣道大会が行われていました。服部は相手に1本取り、準決勝進出を決めます。応援に来ていたコナンと蘭は服部の強さを見て、個人戦は服部が優勝できるのではと期待します。しかし和葉は、決勝で当たる京都泉心高校の沖田総司との試合がどうなるか不安でした。
ちょうど和葉が沖田のことを話していると、会場では沖田総司が相手に5段突きを食らわせていました。相手の面は吹き飛び、選手は担架で運ばれます。服部は今回の大会で沖田総司に勝ち、和葉に告白しようとしていました。ちょうど昼食休憩になり、蘭とコナンはトイレに行ってから近くのファミレスで昼食を取ろうとしていました。
しかし、この時間帯はどこもトイレに人が並んでいます。そこで2人は北口から出たトイレに向かうことにしました。トイレの前では抜谷という審判員が休憩を取っていました。そこに泉心高校の面を被った人物が現れます。その人物は抜谷の首を切って殺し、その場を立ち去りました。蘭とコナンがトイレに向かうと、抜谷が首を切られて死亡しているのを見つけます。
コナンは、ここに来るまで誰ともすれ違わなかったことから、トイレに潜んでいるかもしれないと推測します。そんな2人に、ベンチに座っていた老人が声をかけました。老人は抜谷が殺された時もその場にいましたが、目が見えなかったので何が起こったのか分かりませんでした。コナンが死体の状態を確認していると、そこに沖田総司がやってきます。蘭は新一とそっくりな沖田総司に驚きました。
コナンは沖田総司が死体を見た時に「相当な手練の仕業」と言っていたのが気になっていました。沖田総司は殺された抜谷の服装から、審判員だと見抜きました。審判員は有段者でないとなれないため、有段者相手に一太刀で殺すのは相当な手練の仕業と思ったのです。そこに、試合前に練習しに来た服部が現れます。こうしてコナンと服部、沖田総司の3人を加えた事件の捜査が始まります。
94巻・95巻にも登場
沖田総司は、93巻に続いて94巻の「紅鼠の痕跡」と95巻の「濃紅の予兆」に登場します。新一は灰原に頼んで元の姿に戻り、服部の協力の元修学旅行に参加していました。そこで新一は母・有希子の友人の景子という女優に出会います。新一は景子から、暗号を解いてほしいと頼まれ、景子の泊まるホテルの部屋に行くことになります。
新一は蘭や園子、世良と一緒に景子の部屋に行き、暗号を見せてもらいに映画の脚本家の西木の部屋に向かいます。新一達が暗号をもらってしばらくすると、景子から西木の部屋に戻るようメールが来ました。急いで駆けつけると、その部屋で西木が天狗の伝説になぞらえて殺されていました。その後も景子の周りのスタッフが襲われ、殺されていきます。
新一は修学旅行を楽しみながらも事件が気になっていました。そこで服部から電話があり、ある料亭で俳優たちが集まって事件について話をするという情報を得ます。新一達はちょうど昼食をどこで食べるか迷っていたので、その料亭にに向かうことにしました。
その店に着くと、突然「天狗が出た!」という騒ぎが起きました。事態が収束しかけたころ、新一達が料亭に戻るとまた新たに人が殺されていました。新一が事件を解いている中、蘭はたまたま会った紅葉に沖田総司にどうやったら会えるか聞いていました。そこに偶然、騒動を聞きつけた沖田総司が現れます。
アニメの登場回
沖田総司は『名探偵コナン』のアニメにも登場しています。基本的にアニメオリジナルには登場しておらず、漫画のストーリーに沿って登場しています。
恋と推理の剣道大会
沖田総司のアニメの登場回は、916話の「恋と推理の剣道大会」です。これは漫画の93巻の内容と同じで、沖田総司は剣道大会で起こった殺人事件に巻き込まれてしまいます。
紅の修学旅行
沖田総司のアニメの登場回は、「紅の修学旅行」で前篇後編に別けた1時間スペシャル番組として放送されました。これは漫画の94巻と95巻の内容と同じで、沖田総司は「天狗が出た!」という騒動を聞きつけ、退治しようとやってきた時に蘭とたまたま遭遇します。
沖田総司はYAIBAの登場人物?
YAIBAの作品情報
『YAIBA』も『名探偵コナン』と同じく青山剛昌による作品の一つです。ここでは、沖田総司が登場する『YAIBA』とはどんな漫画なのかを紹介します。
YAIBAの概要
『YAIBA』は1988年から1993年まで連載されていた漫画です。漫画は全24巻、255話で完結しています。第38回小学館漫画賞児童部門にも選ばれており、1993年にはアニメ化されました。ちなみに連載が終わった翌年に『名探偵コナン』の連載が始まっています。
YAIBAのあらすじ
『YAIBA』は、天下一の剣士を目指す中学生の主人公の刃が、風神剣の魔力によって鬼になってしまったライバルの鬼丸との対決を描いた作品です。連載中盤は超人的な要素が多くなった作品ですが、物語終盤になるに連れその要素は薄くなり、純粋な剣術漫画をとして描かれました。
コナンの沖田総司はYAIBAの沖田総司
『名探偵コナン』の沖田総司は『YAIBA』の沖田総司と、同一の世界観だといわれています。沖田総司だけでなく、刃のライバルである鬼丸も登場しています。
設定もそのまま
沖田総司は、『YAIBA』での設定が生きたまま『名探偵コナン』に反映されています。『YAIBA』で描かれた沖田総司の得意とする5段突きは、服部も剣道大会でその技を受けていました。
沖田総司と新一と蘭の関係
沖田総司と新一は顔がそっくり
沖田総司と新一は顔が良く似ているといわれています。京都での事件で新一がテレビに写ってしまった時も、服部は沖田総司を使ってごまかしていました。また、蘭が沖田総司を初めて見た時は、新一にそっくりで驚いていました。
沖田総司と蘭は仲のいい友達
沖田総司は蘭と仲のいい友達で、本気で新一の恋のライバルになろうとは思っていません。実際に蘭がたまたま見てしまったお守りの中には、刃の妹の諸羽の写真が入っていました。沖田総司は諸羽のことが好きだと蘭に打ち明けています。
沖田総司にヤキモチを焼く新一
蘭は写真に写っている諸羽のことを聞きたくて、沖田総司に会いたがっていました。しかし新一はその事情を知りません。そのため、なぜ自分に似ている沖田総司に会いたがっているのか分からず、新一はヤキモチを焼き、沖田総司を恋のライバル視していました。
沖田総司と服部平次はライバル
剣の力はほぼ互角
沖田総司と服部の剣の実力はほぼ互角だといわれています。『名探偵コナン』では一方的に服部が沖田総司のことをライバルだと思っているようでしたが、93巻で沖田総司は服部のことを知っていました。沖田総司は服部のことを負けるかも知れない相手として認識し、実はライバル視していたのです。
2人のこれまでの戦績
服部は高校一年生の時に沖田総司と当たりましたが、服部が怪我をしてしまったため途中で棄権しています。そして31巻では、ライバルの沖田総司との試合に意気込んでいたものの、事件に巻き込まれて試合に間に合いませんでした。93巻では次の準決勝で勝てば対戦できるはずでした。しかしこの時も事件に巻き込まれ、2人は試合に間に合わず、戦うことはできませんでした。結局勝敗は今のところついていません。
沖田総司に関する感想や評価は?
毛利蘭>>>>>>>>>(超えられない壁)>>>>>>服部平次≒沖田総司#conan #名探偵コナン pic.twitter.com/zXuskx8zYu
— “嘲笑のひよこ” すすき (@susuki_Mk2) October 13, 2018
剣道大会の殺人事件では、蘭が襲いかかる有段者の犯人を空手で一撃で倒しました。この蘭の強さには、竹刀を構えていた服部と沖田総司も驚いていました。やはり蘭が最強なのではと、このシーンを見て思った方が多いようです。
そして沖田総司の対戦相手、鬼丸が登場!顔見ただけで強そう…😅
— 新アニメ少年探偵団2019 (@7KZ5D4gZvVUnwaJ) October 13, 2018
しかし決勝戦は家の都合で辞退すると言う。
蘭〈あの人が準決勝に勝っても決勝には出ないって事は…服部君出ればもう優勝🏆なんじゃないの〜!?〉
ウキウキ気分の毛利蘭。 pic.twitter.com/0UX7XmwN6k
剣道大会では、沖田総司に続いて『YAIBA』のキャラクターの鬼丸も登場しました。沖田総司とは準決勝で戦う予定でした。しかも鬼丸は決勝には家の都合で出られないというので、鬼丸が沖田総司を倒せば服部の優勝間違いなしでした。しかし残念ながら、沖田総司も服部も準決勝の試合には間に合わず、決着がつきませんでした。
名探偵コナンの褐色はどいつもこいつも強すぎ
— 蒼乃翼(ウィングシャウタ) (@I4cUEyfOuGUC8m7) July 1, 2019
服部平次
安室透
京極真
沖田総司 pic.twitter.com/XudrvsXXGU
沖田総司は『名探偵コナン』では褐色キャラの一人でもあります。沖田総司は天才剣士で、突きを食らうと相手が気絶してしまうほどの威力を持っています。服部はこの突きをかわしたにも関わらず、怪我をしました。安室や京極に並ぶほどの強いキャラだといわれています。
沖田総司の漫画・アニメ登場回まとめ
沖田総司は『名探偵コナン』の31巻から名前だけ登場し、その頃から服部のライバルです。その剣技は相手の選手が気絶するほどの威力を持っており、服部にとっては強敵でもあります。決着はつかなかったものの、94巻では再び登場し、『YAIBA』には描かれなかった新たな一面も見せています。
また、蘭をナンパするシーンもあり、新一も沖田総司に対して恋のライバル視していました。今後も『名探偵コナン』での登場に期待が持てるキャラクターです。