服部平蔵は推理力で服部平次を上回る？黒の組織のラム説や家族構成も調査

工藤新一と肩を並べている西の名探偵の服部平次の父親である服部平蔵の推理力・洞察力は、息子の服部平次を上回っていると言われています。今回はそんな服部平蔵に注目し、服部平蔵の推理力・洞察力の凄さを検証していきます。まずは名探偵コナンの作品概要を説明し、服部平蔵のプロフィールや登場回を紹介していきます。

名探偵コナンは1994年から週刊少年サンデーで連載されている推理物の少年漫画です。名探偵コナンは2019年現在も連載中で、連載期間は週刊少年サンデーの歴代最長となりました。1996年にはテレビアニメ化され、1997年からはアニメ映画も公開しています。その他にも実写ドラマや舞台にもなっており、世界的にも有名な日本を代表する作品の1つとなっています。

主人公の工藤新一は類稀なる推理力・洞察力で警察の捜査に協力し、高校生探偵として世間から脚光を浴びていました。ある日幼馴染の毛利蘭と遊園地に出掛けていたところ、怪しげな組織の取引現場に遭遇してしまいます。そして背後から忍び寄る仲間の存在に気付かず、殴り倒されて毒薬を飲まされます。幼児化してしまった工藤新一は江戸川コナンとして探偵事務所に転がり込み、元の姿に戻るために組織を突き止めようとします。

名探偵コナンの中でも高い推理力・洞察力を誇る服部平蔵は、キャリア組の警察官です。服部平蔵は大阪府警察本部長で、警視監という階級に位置しています。冗談を言うようなタイプではなく細目で寡黙なため、普段は何を考えているか分からないところがあります。大阪府警察刑事部長である遠山銀司郎とは幼馴染の関係で、難解な事件の捜査においても絶大な信頼を寄せています。

服部平蔵は数少ない登場回で、驚くべき推理力・洞察力を披露しました。被害者の状態を現場周辺の野次馬に聞いただけで、被疑者を特定したのです。また息子の服部平次を挑発して単独捜査をさせて犯人への目くらましに使うなど、西の名探偵の服部平次を上回る切れ者です。類稀なる才覚と長年の経験は、伊達ではありません。

名探偵コナンの中でも高い推理力・洞察力を誇る服部平蔵は、大阪府警察本部の所属なので登場回数は少ないです。初登場の48話の「外交官殺人事件(前編)」では、服部平蔵のセリフはありませんでした。そして77話の「名家連続変死事件(前編)」で本格的な登場となりました。その後118話の「浪花の連続殺人事件」や263話の「大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城」など、大阪で起きる事件があれば登場するようになりました。

「探偵たちの鎮魂歌」や「から紅の恋歌」など、ゴールデンウイークに公開されているアニメ映画にも登場しています。しかし息子の服部平次は父親の力を借りずに事件を解決しようと動くので、服部平蔵の登場回は少なくなっています。このように服部平蔵は登場回数の少ないキャラクターですが、実は名探偵コナンの玄人ファンから注目されて高い人気を集めています。

登場回数が少ないものの玄人ファンを中心に高い人気を誇っている服部平蔵について、プロフィールや登場回を紹介しました。続いては、服部平蔵に浮上している黒の組織のラム説を検証していきます。大阪府警察本部長である服部平蔵は、噂通り黒の組織のナンバー2のラムの正体なのでしょうか?

黒の組織のナンバー2とされているラムは、まだまだ謎の多い人物です。2019年9月時点で、まだ正体が明らかとなっていません。元々黒の組織に所属していた灰原哀によると情報が錯綜しており、屈強な大男・女のような男・年老いた老人という説があったようです。屈強な大男という線から、剣道の達人である服部平蔵のラム説が浮上しました。

謎に包まれているラムの容姿ですが、事故に遭った過去があり片目が義眼だという情報は確かなようです。この情報から、細目で目をあまり開かない服部平蔵のラム説が有力とされてきました。しかし2019年9月時点では様々な要因から、ラムの正体は黒田兵衛・若狭留美・脇田兼則の3人の内の誰かだというところまで絞り込まれました。

大阪府警察本部に所属にしている服部平蔵について、噂の黒の組織のラム説を検証しました。続いては服部平蔵の家族構成を紹介していきます。服部平蔵には息子の服部平次以外にも個性豊かな家族がいますが、一体どんなキャラクターなのでしょうか?

服部平蔵の妻は、競技かるたの元クイーンである服部静華です。服部静華は和服を着こなす才色兼備の42歳で、凛とした空気を纏っており肝が座っているキャラクターです。息子の服部平次を溺愛する一面もあり、毛利小五郎を試すために嘘の依頼をしたこともありました。

服部平蔵の息子の服部平次は主人公の工藤新一と肩を並べている探偵で、世間からは西の名探偵と呼ばれています。容姿は母親譲りの顔立ちと祖父譲りの色黒が特徴的で、地元愛の強い明るく人懐っこい性格をしています。ライバルである工藤新一を意識しており、登場2回目にして江戸川コナンの正体を見破りました。

大阪府警察本部に所属にしている服部平蔵について、黒の組織のラム説や家族構成を掘り下げてきました。続いては服部平蔵の声優を紹介します。実は服部平蔵の声は途中で変わっていて、担当声優は2人存在しています。それでは服部平蔵の声優2人について、順番に説明していきます。

服部平蔵の初代声優は、サスペンスドラマを中心に俳優としても活躍している小山武宏です。小山武宏は1943年12月1日生まれで、京都府の出身です。日本大学芸術学部演劇科を中退後、劇団欅に所属していたこともありました。声優・俳優として、数多くの作品に出演しています。小山武宏が高齢となり体を案じて、服部平蔵の声優を交代したのではないかと言われています。

服部平蔵の2代目声優は、悪役で定評のある山路和弘です。山路和弘は1954年6月4日生まれで、三重県伊賀市の出身です。三重県立上野高等学校卒業後は劇団青年座に所属し、俳優・声優・ナレーターとして活躍しています。近年では2018年に声優として、進撃の巨人のケニー・アッカーマン役に起用されています。

高い推理力・洞察力で注目されている服部平蔵について、黒の組織のラム説や家族構成などを説明してきました。それでは最後に、服部平蔵に関する世間での感想や評価を紹介します。玄人好みの渋いキャラクターである服部平蔵に対して、世間ではどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?

こちらは服部平蔵の顔をネタにして書いているツイートです。服部平蔵は細目が特徴的な強面なので、他のキャラクターに比べて描きやすいようです。警察のトップクラスで強面にも拘わらず、家では妻の服部静華に甘えていたりとギャップの大きいキャラクターです。

こちらは服部平蔵と息子の服部平次をカッコイイと評価しているツイートです。服部平次は母親の服部静華譲りのイケメンなので、服部平蔵とはあまり似ていません。しかし推理力・洞察力や芯に持っている強さなど通じるものも多く、親子2人とも沢山のファンがいる人気キャラクターです。

こちらは服部平蔵と幼馴染の遠山銀司郎推しになりそうだという内容のツイートです。服部平次や怪盗キッドのような派手さはありませんが、渋い空気感に心惹かれているようです。工藤新一や服部平次などメインキャラクターには無い大人の魅力が、服部平蔵・遠山銀司郎コンビにはあるのです。

名探偵コナンの中でも高い推理力・洞察力を誇る服部平蔵の黒の組織のラム説や声優について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?名探偵コナンはメインキャラクターだけではなく登場回数の少ないキャラクターにも、魅力的なキャラクターが沢山存在しています。また黒の組織の正体やストーリー展開も、多くのファンを楽しませています。この機会に服部平蔵の登場する名探偵コナンを、ご覧になってみてはいかがでしょうか?