【ゴールデンカムイ】ウイルクはアリシパの父親でのっぺらぼう!正体や人物像を考察

今話題の人気作品として、バトルアクション漫画のゴールデンカムイが注目されています。ゴールデンカムイに登場するウイルクというキャラクターは、ゴールデンカムイの主人公の一人アシリパの父親で、物語の鍵を握る重要な人物です。ここでは、そんなウイルクについての様々な情報を詳しくまとめて紹介します。アシリパの父親でのっぺらぼうと判明したウイルクの正体や人物像を考察していきます。

【ゴールデンカムイ】ウイルクはアリシパの父親でのっぺらぼう!正体や人物像を考察のイメージ

目次

  1. ウイルクとは?
  2. ウイルクの正体はアリシパの父親でのっぺらぼう
  3. ウイルクの正体に関する登場人物の証言
  4. ウイルクの人物像を考察
  5. ウイルクは死亡した?
  6. ウイルクに関する感想や評価
  7. ウイルクの正体まとめ

ウイルクとは?

ゴールデンカムイの作品情報

ウイルクが登場するゴールデンカムイという作品についての情報を紹介します。ゴールデンカムイは現在も週刊ヤングジャンプにて連載中の人気作品で、主人公の杉本佐一をはじめとする癖の強いキャラクターたちが、それぞれの思惑を胸に金塊を奪い合うというサバイバル漫画です。

ゴールデンカムイの概要

北海道を舞台としたサバイバルアクション漫画、ゴールデンカムイの作品概要を紹介します。ゴールデンカムイは、2014年に週刊ヤングジャンプにて連載を開始しました。週刊ヤングジャンプ2014年の38号から連載されているゴールデンカムイ。コミックスの累計発行部数は1000万部を超えるヒットを記録しています。作者は「スピナマラダ!」などの作品でも知られている野田サトルです。

ゴールデンカムイは、明治時代末期の北海道・樺太が舞台となっています。主人公の一人アシリパやウイルクはアイヌ民族であり、アイヌの文化についての描写が詳しくされている事でも有名です。単なるバトルアクション漫画ではなく、アイヌ文化や北海道に生息する動物を狩猟する描写など、様々な要素が詰め込まれている作品です。特に動物を狩って調理するシーンが数多く登場し、アイヌグルメマンガと称される事もあります。

アイヌ語の監修を中川裕が務めるなど、本格的で学術的にアイヌの文化が紹介されています。連載開始から数年で人気作品となったゴールデンカムイは、2018年4月からアニメ第1期が放送されていました。また、アニメ第2期も同年10月から放送されました。様々な勢力が入り乱れ、金塊をめぐってサバイバルを繰り広げるゴールデンカムイには、個性的すぎるキャラクターが多い事でも話題となっています。

ゴールデンカムイのあらすじ

ウイルクの登場するゴールデンカムイのあらすじを詳しく紹介していきます。ゴールデンカムイの主人公は日露戦争帰りの軍人・杉本佐一です。杉本佐一には故郷に幼馴染の梅子という女性がおり、彼女の身を案じていました。眼病に侵された梅子の治療費を工面するため、北海道へ砂金を集めにやってきた杉本佐一。北海道の川で砂金を探していた杉本佐一ですが、中々成果を得られずにいました。そんな時、ある男に出会います。

ある男から、アイヌの隠し財産の金塊の存在を知った杉本佐一。ヒグマに襲われて窮地を助けてくれたアイヌの少女・アシリパは、金塊をめぐる争いで殺されたウイルクという男の娘だと言います。杉本佐一は金塊を手に入れてアイヌへ返し、アシリパの父ウイルクの敵を討つ事を条件に、自身も取り分の金をもらう約束をし、アシリパと一緒に金塊を探す事となります。金塊を奪ったのっぺらぼうという男は、網走監獄にいると言います。

網走監獄の囚人たちの身体に、暗号となる入れ墨を入れたのっぺらぼう。入れ墨は囚人たちの体から皮ごと剥ぎ取り、つなぎ合わせると金塊の場所を示す地図になるのです。金塊の在処を仲間に伝える為、囚人たちを網走監獄から脱獄させたのっぺらぼう。杉本佐一は囚人たちの入れ墨を手に入れる為、アシリパと共に旅立ちます。そんな杉本佐一たちの前に、金塊を狙う様々な人物が登場し、争奪戦は加熱していきます。

ウイルクは物語の始まりに故人として登場

アシリパの父親・ウイルクは、あらすじでも紹介した通り、物語の始まりにすでに亡くなっているとして語られました。アシリパは父親のウイルクを敬愛しており、最初はその正体を知らずにいました。アイヌの金塊をめぐる戦いで、のっぺらぼうが金塊を奪ったと伝わっており、のっぺらぼうはそこに関わったアイヌの人々を皆殺しにしたのです。アシリパは父親ウイルクを、のっぺらぼうに殺されたと思っていました。

しかし、ゴールデンカムイのストーリーが進むごとに、事件の真相が少しずつ明かされていきます。アシリパの父親ウイルクの、その正体がのっぺらぼうである事が判明します。父親を殺されたと思っていたアシリパは戸惑いますが、のっぺらぼうが本当にウイルクなのか確かめる為、網走監獄に向かう決意を固めます。未だに正体の全容が分からないウイルクは、ストーリーの鍵を握るキャラクターです。

『ゴールデンカムイ』公式サイト│集英社

ウイルクの正体はアリシパの父親でのっぺらぼう

ウイルクの正体①アリシパの父親

アイヌの金塊に大きく関わるウイルクというキャラクターは、ゴールデンカムイの主人公の一人アシリパの父親です。物語の冒頭ではのっぺらぼうに殺されたと思われていたウイルク。そんな謎多きキャラクター・ウイルクの正体について紹介します。

アリシパに狩りを教えた

アシリパにとって、ウイルクはとても良い父親でした。母親のいないアシリパはずっと父親のウイルクに育てられてきました。かつてウイルクは北海道に渡りアイヌの女性と出会い、二人の間にはアシリパが誕生しています。しかし、アシリパの母親は病気で亡くなってしまったのです。ウイルクは父親として、アシリパにアイヌの文化や信仰・大自然を生き抜く術の狩りを教えます。

ウイルクのシビアな教育方針で、昔ながらのアイヌの女性としてではなく新しい時代の女性として生きていけるようにと、アシリパは逞しく育てられていきます。アシリパの自然に関しての豊富な知識量や弓矢や罠の腕前は、父親ウイルクから受け継いだものなのです。

アリシパと同じ青い瞳

アシリパは綺麗な青い瞳をしている少女です。この青い瞳は父親ウイルクに似たものです。のっぺらぼうが本当に父親ウイルクなのか確かめに網走監獄にたどり着いたアシリパは、監獄に入れられていたのっぺらぼうの瞳が青くない事で、父親ではなかったと安堵します。一度は安堵したアシリパたちでしたが、実はこののっぺらぼうは偽物だったのです。

ダミーののっぺらぼうに騙され、網走監獄へ侵入した事がばれてしまったアシリパたち。混乱の中で、本物ののっぺらぼうが現れます。本物ののっぺらぼうは綺麗な青い瞳をしており、杉本佐一が持っていた小刀もアシリパの物であるとすぐに気づきました。のっぺらぼうが本当にアシリパの父親ウイルクであった事が判明したのでした。

ウイルクの正体②のっぺらぼう

金塊を奪った

ウイルクはアシリパの父親ですが、のっぺらぼうに殺されたのではなく、のっぺらぼう自身だったことが判明します。のっぺらぼうが金塊をアイヌから奪った人物で、関わったアイヌの人々を皆殺しにしたと語られていました。ウイルクがのっぺらぼうだという事は、金塊を奪った張本人がウイルクだったという事になります。

24人の囚人に刺青

ウイルクがのっぺらぼうだったという事で、網走監獄にて24人の囚人に入れ墨を施したのもウイルクだったと分かりました。ウイルクが施した入れ墨は、皮を剥ぐ時に切込みを入れる線が入っています。狩猟の経験に長けたアシリパは、網走監獄から脱獄した囚人の入れ墨を見て、瞬時に皮を剥ぐ為の入れ墨であると見抜いたのでした。

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ウイルクの正体に関する登場人物の証言

ウイルクの正体①アリシパの証言

アシリパは父親のウイルクについて、のっぺらぼうに殺されたと思っていました。金塊強奪事件が起きた時、のっぺらぼうはウイルクを含むアイヌの人々を皆殺しにしたとされていましたが、殺された人々の死体は獣に喰い荒されてしまいます。そのため、ウイルクの死体は確認することが出来ない状態だったのです。

アシリパにとってウイルクは良き父親であり、生き抜く術を教えてくれた人でした。アシリパの証言によれば、ウイルクは手先が器用でモテたという事で、アイヌの文化についてはアシリパの母親から教わったと言っていました。

ウイルクの正体②キロランケの証言

キロランケは昔からウイルクを知っている人物として登場しました。キロランケによるとキロランケとウイルクは若い頃に、アムール川の流域から小樽へ渡ってきたとの事でした。一緒に小樽へ来た二人でしたが、お互いに家庭を持ってから疎遠になっており、アシリパが赤ん坊の頃に会ったきりになっていました。

網走監獄に収容されているのっぺらぼうが、脱獄させた土方に小樽のアシリパへ会いに行くように指示した事実から、のっぺらぼうこそがウイルクであると証言していました。

ウイルクの正体③インカㇻマッの証言

アイヌの女性で占い師のインカラマッによると、ウイルクはアムール川流域の少数民族と共に、帝政ロシアに対して解放運動をしていたと語られています。キロランケの裏切りによってウイルクは殺されたと言っており、キロランケに対しては警戒していました。小樽に至ったウイルクは幼かったインカラマッと出会い、インカラマッはウイルクによく懐いてアイヌの文化を教えていたと語っています。

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ウイルクの人物像を考察

人物像①ポーランド人と樺太アイヌのハーフ

ウイルクは、ポーランド人と樺太アイヌのハーフです。ウイルクは南樺太に生まれて幼少期はそこで過ごしていましたが、そんな頃千島・樺太交換条約が結ばれます。それまでどこの国の物でもなかった樺太は、ロシア領になってしまいます。南樺太にいた樺太アイヌの大半は、北海道へと渡っていきました。しかし、父親がポーランド人であるウイルクは北海道へ行く船に乗ることが出来ず、両親と共に樺太に残ったのです。

強制的に生活を変えられてしまった樺太アイヌたち。また、感染症の流行などにより数を減らしている樺太アイヌを見て、ウイルクは大国の都合ですりつぶされてしまう民族の文化を感じます。こういった背景もあって、後にウイルクは帝政ロシアへの解放運動へ加わったとされています。

人物像②オオカミへの憧れ

ウイルクという名前は、ポーランド語で狼という意味を持っています。この名前は、ウイルクの祖父が付けたものでした。幼少期に森で出会った狼にウイルクは憧れていました。ウイルクが憧れたのは、狼の効率的な生き方でした。群れを成してそれぞれに役割を果たしながら生きている狼。時には、仲間であっても役割を果たせなくなった者を殺してしまう事もあります。

残酷だったとしても生きることに純粋な狼を見て、ウイルクも狼のように生きようと心に決めます。こうした狼への憧れもあり、ウイルクは時に冷酷に瀕死の仲間を殺せるような、余計な迷いや甘えを持たない性格になったのです。この教えは娘のアシリパへも伝えていました。

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ウイルクは死亡した?

ウイルクは尾形に殺される

物語冒頭ですでに故人とされていたウイルク。しかし、のっぺらぼうとして生きていることが判明しました。網走監獄でアシリパはウイルクにたどり着くことが出来ましたが、そこでウイルクは殺されてしまいます。ウイルクは杉本佐一と共におり、杉本佐一と話すうちにアシリパの友人として信用します。杉本佐一にウイルクは「アイヌを殺したのは自分ではない」と伝えますが、そこまで話したところで尾形に狙撃されてしまいます。

ウイルクがアシリパに託した想い

ウイルクは、網走監獄で杉本佐一に会った時、アシリパに託した想いを語っています。ウイルクがアシリパを山で育て、狩猟の技を教え込んだのは、アシリパを戦えるようにする為でした。ウイルクは、アイヌの未来もアシリパに託そうとしていたのです。アシリパをアイヌの先頭に立って戦える存在に育てたウイルク。自分の娘を戦いに巻き込む思想に、アシリパを想う杉本佐一は激怒しました。

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ウイルクに関する感想や評価

ゴールデンカムイに登場するウイルクに関しての感想や評価をいくつか紹介します。ウイルクへの感想では、狼へ憧れることになったエピソードがとても良いという感想が聞かれています。謎の多い人物ウイルクは、その真意を全て語ることが無く死亡してしまいました。そんなウイルクの心情が少し察せるエピソードとして、狼へ憧れるエピソードは評価が高くなっています。

ゴールデンカムイに登場するウイルクの娘・アシリパ。彼女はまだ少女ながらも強い覚悟を持った人物として描かれています。この信念の強さは流石ウイルクの娘であると言われています。ウイルクは憧れである狼のように、合理的で迷いのない生き方を選んでいました。そんな彼がアイヌの未来を背負わせるために育てたアシリパ。アシリパを見ていると、さすがウイルクの育てた娘だと感じるのです。

ゴールデンカムイのウイルクに関しての感想では、謎に包まれたままのエピソードの真相が早く知りたいという感想が多くなっています。ウイルクは金塊を奪って隠した張本人であり、多くの登場人物がその金塊を狙って動いている状態です。金塊の行方に関わる重要な情報を持ったまま死亡したウイルク。物語の結末にも関わりそうな人物なだけに、早くウイルクの話の真相が明かされて欲しいとファンは待っている状態です。

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ウイルクの正体まとめ

ここでは、ゴールデンカムイに登場するウイルクに関しての情報をまとめました。ウイルクはアシリパの父親で、その正体は金塊を奪った張本人のっぺらぼうでした。作中ではすべての謎を明かすことなく死亡してしまったウイルク。物語の鍵を握る重要人物として注目されています。是非ゴールデンカムイをチェックして、ウイルクの真の目的や計画について考察して楽しんでみてください。

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