【ジョジョ】ブラックモアのスタンド能力と強さは？登場シーンや最期を紹介

漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の作中で最期まで大統領であるルーシー・ヴァレンタインに忠義を捧げたスタンド使いのブラックモア。ブラックモアは雨を自在に操る能力を持ったスタンドキャッチ・ザ・レインボーを駆使し、ジャイロ達を苦戦させました。本記事ではそんな大統領の部下であるブラックモアについてスタンドキャッチ・ザ・レインボーの能力や作中での最期などをまとめてご紹介します。

ではブラックモアのスタンド能力や最期をご紹介する前に、ブラックモアが登場するジョジョの奇妙な冒険の作品情報を簡単にご紹介していきます。ブラックモアが登場するジョジョの奇妙な冒険とは1986年から2004年まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、2019年9月現在「ウルトラジャンプ」で連載されている荒木飛呂彦による日本の漫画作品であり、本作の多くのファンからジョジョと略されて呼ばれています。

ジョジョと呼ばれる漫画ジョジョの奇妙な冒険はジョースター家とディオの世代を超えた戦いを合計8部構成で描いた長編漫画作品であり、2019年9月現在まで合計100巻を越える単行本が発売されています。その単行本は累計発行部数1億部を超える大ヒットを記録しており、2019年9月現在漫画ジョジョの奇妙な冒険はアニメ化やゲーム化、実写映画化など多数のメディア展開が行われている日本の漫画作品として知られています。

そんな大人気漫画ジョジョの奇妙な冒険において本記事でご紹介するブラックモアは2004年から2011年まで連載されたジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場しています。ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」はジョジョの奇妙な冒険第6部までのストーリーとは別の世界線を舞台に、アメリカで行われる大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」に挑む主人公の姿を描いた作品です。

そんな漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」は他のジョジョシリーズとは少し違っており、かっこいい多数の名言が描かれています。その名言シーンはどれも映画の世界のような表現が用いられており、ジョジョシリーズの中でも特に本作は多くのファンに根強い人気を集めています。もしまだ読んだ事がない方は、是非本記事をご覧になった後にでも一度チェックしてみてください。

本記事でご紹介するブラックモアとは上述でご紹介した通り、漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するキャラクターの1人です。ブラックモアは常に傘を差し、ケープが付いた真っ黒なレインコート身に纏っている謎のキャラクターとなっています。いつも困った表情を浮かべているブラックモアですが、普段は保安官をしているキャラクターであり、その困った顔と違ってたいへん優秀な人間とされてます。

実はそんなブラックモアは大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」で1000年の栄光と繁栄を手にすることが出来ると伝わる「聖人の遺体」を欲し、裏で暗躍している大統領ルーシー・ヴァレンタインの部下であり、保安官という地位を利用して合法的に情報を収集しています。優秀な保安官であるブラックモアは情報収集力にも優れた才能を有しており、わずかに残された手がかりだけを頼りにルーシー・スティールを追跡します。

どうやらブラックモアは大統領の部下の中でスタンド関係を管轄しているようであり、ブラックモア自身もキャッチ・ザ・レインボーというスタンドを持っています。このキャッチ・ザ・レインボーというスタンドは雨を自在に操って相手を切り裂いたり、身体をバラバラにして移動できるといった能力を持っており、ジョジョ7部の作中で侵入者であるルーシー・スティールを追い詰める働きをしました。

しかしその時ブラックモアは遺体の本人を見て興奮してしまい、その隙を突いたルーシー・スティールに重傷を負わされてしまいました。重傷を負わされたブラックモアですが、大統領への高い忠誠心で復活し、雨で傷を塞いでルーシー・スティールを再度追跡しました。しかし追跡の中でブラックモアはジョジョ第7部の主人公であるジャイロとジョニィのタッグと交戦することになり、雨が降り止んだことで最期を遂げました。

漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」で大統領に高い忠義心を示してかっこいい最期を迎えたスタンド使いのブラックモア。はたして大統領の部下であるブラックモアのスタンドはどういった能力があるのでしょうか。ここからはブラックモアが使用するスタンドの能力についてご紹介していきます。大統領の配下であるブラックモアはキャッチ・ザ・レインボーというスタンドを駆使して戦います。

ブラックモアのスタンドであるキャッチ・ザ・レインボーは仮面の形をしたスタンドであり、仮面の表面には虹の模様が描かれています。このキャッチ・ザ・レインボーは雨を自在に操ることが出来るスタンドとなっており、雨が降っている時は無敵の存在となる能力があります。しかしブラックモアのスタンド能力は雨が降っていないと機能しないため、使いどころが非常に限られた不便なスタンドといえるでしょう。

上述でご紹介した通り、ブラックモアがジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」で使用したスタンドであるキャッチ・ザ・レインボーは雨を自在に操る能力を持っています。まずブラックモアがキャッチ・ザ・レインボーのスタンド能力を使用する際、空中に振っている雨を固定させます。キャッチ・ザ・レインボーのスタンド能力で空中に固定された雨は完全にブラックモアと一体化されることになります。

降っている雨と一体化したブラックモアはキャッチ・ザ・レインボーの能力で降っている雨の上を歩いたり、雨を使って相手を攻撃することが可能になります。さらに他にもキャッチ・ザ・レインボーの能力で固定した雨で、身体をバラバラにしたり雨の中を自在に動くことが可能になります。また重傷を負っても雨を操って傷口を止めることが出来る能力も持っており、雨が降っている戦況下では最強のスタンドであるといわれています。

雨を固定することで雨の中を自在に動いたり、雨を操って敵に攻撃を加えたりできるなど雨が降っている状況下では最強の能力を持つキャッチ・ザ・レインボー。しかしブラックモアがジョジョ第7部で使用したキャッチ・ザ・レインボーはあくまでも雨を操る能力を持ったスタンドであり、水道水など通常の水では能力を使用することが出来ません。そうキャッチ・ザ・レインボーの能力は雨が降らなければ全く戦力にならないのです。

さらにブラックモアがジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の作中でキャッチ・ザ・レインボーのスタンド能力を発動した際、雨が止んでしまいます。雨が止んでしまうとキャッチ・ザ・レインボーのスタンド能力は解除されてしまい、ブラックモアは最期を遂げることになります。このことからキャッチ・ザ・レインボーのスタンド能力は場所を選んでしまうなどの弱点が非常に多い諸刃の剣であるといえるでしょう。

雨が止んだことで能力が解けて最期を迎えることになったブラックモアですが、雨が降っている状況ではもはや最強といえるほどの強さを秘めています。ではそんなブラックモアがジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」で使用したスタンドキャッチ・ザ・レインボーの元ネタは何なのでしょうか。ここからはブラックモアがジョジョ第7部の作中で使用したキャッチ・ザ・レインボーの元ネタをご紹介していきます。

ジョジョの奇妙な冒険シリーズに登場するスタンドの多くは洋楽が元ネタとなっており、キャッチ・ザ・レインボーもアメリカのギタリストであるリッチー・ブラックモアが所属したバンド「RAINBOW」の楽曲である「キャッチ・ザ・レインボー」が元ネタとなっています。また前述を見て分かる通り、ブラックモアの元ネタはキャッチ・ザ・レインボーの元ネタとなった楽曲を制作したギタリストのリッチー・ブラックモアです。

ではここからはブラックモアがジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」で登場したシーンをまとめてご紹介していきます。漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の第36話でルーシー・スティールは「遺体」の場所を記した手紙を持つ伝書鳩を発見します。その時大統領であるファニー・ヴァレンタインとその部下のブラックモアが現れ、「遺体」の在り処が記された伝書鳩が逃げてしまいます。

伝書鳩に「遺体」の在り処が記載された手紙があると知っている大統領はブラックモアに追いかけるよう命令します。ブラックモアはその時伝書鳩が手紙を持っていないことに気付き、侵入者の痕跡を探します。その途中でブラックモアはルーシー・スティールが手紙を持っていると勘づき、水滴を伝ってルーシー・スティールを追跡します。ルーシー・スティールは追い詰められるものの、マウンテン・ティムの助けで無事脱出します。

そしてブラックモアはルーシー・スティールを助けたマウンテン・ティムと対峙します。この戦いでブラックモアは体を分散させてマウンテン・ティムが放つ弾丸を避け、マウンテン・ティムに圧勝します。ブラックモアは2秒の時間をマウンテン・ティムに与えて犯人を聞き出すのですが、ルーシー・スティールを愛しているマウンテン・ティムは最期までルーシー・スティールが犯人であることを話しませんでした。

ブラックモア自身マウンテン・ティムの最期を見届けるのですが、マウンテン・ティムが抱いているルーシー・スティールへの想いに気付いていました。マウンテン・ティムが最期を迎えた後、ブラックモアは犯人の痕跡を調査します。そしてブラックモアはルーシー・スティールの痕跡を発見し、再度ルーシー・スティールの追跡を開始するのでした。

ブラックモアに追跡されているルーシー・スティールは夫を助けるにはジャイロとジョニィを頼るしかないとマウンテン・ティムに聞かされており、2人と合流するために馬を駆けます。しかし優れた追跡能力を持つブラックモアは逃げるルーシー・スティールを捉え、「遺体」の在り処が書かれた手紙を入手します。その時ブラックモアはルーシー・スティールが一般人であることを知り、大統領に彼女と彼女の夫の処理方法を委ねました。

大統領にルーシー・スティールとルーシー・スティールの夫の処理方法を聞こうとしたブラックモアはその時、「遺体」を自分のものにしたいという感情を抱きました。するとブラックモアが「遺体」を欲した際、分かれている他の部位と合流するため、「遺体」が独りでに転移してしまいます。「遺体」が転移したことに驚いたブラックモアですが、次の瞬間ブラックモアがもっと驚愕してしまう出来事が発生してしまいます。

なんと「遺体」が転移した後、ブラックモアの前に聖人と思われる生前の「遺体」の姿が現れたのです。一瞬ではあるものの、生前の聖人を見たブラックモアは興奮します。しかしブラックモアは興奮している隙を突かれてルーシー・スティールに撃たれてしまいます。そして「遺体」はルーシー・スティールの手元に戻ってしまいました。その後ブラックモアは傷を雨で治すものの、雨が止んでしまうと死亡する状況となってしまいます。

重傷を負い、雨が降り止んだら最期を遂げてしまう状態となったブラックモアは興奮状態から目を覚まします。最初ブラックモアは「遺体」を欲していました。しかしブラックモアはこの感情が悪だと捉え、ルーシー・スティールから受けた重傷はその罰だと考えます。そしてブラックモアは大統領への忠誠心を取り戻し、大統領のためだけにルーシー・スティールが持って行った「遺体」を手に入れようと決意を固めるのでした。

ブラックモアから「遺体」を取り戻したルーシー・スティールはようやくジョニィとジャイロの2人と合流することに成功しました。しかしその瞬間「遺体」を大統領のために手に入れようとしているブラックモアが姿を現します。ブラックモアはキャッチ・ザ・レインボーのスタンド能力を発動し、空中にある雨を固定させます。そして雨をスタンド能力で固定させたブラックモアは3人を身動きできない状況に追い詰めます。

ジャイロとジョニィ、ルーシー・スティールはブラックモアが使用したキャッチ・ザ・レインボーの能力で動くことが出来なくなってしまい、絶体絶命の状況に陥ってしまいます。その時ジャイロは一回投げた鉄球と同じ軌道上に再度鉄球を投げるといった手段をとることにします。このジャイロの作戦は上手くいき、ブラックモアは奇襲攻撃によって、ジャイロが繰り出した技を受けることになってしまいました。

ここからはジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するブラックモアの最期についてご紹介していきます。ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の作中で鉄球を再度放ったジャイロは雨がブラックモアの能力に関係していると気付いており、鉄球の回転で雨を蒸発させようとしました。しかしブラックモアにとって大統領のためなら命など惜しくはなく、乾坤一擲の攻撃に出ます。

ルーシー・スティールに留めを刺して「遺体」を手に入れようとしたブラックモア。しかしブラックモアの攻撃はルーシー・スティールに届くことは無く、逆にジャイロが放った回転する鉄球が顔面に直撃してしまいます。回転する鉄球が顔面に直撃したブラックモアはもはや再起不能の状態となってしまい、スタンド能力が切れてしまいます。上述でご紹介した通り、ブラックモアは雨で傷口を無理やり閉じた状態でした。

スタンド能力が切れてしまったことで雨が無くなってしまい、ブラックモアの傷は開いてしまいます。そして雨が止み、キャッチ・ザ・レインボーのスタンド能力が切れたブラックモアは最期を遂げます。こうしてブラックモアは死亡し、ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」の作中から姿を消すことになりました。

では最後に、漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するブラックモアのかっこいい魅力についてまとめてご紹介していきます。まず最初にご紹介する漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」のブラックモアのかっこいい魅力はその口癖です。ブラックモアはジョジョの第7部の作中で「すいませぇん」と言う口癖を持っており、喋る時の頭にこの口癖を置いて喋ります。

おそらくこの口癖だけを見ると気弱なキャラクターに見え、かっこよさはあまり感じないことでしょう。確かにブラックモアはこの口癖以外に容姿も困り顔をしており、気弱なイメージが強いキャラクターです。しかしこの気弱な見た目や口癖と違ってブラックモアは非常に優秀な人物であり、いざという時はその命すらも投げ出す覚悟を持っています。この容姿とのギャップからブラックモアはかっこいいと人気を集めています。

ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するブラックモアのかっこいい魅力で2つ目に挙げられるのはその優れた観察眼です。上述の登場シーンでご紹介した通り、ブラックモアは逃げた伝書鳩ではなく、ルーシー・スティールが「遺体」の手紙を持っていると僅かな手がかりで見破りました。この観察眼の凄さはジョジョシリーズの中でもトップクラスであり、大統領にとって最高の部下であるといえるでしょう。

漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するブラックモアに関する感想ではブラックモアがかっこよすぎるといった感想が非常に多く寄せられていました。ジョジョの第7部で登場するブラックモアは大統領に強い忠誠心を捧げており、ジョジョ第7部の作中で命を投げ出して忠義を貫きます。この最期まで大統領へ忠誠を捧げ、非常に美しい忠義を貫いて死亡したシーンは非常にかっこいい場面となっています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場したブラックモアに関する感想ではスタンドが強くてかっこいいといった感想も多く寄せられていました。ブラックモアのスタンドであるキャッチ・ザ・レインボーは自由自在に雨を操って戦う天候に左右される能力を持っています。確かに雨が止んでいると戦力にならないのですが、雨さえ降っていれば、実質最強クラスの強さを持ったスタンドとなっています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するブラックモアに関する感想ではブラックモアとマウンテン・ティムの戦いが最高だという感想も多く見受けられました。ジョジョ第7部の作中でルーシー・スティールを追うブラックモアはマウンテン・ティムと激突し、勝利します。この時ブラックモアはマウンテン・ティムの気持ちを汲んで最期を見届け、多くの読者を感動させました。

本記事では漫画ジョジョの奇妙な冒険第7部「スティール・ボール・ラン」に登場するブラックモアについてそのスタンド能力や最期などをまとめてご紹介しました。雨さえ降っていれば無敵の強さを誇るスタンドを持つブラックモアは命を捨てて大統領への忠義を貫きます。このブラックモアのかっこよすぎる最期から一躍人気を博し、ブラックモアはジョジョ第7部の中でも多くの読者に支持されるキャラクターとなりました。