銀魂で堂本剛が演じた高杉晋助がすごい！原作ファンも納得の実写画像を紹介

銀魂（ぎんたま）は、空知英秋（そらちひであき）原作の少年漫画です。週刊少年ジャンプで2004年から現在に至るまで連載されています。アニメ化、ゲーム化もされており、熱心なファンに恵まれた作品だと言われています。銀魂のジャンルは作者の空知英秋曰く「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」だそうです。

天人（あまんと）と呼ばれる宇宙人によって開国させられた江戸を舞台に、主人公の坂本銀八が周囲の面々と珍事件を繰り広げるギャグテイストな作品です。１話完結のギャグ回が多い作品ですが、所々でシリアスなストーリーが続いたり、中には涙を誘うような真剣な回もあります。そうしたエピソードはファンの間でも評価が高いものが多いです。

原作漫画、アニメ化作品等、様々な媒体の銀魂で登場する高杉晋助ですが、彼個人のファンも多く存在し、銀魂作中で1、2を争う人気を誇っています。ここではそんな高杉晋助がどの様なキャラクターなのか、画像を交えつつ簡単に紹介します。

主に幕府の転覆を狙い暗躍する組織、鬼兵隊のリーダーです。危険人物ばかりが集まる鬼兵隊を束ね、「攘夷志士の中で最も過激で最も危険な男」と称され恐れられています。常に狂気すら感じる薄ら笑いを浮かべています。鋭い洞察力、狡猾な頭脳そして強靭な戦闘能力などあらゆる面において卓越した才能を見せます。攘夷戦争においては桂小太郎や坂田銀時と共闘し、共に天人と戦っていましたがその後はそれぞれ道を違えています。

高杉晋作は幼少期に松下村塾で桂小太郎や坂田銀時らと共に吉田松陽の教えを受けていました。高杉晋助は人一倍吉田松陽を尊敬し、心を開いていました。幕府によって松陽が逮捕され、処刑されてしまうと恩師を奪った世界や江戸幕府に対して憎しみを募らせます。高杉晋助の行動の奥底にはそうした恩師、吉田松陽への思いが秘められていたようです。

2017年に福田雄一監督作、実写映画版『銀魂』が公開されました。収録されたストーリーは原作コミックス10巻の「カブト狩り」回や11-12巻の「紅桜篇」が主となっています。原作と同じくギャグとシリアスを織り交ぜた構成となっており、評価の分かれがちな漫画原作の実写映画の中では比較的評価の高い作品です。今回紹介する堂本剛扮する高杉晋助は「紅桜篇」で登場します。

実写映画版『銀魂』はファンの間で出演者のキャラ再現度が話題となっていました。映画公開前に発表されたキャラクタービジュアルが「原作そのまま」「頑張ってるじゃん」という声が寄せられていました。中でも高杉晋助を演じる堂本剛のビジュアルが特にそっくりだと話題でした。公式から、上の様な画像が発表されていました。

堂本剛はジャニーズの代表的なグループKinKi Kidsのメンバーで、アイドル歌手活動以外に俳優としての活動が注目されています。映画やドラマだけでなく、舞台にも多数出演するなど多岐に渡る活躍を続けています。ここでは堂本剛本人に注目して画像を交えつつ紹介します。

堂本剛による実写版高杉晋助はファンも納得の再現度でした。漫画だけでなくアニメ化もされている作品は、声優の印象等によってキャラクターのイメージが固まってしまう傾向にあります。その中で銀魂の人気キャラクターである高杉晋作を演じるのは難しいものですが、堂本剛は見事に演じ切りました。画像の通りアニメの高杉晋助と見比べても遜色ありません。

堂本剛が初めて演じた実写化キャラクターは高杉晋助ではありませんでした。堂本剛が演じてきた作品で有名なのは連続ドラマシリーズの『金田一少年の事件簿』です。また、友情出演ですがSMAP主演『シュート！』も大島司原作の漫画の実写化作品でした。

やはり堂本剛が演じた役で代表的なのは、連続ドラマシリーズの『金田一少年の事件簿』で演じた金田一一（きんだいちはじめ）です。『金田一少年の事件簿』は「週刊少年マガジン」で連載されてきた人気漫画ですが、何度もドラマ化、映画化されています。中でも堂本剛が金田一一を演じたシリーズは評価が高いです。以前に漫画原作の実写化キャラクターを演じた経験が、銀魂における高杉晋助の演技に生かされたのかもしれません。

実写映画版銀魂で高杉晋助を演じた堂本剛はそのビジュアル再現以外にも評価されている点が数多くあります。熱心な原作ファンを納得させた堂本剛による高杉晋助役は、一体どのような点が評価されたのでしょうか？画像を交えつつ、ここで紹介していきます。

原作版銀魂のファンの多くは高杉晋助のキャスティングが堂本剛だという一報に驚いたのではないでしょうか？普段の堂本剛は高杉晋助の雰囲気とあまりにもかけ離れているからです。お笑いが好きでユーモア溢れる彼のイメージが原作のクールな高杉晋助と合わないのではと心配する声もありましたが、見事に演じ切りました。このギャップに心打たれた方も多いようです。

堂本剛が高杉晋助を演じるにあたって、高杉晋助としてのキャラクターを意識した演技をしていました。セリフひとつをとっても、アニメ版の高杉晋助の様な飄々とした口調で語り、暗い陰謀を隠し持っているかのような不穏な語り口は高杉晋助のキャラクターに見事マッチしていました。

高杉晋助の魅力は目力にもあります。左目の光を失い、隻眼となっている高杉晋助ですが残された右目の眼差しは鋭いです。あまり多くを語らない高杉晋助は背中や目で語ります。堂本剛が演じた実写版でも目がクローズアップされるシーンが散見されます。堂本剛も目の演技に力を入れていたことが評価の要因となっています。

実写映画版銀魂の監督、脚本を務めた    福田雄一監督も堂本剛の演技を絶賛していました。喋っている時はクールだが、戦う中で刀を振り下ろすときは一瞬怖くなる。そうした目つきの、一瞬の変化が気に入っているそうです。こうした演技の幅は天性のものではないかと語っています。

実写映画版銀魂の最終興行収入は38.4億円を記録し、2017年の邦画実写映画で最大級のヒットとなりました。それを受けて、第２作の製作も決定したそうです。公開は2018年8月17日からで、出演するキャストも順次公開されていました。しかし、そこで気になる噂が広がります。

週刊誌で「堂本剛が出演を辞退する考えを表明した」という報道が流れました。2017年に「突発性難聴」が発症し、健康面の不安が増したことで「降板する」と申し出たと言われており、代役には元KAT‐TUNの赤西仁が候補に挙がっていたそうです。公式から発表された情報では無いので信憑性は確かではありませんが、赤西仁が高杉晋助を演じた可能性があったことが分かります。

週刊誌による報道によると結局堂本剛の銀魂2への出演は決定されたということでした。公式からクランクアップと正式なキャストが報告された時にも、高杉晋助役堂本剛の名前を確認することが出来ました。つまり、新作でも「高杉剛」を観ることが出来るということです。そして高杉晋助が登場するということは、ストーリーも彼や鬼兵隊にまつわるものになる可能性が高いことを意味します。

この記事では堂本剛が演じた高杉晋助について、原作における高杉晋助の立ち位置やプロフィール、そして彼を演じた堂本剛の来歴と演技力の高さや魅力を、画像を交えつつ紹介しました。昨今評価の分かれやすい漫画の実写化作品であるにも関わらず、ファンからも納得された劇場版銀魂と堂本剛演じる高杉晋助の魅力は伝わったでしょうか。ぜひ銀魂の実写映画もチェックしてみてください！