銀魂のタイトル一覧・名言集！心に響くものなど画像付きランキングまとめ

2004年から週刊少年ジャンプにて連載されている大人気ギャグSF漫画の銀魂。適当で死んだ魚の眼をしているものの、いざというときには頼りになる主人公坂田銀時とその仲間たちが繰り広げる人情物語や、時事ネタを取り込んだギャグパートなど笑いあり・感動あり・涙あり・シモネタあり・放送禁止内容ありというギリギリのストーリーが面白いと人気を博し、現在でも根強い人気を誇る漫画です。

内容への苦情やパロディにされた作品からの提言もありアニメ放送は休止や最終シリーズと銘打っって何度も終わるものの、懲りずに新シリーズを企画・放送する、完全最終回と銘打って劇場版を発表した後に新シリーズを発表するなどいわゆる「最終回詐欺」を何度も行って逆に面白い作品のネタにするなど他のアニメにはできないようなメタギャグアニメとしての売り込みを行っています。
 

「勇者ヨシヒコシリーズ」や「ニーチェ先生」等の実写映画化に関わった福田雄一監督が制作した実写映画は大成功を収め、公開終了後即座に第二弾制作発表が行われるほどでした。

完全パロディ化ストーリーから物事の本質をついているものまで2018年4月現在660話超える数のタイトルを持つ銀魂。作品の内容どころか作者の思っていることを書いただけでは無いかという面白いものから3行も使ってしまうほど長いものまである中で、今回はタイトルの中でも人気の高い物をストーリーの解説とともにランキング形式にて発表していきます。

漫画版銀魂15巻第百二十四訓・アニメ版銀魂63話タイトル。週刊少年ジャンプが好きな痔持ちの忍者という少々メタなキャラクター服部全蔵のスピンオフストーリー。ピザの配達のバイト先で出会った千里眼を持つ少女との出会いと別れを描いたストーリーであり、未来が見えるせいで大人たちに祭り上げられ利用されてしまう少女とジャンプを通じて交流を持った全蔵が彼女を助け、未来は変えられると教える人情物語になっています。

未来が見えないこととジャンプの次回予告があてにならないことを欠けているとは言え、読者にとってはメタなタイトルと内容と思わせてしまうストーリー。銀魂は他にも「メニューが多いラーメン屋は大体流行っていない」や「××遊びは20歳になってから」などストーリーのキーワードは含まれているもののメタなタイトルが多い事もあり面白い部分でもあります。

漫画版銀魂2巻第七訓・アニメ版銀魂6話タイトル。志村新八が応援するアイドル「寺門通」登場回。気弱でストーリのリアクション・ツッコミ係だった志村新八のアイドル親衛隊隊長というキャラクターの掘り下げを行った回です。

銀時が偶然巻き込まれた脱獄囚のおじさんが向った先は、娘の初大型ライブに駆けつけるためだったという内容。娘が小さい頃に約束した「ライブに必ずバラを持って駆けつけるという思いを大切にしていたという告白は読者の胸に感動を呼びました。

「一瞬で人生を棒に振った俺だからこそ、人生には見落としてはならない大事な一瞬がある事を知っているのさ」娘の晴れ舞台を見ながらつぶやいた親父さんの言葉にはタイトル通りの重さがありました。視聴者からの反響も大きかったようです。

漫画版銀魂巻17第百四十訓アニメ版銀魂71話・メイド型アンドロイドが登場する「芙蓉編」の中で使われたストーリータイトルです。見た目も人間そっくりで従順なアンドロイドの生首の部品を拾ってきた神楽でしたが、そのアンドロイドは殺人容疑のかかったお尋ね者だったという導入から始まる銀魂の中でも屈指の感動回と言われる内容です。

死んだ娘のデータを組み込んだアンドロイドを完全なものにするという願いを持った父親と娘の生前のデータを組み込まれたアンドロイド。2人の思惑はすれ違い、アンドロイドが銀時と出会ったことによって新たな感情が芽生えだします。

最後には娘のデータの入った自分を犠牲にしてでも銀時達を救う決断をするアンドロイドでしたが、銀時達は廃棄されたアンドロイドの僅かなデータをすくい上げて新たなアンドロイドを作り出します。復元された彼女はおぼろげながらも銀時たちのことを覚えており、完全に消すことのできないデータが有ったというラストで締括られています。

漫画版銀魂15巻第百二十二・百二十三訓・アニメ版銀魂81話タイトル。後の順レギュラーキャラクター柳生十兵衛の登場・ストーリー回。幼少期から新八の姉である妙と親交のあった十兵衛がお妙に求婚することから始まるギャグ有り・シリアスありの長編であり、新選組の近藤勲を巻き込んだ「彼女を笑顔にする」という思いを胸に剣道の名門柳生一族に殴り込みに行くストーリーです。

幼少期に十兵衛の片目を失うきっかけを作ってしまったことに負い目を感じていたお妙は十兵衛に嫁ぐことにしますが、物語の後半で十兵衛も女性であることが発覚します。苦しむお妙と同じように十兵衛も同性同士では結婚できないこと、名門の後継ぎとして女の子として育てられず強くならなければならないことに苦しんでいました。

銀時達にぶっ飛ばされ素直に生きていきたいと最後に本音を言うことができた十兵衛はラストシーンで自然に、皆のもとに戻ってきたお妙は弾けるような笑顔を見せることができました。

漫画版銀魂3巻第十四訓・アニメ版銀魂13話タイトル。家出娘の捜索を引き受けた銀時一行は、宇宙人である天人がばらまいている麻薬によって彼女が麻薬漬けにさせられていることを見つける。家出娘を救う為に単身巨大麻薬組織に歯向かうも返り討ちにあい、神楽と新八は囚われ銀時は重症を追ってしまう。
 

新八達を救うため天人と対抗する反政府組織に所属する元同士・桂と共に乗り込む際には面接希望の新人としてキャプテンの変装、もといコスプレをして潜入する2人。最後には無事に新八達を救い出す銀時でしたが、新八たちがつかれたと駄々をこねるので仕方なく背負って帰る銀時「重てぇ」と愚痴をたれながら帰る銀時ですが、どこか背負うものに安心しているかのようなそのセリフにグとくるワンシーンでした。

漫画版銀魂4巻三十一訓・アニメ版銀魂17話タイトル。からくり技師として名を馳せす平賀源外初登場ストーリー。天人との戦いで命を落とした息子の敵討ちに息子を処刑した将軍を暗殺しようと企む平賀でしたが、銀時達に止められてぶつけようのない怒りと息子を失った悲しみを吠えるシーンが印象的な作品。宇宙人がやってきた事によって失われた命や銀時達犯行勢力の心情などが伺える重要なストーリーでした。

からくりをいじるのが好きだった源外に習ってからくりをいじっていた息子ですが、戦争が始まって人殺しのからくりを作る父親の変わりに戦場へ身を投じます。自分が人を殺すからくりを作ったせいで息子が死んだのか、誰のせいで死んだのかと苦しむ源内でした。

しかし、息子の名をつけていたからくりが壊れる直前に「オ、オヤジ、油マミレニナッテ楽シソーニシテルアンタガスキダッタ」と告げて機能を停止します。かわいがった息子は親に似ている。そんなメッセージが込められたタイトルです。

漫画版銀魂1巻第一訓のタイトル。銀魂を知っている人にほとんど周知される有名タイトルです。銀魂が連載された2004年頃は作品タイトルや各話タイトルを長文にするブームが始まっており、銀魂はその走りとも言える作品です。

気弱なフリーターの志村新八と主人公坂田銀時が出会う物語の始まりですが、軽薄そうな男の銀時の人となり、その姿を見て変わろうとする新八などタイトルにふさわしい内容となっています。そして連載が進むに連れてこのタイトルを掛け合いとしたタイトルのストーリーが作られました。

漫画版銀魂43巻三百七十二訓・アニメ版銀魂253話のタイトルです。坂田銀時ではなく坂田「金時」が主人公になっているというストーリーで、コミックスの扉タイトルロゴやアニメアイキャッチも「金魂」に変わっているという面白い回でした。43巻表紙も1巻表紙のパロディになっており、初期からのファンを湧かせる構成になっています。

10年以上の連載からメディアミックスまで幅広い展開を見せる銀魂。本編だけでなくタイトルの面白さもふんだんに有るため、今後の展開がとても楽しみな作品です。