銀魂の高杉が包帯をしている理由は？その魅力や声優キャストも紹介

銀魂は、週刊少年ジャンプ（集英社）にて、2004年2号より連載されている時代劇とSFを織り交ぜた、大人気ギャグ漫画です。作者の空知英秋先生は銀魂が初連載作品ですが、10年以上に渡り連載されており、さらには何度もアニメ化されている大人気作品です。2017年には実写映画化も上映された大人気作品で、高杉役の堂本剛さんの評価も高かったようです。

本記事では、銀魂の中でも大人気なキャラクターのであり高杉晋助についてまとめてみました。左目に包帯を巻いている理由や、人気の理由、かっこいい画像、アニメ版『銀魂』で声優を務めた子安武人さんや、実写映画晩『銀魂』でキャストを務めた堂本剛さんの情報なども紹介していきます。

銀魂の中でも大人気キャラクターの高杉は、8月10日生まれの20代で、身長170cmで体重は60kgです。鬼兵隊の狩猟をしており過激派なため、作中では「攘夷志士の中で最も危険な男」と言われています。左目に巻いた包帯と、女物のような派手な着物、咥えている煙草が特徴的です。艶めかしく微笑んでいるのも印象的で、ギャグ要素の中にも色気を感じさせる魅力があります。

高杉は、攘夷戦争時代に桂と共に奈落に捕らわれてしまいます。そして刀を握らされた銀時は「仲間を斬るか師を斬るか」の選択を迫られ、吉田松陽（師）の首を斬ります。過去に高杉は銀時に「自分が先に死んだ時は先生を頼む」と頼んでおり、我を忘れて銀時に飛び掛かった際に、朧によって左目を潰されてしまいました。そして、その左目に最後に映ったのは、虚ろな目で涙を流す銀時だったとう悲しい秘密がありました。

高杉は、下級武家の家の長男として生まれました。名門私塾である松下村塾に通いますが周囲の人達に馴染めず、家族との仲も良くはなく、かなり屈折した幼少期を送っていました。身分を盾に偉そうな門下生達との喧嘩中、松陽や銀時・桂と出会い興味を持ち、特に銀時に対しては「俺が勝つまで」と勝負を挑むようになりました。門下生達に後ろ指をさされ、父親に一族の面汚しと言われても、めげずに挑み続け、一本を勝ち取りました。

しかし、松下村塾は悪評が続くようになり、高杉の父親も感化されて、高杉は松下村塾に行くことを禁じられてしまいます。さらには高杉に復讐するため、門下生達が松下村塾に関するありもしない噂を吹聴し、父親を介して松陽の摘発を図ります。高杉は彼らを叩きのめし実家から勘当されたことから、なお一層桂や銀時と共に松陽の摘発しようとする役人の足止めに向かい、この一件をきっかけに正式に松陽を師事することになりました。

銀魂に登場するキャラクターは、実在した武将や偉人、芸能人をモデルにしていることが多いことで有名な作品です。高杉のモデルになった人物は、名前からも分かるように、奇兵隊を創設した幕末の長州藩士である高杉晋作（たかすぎしんさく）がモデルであることが分かります。

高杉・桂・銀時は幼少期に、吉田松陽を師として敬い、彼の門下生として学問と剣術を共に習った仲間です。松陽が逮捕された後、3人は攘夷戦争に参加しますが、松陽は処刑されてしまいます。そして当時高杉は鬼兵隊を率いていましたが仲間達も処刑され、首を河原に晒されました。その後3人は、考えの違いからそれぞれ別の道を歩むことになりました。

紅桜篇では、桂から今も昔も「嫌い」だが「仲間」であると言われています。 回想回（ 第453訓「同窓会は思い出したくもない思い出も蘇ってくる」）ではヤクルコに執着していたり、銀時・桂・坂本と缶蹴りを楽しんだり、銀時と共に頭に木の枝を巻いて本気のカムフラージュする等のお茶目な一面も見せており、この過去のシーンは多くの読者を魅了しました。

また、仲間達と遊郭に行った際に、遊女を取り合って銀時とケンカするシーンもありました。この頃から既に仲が悪いと言われていますが、坂本はこの2人を喧嘩するほど仲がいいと言っています。ちなみに、高杉は詩のような言い回しを多く使用するので、銀時からは中二病扱いを受けており、背が他の攘夷組と比べて低いことから、身長ネタでもとく弄っています。

アニメ版『銀魂』で高杉の声を担当したのは、声優の子安武人（こやすたけひと）さんです。子安さんは他にも「ボボボーボ・ボーボボ」のボーボボや、「頭文字D」の高橋涼介、「姫ちゃんのリボン」の有坂静/セイ・アレイ、「妖怪ウォッチ」のぬらりひょん、そして多数の「ガンダムシリーズ」にも出演されている人気声優さんです。少女アニメからギャグアニメまでもをこなす、幅広い演技が魅力的な声優さんです。

実写映画版『銀魂』で高杉を演じたのは、Kinki Kidsの堂本剛さんです。堂本剛さんはジャニーズ事務所に所属し歌を本業としていますが、過去に「金田一少年の事件簿」の実写映画・ドラマにも出演しており、演技も高く評価されています。堂本剛さんは今回の銀魂の高杉役でも、堂本剛さんの外見はもちろん演技の完成度が高く、ファンから高い評価を受けました。実写映画版『銀魂』2期でも、堂本剛さんの続役に期待が高まります。

高杉の魅力は何と言っても色気です。下の画像を見て分かるように、口元だけの画像からも色気が伝わってきます。ギャグ要素が多めの銀魂の中で、愁いを帯びた表情と妖艶な微笑みで大勢の読者を魅了しています。女物のような着物を着ていますが、戦えばかっこよくギャップが魅力的です。

元々家族仲が良くない高杉は、慕っていた師を亡くした上に、自身が率いていた鬼兵隊の隊員たちまで亡くしてしまいます。世の中を恨み、それを糧に鬼兵隊を再び作り上げるまで回復しましたが、その裏には涙なしでは見られない悲しい過去がありました。過去が知れる回は銀魂の中でも指折りの、感動回と言われています。

桂や銀時との関係性からは想像できないカリスマ性が備わっています。内容もキャラクター達もギャグ要素の多い銀魂ですが、高杉はシリアスでカリスマ性を帯びています。一度鬼兵隊の部下達を死なせてしまった経験から、再度結成した現在の鬼兵隊の総長として、以前よりも一層パワーアップしたようです。そんな大勢の部下達をまとめ率いる、高杉のカリスマ性に魅了された読者も多いようです。

ギャップ萌えという言葉が存在しますが、銀魂の高杉にも通用ずる言葉です。先述にもありますが、銀時から低身長をネタに弄られているように、銀魂の中でも比較的身長が低いのキャラクターです。鬼兵隊をまとめる総督であるのに、低身長というところがギャップとして高評価なようです。そして、実はボンボン（金持ちの息子）という設定でもあるようです。

銀魂の高杉と言えば、トレードマークの左目の包帯ですが、この包帯が高杉の色気を助長しているようです。

高杉は鬼兵隊をまとめあげる総督ですが、その見た目は女性のような美しさを持ち合わせており、どこか艶やかでもあります。

漂う愁いが雨に濡れることで、普段より増しています。この画像からは、より一層シリアスで切なさを感じられる一枚です。

今回は『銀魂』の大人気キャラクター高杉晋助について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？包帯に隠された秘密から、声優や実写キャスト、かっこいい画像等をまとめましたが、今回紹介しきれなかった魅力がたくさんあります。高杉は、銀魂の連載初期こそ、登場回数は他のキャラクター達に比べて少なかったキャラクターですが、今では登場シーンも増え、いなくてはならない重要な役どころを担っています。

銀魂は現在週刊少年ジャンプでは勢いのある展開になっており、今後の銀魂の展開と高杉の活躍に期待が高まります。そして実写映画版『銀魂』は2期が撮影終了しており、2期でも堂本剛さん演じる高杉の活躍が期待できます。銀魂には他にも個性的で魅力的なキャラクター達が登場しているので、ぜひ気になる方は原作もチェックしてみてください。