2019年09月11日公開
2019年09月11日更新
【NARUTO】うちはイズナの強さと忍術を考察!写輪眼はマダラの眼に?
うちはイズナは『NARUTO -ナルト-』に登場するキャラクターです。戦争のさなか、うちはマダラにとっては唯一生き残っていた兄弟でしたが、扉間の攻撃で致命傷を負い、24歳という若さで亡くなっています。このうちはイズナの死は、マダラに大きな影響を与えました。この記事では、うちはイズナがどのような人物だったのか、また忍びとしての強さや戦闘で使っていた写輪眼などの忍術を紹介します。
うちはイズナとは?
NARUTOの概要
『NARUTO -ナルト-』は週刊少年ジャンプで連載されていた少年漫画です。週刊少年ジャンプでは、1999年から2014年まで全700話連載され、単行本は全部で72巻刊行されています。落ちこぼれ忍者のナルトが火影を目指し、様々な苦難を乗り越えていくバトル・アクションです。主な登場人物は、主人公のナルトと、同じ班の紅一点であるサクラ、うちは一族の末裔のサスケです。
『NARUTO -ナルト-』は、海外でも人気で46以上の国・地域で販売されており、「世界が尊敬する日本人100」には主人公のナルトが選出されています。『NARUTO -ナルト-』は完結していますが、その後外伝やナルトの息子のボルトが主人公の漫画が連載されています。
うちはイズナのプロフィール
うちはイズナは、うちは一族の長であるうちはマダラの弟で、うちはタジマの息子です。誕生日は2月10日で享年は24歳でした。身長は174cmあるのに対し、体重が55kgとかなりの痩せ型だったことが分かります。うちはイズナはまだ木ノ葉隠れの里が出来る以前、千手一族と激戦を繰り広げていた幼い頃から戦争に参加していました。戦争中は特に千手扉間と対戦することが多かったようです。
かつてはマダラを含め5人の兄弟がいましたが、千手一族との戦争によりマダラ以外の兄弟達は死亡してしまいました。そのため、千手一族への憎しみは強く、千手柱間と仲が良かったマダラの代わりに柱間を討とうとしたこともあります。また、うちは一族の長になったマダラが柱間と手を組むのを阻止したりと、千手一族と手を組むことに一貫して反対していました。
うちはイズナが死亡した原因は、千手扉間との交戦によって負った致命傷です。うちはイズナはすでに万華鏡写輪眼が開眼しており、相当な瞳力を持っていました。扉間の投げたクナイを交わすことなど造作もないのですが、そのクナイには飛雷神の術のマーキングが施されていたのです。飛雷神の術は瞬間移動のような術で、クナイがうちはイズナの横を通り過ぎる時にこの術を使い、瞬時に間合いをつめて重症を負わせました。
この傷が回復せず、うちはイズナは死亡してしまいます。これをきっかけにマダラは扉間のことをひどく恨むようになりました。柱間と手を組み、木ノ葉隠れの里を作った後でも2人のわだかまりは解消されませんでした。このように、うちはイズナはマダラにとって多くの戦争を共に戦ったたった一人の大切な兄弟でした。そのため、うちはイズナは登場回数は少ないものの、死後もマダラには大きな影響を与えました。
BORUTOでの再登場はある?
『NARUTO -ナルト-』では、穢土転生された柱間がマダラや木ノ葉隠れの里創設について語った時に、うちはイズナが登場しました。その他にもうちはイタチやうちはオビトが、うちはイズナのことを伝説的に語るシーンもありました。つまり作中ではほとんど登場していないキャラクターなのです。そのため、どのくらいの強さがあるのか、どのような人物だったのかはほとんど明かされていません。
情報が少ないものの、本編では度々名前が上がっていた重要人物でもあります。もし『BORUTO -ボルト-』でうちは一族についてもっと掘り下げていくのであれば、うちはイズナが登場する可能性は高いと思われます。ボルトの世代は忍界大戦やマダラのことを知らない世代ですが、写輪眼とも関わりが深い大筒木一族が登場しているので、可能性はないとも言い切れません。
うちはイズナの強さと忍術
強さと忍術①マダラと競い合う実力
うちはイズナは幼いながらも、忍者として戦争に参加するほどの強さがありました。マダラとは競い合うほどの実力があり、他の兄弟達とは違い24歳まで生きていたので相当優秀な忍者だったことに間違いありません。後に火影となったほどの実力のある扉間とも何度も戦い、生き延びました。扉間には不意をつかれる形で負傷してしまいましたが、うちはイズナも隙あらばすぐに写輪眼を使おうとしていました。
また、扉間は性質的に派手な忍術は基本的に使わず、飛雷神の術や天泣など不意をついて暗殺できるような忍術をたくさん編み出しているのですが、扉間が使う技に一つ派手な忍術がありました。それが水遁・水龍弾の術です。扉間らしからぬ忍術ですが、これはうちはイズナの火遁・豪火球の術に対抗するために使用されていました。
扉間が穢土転生されてこの忍術を使った時は、木ノ葉隠れの里の暗部でも「水の無い所でこのレベルの水遁を発動できるなんて!」と評価するほど精度を上げた忍術です。扉間がこれほどまでに強さを求めたということは、それほどうちはイズナの火遁・豪火球の術が相当の強さを誇っていたと考えられます。
強さと忍術②万華鏡写輪眼を使える
うちはイズナはうちは一族で、血継限界の写輪眼を使う事ができました。写輪眼の開眼はマダラやイタチの言葉から、「最も親しい人物の死」やそれ相応のストレスが原因とされています。写輪眼には段階があり、うちはイズナは写輪眼の中でも上位だといわれる万華鏡写輪眼を開眼していました。
万華鏡写輪眼を最初に開眼したのはマダラだといわれており、この万華鏡写輪眼を開眼したのはうちは一族の中でも数名だといわれているほど開眼が難しい瞳術です。これまでうちはイズナやマダラの他に、イタチ、シスイ、カカシ、オビト、サスケ、フガク、シンが万華鏡写輪眼を有しています。万華鏡写輪眼は使う者によって瞳の模様が変化し、うちはイズナは太い円形から3つの線が突き出ているような模様でした。
万華鏡写輪眼は開眼が難しいのですが、強力な瞳術です。九尾さえもコントロールすることができ、実際にオビトは万華鏡写輪眼を使って九尾を暴走させ、木ノ葉隠れの里を襲撃させました。それほどの瞳力を身に着けていたため、うちはイズナは瞳術使いとしても長けていたと考えられます。
うちはイズナの写輪眼はマダラの眼に?
うちはイズナの写輪眼はマダラの眼になった
『NARUTO -ナルト-』で穢土転生された柱間の話や回想によると、うちはイズナの万華鏡写輪眼はマダラに移植されたといわれています。そもそも万華鏡写輪眼は使うたびに相当な負担がかかり、失明してしまうリスクがありました。うちはイズナが致命傷を負った戦いでも、マダラは目に多くの負担をかけて失明寸前でした。
やがてマダラは本当に失明してしまい、扉間からの致命傷によって死亡したうちはイズナの万華鏡写輪眼を移植しました。万華鏡写輪眼は他人の目を移植することで、失明のリスクがない永遠の万華鏡写輪眼になります。マダラはこれによって永遠の万華鏡写輪眼を得ることができました。さらにマダラは死の間際に、うちはイズナの万華鏡写輪眼を輪廻眼へと開眼させました。
うちはイズナの写輪眼に関する解釈が異なる
うちはイズナの写輪眼に関する解釈は語り手によって違います。イタチは「失明したマダラがイズナから写輪眼を奪った」と語っています。しかしこれは、イタチがサスケをマダラに近づけさせないための嘘だという事がわかっています。またオビト(トビ)は、マダラが失明してしまうことによって一族滅亡することを恐れ、うちはイズナが生前マダラに万華鏡写輪眼を渡し、その後戦死したと語っています。
柱間の話ではうちはイズナの死後に写輪眼が移植されたとだけしか分かりませんでしたが、ナルト秘伝・陣の書では「写輪眼をマダラに託す」と書かれていました。つまり、オビトの語りは若干時系列は違うものの、マダラがうちはイズナの写輪眼を引き継いだ経緯に一番近いのは、オビトの語りだったのではないかと考察されています。
また、柱間の話に登場するうちはイズナは、誰よりもうちは一族の存続を願う人物のように描かれていました。マダラが失明してしまい、それによって千手一族の手に落ち、うちは一族が滅んでしまうのを恐れていたのも事実に近いとも考えられます。
また、うちは一族の中には、戦争に耐えかねた者たちが千手一族に降伏する者も居たため、マダラの権威力を保つためにも、マダラが失明することは避けたかったのだと考えられます。このことから、うちはイズナは自らマダラに自分の死後、万華鏡写輪眼を移植するように言ったのではないかと考察されています。
うちはイズナのアニメ声優
時永洋のプロフィール
『NARUTO -ナルト-』のアニメでうちはイズナ役を演じたのは時永洋です。時永洋はベルプロダクションに所属する声優です。主に洋画吹き替えを中心に活動している声優です。『NARUTO -ナルト-』のアニメでは、うちはイズナの他にカリュウ役を演じています。また、『BORUTO -ボルト-』のアニメでは国防レンガ役や鬼柚子一朗太役などでも出演しています。
時永洋の他の出演作品
時永洋の『NARUTO -ナルト-』以外の出演作品には、『恋と嘘』の伊藤役、『ツタンカーメン 呪われた王家の血』のミタンニ国王子役、『アウトランダー』のブライアン役、『サルベーション -地球の終焉-』のメイソン役、『アリスのままで』のトム役、『アザーフッド 私の人生』のポール役、『マーベルスパイダーマン』のジョン・ジェイムソン役などがあります。
うちはイズナに関する感想や評価
千手の二番手である扉間に対して写輪眼を持たぬ不幸を……ってセリフを戦場で吐いてるあたり、うちはの血筋と能力に絶対的な自信と誇りを持ってたろうし、手を組もうとしてる兄を引き止めた直接のきっかけもイズナだから、うちはらしく恨みを溜め込みやすく負の感情に塗れてた傾向が強いっていう。
— とるにとろ先輩 (@trinitro0718) May 26, 2019
うちはイズナが登場したのは柱間の回想でのみでしたが、それだけでもどのような人物かある程度予想できるほど、うちはイズナの言葉には重みがありました。うちはイズナはマダラと違い、千手一族がどういった一族なのかよく知りません。そのため千手一族に対して容赦がなく、うちは一族の血統を重んじていました。
そのため、他の一族と手を組むことでうちは以外の血が混ざることを危惧していたとも考えられます。写輪眼をマダラに渡した経緯も、一族が滅ぶことを恐れていたからという解釈もあります。これまで『NARUTO -ナルト-』に登場してきたうちは一族には、一族よりも里を思うイタチやシスイ、カガミなどが登場していました。それに比べると、うちはイズナは最もうちは一族らしかったと評価されています。
ただ、柱間様の差し伸べた手を取ろうとしたマダラくんを引き止めたイズナがなぁ…肉親を殺された相手に対して簡単には許せないのも分かるんだけどな…あそこで手を取ってればどうなったか
— 超高校級のサブ垢 (@yuruever321) May 23, 2019
手を取ってもイズナは死んだしそもそも石碑が改竄されてたし千手とうちはエモいな
うちはイズナは断固として千手一族と手を組むことに反対していました。しかし、もしうちはイズナが扉間の攻撃によって負傷した日にマダラと柱間が手を取り合っていたら、展開も違っていたのではないかと多くの方が考察されています。千手一族は医療忍術も得意としているため、千手と手を組めばうちはイズナも助かっていたかもしれないという意見もあります。
しかし、うちはイズナの性格から、千手一族と手を組んだとしても千手の医療忍術は受けず、結局死んでしまったのではないかという考察もありました。うちは一族は写輪眼が開眼すると憎しみにとらわれる傾向があると扉間が明かしており、うちはイズナは万華鏡写輪眼まで開眼していたので、それほど千手への恨みは強かったと思われます。
イズナ可愛い…サスケそっくりだなあ…うちはの戦闘忍装束はかっこいいなあ、そして切ない
— 脱力kei@忙殺御免 (@ImperialBeast) March 25, 2013
うちは一族は美形揃いなのですが、うちはイズナはサスケにそっくりで、イケメンキャラとしても人気が高い人物です。サスケと区別がつかないという方もいます。うちはイズナは髪をひとつ結びにしており、唇が分厚いのが特徴です。また千手一族の、特に柱間はマダラからも指摘されるほどダサいのですが、うちは一族の忍装束はかっこいいと評判です。
うちはイズナの強さと忍術まとめ
うちはイズナは、『NARUTO -ナルト-』本編には回想や伝説的な語りでしか描かれていませんでしたが、木ノ葉隠れの里の創設からマダラの里抜けまでに関わる重要な人物として人気のキャラクターです。その過去は壮絶で、幼い頃から忍び同士の戦争に参加していました。他の兄弟達も、マダラ以外は死亡しています。そのこともあり、マダラとうちはイズナの間には兄弟の強い絆がありました。
また、うちはイズナは相当強かったと考えられています。火遁・豪火球の術や写輪眼などの忍術を使い、扉間とは何度も対決して24歳まで生き延びました。最期はマダラに万華鏡写輪眼を託して亡くなってしまいましたが、マダラに渡った万華鏡写輪眼は輪廻眼まで開眼しました。
うちはイズナは情報が少ないながらも、柱間の回想シーンだけでもどんな人物なのか考察できます。うちはイズナが登場する木ノ葉隠れの里創設の物語やマダラの過去はとても読み応えがあるので、ぜひうちはイズナに注目しながら読んでみてください。