怪盗グルーの映画シリーズまとめ！あらすじや登場キャラクターも紹介【ミニオンズ】

映画に始まり、ミニオングッズが販売され、大阪のユニバーサルスタジオジャパンではミニオンパークがつくられ、連日大人気のエリアとなっています。そんな社会現象を巻き起こしたミニオン。気になるミニオンの生態系の謎についてや、ミニオンのボスである怪盗グルーやそのほかのキャラクターについてもご紹介します。

怪盗グルーシリーズとは、イルミネーション・エンターテインメントが製作された3Dアニメーション映画になります。「アナと雪の女王」の全世界興行収入には届きませんでしたが、ミニオンズの全世界興行収入は史上2位の興行収入をあげたアニメーション映画となっていて、ピクサー映画を押しのけるほどの人気となっています。

「怪盗グルーの月泥棒」「怪盗グルーのミニオン危機一発」「怪盗グルーのミニオン大脱走」に引き続きスピオンオフ作品「ミニオンズ」と続々と展開されている怪盗グルーの映画シリーズですが、続編映画はあるのでしょうか？映画「ミニオンズ」の続編が2020年の7月に「ミニオンズ/ライズ・オブ・グルー」というタイトルで全米で公開されることが決定しました。

「怪盗グルーの月泥棒」に始まり「怪盗グルーのミニオン危機一発」「怪盗グルーのミニオン大脱走」に引き続きスピオンオフ作品「ミニオンズ」と公開されている怪盗グルーシリーズ。そんな怪盗グルーシリーズの映画のあらすじをご紹介します。

主人公のグルーは、ネファリオ博士が発明した武器や兵器を使って盗みを働く悪党になります。ある日、グルーのライバルであるベクターが砂漠のピラミッドを盗み大ニュースになります。それを見たグルーはピラミッドよりも更に大きい月を盗もうと計画を立てます。巨大な月を盗むには、月を縮小させる「縮小ビーム銃」が必要になりますが、あろうことか銃をベクターに横取りされてしまいます。

何とか銃を取り返そうとするグルーでしたが、ベクターの家を訪れる3姉妹の存在に気が付きます。3姉妹を養女に迎え入れ一緒に住み始めたグルー。初めは銃を取り返すためだけに一緒に住み始めたグルーと3姉妹でしたが、次第に3姉妹はグルーになつくようになります。最初は嫌がっていたグルーでしたが…。

かつては悪党として名高いグルーでしたが、3姉妹を養子として引き取るようになり悪党業から足を洗うことにします。ある日、北極圏の極秘研究所が機械でまるごと吸い込まれると言った事件が発生したことがきっかけで、グルーは「反悪党同盟」に引き抜かれます。ルーシーと言う女性警察官と共に、極秘研究所で開発途中だった突然変異薬を探すためにショッピングモールへもぐりこみます。

ショッピングモールのピザ屋で働くエドアルドを見たグルーは、昔亡くなったと言われている残忍な怪盗エル・マッチョに似ていることに気が付きます。突然変異薬はエル・マッチョが持っていると言い張るグルーですが…。そんな中、グルーの相棒であるミニオンが次々を姿を消していってしまいます。

晴れて夫婦になったグルーとルーシーは三姉妹とともに幸せに暮らしていました。反悪党同盟に所属していたグルーは、新たな敵バルタザール・ブラットを取り逃がしてしまいルーシーと共に反悪党同盟をクビになってしまいます。仕事をクビになり、また悪党に戻ると勘違いしたミニオン。ですが、グルーが悪党に戻る気が無いことを知り幻滅し、新しいボスを探す旅に出ます。

そんな中、グルーにドルーと言う双子の兄弟がいたことが判明します。天下の悪党になりたいと願うドルーに対して、どうやったら反悪党同盟に戻れるかを考えるグルー。バルタザールが奪ったダイヤを取り戻せばまた反悪党同盟に戻れると思ったグルーはドルーに悪党になる方法を教えると言い、バルタザールから一緒にダイヤを奪いに行きます。

海で暮らしていたミニオンは、最強のボスに仕えることを生きがいにしていました。ミニオンはティラノサウルス、原始人、吸血鬼、ナポレオンなど様々なボスに仕えてきましたが最後はいつもボスを死なせてしまうという結果でした。仕えるボスがいなくなったミニオンは氷の洞窟で生活していました。が、おもしろさの無い生活に危険を感じたケビン、ボブ、スチュワートの3人のミニオンは新しいボスを求め旅に出ます。

ニューヨークにたどり着いた3人は、大悪党大会でスカーレット・オーバーキルに出会います。イギリスの女王になりたいスカーレットは、ミニオンにイギリスのエリザベス女王から王冠を盗んできてほしいとお願いします。女王の王冠を盗もうとするミニオンですが…。

グルーやミニオンを始めとした個性的なキャラクターがたくさん登場する怪盗グルーシリーズ。そんな主人公グルーを始めとする、気になるグルーの家族をご紹介します。また、そんな個性派キャラクターを演じている声優についても併せてご紹介させて頂きます。

怪盗グルーシリーズの主人公。元々は泥棒稼業をしていましたが3人の娘を引き取り泥棒稼業から足を洗い、その後ルーシーと結婚し幸せな毎日を送っています。口や柄は悪いですが、家族思いの良いお父さんになります。

主役のグルーを演じるのは、落語家でおなじみの笑福亭鶴瓶になります。笑福亭鶴瓶本人が関西弁を話すため、グルーも関西弁をしゃべるといった設定になっています。映画やドラマ、バラエティー等様々な場面で活躍されている笑福亭鶴瓶ですが、声優活動はミニオンシリーズのみになります。

グルーの手下であり、仲間であり、家族でもある大切な存在。黄色い体と特徴的な丸いシルエット、オーバーオールを着てゴーグルを身に着けたインパクトのある見た目に加えて、面白いやりとりが視聴者を虜にしました。映画終了後にも人気が衰えずミニオンキャラクターの雑貨が続々と販売され、ユニバーサルスタジオジャパンでは「ミニオン・パーク」と言う新エリアが誕生するほどの人気です。

怪盗グルーシリーズの全作品と「ミニオンズ」の監督を務められたのがピエール・コフィンになります。驚くことにミニオンの声は監督自身が担当されているのです。と言うのも、インドネシア人とフランス人のハーフだったピエール監督。

ピエール監督の話す英語はインドネシア語、フランス語、イギリス英語の訛りが混ざったものだったためミニオン語のイメージにピッタリだったそうです。もともとのきっかけは、デモとして制作会社にレコーディングした声を提出したことになります。制作会社側がピエール・コフィン監督の声を気に入ってしまい採用に至りました。

グルーと一緒に住んでいる天才科学者になります。グルーが使っている冷凍光線銃もネファリオ博士がつくりました。頭は良いですが性格は変わっています。ネファリオ博士をえんじたのは声優の伊井篤史になります。代表作品は、アニメ「サザエさん」の裏のおじいちゃん役になります。

妹のイディスとアグネスとともに養護施設で育ち、施設長の元で辛い生活を送っていましたが養子としてグルーに引き取られます。メガネをかけていて、しっかり者。妹たちの面倒見も良いですが理屈っぽく過保護な一面もあります。マーゴ役は声優の須藤祐実が演じられています。須藤祐実は過去に「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー・グレンジャー役を演じられています。

姉のマーゴと妹のアグネスとともに養護施設で育ちます。好奇心旺盛な性格で、グルーが使っている道具や武器などに興味があり、よく壊すためグルーの悩みのタネになっています。口が悪い部分もありますが、優しい一面も持ち合わせています。イディスを演じるのは、声優の矢島晶子になります。矢島晶子の代表作は「クレヨンしんちゃん」の野原慎之介になります。

三姉妹の末っ子。マーゴ、イディスと一緒に施設で育ち、素直で甘えん坊な性格です。一番最初にグルーになついたのもアグネスになります。最初はアグネスに冷たかったグルーでしたが、アグネスの素直な性格に徐々に心を開いていきます。ユニコーンが大好きで本当にユニコーンが存在していると信じています。

アグネス役を演じたのは、フジテレビの「マルモのおきて」で大人気となった芦田愛菜ちゃんになります。「怪盗グルーの月泥棒」と「怪盗グルーのミニオン危機一発」の公開時にはアグネスと同じくらいの年齢だった愛菜ちゃんでしたが、その7年後に「怪盗グルーのミニオン大脱走」が公開されました。が、7年たっても年齢を感じさせない可愛いアグネスを演じられています。

元々は反悪党同盟に所属していて、グルーとペアで行動していましたがグルーと結婚し、グルーと3姉妹とで幸せな生活を送っています。せっかちでよく早とちりします。ルーシー役を演じたのは歌手の中島美嘉になります。映画「NANA」でもヴォーカリストの大崎奈々役を演じられ歌手や女優としてのイメージが強い印象ですが、声優業は怪盗グルーシリーズのみになります。

一見気難しそうですが、実は誰よりも優しく思いやりがあるグルー。最初の頃はなかなか3姉妹と上手く接することが出来ませんでしたが、子どもたちもグルーの優しさを理解し、徐々に打ち解けていくようになります。そんな不器用な優しさをもつグルーのきになる家族構成をご紹介します。また、グルーとミニオンの関係についての謎についても併せてご紹介します。

怪盗グルーの家族構成は、妻のルーシー、3姉妹のマーゴ、イディス、アグネス、ネファリオ博士、そしてミニオンたちと一緒に住んでいます。そんなグルーの家族の紹介と、グルーの両親や兄弟についてもご紹介します、また、謎の生物ミニオンについても併せてご紹介します。

グルーの子どもたちは「怪盗グルーの月泥棒」で月を手に入れることがきっかけで養子に迎えたマーゴ、イディス、アグネスの3姉妹になります。元々同じ施設で育った3人は理想の親を描いていましたがグルーを見て少しがっかりします。が、最初からアグネスだけはグルーになついていました。子ども嫌いなグルーは最初の頃は3姉妹を邪険に扱っていましたが、なんだかんだで子どものことを大切に想う父親になっていきます。

グルーの妻ルーシーは「怪盗グルーのミニオン危機一髪」で出会った女性になります。もともとは反悪党同盟に所属していたルーシーがグルーに捜査協力をお願いしたことが出会いのきっかけになります。仕事でコンビを組んでいくうちにいつしかお互いのことを好きになっていきます。3姉妹もミニオンたちにも祝福され幸せな結婚式を挙げます。

グルーの父親は世界に名が残る伝説の悪党でした。が、グルーが幼い頃に離婚してしまいグルーは母親へ、双子の弟のドルーは父親に引き取られることになります。「怪盗グルーのミニオン大脱走」で初めてグルーは自分に双子の弟のドルーがいることを聞かされます。

両親の離婚が原因で離れ離れで暮らしていた双子のグルーとドルー。髪の毛以外はどちらかわからないほど見分けがつきません。名の通った悪党だったグルーとドルーの父親は悪党のグルーを自慢していたようです。悪党の才能が無いドルーは、グルーのことをうらやましく思っていてグルーに「悪党になるトレーニングをしてほしい」と頼み込みます。

グルーとミニオンの関係性は「ボスと子分」になります。が、グルーが小さい頃からずっと一緒に暮らしてきて今では家族のような存在でもあると考えられます。実の母親ともあまりうまくいっていなかったグルーだったのでミニオンだけは心を許せる存在だと考察出来ます。

そして驚くべきことにグルーはミニオン全員の顔と名前が一致しています。名前を間違えたことも一度も無く、グルーのミニオンに対する愛情が垣間見えます。時に家族、時に友人、時に戦友のようなグルーとミニオンの奇妙な関係は今後どうなるのか気になるところです。

怪盗グルーの出身についてはまだ公表されていません。母親に引き取られ、母親の家に行くシーンはありますが出身については触れられていません。もし「怪盗グルー」シリーズの続編があるなら今後グルーの過去についても明らかになる可能性もあります。

グルーが泥棒になった時期も公表されていません。グルーの両親が伝説の悪党であるため、グルーも両親の血を受け継いで悪党のサラブレッドになります。が、どういうきっかけでグルーが怪盗になったのかはいまだに謎となっています。

ネファリオ博士は、グルーの武器や兵器などを作ってくれている天才科学者になります。一緒に暮らしているグルーとネファリオ博士ですが、何故一緒に住んでるのか、どうやって2人は出会ったのかは公表されていません。ネファリオ博士の存在も謎につつまれています。

主人公のグルーよりも人気を集めていミニオン。可愛く癒しな容姿ですが、その生態系は謎に包まれています。が、怪盗グルーシリーズの面白さは、ミニオンなしではいられません。そんな怪盗グルーシリーズに登場するミニオンの謎についてご紹介します。

バナナが大好きな謎の生き物ミニオン。「怪盗グルーの月泥棒」でミニオンを見たマーゴが「これ何？」と聞いたことに対して「バナナから作った」と答えるグルー。この発言がきっかけでミニオンはバナナから作られている「バナナの妖精」だと勘違いしている人がたくさんいます。実際ミニオンもバナナに似ているためそう納得した人も少なくないはず。

が、映画「ミニオンズ」で冒頭のナレーションで「ミニオンは海から生まれた」と説明しています。なのでミニオンは、他の生物と同様自然に発生した生物だと言えます。おそらく子どもたちにミニオンの説明を求められ適当に答えたのが「バナナで作ったミニオン」説になったと考えられます。

さらに、ミニオンを英語訳すると「子分、手先」と言った意味になります。このことからも悪党の子分として生きていることをなりわいとして、自然に産まれた生き物であることが予想されます。が、詳しい詳細はやはり謎に包まれています。

紀元前から存在しているミニオン。しかも紀元前からずっとミニオンたちは死なずに生き続けています。このことからミニオンは不死身なのか？と言われています。「怪盗グルーの月泥棒」では宇宙服を着ていないミニオンがいました。このことからミニオンは酸素が無くても生きていけることがわかります。

ミニオンが話している独自の言葉、これは「ミニオン語」になります。この、ミニオン語には英語や中国語、日本語などがもとになった単語がたくさんあると言われています。なので、ミニオン語を注意して聞いてみると自分が知っている言葉があるかもしれません。そして、このミニオン語の辞典をグルーは持っているそうなので、グルーが実際にミニオンと普通に会話していることにも納得が出来ます。
 

可愛い癒しキャラクターのミニオン。ですが「そもそもミニオンって何？」と言った感想がたくさんあります。ですが、ミニオンの可愛さと心温まるストーリー展開にいつの間にかミニオンの謎が解明されずに終わってしまいます。

「怪盗グルーの月泥棒」では悪党だったグルーでしたが、3姉妹を引き取ってからは悪党を辞めてしまいます。が、中には「グルーは悪党のままがよかった」と言った感想がたくさんあります。悪党の手下になりたがっているミニオンにとっても悪党でいる方がいいのか…。もし続編があるのならまたグルーが悪党になることもあるかもしれません。

ミニオンブームは映画、テレビだけでなくお弁当業界にまで進出しています。黄色いミニオンをかたどったキャラ弁、ミニオン弁当もSNSでたびたびアップされています。クオリティの高いミニオン弁当に「子どもが喜んだ」と言った感想も挙がっています。

怪盗グルーの映画シリーズについてはいかがでしたか？気になるキャラクターやミニオンについての謎をご紹介させて頂きました。「怪盗グルーの月泥棒」に始まり「怪盗グルーのミニオン危機一発」「怪盗グルーのミニオン大脱走」に引き続きスピオンオフ作品「ミニオンズ」が公開されています。続編が公開されるのかはわかっていませんが、続編を楽しみにする声がたくさん挙がっています。

映画だけにとどまらず、ミニオングッズやミニオン弁当など社会現象を巻き起こした「ミニオンズ」。大阪のユニバーサルスタジオジャパンではミニオンパークが出来上がり話題となっています。見るのも良し、買うのもよし、遊ぶのもよしといろんな楽しみ方がある「怪盗グルーシリーズ」。まずは第1作目の「怪盗グルーの月泥棒」から見てみませんか？