劇場版幼女戦記の感想・評価をネタバレ！作品の魅力とあらすじを紹介

劇場版幼女戦記とは2019年の2月8日に公開された日本のアニメ映画作品です。劇場版アニメ映画幼女戦記は2017年に放送されていた同名テレビアニメ作品の続編であり、少女の姿で異世界に転生されたサラリーマンの戦いを描いています。そんな劇場版アニメ映画幼女戦記はテレビアニメを凌駕するほどの演出が施されて制作された作品となっており、原作ファンやアニメファンから好評な感想・評価を多数集めることになりました。

劇場版アニメ映画幼女戦記の主人公であるターニャは帝国の軍人として第二〇三航空魔導大隊を率い、南方大陸へ出兵することになります。しかしターニャが所属する帝国の隣国ルーシー連邦が突如帝国へ宣戦布告し、一大戦争へ発展してしまいます。ターニャは休む暇なく各地を転々とし、ルーシー連邦と戦うことになります。そんな各地で戦果を挙げるターニャの前にある女兵士が立ちふさがり、死闘を繰り広げることになります。

劇場版アニメ映画幼女戦記の原作は2013年から書籍が刊行されているカルロ・ゼンによる同名ライトノベル作品です。原作小説の幼女戦記はアニメが放送される前から100万部を売り上げる大ヒットを記録しており、アニメが放送されたことで更に人気を博した作品です。2019年7月現在小説幼女戦記は累計発行部数400万部突破を記録しており、これまで外伝やサウンドドラマなど多数の派生作品が制作されています。

劇場版アニメ映画幼女戦記のあらすじをネタバレ紹介する前に、劇場版アニメ映画幼女戦記が好評な感想・評価を多く集めることになった映画の魅力についてネタバレ紹介していきます。まず劇場版アニメ映画幼女戦記の魅力として挙げられるのはその圧巻の戦闘シーンです。大人気アニメ「フェイトシリーズ」は非常に綺麗な戦闘シーンが描かれているですが、迫力や目まぐるしい動きは劇場版幼女戦記が圧倒しています。

特に主人公であるターニャの戦闘シーンは非常に力を入れて描かれており、冷静に敵軍に対処して攻撃を繰り出すシーンは視聴者に衝撃を与えました。また魔導部隊同士の戦闘も非常に素晴らしく、敵味方入り乱れる戦闘シーンは必見です。さらに劇場版アニメ映画幼女戦記は塹壕の中で戦うなど戦争の泥臭さを非常にリアルに描かれており、ここまで素晴らしく完成された戦争アニメ作品は未だ存在しないと断言できます。

上記の魅力のネタバレでご紹介したのですが、劇場版アニメ映画幼女戦記は見事なまでに素晴らしい戦闘シーンが描かれています。それと少し似た内容となるのですが、劇場版アニメ映画幼女戦記に描かれた対空戦のアニメーションも非常に特筆しています。主人公ターニャが率いるピクシー大隊は非常に優れた実力を持つ部隊であり、敵味方入り乱れる戦場を華麗に飛び回って敵軍を撃墜していきます。

この場面は非常にスピード感を重視して制作されており、視聴者にターニャと一緒に空を飛んでいるかのような錯覚を与えています。まさにそれはジェットコースターのようであり、おそらく視聴者は激しく飛び回るターニャの姿に魅了されることでしょう。確かに幼女戦記はテレビアニメでも圧巻のアニメーションが描かれていました。しかし劇場版はさらにそのアニメーションが増しており、高い評価を集める理由となりました。

劇場版アニメ映画幼女戦記は上記の魅力ネタバレの通りアニメーションに力を入れた作品なのですが、同時に音響にも力を入れて制作されています。劇場版ということは映画館のスピーカーをフルに使用することが出来、劇場版アニメ映画幼女戦記は弾が飛び交う音や爆弾の破裂音などをまるでその場にいるのではないかと勘違いさせるほどリアルに表現されています。これはテレビでは味わうことが出来ず、映画館で観た方のみの特権です。

どうやら劇場版アニメ映画幼女戦記で大迫力の音響を担当したのは「サイコパス」や「ガールズ＆パンツァー」などのアニメ作品を担当した岩浪美和だそうで、映画館を最大限に利用した音を作り上げています。もしこの大迫力の音が無ければ派手なアクションシーンもここまで記憶に残ることは無かったでしょう。この映画館のみで表現された大迫力の音響は劇場版アニメ映画幼女戦記を素晴らしい作品に作り上げました。

ネタバレになるのですが、劇場版アニメ映画幼女戦記の物語の中で主人公であるターニャは「どうしてこうなった！」と叫びます。これはターニャの恐怖を表したものであり、本作で最も記憶に残るセリフとなっています。ターニャは劇場版アニメ映画幼女戦記の物語の中で各地の戦場を飛び回り、休む暇が一切与えられません。そんな中ルーシー連邦が宣戦布告したことでターニャは膨大な敵を相手にすることになります。

しかしターニャは一切諦めず、生き残るために仲間と膨大な数の敵へ突撃します。ターニャ達は敵を打ち破っていくのですが、敵軍は無限に沸いてきます。劇場版アニメ映画幼女戦記はこのターニャ達の恐怖をセリフで表現しており、視聴者にも休む暇を与えません。劇場版アニメ映画幼女戦記はまさに結末まで飽きることなく視聴できる映画といえ、多くの映画鑑賞者のファンはこの素晴らしさに高い評価を与えました。

劇場版アニメ映画幼女戦記はアニメーションや音響など全ての演出で高い評価をされています。そんな中、魅力溢れるキャラクター達を演じる声優の演技にも好評な感想・評価が多く寄せられています。劇場版アニメ映画幼女戦記はテレビアニメ版の声優を変更せずに起用しており、テレビアニメ同様ターニャを演じる声優の悠木碧の狂人っぷりを見ることが出来ます。また悠木碧以外にも幼女戦記には多数の人気声優が出演しています。

まず若い年齢のキャラクターには早見沙織や戸松遥などの人気女性声優が起用されており、声優が大好きな人にはたまらない作品になっています。さらに劇場版アニメ映画幼女戦記の脇を固めるベテラン声優陣も非常に豪華であり、大塚芳忠・三木眞一郎・玄田哲章・森川智之などの声優が出演しています。まさに劇場版アニメ映画幼女戦記は声優のオンパレードとなっており、声優陣の演技力にも高い評価が集まることになりました。

ここからは本記事の本題の1つである劇場版アニメ映画幼女戦記の結末に至るまでのあらすじをネタバレ紹介していきます。時は統一歴1926年2月、劇場版アニメ映画幼女戦記の主人公であるターニャ少佐は帝国陸軍二〇三航空魔導大隊の隊長を務める人物であり、今回ターニャは通称ピクシー隊を率いて南方大陸へ向かっていました。今回の目的は南方大陸に渡った帝国の敵自由共和国の軍隊を撃滅することでした。

この時帝国は自由共和国の前に数で圧されており、帝国は敵部隊の本隊を攻撃し、分散した敵部隊をターニャに撃退してもらおうと考えていました。しかし自由共和国の部隊はなぜか兵を分散させず、作戦通りに事が運びません。この時作戦通りにいかないことにターニャは帝国が負けるのではないかと危惧します。そこでターニャは作戦を変更し、敵軍の守備が甘い箇所に攻撃を加えて見事敵の司令部を破壊することに成功します。

ターニャ率いるピクシー隊は戦果を挙げて帰還するのですが、すぐに輸送機に搭乗して出撃することになります。帰還した際ターニャはレルゲン大佐へ大勝を収めたことを報告するのですが、隣国ルーシー連邦が動きを見せたことでレルゲン大佐は休む暇なく偵察任務を命じたのです。さすがのターニャも今回の戦争に疲弊しており、レルゲン大佐にピクシー隊は大きな損傷をしてしまったと報告すればよかったと後悔します。

ターニャ達は輸送機で隣国ルーシー連邦へ入り、すぐに動きが無いか偵察を行います。その瞬間連邦が配備した列車砲が発砲されました。そうこれはルーシー連邦が帝国に宣戦布告したということです。この宣戦布告によって帝国は隣国であるルーシー連邦とも戦争を行うことになってしまいました。宣戦布告後ターニャはルーシー連邦の首都であるモスコーへ攻撃するようヴォクトーリヤに命じられることになります。

いきなり首都を攻撃することは無謀であり、ピクシー隊の面々はこの作戦に反対します。しかしターニャは作戦を強行することにし、モスコーへ攻撃するため行動を開始します。一方ルーシー連邦の首都モスコーでは多国籍義勇兵で構成された魔導師大隊が集っていました。その中にはターニャに父親を殺害されたメアリー・スー准尉の姿がありました。その後ターニャはモスコーへ攻撃を開始し、メアリーは単身突撃を開始するのでした。

父を殺害されたことで帝国に深い恨みを持っているメアリー准尉は攻め寄せた帝国へ突撃し、隊長であるターニャと邂逅します。ターニャはかつての戦争でメアリーの父を殺害し、父が使用していた銃を奪いました。今回の戦争でその銃を使用していたターニャの姿を見たメアリーはすぐにターニャが父の仇であると気付きます。そしてメアリーは亡き父の仇を討つために突撃し、ターニャと交戦状態に陥ります。

ターニャは圧倒的力でメアリーを撃退し、メアリーは墜落したことで重傷を負ってしまいます。しかしメアリーを倒したものの、メアリーが使用していた強力な防御人にターニャは疑問を抱きます。その後モスコーの戦いでひとまず勝利を収めたピクシー大隊は勝利の宴を開き、ターニャも今回は自由にするよう命じます。一方ティゲンホーフはルーシー連邦に包囲されてしまい、ヴォクトーリヤから聞いたターニャはすぐに援軍に向かいます。

ここからは本記事の本題の1つである劇場版アニメ映画幼女戦記の結末のあらすじをネタバレ紹介していきます。ルーシー連邦の首都であるモスコーでは内務人民委員会が開かれることになり、そこでターニャ率いるピクシー大隊が包囲されたティゲンホーフを救出するために動き出したとロリヤが報告を行います。そして首都を攻撃された雪辱を晴らすべしと進言し、ルーシー連邦は大量の部隊を投入して決戦に挑もうとします。

一方ルーシー連邦の首都モスコーに集まっていた多国籍軍にもティゲンホーフの報告が届き、帝国を打倒するために招集されます。そんな中ターニャとの戦いで重傷を負ったメアリーは尋常ではない早さで傷を治し、すぎに今回の作戦へ参加すると申しだてます。そしてターニャ率いるピクシー大隊とルーシー連邦の部隊は対峙することになり、ターニャはメアリーに自分が相手になると宣言し、メアリーを挑発します。

ターニャはピクシー大隊の部下を数人率い、ルーシー連邦の部隊へ攻撃を開始します。すると復讐に燃えるメアリーが1人で突撃を開始し、ターニャと再度対峙することになります。2人の激闘は死闘を極めるのですが、ターニャはメアリーを時計台の下敷きにすることに成功します。この攻撃でメアリーは死んだと思われたのですが、メアリーは復活し、メアリーはターニャの隙を突いて形勢が逆転することになってしまいます。

ターニャに馬乗りしたメアリーはターニャを殴り続け、ついにターニャの意識が無くなってしまいます。ターニャの意識が無くなったことを確認したメアリーは父の仇を取ったことに歓喜します。すると突然メアリーは背後からターニャに銃で撃たれてしまいます。そうターニャは死亡しておらず、メアリーへ銃を撃ち続けます。さすがのメアリーも数発の弾丸を受けたことで瀕死になってしまい、救援に来た中佐と共に離脱します。

一方ターニャが率いるピクシー大隊の部隊たちも大活躍しており、ルーシー帝国は撤退を始めます。そしてティゲンホーフ包囲戦は帝国軍の勝利へと終わり、ターニャは歓喜します。しかし連戦が続いたターニャの身体はもう限界を迎えていました。そこでターニャは夢である後方勤務へ就くため、帝国の参謀本部で働くゼートゥーアとルーデンドルフにピクシー大隊から転属させて欲しいとお願いすることにします。

しかし優れた将であるターニャはそう簡単に後方へ行けるはずはなく、ターニャは部隊運用の見直しを進言して説得することにします。この説得が功を奏し、見事ターニャは後方勤務へ配属されることになります。その後ティゲンホーフ包囲戦から2か月の時が経ち、ターニャは後方で平和な日々を過ごしていました。その時突然ターニャの元にゼートゥーアから一本の電話が入ります。

ゼートゥーアの電話の内容は新たに新設されたサラマンダー部隊を率いて欲しいというものでした。この予想外の命令をゼートゥーアから受けたターニャは絶望し、大きな叫び声をあげます。こうしてターニャの新たな戦いを予告するかたちで劇場版アニメ映画幼女戦記は結末を迎え、物語の幕が下りていくのでした。

基本的にアニメ作品や実写映画作品などの物語は帝国を悪に描き、共和国のような自由を掲げる国は正義として描かれています。また歴史を見ても第3帝国を名乗ったナチスドイツなどあまり帝国と名の付く国は良く描かれません。おそらく皇帝が独裁政治をしているということからそうなっていると考えられます。そんな中、劇場版アニメ映画幼女戦記は帝国が正義となっており、自由を掲げる共和国などが敵となっています。

そう幼女戦記という作品は正義と悪が逆となっているのです。しかし帝国は完全な正義として描かれません。ターニャが所属する帝国はいわば世界を恐怖させたナチスドイツをモチーフにしているといわれており、帝国が使用する武器はまるで核兵器のような威力を持っています。また主人公であるターニャも正義の人ではなく、悪人として描かれています。しかし悪人が主人公であるという作風は逆に多くの人気を集めることになりました。

劇場版アニメ映画幼女戦記には主人公ターニャの敵としてメアリー・スーというキャラクターが登場します。メアリー・スーという一般人のような名前なのですが、彼女は父親の仇を討つためにターニャへ立ち向かいます。そんなメアリー・スーは劇場版アニメ幼女戦記において多国籍軍の一員として参戦し、驚異的な防御力を持つ能力を使用してターニャへ単身立ちむかいます。

またメアリー・スーには神へ絶対の忠誠を誓っているという特徴があります。そうこのメアリー・スーの設定を見ると分かる通り、本来メアリー・スーは主人公であるべきキャラクターなのです。どの作品を見ても新兵でありながら異質な能力を持つ人物は主人公として描かれます。ではなぜ本作ではメアリー・スーは敵として描かれているのでしょうか。それはメアリー・スーが神へ絶対の忠誠を誓っていることが原因といわれています。

メアリー・スーはアメリカと思われる宗教が強い力を持つ国の出自であり、神への愛を作中で何度も口走っています。一方ターニャは神や運命で異世界に飛ばされることになり、神や運命を恨んでいます。そんなターニャとメアリー・スーは結末で激突するのですが、この場面はマリアのような像にメアリー・スーの血が飛び、まるで神に仕える者と無神論者のような戦いが描かれています。

本来普通のバトル漫画やファンタジー漫画であれば、神を信じるメアリー・スーに軍配が上がります。しかし劇場版アニメ映画幼女戦記は神と運命に抗うといった内容がテーマになっており、メアリー・スーではなくターニャが勝利を飾ります。しかしメアリー・スーの姿を見ると、ターニャが悪いのではないかと勘違いしてしまいます。またこのメアリー・スーではなくターニャが勝利したことには感情と理性も大きく関わっています。

ターニャは異世界に飛ばされる前から合理主義とリアリズムを信条にする人物であり、感情ではなく明確な理性を持って全てを判断します。しかしメアリー・スーはただ父親の仇を討つという感情だけで動いており、理性は一切ありません。確かにターニャが感情だけで人を殺害したとすると、それは完全な悪です。しかしターニャは明確な理性と意思を持って敵と戦っており、決して感情だけで人を殺す悪党ではないのです。

またターニャは戦争を外交手段と考えるなど合理的な判断をしており、決して人間を殺害したいから戦争をしている訳ではないのです。そうなるとメアリー・スーはただ感情だけで人を殺害する悪党となります。なので劇場版アニメ映画幼女戦記はメアリー・スーではなくターニャが主人公となっているのです。

劇場版アニメ映画幼女戦記に関する感想・評価では全てが完璧だったという感想・評価が非常に多く寄せられていました。劇場版アニメ映画幼女戦記は上記の魅力でご紹介した通り、アクションシーンや音響など全ての演出がまさに完璧といえる作品となっています。また上記の感想・評価にもある通り声優の演技も素晴らしく、多くのファンを感動させました。

劇場版アニメ映画幼女戦記に関する感想・評価では非常に面白かったといった感想・評価も多数寄せられていました。劇場版アニメ映画幼女戦記は完璧といえる演出に加え、最後まで飽きることがないストーリーが描かれています。まさに劇場版アニメ映画幼女戦記は最高のアニメ映画作品といえるでしょう。

劇場版アニメ映画幼女戦記に関する感想・評価では円盤が楽しみといった感想・評価も多数見受けられました。劇場版アニメ映画幼女戦記は2019年の2月8日に公開されたのですが、円盤は2019年の8月23日発売となっており、2019年7月現在未だ発売されていません。そのため映画鑑賞者から未鑑賞者まで円盤の発売を今か今かと期待しています。

本記事では劇場版アニメ映画幼女戦記について物語のあらすじや魅力、感想・評価などをまとめてネタバレ紹介させて頂きました。劇場版アニメ映画幼女戦記は目が肥えているファンも納得させるほどの良作となっており、多くのファンを感動させました。本作を映画館で観たことが無い方は是非2019年8月23日発売の円盤を一度チェックしてみてください。