【幼女戦記】ゼートゥーアの性格と能力を考察！ターニャとの関係やモデル・元ネタは？

大人気アニメ作品幼女戦記で主人公であるターニャの後ろ盾として影で活躍した帝国戦務参謀次長のゼートゥーア。ゼートゥーアはライン戦線を終結させた張本人であり、帝国屈指の智謀の持ち主です。しかしゼートゥーアは原作のweb小説で戦犯となり、絞首刑となって死亡してしまいました。本記事ではそんな幼女戦記に登場するゼートゥーアについて人物像や死亡シーン、元ネタとなったモデルなどをまとめてご紹介していきます。

ゼートゥーアが登場する幼女戦記は2011年からweb小説投稿サイト「Arcadia」で連載されていた同名小説を元に2013年から書籍が刊行されているカルロ・ゼンのライトノベル作品です。幼女戦記は第1次世界大戦と第2次世界大戦が融合したような異世界を舞台に、帝国の兵士として戦う少女の姿を描いた作品です。異世界もの作品の中でも幼女戦記はシリアスな作品となっており、2016年には累計発行部数100万部を記録しました。

その人気より幼女戦記は2017年の1月から4月までアニメ化されることになり、アニメ放送後累計発行部数は270万部を突破しました。さらに幼女戦記は累計発行部数400万部を突破するなど売上を伸ばし続け、2019年の2月8日には劇場版として映画が公開されました。また幼女戦記はアニメ以外に漫画や外伝などの派生作品が多数制作されており、刊行されてから8年経つ2019年7月現在でも多くのファンから支持を集めています。

ある日現代に生きるサラリーマンの主人公は同僚の逆恨みで突然死亡してしまいます。しかし主人公は死亡せず、創造主と呼ばれる者にターニャ・テグレチャフという名前を与えられ、リアリストで無信仰な性格を治すために戦争が勃発している異世界へ飛ばされてしまいます。ターニャとして転生された世界は第1次世界大戦と第2次世界大戦を混ぜたような場所であり、魔術という空想上の存在が実在する世界となっていました。

そんな異世界に飛ばされた主人公ターニャはなぜか天才ともいえる魔術の才能を秘めており、幼い姿であるにも関わらず、帝国の兵士として徴兵されてしまいます。帝国の兵士として徴兵されたターニャは士官学校で軍人としての知識を勉強し、後方勤務を目指そうとします。しかしターニャは突然戦争で最も激しいとされる最前線に送り込まれることになり、ターニャはそこで恐るべき力を見せつけることになってしまいます。

本記事で元ネタとなったモデルや死亡シーンをご紹介するゼートゥーアとはアニメ幼女戦記第1話から登場した老練な見た目をした帝国の将軍です。ゼートゥーアは幼女戦記の主人公であるターニャが所属している帝国の参謀本部に属する人物であり、戦務参謀次長という座に就いています。設定ではゼートゥーアは帝国軍の中で准将という立場にあり、帝国軍参謀本部の要として数々の作戦を立案して帝国を勝利に導きます。

特にゼートゥーアが立案した作品の中でも「衝撃と畏怖」と「回転ドア」といった作戦は非常に完璧であり、ライン戦線を終結させる手柄を挙げました。そのことからゼートゥーアは帝国軍の中でも稀代の知略家とあだ名されており、一部の人間にしか作戦を伝えないなど作戦成功のために徹底している姿が描かれています。また普段優しい老将のように描かれているのですが、作戦の時になると軍人らしい怖い一面を見せます。

白髪とミステリアスな瞳をした帝国軍参謀本部の要であるゼートゥーア。ゼートゥーアは幼女戦記の作中において裏方として活躍し、ライン戦線を終結へ導きました。そんな優れた知略を持つ帝国の参謀ゼートゥーアはどういった性格をしているのでしょうか。ゼートゥーアは非常に渋い老練な見た目をしているため、アニメの視聴者や原作の読者は冷静沈着な性格ではないかと思うことでしょう。

その印象の通り、ゼートゥーアは非常に合理的で理性的な性格をしたキャラクターです。参謀本部とは作戦を立案する部署であり、冷静沈着な人物でしか務めることが出来ません。なのでゼートゥーアは参謀本部に打ってつけの人物といえるでしょう。また主人公であるターニャも同じ性格をしており、2人は良好な関係を築いています。しかし社交性はゼートゥーアの方が優れており、ターニャが苦手な人でも親交を深めてます。

アニメや原作の幼女戦記の作中でターニャを影から支えた帝国軍参謀本部戦務参謀次長のゼートゥーア。おそらく本記事をご覧の方は帝国軍でも屈指の知略を持つゼートゥーアの能力が気になるのではないでしょうか。ゼートゥーアはさすが様々な優れた作戦を立案しているだけあって、たくさんの能力を秘めているキャラクターです。ではここからは幼女戦記に登場するゼートゥーアの能力についてまとめてご紹介させて頂きます。

幼女戦記に登場するゼートゥーアの能力についてまず挙げられるのはその豊富な知識です。軍人の中でも特に参謀本部は優れた知識を持たないと入れない部署であり、ゼートゥーアは作中でターニャを上回る知識を披露しています。この知識でゼートゥーアは「衝撃と畏怖」や「回転ドア」などの作戦を数々立案し、戦果を挙げました。もしかするとゼートゥーアは幼女戦記の中でもターニャを超える逸材かもしれません。

幼女戦記に登場するゼートゥーアは豊富な知識の他に優れた話術を持っています。当初ターニャはアニメ第4話でゼートゥーアと邂逅するのですが、その時ゼートゥーアの話術の前に翻弄されてしまいました。またその後もターニャはゼートゥーアの話術で利用され、策略の一部として動くことになってしまいます。ゼートゥーアはこのターニャを遥かに凌駕する話術も帝国軍参謀本部戦務参謀次長の座に就いた証といえるでしょう。

幼女戦記の主人公であるターニャは幼い見た目をしていることから誰も用いようとしません。しかしゼートゥーアのみターニャの優れた作戦能力を見抜き、新しく作られた部隊の指揮官を任せます。この出来事はゼートゥーアの先を見抜く力を表すことになり、その後ターニャは帝国軍の中で出世していきます。おそらく幼女戦記の主人公であるターニャはこのゼートゥーアがいなけれらば、ここまで出世することは無かったでしょう。

幼女戦記のあらすじにおいてゼートゥーアはライン戦線を後退させたことを官僚から追及されてしまいました。しかしその時ゼートゥーアは官僚を無視してコーヒーの感想を述べ、大変肝が据わっている姿を見せつけました。この時ゼートゥーアは「衝撃と畏怖」作戦を立案していたのですが、漏らさないために官僚へ伝えていませんでした。そのため官僚たちは焦っており、無視をするゼートゥーアに何度も事を追求しました。

しかし何度文句を言われようとゼートゥーアは無視を続けました。するとその瞬間伝令が駆け込み、「衝撃と畏怖」作戦の成功が伝わります。そうゼートゥーアは官僚たちに一切話さず、敵の総司令部を破壊したのです。当初集まった官僚たちはゼートゥーアへ作戦の失敗の責任を取るよう追及していました。しかし突然受けた総司令部破壊の報告に官僚たちはただ唖然とするしかありませんでした。

ゼートゥーアは「衝撃と畏怖」作戦を成功させ、自身の優れた知略と実力を官僚たちへ見せつけました。普通であれば強大な戦果を挙げた人間は官僚たちなどに驕る姿を見せるはずです。しかしゼートゥーアは一切驕ることはせず、内政には干渉せずにただ相手のことを讃えました。そうゼートゥーアには立ち回りが上手いという能力もあるのです。この勝利に導いたのに驕らないゼートゥーアの姿は多くの視聴者に衝撃を与えました。

アニメ幼女戦記第4話において主人公であるターニャは大学に付属している図書館で本を取ろうとしました。その時ゼートゥーアが現れ、ターニャが取ろうとしていた本を取ってあげました。これがターニャとゼートゥーアの初めての出会いとなります。レルゲンからターニャの情報を聞いていたゼートゥーアはそのままターニャを部屋へ招き、戦争について問いました。そしてターニャはゼートゥーアに世界大戦が勃発すると予想します。

ゼートゥーアはそのままターニャの力となり、ターニャは大学を卒業してすぐに新しく創設された魔道大隊の隊長に任命されます。これによりターニャは世界大戦に身を投じることになり、二〇三魔道大隊の隊長として各地で激戦を繰り広げます。その後ターニャは見事ライン戦線で勝利を飾り、帝国は世界大戦に打ち勝ちました。しかしこれはゼートゥーアの力が働いたものであり、ターニャは彼によって勝利を飾ったのです。

2019年7月現在ゼートゥーアには元ネタとなったモデルが気になるといった声が多数寄せられています。では果たしてゼートゥーアの元ネタとなったモデルは誰なのでしょうか。どうやらゼートゥーアの元ネタのモデルとなったのはかつて第1次世界大戦に実在したドイツ帝国の軍人であるハンス・フォン・ゼークトといわれています。しかし残念ながらゼークトが元ネタのモデルとなったいう証拠はなく、ただの噂話となっています。

ゼートゥーアの元ネタのモデルとなったといわれているハンス・フォン・ゼークト。では元ネタのモデルであるハンス・フォン・ゼークトとはどういった人物なのでしょうか。元ネタのモデルであるハンス・フォン・ゼークトは1899年にドイツ帝国の参謀本部に勤務していた人物であり、第1次世界大戦勃発後参謀本部の本部長に任命されました。その後多大な功績を挙げたゼークトは「国家の中の国家」であるという権威を確立しました。

ゼークトが元ネタのモデルといわれているゼートゥーアはアニメでは死亡していないものの、原作であるweb版では死亡しているそうです。帝国の参謀本部に所属しているルーデンドルフは世界大戦に勝利しようと考えており、敗北を望んでいるゼートゥーアはターニャを使ってルーデンドルフを暗殺しようとしました。そしてターニャの暗殺は成功することになり、ルーデンドルフは不慮の事故として死亡したそうです。

ルーデンドルフが暗殺で死亡したことで参謀本部を掌握したゼートゥーアは完璧な敗北をするために「予備計画」といわれる作戦を実行に移しました。これにより帝国は敗北の一途をたどります。帝国を敗北に追い込んだゼートゥーアはもちろん戦犯扱いとなり、絞首刑を言い渡されます。そしてゼートゥーアは戦後絞首刑で死亡することになり、「恐るべきゼートゥーア」というあだ名で語り継がれることになるのでした。

アニメ幼女戦記に登場するゼートゥーアに関する感想ではゼートゥーアがかっこいいといった感想が非常に多く寄せられていました。アニメ幼女戦記に登場するゼートゥーアは非常に渋いかっこいい見た目をした人物であり、かっこいいおじさんキャラが好きな人にはたまらないキャラクターとなっています。また見た目の他に実力も確かであり、アニメが終了した2019年7月現在でも非常に人気を博しています。

アニメ幼女戦記に登場するゼートゥーアに関する感想では実在したゼークト将軍が元ネタのモデルとなったという感想も多く寄せられていました。ゼートゥーアとゼークトの2人は名前がそっくりであり、挙げた功績や実力も全く一緒となっています。また容貌もそっくりとなっており、元ネタのモデルといわれても仕方がないといえます。

アニメ幼女戦記に登場するゼートゥーアに関する感想ではゼートゥーアのコスプレがしたいといった感想も多く見受けられました。アニメ幼女戦記に登場するゼートゥーアは上述でご紹介した通り非常に渋くてかっこいい見た目から人気を博しており、2019年7月現在も多くのファンから注目を集めています。そのファンの中にはコスプレイヤーも多数おり、コスプレのイベントなどでゼートゥーアのコスプレを披露しているそうです。

本記事ではアニメ幼女戦記に登場するゼートゥーアについて人物像や能力、元ネタとなったモデルなどをまとめてご紹介させて頂きました。ゼートゥーアは非常に渋くてかっこいい見た目と誰も右に出ない優れた智謀を持つキャラクターであり、あのターニャですら敵わない人物です。残念ながら最後は絞首刑で死亡してしまったのですがゼートゥーアが生前残した多大な功績から2019年7月現在も多くのファンに愛されています。