ゴールデンカムイの聖地巡礼まとめ!小樽の歴史や漫画の時系列も解説

ゴールデンカムイに登場する建物の多くは、札幌市や小樽市にある歴史的建造物や場所をモデルに描かれ、ファンの間では、聖地巡礼地として注目を集めています。本文では、ゴールデンカムイの聖地巡礼の宝庫・北海道開拓の村の聖地巡礼マップを始め、作中で登場した建物のモデルとなった建造物や登場人物ゆかりの場所、北のウォール街・小樽の歴史、漫画ゴールデンカムイの時系列などを紹介します。

ゴールデンカムイの聖地巡礼まとめ!小樽の歴史や漫画の時系列も解説のイメージ

目次

  1. ゴールデンカムイとは?
  2. ゴールデンカムイの聖地巡礼まとめ!
  3. ゴールデンカムイの漫画の時系列
  4. ゴールデンカムイの聖地に関する感想や評価
  5. ゴールデンカムイの聖地や小樽の歴史まとめ

ゴールデンカムイとは?

「ゴールデンカムイ」は、日露戦争直後の北海道を舞台に、アイヌ金塊を巡る争奪戦を描いた作品です。以下では、ゴールデンカムイに登場した施設及び風景のモデルとなった建物などがある場所を巡る、聖地巡礼マップを紹介します。

ゴールデンカムイの作品情報

漫画家・野田サトル先生の作品「ゴールデンカムイ」は、北海道の地に隠されたアイヌの埋蔵金を巡る争奪戦を軸に、狩猟や料理、アイヌ文化、日露戦争・ロシア革命など多彩な要素を加えた作風が特徴です。特に、アイヌ文化に関する要素は、アイヌ民族のヒロインを通じて細やかな説明がなされており、2018年手塚治虫文化賞・マンガ賞を始め高い評価を得ています。

ゴールデンカムイの概要

埋蔵金を巡るサバイバル要素をメインに描かれているゴールデンカムイは、アイヌ料理を始めとするグルメ要素にも注目が集まっています。作中では、生肉に食べられていたアイヌ料理独特の、新鮮な生肉や臓物を使用した食べ物などが頻繁に描かれる一方、にしん蕎麦や松前漬けのように、北海道の名物料理もふんだんに登場しています。

ゴールデンカムイのあらすじ

日露戦争終結直後の北海道で、一攫千金を夢見ながら砂金を掘る主人公・杉元佐一は、アイヌの埋蔵金とそれらの隠し場所が彫られた刺青人皮の存在を耳にします。後に、巨額の金塊の存在を確信した杉元は、アイヌ金塊事件にて殺害された父親の真相を追うアイヌ少女・アシリパと共に、刺青人皮を追い求める旅を始めます。

ゴールデンカムイの登場人物

ゴールデンカムイは、それぞれ目的が異なる3つの勢力、杉元一行・第七師団・土方一派による、アイヌ金塊の争奪戦が繰り広げられています。

杉元一行

不死身の杉元の異名で名を馳せた、元陸軍兵士・杉元佐一率いる杉元一行には、相棒のアイヌ少女・アシリパ、数々の刑務所を脱獄した刺青人皮の囚人・白石由竹、元第七師団の一員である谷垣源次郎、尾形百之助が名を連ねています。アイヌ人には、アシリパの父と親交のあったキロランケ、妖艶な占い師・インカラマッ、谷垣を慕うアイヌ少年・チカパシが加わっています。

第七師団

北海道に軍事政権を樹立させるための資金を得る目的で、金塊争奪戦に参加した第七師団は、第27聯隊の小隊長の鶴見篤四郎中尉を筆頭に、中尉の部下・鯉登音之進少尉、月島基軍曹、宇佐美上等兵、二階堂兄弟を始め、多くの部下を抱える一大勢力です。一方で、尾形や谷垣のように、鶴見中尉の過激な言動に耐えかねて、脱走兵になる者も存在しています。

土方一派

北海道に蝦夷共和国を樹立させることを目論む土方一派には、自らが刺青人皮である土方歳三、牛山辰馬、家永カノ、新撰組元隊士・永倉新八などが名を連ねています。作中では、杉元一行と共闘する一方で、リーダーの土方は、刺青を彫ったのっぺら坊や網走監獄の囚人脱獄に関わっていた経緯から、その真意を怪しまれています。

『ゴールデンカムイ』公式サイト│集英社

ゴールデンカムイの聖地巡礼まとめ!

ゴールデンカムイの聖地巡礼まとめ・イメージ画像

札幌時計塔や小樽運河などの観光名所で知られる北海道は、北海道開拓の村などがある札幌市や小樽運河周辺の歴史的建造物がモデルとなった小樽市など、ゴールデンカムイの聖地として注目を浴びています。以下では、ゴールデンカムイの聖地巡礼マップを、建物・風景に分けて紹介します。

開拓の村の聖地巡礼マップ

北海道札幌市にある北海道開拓の村は、北海道開拓の時代に建てられた建造物や街並みが、移築・再現された野外博物館です。ゴールデンカムイに登場した建物の多くは、札幌市の開拓の村で保存されている建造物をモデルに描かれており、聖地巡礼マップには欠かせないスポットです。

聖地:建物の場所

ゴールデンカムイに登場する建物の多くは、札幌市及び小樽市にある実在の建造物及び風景をモデルに描かれています。

建物①網走監獄

ゴールデンカムイにて、杉元達が探し求める刺青人皮の囚人やのっぺら坊が収監されていた網走監獄は、かつて難攻不落と呼ばれた厳重な監視体制と、北海道開拓の労働力としての過酷な使役で有名な、北海道網走市に実在した刑務所です。現在は「博物館網走監獄」として、建物内部の構造や、独房で生活する囚人の様子を知ることができます。

網走監獄に収監されていた囚人には、ゴールデンカムイに登場する白石由竹のモデルで、網走監獄の脱獄に成功した白鳥由栄、映画「仁義なき戦い」の著者・美能幸三など、著名な人物が名を連ねました。聖地巡礼マップでは最も北に位置する網走市ですが、ゴールデンカムイファンなら一度は訪れたい巡礼場所です。

建物②小樽の蕎麦屋

第2巻にて、杉元が鰊蕎麦を堪能した小樽の蕎麦屋は、開拓の村マップにある旧三ます河村そば屋をモデルに描き、内部は、大正時代の蕎麦屋の様子が再現されています。

建物③札幌世界ホテル

第6巻・家永カノが女将として切り盛りする札幌世界ホテルの外観及び内装は、開拓の村・旧浦河支庁庁舎がモデルです。内部には、当時使われていた馬車や明かりが展示されています。聖地巡礼マップでは、異国情緒あふれる建物です。

建物④旧名取高三郎商店

杉元が鶴見中尉の部下に捕縛された旧名取高三郎商店は、現在、お土産屋・大正硝子館に名称変更されています。大正硝子館は、北海道小樽市の堺町通り沿いにあり、ゴールデンカムイでは建物を反転して描かれています。

建物⑤ニシン番屋

刺青人皮の囚人・辺見和雄が杉元・アシリパにニシン漬けを振舞ったニシン番屋も、開拓の村で見学することができます。ニシン番屋は、漁師たちが寝泊まりするために建てられた小屋で、ニシン漁で栄えた小樽の歴史を感じられる場所です。

建物⑥待合旅館

刺青人皮の囚人・都丹庵士率いる盗賊が、露天風呂に入浴中の杉元一行を襲撃・大乱闘を繰り広げた待合旅館は、開拓の村の旧来正旅館をモデルに描かれました。

建物⑦山本理髪店

第6巻で、土方・尾形が刺青人皮の情報収集に訪れ、髭を剃ってもらった山本理髪店も、外観及び内装共に旧山本理髪店をモデルです。内部では、当時の理髪店の様子が蝋人形によって再現され、実際に使用されていたと思われる散髪道具や、当時の散髪料金と流行りの髪型が展示されています。

建物⑧ヒグマと戦った家

第七巻で、杉元一行と刺青人皮の若山輝一郎がヒグマと激戦を繰り広げた小屋は、北海道開拓の村にある旧菊田家農家住宅をモデルに描かれました。

建物⑨新聞社

遊軍記者をしていた石川啄木が勤務する新聞社は、開拓の村・旧小樽新聞社が起用されています。聖地巡礼マップの建物の中では、昔ながらの印刷技術を体験できるおすすめスポットです。

建物⑩江渡貝くんの家

剥製師・江渡貝くんの家は、北海道大学が管理する植物園内に存在します。植物園は、入場料を支払うことで一般の方でも入園することができ、モデルとなった建物は、剥製の展示を行う博物館になっています。また、植物園では多彩な植物を育てており、北海道しか生息しない珍しい花や植物を鑑賞することができます。

江渡貝くんの家は、北海道開拓の村がある札幌市内にあり、江渡貝くんファンにとって、ゴールデンカムイ・札幌の聖地巡礼マップに欠かせない場所でしょう。

建物⑪アイヌのコタン

ゴールデンカムイに登場するアイヌのコタン(村)は、北海道白老市にある「白老ポトロコタン」の野外展示コーナーを参考にしています。野外展示では、実物大のチセ(家)や熊の檻・ヘぺレセッなど、アイヌの生活様式を身近に観察することができ、ショー開催時には、アイヌ民謡の鑑賞も楽しめます。

白老ポトロコタンは、2020年4月の「国立アイヌ博物館」開館予定に向けて、2018年4月から休館期間に入っています。アイヌ文化を身近に感じたいファンには、聖地巡礼マップに組み入れて欲しいおすすめスポットです。

建物⑫旧日本郵船

北海道経済の中心地として栄えた小樽の歴史を感させる旧日本郵船は、入場料300円で内部を見学することが出来ます。また、ゴールデンカムイで旧日本郵船の手前に描かれた建物部分は、現在取り壊されています。

建物⑬旧百十三銀行小樽支店

第4巻にて、土方が奪われた和泉守兼定を取り戻すために訪れた建物のモデル・旧百十三銀行小樽支店は、現在、お土産屋・小樽浪漫館になっており、小樽市の堺町通り沿いに立地しています。堺町通りの向かいには、杉元が鶴見中尉の部下に捕まった大正硝子館があり、小樽の聖地巡礼マップに入れたいおすすめの場所です。

建物⑭石ヶ守商店

第2巻及び第3巻で描かれたうだつのある商店は、当時の外観をそのまま残した有限会社石ヶ守商店が入っています。うだつとは、建物の2階部分の両端に造られた、衝立に似た出っ張りを指した防火壁の一種です。当時、うだつのある家は、商家など一部の裕福な家にしか作れなかった設備で、富の象徴でもありました。

建物⑮旧小樽倉庫

第4巻にて、銃を構える鶴見中尉の背景に描かれた旧小樽倉庫は、現在「運河プラザ」「喫茶小樽倶楽部」「小樽市総合博物館・運河館」として利用され、倉庫前に漂う海辺は、現在の小樽運河となっています。観光名所として人気のある旧小樽倉庫は、ゴールデンカムイ・小樽の聖地巡礼マップにも欠かせない場所です。

建物⑯旧青山家漁家住宅

漁師たちが寝泊まりするニシン番屋のモデルになった旧青山家漁家住宅は、外観は刺青人皮・辺見和雄が最初にいたニシン番屋、茨戸の日泥家の内装に起用されました。また、ゴールデンカムイに登場したニシン番屋こと旧青山家漁家住宅は、小樽市にも旧青山別邸として残されており、和風建築の豪邸です。

聖地:風景の場所

明治時代末期の小樽から始まったゴールデンカムイの風景は、小樽市の街並みを元に、当時の風景が描かれました。

風景①花園銀座商店街

ゴールデンカムイ・第1巻で杉元が刺青人皮の情報収集を行なっていた花園銀座商店街は、小樽市・花銀通りにある花園銀座商店街の街並みがモデルとされています。レトロな雰囲気に懐かしさを感じさせる花銀通りは、昼は商店街、夜は飲み屋街として、日夜賑わいを見せています。

風景②有幌町

固くなった雪を塔のように積み上げる風景が印象的な有幌町は、かつない臨海公園が隣接する海に面した街並みが特徴です。

風景③色内大通り

第3巻・21話で登場した色内大通りには、小樽運河付近の色内一丁目から手宮方面を見た時の光景だと推測されます。

風景④色内大通りと交差点

第3巻・25話の小樽の光景は、色内大通りと中央通りの交差点付近と推測され、中央に描かれた建物は、現在はカラオケ店に、右側に描かれた洋風建築は解体され、跡地にガソリンスタンドが設置されています。

風景⑤色内大通りの交差点手前

第3巻・19話で描かれた、色内大通りの交差点手前の風景の場所は、色内大通り沿いの似鳥小樽芸術村の美術館付近と推測されます。

風景⑥小樽初登場の高台

ゴールデンカムイ第1巻・3話で初登場した高台から見える小樽の景色は、小樽住吉神社から海辺に向かって眺めた風景だと推測されます。

風景⑦第36話の高台

第36話で描かれたアシリパが小樽の街を眺めた高台は、現在、小樽市立西陵中学校の敷地になっています。

風景⑧水天宮の丘からの堺町通り

第2巻にて、アシリパが水天宮の丘から見下ろした堺町通りの風景は、実際の景色を反転して描かれています。現在は、水天宮から堺町通りを眺めることは難しいですが、堺町通りから近いことや小樽市の重要眺望地点にも選ばれるほど絶景で、小樽市の聖地巡礼マップに加えたい場所です。

小樽の歴史の内容

小樽の歴史は、道南から北上していくニシンを追う人々と、その漁獲量に目を付けた松前藩による「オタルナイ場所(交易場)」が開かれた江戸時代中期から始まります。そして、ニシン漁によって多くの財を生み出し、明治後期には北のウォール街と呼ばれるほど、多くの銀行が立ち並ぶ繁栄ぶりを見せており、ゴールデンカムイの小樽は、ニシン漁の最盛期を迎えた時代を反映させています。

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ゴールデンカムイの漫画の時系列

ゴールデンカムイの漫画の時系列・イメージ画像

刺青人皮も残りわずかとなり、金塊事件の真相やその裏に隠された陰謀が明かされつつあるゴールデンカムイの漫画の時系列を以下に紹介します。

漫画の時系列

以下は、漫画「ゴールデンカムイ」第1~15巻までの時系列を、杉元一行・土方一派・第七師団の動向を元に説明します。

時系列①漫画第1巻

杉元佐一は、刺青人皮の囚人・後藤から、アイヌが秘蔵する巨額の金塊と、隠し場所を記した暗号の存在を知ります。その直後、ヒグマに襲われた所をアイヌ少女・アシリパに助け出され、金塊事件で殺害された父の真相を探るアシリパと共に、金塊の隠し場所が彫られた刺青人皮を集める旅に出ます。

時系列②漫画第2巻

鶴見中尉率いる第七師団の登場で、隊員の谷垣にアシリパが捕まるアクシデントが発生します。同じ頃、囚人脱獄の親玉・土方歳三は、元柔道家の牛山を仲間に引き入れるなど勢力を拡大していきます。そして、小樽に辿り着いた杉元は、第七師団・鶴見中尉の命令によって捕縛・監禁されるも、後にアシリパと白石によって救出されます。

時系列③漫画第3巻

土方歳三が、旧知の永倉新八と再会を果たしている間、第七師団では、杉元の逃亡と谷垣の離脱が発生し、その後、第七師団には、刺青人皮の囚人でマタギの二瓶鉄造が加わります。その後、山中で絶滅したと思われていたエゾオオカミを巡り杉元一行と二瓶が対決、致命傷を負った二瓶はその場で亡くなり、彼の刺青人皮は、杉元一行に回収されます。

時系列④漫画第4巻

二瓶との対決で怪我をした谷垣は、アリシパのコタンで治療を受けた後に杉元一行に加わります。その頃、杉元一行と行動を共にしていた刺青人皮の囚人・白石が、土方一派に捕まり、杉元達の存在が土方の耳に入ります。

時系列⑤漫画第5巻

ニシン漁御殿にて、金塊を狙う杉元一行と鶴見中尉率いる第七師団が鉢合わせするも、運よく難を逃れた一行は、辺見和雄の刺青人皮を入手します。その頃、第七師団では、尾形百之助と二階堂浩平の裏切りが発覚します。そして、谷垣のいるアイヌのコタンに集結した尾形・二階堂と第七師団は、谷垣を巻き込んだ争いを繰り広げます。

谷垣・尾形の戦いに決着がつかず、二階堂は第七師団に捕まり拷問を受けます。その頃、ニシン御殿から杉元一行を尾行していた土方は、アシリパに関する情報取集のため、キロランケを尋ねます。その後、遅れて杉元一行もキロランケの元を訪れ、金塊を盗み出した犯人・のっぺら坊の正体について聞かされます。

時系列⑥漫画第6巻

旅の目的地を網走監獄に定めた杉元一行は、札幌世界ホテルで土方一派と遭遇します。女将の家永カノは、土方一派に加わり、それぞれの目的地へ旅立って行きます。その直前に白石は、牛山に辺見和雄の刺青人皮の写しを渡します。

時系列⑦漫画第7巻

日高に向かう杉元一行は、その道中で占い師・インカラマッと出会い、不思議な予言を言い渡されます。その後、日高に辿り着いた一行は、ヒグマとの激戦を経て、若山輝一郎の刺青人皮を入手します。一方、茨戸に辿り着いた土方一派も、日泥家の刺青人皮を入手し、尾形を味方に引き入れます。

時系列⑧漫画第8巻

アイヌのコタンでチカパシ・インカラマッと会った谷垣は、その後杉元一行を探す旅に出ます。一方、夕張に辿り着いた杉元一行は、尾形と一触即発、後に第七師団も加わり、刺青人皮を持つ江渡貝を巡る争奪戦が勃発します。その直後に炭鉱事故が発生し、杉元一行は土方一派と手を組むことを決意し、第七師団は、江渡貝によって作成された偽物の刺青人皮が、依頼主・鶴見中尉の元へ渡されます。

時系列⑨漫画第9巻

江渡貝の自宅に集結した杉元・土方一派は、偽物の刺青人皮の存在やそれらの判別方法を知るべく、月形・樺戸監獄に収監されている熊岸長庵を尋ねる計画を立てます。しかし、第七師団・二階堂の襲撃を受けた一同は、杉元・アシリパ・尾形・牛山と土方・永倉・家永・白石・キロランケの2手に分かれ、月形での合流を約束し逃亡します。

旅の途中、杉元一行は、詐欺師で刺青人皮の鈴川聖弘と出会い、後に土方一派と共に、熊岸長庵の死を知ります。一方、土方一派と内通していた白石は、それらが杉元に露見することを恐れて逃亡します。

時系列⑩漫画第10巻

逃亡した白石は、運悪く第七師団に捕縛・旭川にある師団本部へ連行されてしまいます。一方、土方一派と合流した杉元一行は、変装が得意な鈴川を使って白石救出を計画します。救出された白石は、杉元・アシリパ・尾形と行動を共にし、第七師団との接触を恐れて釧路を目指します。一方、鈴川は変装がバレたことにより第七師団の手で射殺されてしまいます。

時系列⑪漫画第11巻

小樽の隠れ家の留守を任されていた土方一派の夏太郎は、顔見知りの強盗夫婦・坂本慶一郎と蝮のお銀と出会い、共に近くの賭け場に持ち出された刺青人皮を盗み出すことを提案します。しかし、第七師団の策略とも知らず賭け場に乗りこんだ坂本・お銀は交戦の末死亡し、坂本の刺青人皮は第七師団の手に、賭け場に持ちだされた偽の人皮は、夏太郎を通じて土方一派に渡ります。

その頃、釧路を目指す杉元一行は、インカラマッ・チカパシと合流し、動植物学者の刺青人皮の囚人・姉畑支遁の存在を聞きつけます。

時系列⑫漫画第12巻

一連の事件が解決し、姉畑の刺青人皮を入手した杉元一行は、金塊事件の全貌を知るのっぺら坊が収監されている網走監獄を目指します。一方、一足早く網走に辿りついた第七師団は、計画の準備に取り掛かり、網走近くまで来ていた土方一派は、ある情報を求めて新聞記者の石川啄木を探していました。その頃、刺青人皮の都丹庵士の存在を聞きつけた杉元一行は、屈斜路湖の待合旅館にて都丹の襲撃を受け、大乱闘が発生します。

時系列⑬漫画第13巻

土方一派の仲裁により、都丹庵士の誤解であることが判明し、後に杉元・土方一派に加わり、行動を共にします。そして、網走監獄に辿りついた一行は、事件の真相を知るのっぺら坊と対面するも、替え玉の存在や都丹らの裏切りに遭い、アシリパは杉元・白石とはぐれてしまいます。そして、追い打ちをかけるように第七師団が表れ、網走監獄は大混乱に陥ります。

時系列⑭漫画第14巻

アシリパの確保と杉元・土方一派の壊滅、網走監獄の襲撃隠蔽を目的に、第七師団による総攻撃が開始されます。その直後、杉元一行を囮に利用していた土方の裏切りも発覚する中、別行動をとっていた白石はアシリパと杉元はウイルクを見つけ出すも、尾形の手で杉元・ウイルクは狙撃されます。一方、白石・アシリパは、黒ランケ・尾形と合流後、網走監獄を脱出し、樺太へ向かい始めます。

家永の治療で一命を取り留めた杉元は、アシリパは樺太へ向かったことを知ると鶴見中尉と結託し、谷垣・鯉登・月島共に樺太へ向かいます。そして、現地に辿り着いた杉元一行は、聞き込み調査の結果、アイヌの少女の存在を入手します。

時系列⑮漫画第15巻

街の人が語っていたアイヌ少女は、樺太アイヌの少女であることが判明するも、彼女のコタンにアシリパが立ち寄ったことや、キロランケと共に北へ向かった情報を入手します。その後、北樺太へ向かう杉元一行は、立ち寄った村で刺青人皮の岩息舞治と遭遇します。後に、彼の刺青人皮の写しを入手した一行は、岩息に大陸の西へ逃げるように進言します。

一方、北樺太のアシリパは、キロランケの案内でウイルクのコタン跡を訪れ、30年前の樺太・千島交換条約によって、アイヌの北海道移住が行われ、コタンが消滅したことを聞かされます。

第13巻までの刺青人皮の獲得状況

杉元一行は、アシリパと出会った直後に入手した後藤の刺青人皮や囚人から転写した者も含めて、計9枚獲得しています。次に、土方一派は、土方を始め、自らが刺青人皮であるメンバーの転写も含めて計9枚獲得していますが、辺見和雄及び茨戸で入手した刺青人皮は、偽物の可能性が示唆されています。

そして、鶴見中尉率いる第七師団の刺青人皮は計5枚と少ないですが、その全ては遺体から入手した本物の刺青人皮であり、江渡貝によって作成された偽の刺青人皮も所有しています。

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ゴールデンカムイの聖地に関する感想や評価

ゴールデンカムイの聖地に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、札幌市や小樽市に点在する、ゴールデンカムイの聖地に関する感想や評価を紹介します。

感想1:最北端の聖地・網走監獄に感動

日本最北端の刑務所である網走監獄は、ゴールデンカムイの聖地巡礼地として多くの注目を集めています。ゴールデンカムイでは、刺青人皮の囚人・のっぺら坊が収監されていた刑務所として登場し、札幌市や小樽市と共に、ゴールデンカムイファンが一度が訪れたいと考える聖地です。

感想2:漫画と瓜二つの建造物に驚き

漫画・ゴールデンカムイは、予測不可能な展開に加え、作者・野田サトルさんの緻密な描写も高く評価されており、札幌市にある開拓の村へ聖地巡礼に訪れたファンの多くが、漫画と瓜二つの建築物に衝撃を受けました。このように、聖地巡礼マップを片手に、漫画の世界に迷い込んだような不思議な感覚を味わえることも、聖地巡礼の醍醐味でしょう。

感想3:見覚えのある建物を探す楽しさ

ゴールデンカムイの聖地巡礼は、一つの敷地に多くの建造物が展示されている札幌市の開拓の村だけでなく、小樽市に現存する歴史的建造物も欠かせません。現在は博物館や飲食店・お土産屋などに変わっていますが、小樽の街を歩きながら、ゴールデンカムイの世界を堪能する聖地巡礼の旅もおすすめです。

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ゴールデンカムイの聖地や小樽の歴史まとめ

ゴールデンカムイゆかりの建造物や風景が見られる聖地や、小樽の歴史などを紹介しました。観光地として訪れた方も多い札幌市や小樽市ですが、ゴールデンカムイの聖地巡礼マップを携えて、作品ゆかりの建造物へ訪れてみませんか。

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