【ハイキュー!!】月島明光の優しいお兄ちゃんキャラの魅力！能力や過去・名言を紹介

月島明光はハイキュー!!に登場するキャラクターで、月島蛍の兄です。ハイキュー!!はバレー部を題材とした漫画で、連載されている少年ジャンプの中でも人気作品です。ここでは月島明光について紹介する前に、ハイキュー!!の作品概要やあらすじをまとめています。

ハイキュー!!は古舘春一によって連載されているスポーツ漫画です。2012年から連載しており、男子バレーの部員が全国的に増加するほどの人気を誇っています。原作者もバレー部だった経験があり、ポジションは主人公の日向翔陽と同じミドルブロッカーでした。ハイキュー!!は2014年からアニメ化され、声優は日向翔陽役を村瀬歩、影山飛雄役を石川界人が担当しています。

主人公の日向翔陽は小学生の時、テレビで観た小さな巨人に憧れてバレーを始めます。しかし、通っている学校には男子バレー部がなく、一人で練習していました。中学三年生になってようやく部員が揃い、初めて試合に出場することができたのですが、一回戦で北川第一に大差で負けてしまいます。日向翔陽は相手チームの影山飛雄を倒すことを誓い、憧れの烏野高校に入学しました。

しかし、因縁の影山飛雄もまた烏野高校のバレー部に入部しようとしており、再会した二人は喧嘩になってしまいます。二人の喧嘩を反省させるべく、主将の澤村大地は新入生同士で行う3対3をして負けたら影山飛雄にセッターをさせないと言いました。対戦する新入生は、長身の月島蛍とその幼馴染の山口忠でした。

影山飛雄と日向翔陽はこの試合で変人速攻を生み出し、見事勝利することができました。こうして影山飛雄と日向翔陽は無事にバレー部に入部し、試合に向けて互いを高めあっていきます。

月島明光は月島蛍の兄で、月島蛍とは6歳差の22歳です。身長は185.2cmで、190.1cmある月島蛍よりも少し低めの身長をしています。月島明光は現在は社会人として働いており、仙台に住んでいます。仙台ではバレーボールの社会人チームに所属し、月島蛍を練習に誘うこともあります。

月島明光と弟の月島蛍との関係は複雑です。ある時期を境に、二人の関係はギクシャクしてしまいます。この過去についてはハイキュー!!の88話で描かれており、ファンの間では「88話ショック」ともいわれています。ここではなぜ二人の関係が複雑になってしまったのか、その過去について紹介します。

月島明光はとても優しくリーダー的な存在で、弟の月島蛍はそんな兄に憧れていました。実際に中学時代にはバレー部で主将を務めており、皆からは慕われる存在でした。月島蛍は月島明光からバレーを教わることもありました。この頃の月島蛍は、同級生には飄々とした態度をとっていたものの、兄に対しては子供らしい一面も見せていました。

月島明光は中学を卒業した後、烏野高校のバレー部に入部しました。その頃の烏野高校は白鳥沢学園と並ぶほどの強豪校で、小さな巨人がいた時代のバレー部だったのです。月島蛍は兄が試合に出る姿を見たいと言いましたが、月島明光は「見られると緊張するからダメ」と言います。

ただ、中学の時と同じポジションだと聞いていたので、月島蛍はまたエースとして活躍しているんだと思っていました。しかし、実際には月島明光はレギュラーにもなれていませんでした。そのことを月島蛍はこっそり見に行った烏野高校の試合で知ることになります。その事がきっかけで、二人の関係性はギクシャクしてしまいます。また、月島蛍はそれ以来必死に頑張ることが無意味に思うようになってしまいました。

月島蛍と月島明光の暗い過去が明かされると、ファンの間では月島明光は自殺してしまっているのではないかと心配する声もありました。実際に月島明光にとって過去の出来ごとはショックで、バレーを充分に出来なかったことを後悔していました。そのこともあり、月島明光は現在も社会人チームでバレーを続けています。

また、頑張るということに意味を感じなくなった月島蛍は、合宿で梟谷学園の木兎光太郎にアドバイスをもらったことで心に変化が生まれます。そして月島明光が実家に帰ったとき、久々に兄弟で話をしました。月島明光は木兎光太郎が言っていたように、バレーの面白さを知ったから今でもバレーを続けていると言いました。

それを聞いた月島蛍は兄の気持ちを知り、二人の間にあったギクシャクとした空気はいつの間にかなくなっていました。その後月島蛍は、努力して勝ちにいくプレイをするようになります。また月島明光は、月島蛍にスポーツグラスを贈り、社会人チームの練習に誘うようになりました。現在は仲の良い兄弟関係を築いています。

月島明光はとても明るくて優しい性格をしています。そのため、過去には弟の月島蛍もよくなついていました。兄としても面倒見がよく、関係が回復してからは上を目指そうとする弟にアドバイスをしたり、仕事が無い日には来るなといわれている試合にもこっそり応援に来ていたりと今でも弟思いな優しい面があります。

ただ、関係がこじれて暫くはなかなか話すことができなかったからか、応援に来ると月島蛍の成長に感動して号泣することもあります。

月島明光はとても努力家な一面があります。過去にはその努力が認められてバレー部の主将にも選ばれたことがありました。中学生のときはエースとして、また主将として皆を引っ張っていく存在でもありました。過去の烏野高校での出来ごとでバレーを辞めたりせず、むしろもっとバレーをしたいという考え方をしており、今でもバレーを本気で頑張っている努力家です。

月島明光は185.2cmもある長身です。月島蛍の幼馴染である山口忠の最近の悩みに「カワイイ女の子が話しかけてきたと思ったらツッキーのことばっか聞かれる」とあるように、弟の月島蛍が女子に人気である事がわかります。そのため、兄の月島明光も公式イケメンなのではないかといわれています。また、バレーに対する考え方や人柄の良さがイケメンだとファンの間では評判です。

月島明光のポジションはWS(ウイングスパイカー)です。WSの能力としては攻撃力を求められるため、点を取りやすくエースとして活躍する選手もWSであることが多くあります。実際に烏野高校のエースである東峰旭はWSで、月島蛍にアドバイスをした木兎光太郎も梟谷学園のエースでWSです。また、月島明光本人も中学時代はWSとして活躍できるほどの能力を持っており、エースでもありました。

ハイキュー!!で明かされている月島明光の5段階の能力パロメーターでは、パワー4、バネ2、スタミナ4、頭脳3、テクニック3、スピード2となっています。典型的なパワー型の選手で、パワーやスタミナの能力値は4と高い能力をもっています。

しかし、スピードやテクニック、頭を使った試合展開などは月島蛍と違って苦手のようです。逆に月島蛍は頭脳5でパワー2なので、兄弟ながらに正反対の能力を持っています。二人あわせるととてもバランスの取れた能力値になるのも特徴的です。月島明光単体の能力パロメーターも、他の選手と比べてもと総合評価は良いといわれています。

月島明光は、能力パロメーターを見てもとても優秀な選手であることが分かります。しかし、過去にはバレーが原因で兄弟間がギクシャクすることもありました。ここではそんな月島明光のバレーボール選手としての過去をまとめます。

月島明光は雨丸中学校に通っていました。雨丸中学校ではバレー部に入部し、WSでエースとして活躍します。さらにはその人柄から主将にまで抜擢されます。この中学時代で月島明光はバレーが面白いことを知り、後に辛い経験をしてもバレーを辞めずに続けています。

烏野高校では、当時白鳥沢学園と並ぶほどの強豪校ということもあり、現在の烏野高校とは違って多くの部員がいました。その中でレギュラーを勝ち取るのはとても難しいことで、月島明光もまた高校3年間でバレーの試合に出ることさえできませんでした。高校時代は「良い経験をした」と消化することさえできなかったと後に語っています。

「気が済むまで本気でやれる場所にいたい」という名言は、ハイキュー!!11巻の98話で久々に月島明光と月島蛍が話しをした場面での名言です。過去のことでギクシャクしてから、二人はまともに会話していませんでした。しかし、月島明光は合宿を終えた弟の顔が変わったことに気づきます。

そして月島明光はあんな過去がありながらも、今でもバレーを続けている理由を月島蛍に話しました。月島明光は高校時代に「バレーの気持ちいいトコ全然やれていない」と後悔していました。だから「気が済むまで本気でやれる場所にいたい」と言い、バレーを続けていることを語りました。ファンの間では、この二人の会話全体が名シーン・名言だと人気です。

「まあまあ見てて下さいよ。ウチの弟が今にどシャット決めてみせますから」という名言は、社会人チームの練習に月島蛍が参加した時に月島明光が言った名言です。月島蛍は社会人チームに混じって練習をしますが、社会人とのパワーの差で上手くボールをブロックすることができません。そんな月島蛍に社会人チームの赤井沢剛は「ヒョロっちいな！ちゃんとメシ食ってんのか!」と煽ります。

月島明光はそんな赤井沢剛をなだめ、先ほどの名言のように今にどシャット決めるとフォローしました。ただ単に社会人チームに誘うだけでなく、フォローをしながら月島蛍を立てている弟思いな兄らしさが伝わる名言です。

月島明光の声優は櫻井孝宏が担当しています。櫻井孝宏はインテンションに所属しており、声優、ナレーター、ラジオパーソナリティとして活動しています。声優としてあらゆる快挙を成し遂げている実力派声優で、日本人声優としてレッドカーペットを踏んだこともあります。

また、これまでにノン子とのび太のアニメスクランブルでアニメグランプリ最優秀男性声優賞を2回受賞しています。その他にもファミ通アワード2010では男性キャラクターボイス賞、第6回声優アワードでは海外ファン賞を受賞しています。

声優の櫻井孝宏の主な出演作には、「コードギアス反逆のルルーシュ」の枢木スザク役、「D.Gray-man」の神田ユウ役、「ものの怪」の薬売り役、「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」の松雪集役、「しろくまカフェ」のシロクマくん役、「ダイヤのA」の御幸一也役、「東京喰種」のウタ役、「おそ松さん」の松のおそ松役、「モブサイコ100」の霊幻新隆役などがあります。

ハイキュー!!の88話は何度見直しても泣けるという方がたくさんいました。88話では、月島明光と月島蛍の過去が明かされ、多くの人がショックを受けました。ハイキュー!!では人が死ぬことはないだろうと分かっていても、本気で月島明光が自殺していないかと心配になるファンもいました。

月島蛍は嘘をついていた兄に怒っていたのではなく、兄に嘘をつかせた自分に怒っていました。暫く兄弟の間でまともにしゃべることなく、月島蛍はご飯を食べる時以外は自分の部屋に篭っていた時期がありました。その時も、兄に嘘をつかせたことが気まずかったのかもしれません。

月島明光の声優が櫻井孝宏に決まった時、多くのファンが喜びました。櫻井孝宏はとても優しい喋り方をするので、兄役に定評がある声優です。

月島明光は明朗快活で、月島蛍も慕うほど兄として頼りがいのある人物です。過去には兄弟間でギクシャクすることもありましたが、現在では仲は回復し一緒に社会人チームで練習することもあります。また、月島明光は非常に弟思いで、変装してまで弟の試合を見に来ることもありました。月島明光は、ハイキュー!!の漫画だけでなくアニメにも登場しているので、ぜひ注目して観てみて下さい。