カースシリーズを解説!発動条件や盾の勇者・岩谷尚文がクズと呼ばれる理由も紹介

カースシリーズとは大人気異世界物作品盾の勇者の成り上がりに登場する能力の1つです。カースシリーズは主人公である岩谷尚文含む異世界に転生した4人の勇者が持つ能力であり、負の感情を抱くことが条件となり、驚異的な強さを身につけることが出来ます。作中において主人公である岩谷尚文は負の感情を解放したことによって条件を満たし、憤怒の盾というカースシリーズを発動しました。これによりラフタリアが負傷するものの、恐るべき威力を示しました。本記事ではそんなカースシリーズについて発動条件や能力などをご紹介します。

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目次

  1. カースシリーズを解説!
  2. カースシリーズを紹介
  3. カースシリーズを持つ岩谷尚文とは?
  4. カースシリーズを持つ尚文とキャラとの関係
  5. カースシリーズに関する感想や評価
  6. カースシリーズの発動条件や盾の勇者まとめ

カースシリーズを解説!

盾の勇者の成り上がりの作品情報

負の感情が条件となって発動するカースシリーズが登場する盾の勇者の成り上がりとは2012年に「小説家になろう」で連載されていた同名小説に大幅な修正を加えて2013年に刊行されたアユコユサギによるライトノベル作品です。盾の勇者の成り上がりはそのタイトルの通り、盾の勇者として異世界に転生された主人公の姿を描いた作品となっています。しかし主人公は他の作品と違い不遇な運命に遭うなど暗い雰囲気が特徴の作品です。

そんな暗いシリアスな物語が人気を博すことになり、2014年から「コミックフラッパー」より漫画が連載されることになりました。また同年に外伝も制作されることになり、2014年から盾の勇者の成り上がりは一躍話題を集めることになりました。そして盾の勇者の成り上がりは2019年の1月から6月まで全国でアニメ化されることになり、累計発行部数780万部を超える大ヒットを記録することになりました。

カースシリーズとは

アニメ化によって大ヒットを記録した盾の勇者の成り上がりにはカースシリーズという能力が登場します。盾の勇者の成り上がりの物語の勇者は1人ではなく、盾の勇者である主人公岩谷尚文の他に剣や槍、弓の勇者が異世界に転生されます。彼らはそれぞれ伝説の武器といわれる聖武器を所持しており、戦闘能力を持たない伝説の盾を所有していることから岩谷尚文は他の勇者とは違って忌み嫌われてしまうことになります。

そんな勇者達が持つ伝説の武器といわれる聖武器にはある条件を満たすことで発動できるカースシリーズという能力が秘められています。これは勇者達が戦いの中で不の感情を抱くことで発動するといった条件になっており、その形は負の感情を表したかのような禍々しいデザインとなっています。この勇者達が負の感情を抱くといった条件で発動する能力であることからカースシリーズという名前が付けられました。

条件は七つの大罪の感情の解放

上述でご紹介したようにカースシリーズは持ち主である勇者が負の感情を解放させるいった条件で発動できる能力となっています。カースシリーズは普段封印された能力なのですが、負の感情を解放させると条件を満たし、強力な武器へ変貌を遂げます。盾の勇者の成り上がりの作中において主人公である盾の勇者岩谷尚文はフィーロがドラゴンゾンビに捕食されたことで条件である負の感情を解放させてしまいます。

その時岩谷尚文はこれまで自身が受けてきた境遇を思い出し、尋常ではないほどの負の感情を解放させました。すると条件を満たした岩谷尚文の武器は憤怒の盾というカースシリーズの武器へと変化します。負の感情の解放によって発動した憤怒の盾は黒い炎を放つことが出来る攻守両方に優れた武器となり、岩谷尚文はカースシリーズのお陰で初めて攻撃出来る武器を獲得することになりました。

使用リスク

負の感情の解放が条件のカースシリーズには強力な攻撃を行える代わりにあるリスクが生じます。カースとは呪いといった意味があり、負の感情を解放して発動した使用者はステータスが低下してしまいます。また発動した後も常に負の感情を解放する必要がり、ステータス画面を見ることが出来なくなってしまいます。カースシリーズを発動した者は一切自身のステータスが確認できないという枷が付けられるのです。

さらにカースシリーズはとてつもないほどの負の感情を解放させる必要があるため、使用者は高い精神力を求められます。もし強い精神力を持っていなければ、岩谷尚文がラフタリアを傷つけたように暴走してしまいます。また解放させる負の感情が弱くなってしまうと、カースシリーズの威力が低下してしまいます。確かにカースシリーズは強力な能力となっているのですが、リスクを考えるとあまり発動できる能力ではありません。

ブレスシリーズとは

盾の勇者の成り上がりにはカースシリーズの上位互換としてブレスシリーズという能力が登場します。ではこのブレスシリーズとはいったいどのような能力なのでしょうか。カースシリーズは負の感情を解放し続けるなど非常にリスクが大きい能力でした。そんなカースシリーズの条件である負の感情や呪いなどを全て乗り越えた者が使用できるのがこのブレスシリーズという能力になっています。

ブレスシリーズを獲得することで武器の形状が常にブレス形態へと変化し、別の形に変化させたとしてもブレス形態の恩恵を受けることが出来ます。さらにカースシリーズとは違い大幅な専用スキルや解放ツリーの強化が施されることになり、ブルートオプファー級の奥の手の反動も防ぐことが出来ます。岩谷尚文はブレスシリーズを会得したことによって1ヵ月続くといわれる「奥の手の呪い」が解放されることになりました。

TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』

カースシリーズを紹介

カースシリーズ①槍の勇者

盾の勇者の成り上がりの作中において槍の勇者である北村元康は憤怒の感情を解放させ、「憤怒の槍」というカースシリーズを発動します。またそれと同時に「ラーススピア」という「憤怒の槍」の上位互換を取得します。北村元康は他に色欲の感情を解放したことで「ラストスピア」を発動し、嫉妬の感情を解放したことで「ラストエンヴィースピア」というカースシリーズを発動しました。

しかしカースシリーズである以上リスクを背負います。槍の勇者北村元康の場合「ラストスピア」の固有スキルである「テンプテーション」を使用したことで肉欲が減退してしまいました。また「ラストエンヴィースピア」のリスクで北村元康は嫉妬の感情を無くしてしまいます。しかし元から人格が破綻していた北村元康にとってあまり影響が無く、強い色欲は少しマシになるだけで終わることになりました。

カースシリーズ②剣の勇者

剣の勇者である天木錬は貪欲の感情を爆発させることでカースシリーズを発動します。これにより自らの武器やアイテム、入手したアイテムのリアリティを下げるリスクを背負います。また天木錬は暴食の感情を解放し、カースシリーズを発動します。この暴食の感情を解放してカースシリーズを発動したことにより、天木錬は経験値が少なくなるということとレベルを代償にするといったリスクを背負ってしまいます。

当初天木錬は「憤怒の剣」を発動するものの、そのリスクにカースシリーズを使用しませんでした。しかし強さを追い求める感情に負けた天木錬は貪欲と暴食のカースシリーズを使用してしまいます。カースシリーズとは本来自身の強さを盲目的に追うことで非常に大きなリスクを背負ってしまいます。これにより天木錬は他の勇者と違って非常に大きなリスクを背負うことになってしまいました。

カースシリーズ③弓の勇者

弓の勇者である川澄樹は盾の勇者の成り上がりの作中において自身の歪んだ正義感に追い詰められてしまいます。そこにマルティが干渉したことで川澄樹は傲慢の感情を抱き、解放してしまいます。これにより川澄樹は傲慢のカースシリーズを獲得します。川澄樹は自身のカースシリーズに「ジャスティスボウ」と名付けているのですが、憤怒の盾や憤怒の槍のように、正式名称は未だ不明となっています。

川澄樹が「ジャスティスボウ」と呼ぶカースシリーズは撃った対象を正義に目覚めさせることが出来るといった能力を持っており、対象を洗脳することが出来ます。しかし固有スキルのリスクとして川澄樹は意思や判断力の喪失と思ったことを何でも話してしまうといったものを背負ってしまいます。川澄樹は独善と独裁の塊のような人物であったため、このリスクで川澄樹を形成するすべてを奪われることになってしまいました。

カースシリーズ④盾の勇者

盾の勇者である岩谷尚文は「波」を終息した後に行われた祝賀会で槍の勇者に決闘を申し込まれ、マルティとオルトクレイ王の策略で負けてしまった際、奴隷のラフタリアが奴隷紋を無理やり解除された時に憤怒の感情を解放します。これにより岩谷尚文はカースシリーズである憤怒の盾Ⅰを獲得します。そしてフィーロがドラゴンゾンビに捕食さえた時に憤怒の感情を再度解放し、憤怒の盾Ⅰを初めて発動しました。

しかし憤怒の盾の暴走によってラフタリアを傷つけてしまい、岩谷尚文は仲間を絶対に守ると決意します。その後岩谷尚文は三勇教との戦いで怒りを操作され、ラースシールドを発動しました。これにより岩谷尚文は「ブラッドサクリファイス」というスキルを会得します。しかしこのスキルは瀕死の重傷を負ってしまうことと防御以外のステータスが長時間三割低下するといったリスクがありました。

これにより岩谷尚文はラースシールドをむやみに使うことが出来ないと判断することになります。その後岩谷尚文はカースシリーズの条件である負の感情の解放を克服し、最強の能力であるブレスシリーズを会得することに成功しました。

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カースシリーズを持つ岩谷尚文とは?

岩谷尚文のプロフィール

盾の勇者の成り上がりの主人公である岩谷尚文は20歳の大学生であり、ある日図書館で本を読んでいた時に異世界へ転生されてしまいます。異世界では世界の脅威「波」へ対抗するために勇者が必要であり、岩谷尚文含む合計4人の勇者が転生されました。しかし岩谷尚文は攻撃手段を持たない盾の勇者であり、オルトクレイ王に嫌われてしまいます。そしてマインの姦計によって岩谷尚文は全てを奪われ、信じる心を無くしてしまいます。

伝説の武器

岩谷尚文は異世界に転生した時にスモークシールドという伝説の武器を保持します。この盾は様々な物を吸収することで変形することが出来る能力を秘めており、補助得点を得ることが出来ます。しかし盾の伝説の武器を所有した岩谷尚文は他の武器を装備できなくなってしまいます。そのため岩谷尚文は攻撃手段を持たない伝説の盾を工夫して使用し、過酷な異世界を生き延びなければいけなくなってしまいます。

盾の勇者が疎まれる理由

岩谷尚文が転生されたメルロマルクという国では三勇教という宗教が根付いており、盾の勇者だけ忌み嫌われていました。そのため岩谷尚文は周囲から嫌われてしまいます。実は異世界の遥か昔、盾の勇者が亜人に味方しました。その時亜人は人間と対立しており、アフタリアも奴隷として売られました。亜人の国では今でも盾教という宗教が根付いており、過去に盾の勇者が起こした行動によって岩谷尚文は嫌われてしまいました。

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カースシリーズを持つ尚文とキャラとの関係

関係①ラフタリア

ラフタリアとは盾の勇者の成り上がりのヒロインにあたる人物です。ラフタリアはラクーン種の亜人であり、過去に「波」の被災で両親を亡くしてしまいます。これが原因でラフタリアは捕まってしまい、奴隷となってしまいます。奴隷となったラフタリアは虐待を受け、瀕死の状態となっていました。その時岩谷尚文がラフタリアを購入したことでラフタリアは救出され、岩谷尚文と行動を共にすることになります。

尚文のことが好き?

当初幼い見た目をしていたラフタリアですが、レベルが上がることにラフタリアは成熟していきます。そんなラフタリアは自身を救った岩谷尚文に好意を寄せています。しかし岩谷尚文は王国で強姦の冤罪を受けたことで女性を信用できなくなってしまい、女性に恋愛心を抱くことが出来なくなっていました。なので岩谷尚文はラフタリアの思いに答えることが出来ず、冒険をする仲間という関係を保っています。

憤怒の盾が原因で大怪我に

盾の勇者である岩谷尚文はフィーロがドラゴンゾンビに捕食された時に負の感情を解放し、カースシリーズの1つである憤怒の盾を発動しました。この憤怒の盾の強敵な強さによって見事ドラゴンゾンビを倒すことに成功します。しかし岩谷尚文はカースシリーズの影響で暴走してしまい、ラフタリアに重傷を負わせてしまいます。これがきっかけで岩谷尚文はラフタリアを絶対に守ると決心することになりました。

関係②クズとビッチ

岩谷尚文は三勇教の策謀で暗殺されそうになり、岩谷尚文含む四聖勇者達が三勇教を倒します。実はこれはオルトクレイ王とマインの謀略であり、オルトクレイに帰還したミレリア王女によって2人は罰せられることになります。その際ミレリア王女は王族を剥奪し、名前を改名する処罰を与えます。その時岩谷尚文はこれまでの恨みを晴らすため、オルトクレイ王をクズ、マインをビッチという名前に改名させました。

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カースシリーズに関する感想や評価

盾の勇者の成り上がりに登場するカースシリーズは強大な強さを得る代わりに非常に大きなリスクを背負うというデメリットがあります。現実的に考えると不便な能力ですが、いとも簡単に発動出来てしまうと物語は面白くなりません。また負の感情がトリガーとなる点も人気漫画によくある展開です。そのため読者からはカースシリーズの発動条件やリスクが好きという感想が寄せられていました。

盾の勇者の成り上がりのカースシリーズに関する感想では闇が深い能力だという感想も寄せられていました。カースシリーズを発動した勇者は負の感情を代償に強力な技を獲得できるようになります。しかしこれは別の感情に変換されているだけであり、使用者は死にたい感情を無くしてしまいます。そのためいくら使用者が死にたいと考えても自殺することが出来ないという闇の深い能力といわれています。

盾の勇者の成り上がりのカースシリーズに関する感想ではカースシリーズがかっこいいという感想も見受けられました。当初岩谷尚文の盾は普通のデザインであり、あまりかっこよくはありません。しかしカースシリーズを発動したことで岩谷尚文の盾は禍々しいデザインへと変貌し、非常にかっこいい見た目となります。

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カースシリーズの発動条件や盾の勇者まとめ

本記事では盾の勇者の成り上がりに登場するカースシリーズについて発動条件や能力などをまとめてご紹介しました。カースシリーズは非常に強力な能力であり、岩谷尚文も攻撃手段を獲得しました。しかしカースシリーズは大きなリスクを背負うことになり、いわば諸刃の剣ともいえる能力でした。なのでカースシリーズはここぞという場面しか使用することが出来ない不便な能力といえるでしょう。

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