【サイコパス】宜野座の不器用だけどかっこいい活躍を解説！征陸との関係や声優も紹介

劇場版三部作が連続公開となったばかりのサイコパスですが、登場キャラクターの中でも人気が高い一人の宜野座が好きだというファンも多い筈です。今回はそんな宜野座というキャラクターについて、基本的な情報から担当声優やこれまでの活躍について、更には征陸との関係や彼女の噂についてもまとめてご紹介します。これまで宜野座に興味を持てなかったという人も、きっとその魅力を理解できる筈です。

PSYCHO-PASS(サイコパス)」は2012年10月より、フジテレビのノイタミナ枠にて放送されたオリジナルアニメ作品です。制作を担当したのは「Production I.G」で、漫画家の天野明がキャラクター原案を担当した事でも話題となりました。第2期は翌年12月より放送となり、2019年10月からは待望の第3期の放送が決定しているなどまだまだ高い人気を得ている作品でもあります。

サイコパスは近未来SFジャンルの作品であり、主人公の所属する警察組織を中心に描かれる群像劇でもあります。犯罪が数値化された世界の中で、数値で表す事のできない犯罪者との対決をしていく主人公達は、やがて数値化されるシステムそのものに疑問を抱き始めます。

舞台となるのは2112年の日本で、シビュラシステムと呼ばれる機能によって犯罪は数値化され、犯罪係数が規定値を超える人物は潜在犯であるとされて裁きを受ける様になります。監視官として公安局の刑事課一係に配属となった主人公の常守朱(つねもり あかね)は、執行官と呼ばれる人々と出会い、配属初日から駆り出された事件の最中で執行官の狡噛慎也(こうがみしんや)に銃口を向けてしまいます。

2014年12月に第2期の放送を終えたサイコパスですが、三部作となる劇場版が2019年に公開され、第3作目の初日舞台挨拶の中で第3期の製作が発表される事となりました。ダブル主人公となる今作では、新キャラクターを担当する声優の梶裕貴さんと中村悠一さんがサプライズゲストとして登場しました。これまでに登場したお馴染みのキャラクターも含め、更に豪華声優陣となったサイコパスにファンの期待は高まり続けている筈です。

名前：宜野座 伸元(ぎのざ のぶちか)
生年月日：2084年11月21日
年齢：27歳(1期開始時点)
血液型：O型
身長：183cm
体重：62kg
職種：監視官→執行官
吹き替え声優：野島健児

宜野座の最大の特徴といえば眼鏡をかけて長めの前髪をしたキャラデザで、すらりとした高い身長をした人物です。見た目と違わずエリート街道まっしぐらといったキャラクターでもあり、ファッションは好みのブランドで統一しているという設定もあります。ネット上でアバターを使用した際には、実在しない10セント硬貨の姿を選択していました。

宜野座の声を担当しているのは、声優の野島健児さんです。「のじけん」の愛称で親しまれている野島健児さんですが、父親と兄も揃って声優の仕事をしている声優一家としても有名です。爽やかで正統派なキャラクターから、宜野座の様にクールなキャラクター、更には悪役なども幅広く演じる声優です。アニメ声優として以外にも、洋画の吹き替えや歌手活動などもしている声優でもあります。

様々なグッズが登場しているサイコパスですが、人気の高い宜野座のグッズはやはり話題になる事も多い様です。特に宜野座以外のキャラクターのシリーズも発売されている香水は、ファンにとっては是非手に入れたいグッズの一つと言えそうです。

更にサイコパスでは小説の発売も予定されており、「監視官 宜野座伸元」というタイトルで宜野座にスポットを当てたスピンオフ作品となっています。しかしこちらは当初2013年に発売予定となっていたものの、その後無期限延期となり2019年現在も発売日は未定のままとなっています。

サイコパスのアニメ開始当初はクールで近寄り難いイメージのあった宜野座ですが、実は不器用で人情味のある人物である事もわかっています。続いてはそんな宜野座の活躍した場面についてを順番にご紹介します。これまで宜野座にはあまり注目してこなかったという人も必見です。

サイコパスの中でも活躍が目立つのは、やはり主人公である常守朱や狡噛慎也である事が多いものです。しかし宜野座もまたアニメの中で活躍する場面が多いキャラクターでもあり、ある意味では最も大きな変化を見せたキャラクターとも言えるかもしれません。

アニメ1期の頃の宜野座は、ツンとした態度で登場人物達に対しても「無能」と口にする事の多い人物でもありました。しかし宜野座自身に目立つ活躍が見られなかった事もあって、「ガミガミメガネ」というあだ名をつけられてしまったり、宜野座と無能を掛け合わせて「無能座さん」などと不名誉な呼び方をされる事もありました。しかしこれは、本人が不器用すぎるあまりに誤解を生んでいたものとも考えられます。

アニメの2期では監視官から執行官へと変わった宜野座ですが、頭脳派のキャラクターであると思われていた宜野座が肉弾戦で活躍を見せた事に驚いたファンも多かった筈です。1期の頃には絶対に見せなかった様な表情や行動をするなど、人間性に変化が見えた事で活躍の機会が増えたのが宜野座というキャラクターでもありました。

更に劇場版では2期から2年が経過した世界という事もあり、ファンから無能座さんと呼ばれる様な事も無くなります。常守朱とは考え方の違いなどからぶつかる事も多かった宜野座ですが、執行官となってからは丸くなり常守朱の良きパートナーとして活躍している姿も見られます。

宜野座は活躍の場が増えただけではなく、見た目や性格などにも大きな変化が見られたキャラクターでもあります。続いては宜野座の見せた変化についても順番にご紹介します。1期の時点でもファンは多かった宜野座ですが、始めはあまり好きじゃなかったという人の印象も変えたのがこれらの変化が影響していた部分が大きい筈です。

1期では眼鏡をかけてクールな印象の宜野座ですが、仕事に対する厳しさはサイコパスの中でも随一で淡々と仕事をこなす印象のあるキャラクターでした。しかし実際には過去に相棒として仕事をしていた狡噛慎也との関係性に悩んでいたり、多くのものを失う事となったキャラクターの一人でもありました。

2期では潜在犯となった代わりに人間らしさが見える様になった宜野座ですが、1期の事件で失われた腕は義手へと変化していました。更に父親に似ている事を嫌ってかけていた眼鏡が無くなり、それまでは犯罪係数を気にかけてルール違反の様な事はしてこなかった宜野座も、酒を口にする様になっていました。更に筋トレをする事で体型にも変化が見えてきています。

眼鏡をかけなくなった事でビジュアルが変化した宜野座ですが、劇場版では髪型にも大きな変化があり、ポニーテールとなっていました。予想外のポニーテールにファンは驚きや困惑を見せていましたが、劇場版が公開される頃には可愛くなったと受け入れる声も見られました。ポニーテールだけでなく、1期から比較するとあらゆる面で最も大きな変化が見られた人物である事が理解できるのではないでしょうか？

そんな宜野座のポニーテールですが、またしても無能座さんの様にファンの間であだ名が付けられていました。ポニーテールと宜野座の下の名前である伸元(のぶちか)を掛け合わせて、「ポニチカ」と呼ばれているのです。始めは冷淡な印象もあった宜野座ですが、ポニーテール一つでこんなに可愛いあだ名を付けられてしまうほど愛されている事がわかります。

ビジュアルも申し分なく、義手である事もむしろ強みとなる宜野座ですが、これだけのスペックの持ち主であれば彼女の有無が気になるファンもいる筈です。実は公式に宜野座の彼女について言及された事があり、設定資料集vol.1の中で「彼女いない歴20年」とされているのです。これは27歳時点のものである為に、宜野座にはこれまで彼女がいた経験は無いと証明されました。仕事柄、彼女を作る余裕は無かったのかもしれません。

ポニーテール姿や彼女の有無が話題となった宜野座ですが、宜野座の抱える過去が気になるという人も多いのではないでしょうか？続いては宜野座の過去についてや、仕事仲間であり宜野座と深い関係にある征陸智己(まさおかともみ)についてもご紹介します。

サイコパスのアニメ本編の中では過去が詳細には明かされていないキャラクターも少なくありませんが、宜野座に関しては血縁者が登場する事や仕事仲間に関わる出来事などが登場する事からも、他のキャラクターよりも過去が明かされている人物の一人と言えそうです。宜野座の過去についてを知る事で、1期でのクールな印象についても納得ができたという人もいるのではないでしょうか？

父親が嫌いで眼鏡をかける様になっていた宜野座ですが、幼少期は無邪気な少年であり父親と一緒に撮られた写真などもありました。しかし尊敬していた父親が潜在犯へと身を落としてしまった事がきっかけで、偏見から虐めを受けるなどの辛い過去を持つ人物でもありました。この事が原因で父親に対して嫌悪を抱く様になり、1期の序盤の様な宜野座という人物が形成されたものと考えられます。

宜野座は狡噛慎也と高校時代からの友人関係であり、刑事となってからも良き相棒として過ごしていました。しかし狡噛慎也が潜在犯となった事で裏切られたと感じる様になり、監視官が潜在犯に対して必要以上に関りを持つべきではないと判断する様になります。

罠にかかり左手を失ってしまった宜野座は、義手を装着する事でパワーアップし、執行官として活躍を見せる様になります。これまで抱え込んでいたしがらみも無くなり、どこかすっきりとした様子の宜野座は監視官である常守朱のサポート役に徹し、時にはこれまでの姿からは予想もできない様な無茶な行動を起こす様にもなっていきました。

劇場版では義手だけでなくポニーテール姿までもを披露した宜野座ですが、逃亡中の狡噛慎也に対して、刑事としてではなく一人の友人として声を掛ける様な場面も見られました。様々な過去を背負いながら変化を見せる宜野座は、より人間味が増してきたと言えるのかもしれません。ちなみに宜野座の射撃の腕は、狡噛慎也よりも少し上であるという設定がある事もわかっています。

アニメの中でもどこか壁のある態度を見せていた宜野座ですが、仕事仲間でもある征陸は実は宜野座の父親であるという事も明かされています。潜在犯となった父親の姿を間近で見ていたからこそ監視官としての態度は頑なで、複雑な思いを抱えていたものと考えられます。しかし1期の終盤では宜野座を守る為に征陸は命を落とし、最期には親子としての絆を確認する事ができました。

父親である征陸との関係性は作中で親子へと戻る事ができた宜野座ですが、母親はどうしているのかと気になった人もいるのではないでしょうか？宜野座の母親である宜野座冴慧については、征陸が執行官となった後に死亡している事が判明しています。そんな両親が生きていた若い頃のお話は「PSYCHO-PASS GENESIS」で読む事ができるので、宜野座ファンは是非チェックしてみてください。

宜野座と征陸は共に義手を装着していますが、宜野座に関しては作中で左手を失うという経緯があり、その後父親である征陸と和解した事で義手という選択を取ったものと考えられます。一方で征陸に関しては登場時から既に義手であった為に、どういった経緯で腕を失う事となったのかは不明の状態です。

父親との関係性や彼女の有無が気になる宜野座ですが、実際にサイコパスを鑑賞した人の目には、宜野座という人物はどの様に映ったのか気になるという人もいる筈です。続いては宜野座という人物に対する、ツイッター上の感想や評価も少しだけご紹介します。

始めは対立する場面も多かった宜野座と常守朱ですが、徐々に信頼関係を築いていく二人の関係性が好きだという意見も多い様です。1期から登場していたキャラクターが次々死亡してしまったりいなくなってしまう中で、共に困難を乗り越えてきた二人だからこそ現在の様な姿を見る事ができているのかもしれません。

監視官であった頃の宜野座はやはりどこか冷たい印象もあってか、好みが分かれるキャラクターでもあったかもしれません。しかし執行官となってからは性格も丸くなり、とっつきにくかった印象が一転して宜野座が好きになったというファンもいる様です。

宜野座というキャラクターはもちろん、担当している声優の野島健児さんの声が良い、宜野座に合っているという意見も多い様です。宜野座とはまるで異なる性格をしている野島健児さんですが、どこから宜野座の声が出ているのかわからないと言われるほどで、プロの声優の本領発揮となるキャラクターとも言えそうです。

サイコパスに登場する宜野座伸元というキャラクターについて、基本的なプロフィールから1期から劇場版までの変化について、更には担当している声優や彼女の有無などについてもまとめてご紹介しましたが、宜野座というキャラクターの魅力を理解する事ができたのではないでしょうか？

声優の野島健児さんいわく、3期では宜野座が驚く感じであるといった意見もあり、宜野座ファンは特に待ち遠しい3期となっている筈です。あと1クールほどで3期の放送開始となるサイコパスですが、改めて1～2期までを復習して宜野座というキャラクターに注目してみるのも面白いかもしれません。