2019年06月27日公開
2019年06月27日更新
【SAOAGGO】ピトフーイの正体は?強さとリアルでの素顔をネタバレ解説
SAOAGGOにおいてその正体が気になると言われるのがピトフーイです。SAOシリーズでは珍しくリアルの姿がはっきり描かれないままシリーズが展開され、アニメでは最終話までその正体が伏せられたままでその伏せ方は声優の情報などその正体と繋がりそうな情報も徹底して伏せると徹底したものでした。今回はピトフーイの正体と強さ、そのリアルの姿である神崎エルザについて紹介していきます。
ピトフーイとは?
SAOAGGOの概要
ピトフーイについて紹介する前にピトフーイが登場したSAOAGGO(ソードアート・オンラインオルタナティブガンゲイル・オンライン)についても簡単に紹介しておきます。
SAOAGGOはSAOのスピンオフ作品
SAOAGGOはVRMMORPGを題材としたSAOのファントム・バレット編で登場した作中ゲーム、ガンゲイル・オンラインを舞台とした作品です。SAO本編で行われた第3回BoB(バレット・オブ・バレッツ)より少し後の時間軸で展開されており、本編の出来事やGGO内で有名プレイヤーであるシノンの名前こそ登場しますが、本編に登場する人物と敢えて切り離す事で全く別の物語を作り出しています。
その世界観のベースはSAOで登場したGGOでSAOで登場した設定はそのまま踏襲されていますが、それらの設定も含めて本編でも紹介されるので単体で楽しむ事も出来、作者も「SAOのファントム・バレット編までを読んでおくとより楽しめるが知らなくても楽しめる作品である」とコメントしています。
SAOAGGOの原作者
SAOAGGOはライトノベルでは非常に珍しい公式二次創作といえる作品です。本編であるSAOの作者は川原礫さんですが、「キノの旅」で知られる時雨沢恵一さんが川原礫さんや関係者に許可を得た上で展開するシリーズとなっています。元々は銃器マニアである時雨沢恵一さんがGGOの世界観を気に入った事から編集者に打診し、ファントム・バレット編のアニメ制作時に銃器アドバイザーとして関わった事がきっかけになっています。
同じレーベルで違う作者が二次創作を出すという前例はなかったものの、その世界観を見事に踏襲ながらも時雨沢恵一さんらしい描き方も評価され高い人気を獲得するに至っており、2018年12月時点で120万部を突破する累計発行部数を達成しています。
SAOAGGOのアニメ情報
そうした経緯で敢行される事になったSAOAGGOはSAO関連作品として、またゲームらしさを活かしたSAO本編とはまた違った面白い展開もあって人気を獲得し、アニメ化も行われています。アニメが放送されたのは2018年4月から1クールで、原作3巻まで、第2回スクワッドジャムまでの物語が展開されました。
ピトフーイはレンの友達でライバル
そんなSAOAGGOにおいてピトフーイは主人公のレンが初めてGGO内で出来た友達です。元々ソロプレイヤーだったレンが初めてゲーム内で出会った女性プレイヤーです。2人はGGOのギルドシステムであるスコードロンを組むような仲になります。一方でピトフーイはレンの強さに惹かれている部分もあり、物語の展開でお互いが銃を向け合う事もあるライバルでもあります。
その容姿は両頬に幾何学模様のタトゥーがあるのが特徴的で黒髪ロングをポニテールにした長身痩躯で身体のラインにフィットした黒系統のコンバットスーツを着用しており、「美しい」「カッコいい」という言葉が似合うタイプのアバターをしています。レンをスクワッドジャムに誘った張本人でもある一方で、レンに対してゲーマーとして心身ともに自分に勝っているという尊敬の念も持ち合わせています。
ピトフーイの正体・リアルでの素顔
ピトフーイの正体は芸能人の神崎エルザ
SAO関連作品では珍しく主要人物でありながらその正体であるリアルの姿がしっかりと登場してからしばらく描かれていなかったピトフーイですがその正体は主人公レンやそのリアルでの友達であるフカ次郎もライブに行く程のファンであるシンガーソングライターである神崎エルザです。作中では音楽を聞く事が多いレンが良く聞いているシーンが描かれています。
ちなみに芸能人としての神崎エルザのイメージとは裏腹に現実の神崎エルザは暴力的でサディスティックな面を持ち合わせ世間の抱くイメージとのギャップに苦しんだ過去があります。ピトフーイの暴力的な面が本来の神崎エルザとしての本性に近い状態であるのです。屈指のゲーマーではありますが、ライブを優先する面もあるなど上手くリアルと両立しています。
その楽曲はクラシックベースで男女問わず幅広い人気を獲得しており、同時にライブを大規模な会場で行わないという事もあってそのチケットはプラチナチケットになっています。実際作中ではレンが神崎エルザのライブに外れてしまった事も描かれていました。またアニメでは神崎エルザが歌っている曲をレンが聞くという形で様々な劇中歌が登場。神崎エルザ名義で実際にミニアルバムが発売されるなどしています。
ピトフーイのリアルでの素顔は美人
ピトフーイのリアル神崎エルザはシンガーソングライターとして高い人気を誇っていますが歌はもちろんその容姿も美人である事が分かっています。主人公の小比類巻香蓮が長身を気にして小柄なレンで遊んでいるのとは対照的に女性としては長身なピトフーイに対して神崎エルザは非常に小柄な体型で黒髪ロングの髪をしているのも特徴的で美人であると同時にかわいいという印象も抱きやすい容姿をしています。
芸能人である事も相まって、その容姿は注目を集めやすく実際にストーカー被害にあった事もある程です。スクワッドジャムに誘っておいて出場できない(レンには結婚式と説明するが本当は自身のライブが理由)自分に変わってレンに紹介したエムこと阿僧祇豪志も過去にはストーカーだったという経緯が紹介される程です。
ピトフーイの名前の由来
SAO本編のキャラやSAOAGGOのレンのようにリアルネームのもじりではないピトフーイの名前ですがその由来はニューギニア島に生息する世界初の有毒鳥類の名前に由来しています。由来となった鳥はその鳴き声から名前を付けられています。見た目は可愛らしい鳥でカラフルなオレンジ色の身体を持っているピトフーイは神崎エルザの容姿と闇の深さがそのまま現れた名前と言っても過言ではありません。
ピトフーイの強さ
ピトフーイの強さ①トップクラスの実力?
SAOAGGOで登場する中ではピトフーイはかなりの強さを発揮するプレイヤーで実際にGGOがサービス開始直後から長くプレイをしています。リアルの神崎エルザとしては世界初のVRMMORPGであるSAOのベーターテスターだった程のゲーマーでもあります。リアルの都合でサービス開始初日にログインしなかった為にSAOのデスゲームにこそ巻き込まれていませんがゲーマーとして長くゲームを遊んでいるのです。
そんなピトフーイですが、SAO本編で行われた第3回BoBでは予選2回戦で敗退したという事も明かされています。BoBは完全な個人戦である事を考えても実力は高いですがSAO本編のキャラと比較すると一段階レベルは下がってしまうのかもしれません。ただ指揮能力などBoBでは必要のない能力も高いのでトータルで考えるとGGOでもトップクラスの実力者である事は間違いありません。
ピトフーイの強さ②武器
ピトフーイの大きな特徴といえるのが特定の武器を持たず実に様々な武器を使いこなす万能性にあります。多くの武器を使いこなす為にゲームのステータスをSTR(筋力)に寄せているので現実では両手で無ければ打つ事が出来ない銃を片手撃ちし、二丁拳銃にしてしまうような事も行っているのです。持っている武器のレアリティも高めでRMTを駆使してそれらの武器を集めています。
またGGOには実装されたばかりのドローンを購入していたりとシンガーソングライター神崎エルザとして稼いだお金の多くをGGOにつぎ込んでいる事が分かります。そうして集めた武器を幅広く使いこなせる技量がプレイスタイルに縛られないピトフーイの強さの秘訣にもなっています。作中判明しているだけでXD拳銃、KTR-90、M870などなどを使用している他、SAO本編でキリトが使った光剣なども保有しています。
ピトフーイの声優
ピトフーイの声優は日笠陽子
SAOAGGOのアニメではピトフーイの正体を隠す目的、またそのイメージの差異に合わせる意味もあり、ピトフーイ、神崎エルザの声優は日笠陽子さんが務め、神崎エルザの歌唱担当を別途設ける手法が取られていました。
日笠陽子のプロフィール
ピトフーイの声優を務めた日笠陽子は2007年から声優として活動する声優さんで2009年に声優として出演した「けいおん!」の秋山澪役で一躍ブレイク。主要キャラを演じる機会が増えた声優です。ブレイクのきっかけとなった秋山澪や神崎エルザのように黒髪ロングキャラ、凛々しい声を活かした役を演じる事が多く、また高い歌唱力で歌手としても活動しています。
その歌唱力に加えて「けいおん」の放課後ティータイムとしてバンド活動を行う際には日笠陽子さんは右利きであるにも関わらず演じた秋山澪が左利きであるという設定に合わせてレフティモデルを使って演奏するなど器用な一面も持ち合わせています。また女子中高生ケータイ流行語大賞2011、2012を受賞した「てへぺろ」の生みの親としても知られています。
日笠陽子の主な出演作
日笠陽子さんがこれまで声優として出演した作品としては「生徒会役員共」の天草シノ役、「ISインフィニット・ストラトス」の篠ノ之箒役、「これはゾンビですか?」のセラフィム役、「もしドラ」の川島みなみ役、「ロウきゅーぶ!」の永塚紗季役、「キングダム」の羌瘣役、「妖狐×僕SS」の雪小路野ばら役、「ハイスクルD×D」のリアス・グレモリー役などがあります。
近年の作品では「ドメスティックな彼女」の橘陽菜役、「アイカツフレンズ」の天翔ひびき役、「グランベルム」のアンナ・フーゴ役、「異世界チート魔術師」のグラミ役、「ヒナまつり」の詩子役、「されど罪人は竜と踊る」のジヴーニャ・ロレッツォ役などがあり、歌手活動を開始して以降も継続的にアニメ出演を続けています。
ピトフーイに関する感想や評価は?
ここからは既にSAOAGGOを視聴した人のピトフーイや神崎エルザに関する感想を紹介していきます。
SAOAGGO、地味によかったのが、OPで細身の女性アバターのピトフーイがドラムマガジンKTR?を片手で空に掲げてるのがアニメ的演出かと思ってたら、素手で他のプレイヤー即死させたり、死体投げ付けたりするくらい筋力ステータスがヤバいヤツだったので、「あ、なるほど」となったとこ。あとフカ次郎も。
— 邪悪ちゃん (@Ryo1206) July 15, 2018
ピトフーイの感想で圧倒的に多いのがその強さに関する感想です。幅広い武器を使う事に加えてしっかりとその裏付けがある事が良かったとする感想が多く、武器にこだわって強さを発揮するレンとの対比も上手く描けていてよかったとする感想が多くなっています。特にアニメでは他のプレイヤー相手に無双するシーンなどその強さが際立つ展開も多かった事から人気が高くなっています。
ピトフーイの正体は知ってたが思った以上にちっこいなw
— たこ🍙 @🌈 🕒すこ (@takonigiri) September 24, 2018
ピトフーイの正体に関しては本編ではしっかりと伏せられつつもミスリードもなく他に候補が居なかった事から「やっぱり」という声が多いですがその体型に関しては少し驚いたという声が多くなっています。レンのリアルの姿である小比類巻香蓮が大きいというのもありますが女性としてもかなり小柄な神崎エルザはピトフーイとしてのイメージやその歌の印象とは大きく違ったという感想が多いのです。
ピトフーイは日笠陽子しかありえんなほんと
— ナナチめし🐑 (@nanachi_aikatsu) December 13, 2018
またピトフーイの声優を務めた日笠陽子さんはそのハマりっぷりを評価する感想が多いです。暴力的でサディスティックな面から普段のレンをからかう時など振れ幅が大きいだけに日笠陽子さんの声が良く合うという声が多くなっています。一方で神崎エルザの歌に関しては誰か分からなかったという声が多くなっていました。実際歌唱を担当したReoNaさんはこの神崎エルザがデビューなので分からないのも当然です。
ピトフーイの正体まとめ
ピトフーイはSAOAGGOに登場するレンの友達でありライバルでもあるキャラクターです。SAO作品では珍しくリアルについて長く触れられずにいたキャラクターでしたがその正体は主人公レンが愛聴する程のシンガーソングライター、神崎エルザでした。見た目のギャップが大きいレンと小比類巻香蓮に対して見た目も中身も大きなギャップを持っているのがピトフーイの魅力です。
作中でも屈指の強さを発揮するピトフーイは活躍する場面も多く、名脇役と言われるキャラクターです。一方でその正体については伏せられ続けている一方で知っていても楽しめるようになっています。まだSAOAGGOを視聴していないという人はぜひピトフーイの活躍に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?