入間銃兎のプロフィールまとめ！不良警官の過去は？声優駒田航の代表キャラ

「ヒプマイ」こと『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』はキングレコード内のレーベルEVIL LINE RECORDSが手がけた男性声優12人によるラップソングプロジェクトです。2017年9月2日より始動しました。プロジェクト始動初期からミュージックビデオがYouTube急上昇ランキング3位に入り、大きな注目を集めました。その後も1stアルバムがオリコン週間アルバムランキングで2位につくなど、大きなブームを巻き起こしています。

ヒプマイは戦争が終結し、女性が政権を握るようになったＨ歴が舞台です。武器が根絶され、人の精神に干渉する特殊な「ヒプノシスマイク」が新たな武力となった世界。女性たちが政治を行う中王区以外では、男たちがシンジュク、シブヤ、イケブクロ、ヨコハマのそれぞれのディビジョンに分かれ、ヒプノシスマイクを使ったラップバトルによって領土争いを繰り広げていました。

入間銃兎はヨコハマ・ディビジョン代表MAD TRIGGER CREWのメンバーです。MCネームは45rabbitです。職業は警察官です。目的のためなら手段を選ばない男で、ヤクザである碧棺左馬刻とチームを組んでいるため、悪徳警官と呼ばれています。ラップでの口癖は「ヒョォ！」です。本記事では入間銃兎のプロフィールと過去、声優について解説します。

入間銃兎は「薬物を撲滅する」ことを目指しており、ソロ曲『ベイサイド･スモーキングブルース』では薬物売買の元締めを突き止めたいと語っています。入間銃兎が薬物を憎み警官になった理由については、後の項目で詳しく説明します。

45rabbitこと入間銃兎の誕生日は5月30日です。5月下旬は毎年「全国暴力団総合対策特別強化月間」「不正大麻・けし撲滅運動期間」が行われるため、この誕生日が設定されたと言われています。

入間銃兎の年齢は29歳です。MAD TRIGGER CREWの三人の中では最年長です。次に年長なのは毒島メイソン理鶯で、碧棺左馬刻が最年少です。

入間銃兎の身長は181cm、体重は65kgです。碧棺左馬刻は186cm、毒島メイソン理鶯は191cmのため、高身長が揃うMAD TRIGGER CREWですが銃兎が一番背が低いメンバーです。左馬刻が暴走した際は、銃兎の体格ではなだめられないので、理鶯に託す描写があります。

入間銃兎はヨコハマ署・組織犯罪対策部に勤務しています。役職は巡査部長です。巡査部長は巡査、巡査長の次に上の地位です。現場では相応の権力を持っていることが描かれています。

入間銃兎は黒いスーツに紅色の手袋を着用しており、イメージカラーは「黒と紅」だと言われています。雑誌『anan』の2019年6月19日号でヒプマイ全キャラの新衣装が発表されましたが、やはり銃兎は黒づくめの服に紅色のベルトを巻いていました。

45rabbitこと入間銃兎の所属するチームはヨコハマ・ディビジョンのMAD TRIGGER CREWです。MAD TRIGGER CREWは碧棺左馬刻、入間銃兎、毒島メイソン理鶯の三人で構成されています。ヤクザ・不良警官・元軍人が揃うチームです。入間銃兎は左馬刻と理鶯を制止する実質のまとめ役となっています。チームのイメージカラーは青色または青緑色です。

入間銃兎の担当するヤクザの組に碧棺左馬刻がおり、二人は知り合いました。互いの利益が一致し、持ちつ持たれつの関係を築いています。左馬刻が通報された際などは銃兎が釈放のため手を貸しています。気が荒く喧嘩っ早い左馬刻を「はいストップ、ストップ、ストップ！」と制止する場面がよく見られます。左馬刻に手を焼いていますが、肝心な場面では協力を求めるなど、チームメイトとして信用しているようです。

毒島メイソン理鶯をMAD TRIGGER CREWにスカウトしたのが入間銃兎です。ディビジョン・バトルに参戦するためチームの最後の一人を探していた銃兎は、軍は解体されたのに今だに軍人としてサバイバル生活を送っている理鶯に興味を持ちました。理鶯がゲテモノ料理を作った際は左馬刻と協力して完食を目指すなど、傷つけないよう気を遣っている描写があります。

入間銃兎のよく使うラップ用語は「illmatic(イルマティック)」です。「Illmatic 入間銃兎 a.k.a 45rabbit！」と自己紹介します。illmaticは直訳すると「病的」という意味です。これは「入間」という名字と、ニューヨークのラッパーNASがリリースした伝説的同名アルバムのタイトルがかかっていると見られます。曲の冒頭で定番の自己紹介をするというのは、ヒップホップでよく見られる手法です。

その他にも、入間銃兎は警官ならではの業界用語をよく用います。「わっぱ(手錠)」「しょっぴく(連行する)」「ガサ入れ(家宅捜索)」「ショクシツ(職務質問)」など、刑事ドラマなどでもおなじみの用語をラップに織り交ぜます。

入間銃兎の使用するヒプノシスマイクは、肩にかけるデザインの無線機です。ヒプマイではヒプノシスマイクを起動すると出現する「ヒプノシススピーカー」が発表されています。銃兎のスピーカーのデザインは無数に並ぶ巨大な拡声器です。

ヒプマイの1stアルバム『ヒプノシスマイク Enter the Hyipnosis Microphone』のドラマパート「Somebody Gotta Do It.」で、入間銃兎の過去が本人の口から明かされました。プロジェクト開始初期から薬物を敵視している彼ですが、その理由が公式で判明しました。

「Somebody Gotta Do It.」は入間銃兎が薬物の売人のアジトに突入する場面から始まります。銃兎はヒプノシスマイクを使い攻撃を仕かけますが、売人たちはゾンビのように蘇ります。彼らは「グラスホッパー」と呼ばれる新型の薬物を使っていました。銃兎は「グラスホッパー」の出所を探ります。一方、左馬刻も組長から「グラスホッパー」の売人を始末するよう命じられていました。

銃兎は元締めの居場所を突き止め、左馬刻と理鶯に協力を求めます。理鶯に「なぜ薬物をそれほど憎むのか」と聞かれ、銃兎は過去を語ります。彼は両親を薬物使用者による交通事故で亡くしました。銃兎は薬物を撲滅するため警官となりました。しかし、そこでも公私ともに仲の良かった先輩が薬物乱用によって亡くなりました。

入間銃兎は大切な人たちを奪った薬物を強く憎み、売人たちを自らの手で罰することを決意しました。法の基で裁くのは生温いと考えたためです。目的のためには職務を逸脱する入間銃兎ですが、薬物への並々ならぬ怒りが彼を悪徳警官の道へと走らせたのです。

銃兎は警察の応援を呼ばず、MAD TRIGGER CREWのメンバーのみで薬物の取引現場へと向かいました。グラスホッパーの出所は、各ディビジョン代表を衝突させることを企てた中王区行政監察局・副局長の一二鶲(つまびら ひたき)でした。事件は解決しましたが、今後も手段を問わない銃兎と薬物の戦いは続くことでしょう。

観音坂独歩はシンジュク・ディビジョン「麻天狼(マテンロウ)」の一員です。年齢は29歳です。チームメイトの伊弉冉一二三は小学校時代からの幼馴染で、唯一の友人です。職業は医療系のサラリーマンで、有給休暇消化日に接待をさせられたり毎日が終電帰りなど、ブラック企業で働いている様子が見られます。性格はネガティブで気弱ですが、ラップバトルでは強気な発言を多々します。

観音坂独歩と入間銃兎はテリトリーバトルの決勝前に顔を合わせた際、知り合いであることが判明しました。銃兎は過去、制服警官時代に独歩によく職質をしていました。二人は世間話をする程度の仲だったとのことです。独歩は銃兎を「不良警官さん！」と呼んでいます。

入間銃兎を演じる声優は駒田航さんです。1989年9月5日生まれ。神奈川県生まれドイツ育ちです。15歳で日本に帰国しました。事務所は81プロデュースに所属しています。声優を志したきっかけは「海外生活が長く吹き替え映画を見たことがなく、日本帰国後にテレビでターミネーターの日本語音声に衝撃を受け、惹かれた」とインタビューで答えています。

駒田航さんが演じた代表的キャラ一人目は『ガイコツ書店員　本田さん』のイケオジ役です。『ガイコツ書店員　本田さん』はエッセイ漫画が原作のテレビアニメで、作者が10年以上書店のコミック売り場で働いた経験が元になっています。イケオジは第1話のゲストキャラクターで、その他にも駒田航さんは各話で様々な役を演じています。

駒田航さんが演じた代表的キャラ二人目は『あんさんぶるスターズ!』の椚章臣(くぬぎあきおみ)役です。『あんさんぶるスターズ!』は男性アイドルを育成するスマホゲームで、椚章臣はアイドルを目指す生徒たちを指導する教師です。駒田航さんは椚章臣としてアイドルソングCDをリリースしています。2019年7月よりアニメが放送予定で、駒田航さんも続投します。

続いて、駒田航さんが演じた代表的なキャラは『アイドルマスター SideM』の古論(ころん)クリス役です。『アイドルマスター SideM』はアイドルマスターシリーズで初となる男性アイドルをプロデュースするスマホゲームです。古論クリスは元海洋学者で「海の魅力を広く世に伝えるため」アイドルを目指しているキャラです。アニメ版にも登場しました。

最後に紹介する駒田航さんの代表キャラは『RErideD-刻越えのデリダ-』のカッツェ役です。『RErideD-刻越えのデリダ-』はTOKYO MXほかにて放送されたSFテレビアニメです。駒田航さんは政府の官僚シュミットの部下であるカッツェを演じました。

駒田航さんは入間銃兎について、インタビューで上記のように語っています。当初は自身が帰国子女のため、アメリカ人の父を持つ理鶯を演じたかったそうです。しかし銃兎は圧倒的にキャラクターを把握しやすく、演じやすい役だったとのことです。

入間銃兎のMCネームは「45rabbit(フォーティーファイブラビット)」です。「Illmatic 入間銃兎 a.k.a 45rabbit！」の自己紹介にも登場します。左馬刻様は彼をたまに「ウサちゃん」と呼び挑発しています。

入間銃兎のMCネーム「45rabbit」の名前の由来は、警官が供与される拳銃の大半が45口径であることと、入間銃兎の名前に入っている「兎(英語でrabbit)」をかけていると思われます。

入間銃兎の決め台詞は「ヒョォ！」です。歌詞では「YO！」となっているのですが、駒田航さんが言うと「ヒョォ！」と聞こえるため、ファンの間ではこちらの表記が浸透しています。

入間銃兎のヒプノシススピーカーは無数の巨大な拡声器でした。このデザインが公開され、ネット上では「銃兎だけ精神干渉というより物理攻撃」とファンの間で騒然となりました。駒田航さんの声量の豊かさは称賛の意味で「クソデカボイス」と呼ばれています。そんな大きな声の「ヒョォ！」をこれだけの拡声器に通したら「もはや殺傷能力を持ってしまうのでは」と話題になりました。

駒田航さん本人も入間銃兎のスピーカーについて「ヨコハマ、これはスピーカーとは呼ばないですよね、武器ですよね。銃兎はヒプノシススピーカーという名に相応し過ぎる形状ですよね」と言及しました。今後、銃兎の攻撃は心も鼓膜もぶっ壊していくものになりそうだと、冗談をまじえてコメントしました。

ここからは45rabbitこと入間銃兎に関する感想や評価を紹介します。入間銃兎の誕生日である5月30日は、Twitter上で「#入間銃兎生誕祭2019」のタグとともに祝福のイラストやコメントが寄せられていました。その数は非常に多く、ヒプマイと入間銃兎の人気の高さがうかがえました。

次に紹介するのは入間銃兎のヒプノシススピーカーに対する感想です。スピーカーのデザインが公開され、ヒプマイファンの間では各キャラに様々な考察がされていました。入間銃兎ファンの間では、やはり拡声器型スピーカーに多くのツッコミと歓喜のコメントが寄せられていました。

続いては入間銃兎のかけ声「ヒョォ！」に関するものです。ヒプマイはアプリゲーム化が決定していますが、その際は「ヒョォ！」の声も再生できるようにして欲しいという感想です。「ヒョォ！」の文字はヒプマイファンの間で浸透し、もはや入間銃兎の代名詞となっています。ファンが作ったMADなどでも「ヒョォ！」は頻繁に登場し、非常に人気のある言葉であることが分かりました。

最後に紹介するのは入間銃兎の過去についての考察です。入間銃兎は過去に薬物によって大切な人たちを亡くしたことが明かされました。一方、シブヤ・ディビジョン代表Fling Posseのリーダーである飴村乱数は、薬物売買に関わっているのではないかとファンの間で考察されています。銃兎の過去とも関わりがあるのではないかと予想されていました。

今回はヒプマイに登場する45rabbitこと入間銃兎についてまとめました。入間銃兎はヨコハマ署・組織犯罪対策部に勤務する巡査部長で、悪徳警官と呼ばれています。彼は過去に薬物によって両親と親友を亡くし、そのためあらゆる手段を使って薬物の根絶を目指していました。入間銃兎の有名なかけ声は「ヒョォ！」でした。本記事を読まれてヒプマイの入間銃兎に興味を持った方は、この機会に是非楽曲を聞いてみてください。