2019年06月16日公開
2019年06月16日更新
【おそ松さん】トド松のトッティ顔が話題!スタバァ回など名エピソードを紹介
1960年代に一世を風靡した赤塚不二夫の代表作の1つ、漫画「おそ松くん」。そして、「おそ松くん」を原作として2015年に制作されたのが今回お届けするアニメ作品「おそ松さん」です。キャッチコピーは「成長しても、やっぱりバカ」、大人に成長した六つ子兄弟のその後が描かれています。これから「トド松のトッティ顔が話題!」と題してトッティが登場するスタバァ回のエピソードなど「おそ松さん」の気になる情報を紹介していきます。
目次
おそ松さんのトド松とは?
おそ松さんの作品情報
1960年代に一世を風靡した赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」を原作としたテレビアニメ「おそ松さん」。本記事では六つ子兄弟の末っ子、トド松に焦点を当て取って置き情報をお届けしていきます。まずは、おそ松さんの概要やあらすじなど作品情報から紹介しましょう。
おそ松さんの概要
「おそ松さん」は、赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」を原作としたテレビアニメです。大人になったおそ松くん兄弟のその後を描いており、キャッチコピーは「成長しても、やっぱりバカ」。
テレビアニメの第1期は2015年10月から2016年3月まで、第2期は2017年10月から2018年3月までテレビ東京系で深夜時間帯に放送されました。また、舞台化作品としても2016年に第1弾が、2018年に第2弾が上演されています。さらには劇場アニメーションが2019年3月に松竹の配給で公開されました。
おそ松さんのあらすじ
「おそ松さん」の主人公は、松野おそ松を筆頭に、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松の六つ子兄弟たちです。六つ子はすでに20歳を過ぎた立派な大人に成長していましたが、定職にはつかず親のスネを齧り続けるニートに甘んじていました。仕事だけでなく女性にも全く縁のない6人は、喧嘩をしながらもひとつ屋根の下で暮らしています。
出典: https://ciatr.jp
そんな六つ子に、嫌味でうさんくさいが常識も兼ね備えたイヤミ、おでん屋のチビ太、六つ子のアイドル・トト子、真冬でもパンツ一丁のおじさんデカパン、大きな口で何でも吸い込む男ダヨーン、あどけない風貌のハタ坊などが加わって騒動を繰り広げます。
アニメの基本構成は、本編の前後にショートアニメを入れるなど2~4本立ての1話完結となっています。まれに複数のショートアニメをまとめて放送する回もあります。ストーリーはオリジナル作品となっていますが、赤塚不二夫の「おそ松くん」を現代風にアレンジした放送もあります
六つ子兄弟について
「おそ松さん」の主人公六つ子は、5月24日生まれで年齢は20代前半という設定です。原作では外見・内面共に見分けの付かない六つ子でしたが、本作では個別に性格やイメージカラーが与えられ、表情や髪型も微妙に変化が付けられています。その他の六つ子の主な特徴は以下の通りです。
出典: https://ciatr.jp
- 兄弟間には上下関係があり上の兄には「兄さん」という呼称をつける
- 兄弟全員定職には就いていない
- 〃 自動車免許を所得
- 〃 パチンコが趣味。1人が勝っても他の兄弟が没収(均等に分ける)
- 就寝時は横長の布団を6人で使用している
トド松のプロフィール
トド松は松野家六つ子の末っ子です。イメージカラーはピンクで、自分のことを「僕」と呼んでいます。女の子が好きでナンパした子とも密に連絡を取るほどマメな性格で、六つ子兄弟の中では一番リア充(リアル世界で充実)しています。以下にトド松の特徴を列記します。
- 甘え上手だが、腹黒い一面もある
- 夜中に一人でトイレに行けないほどの怖がり
- 他の兄弟が風邪を引くと部屋全体を消毒するなど潔癖症の一面もある
- 慶應ボーイと公言(のちに嘘とバレる)
- 兄弟の中で一番の仲良しは、長男のおそ松
- 兄弟にも言えない隠し事が数多くある
- 六つ子の中では最もアクティブでアウトドア派
- カラ松の顔の表情だけでパチンコに勝ったことを見抜くほど直感が鋭い
- 皆から注目されることに喜びを感じる
おそ松さんのトド松のトッティ顔が話題に
トッティ顔とは?
トッティとは、トド松がバイト先のコーヒーショップ「スタバァコォヒィー」で同僚の女子から呼ばれているあだ名です。
トド松はバイト先で、六つ子の中では群を抜く”リア充”を満喫しており、それを象徴するのがこの”トッティ”というあだ名でした。このあだ名にはさすがに他の兄弟たちも驚き、十四松に至っては相当気に入ったのか連呼していたほどです。
この回以降の話でも、”トッティ”という呼称は頻繁に登場しており、バイトとは関係なく兄弟の間ではトド松のあだ名としてすっかり定着しました。むしろ本名のトド松と呼ばれることの方が少なくなったくらいです。トド松のあざとさを称えるファンの間で使われる「あざトッティ」という呼称も、このあだ名から付けられたものです。
トッティ顔のクソコラ画像が話題に
twitterで話題となっているのが、「トッティ顔のクソコラ画像」です。バイト先で女子から合コンに誘われ喜ぶトッティことトド松でしたが、そこへ招かれざる客・兄弟が来てしまいます。その時のトド松の表情を集めたのがが「トッティ顔のクソコラ画像」です。
衝撃的でインパクトのあるトッティ顔がTwitterでも大反響を呼びました。そんな中、「トッティクソコラ・グランプリ」なるものまで登場。トッティの顔を切り取り、おもしろコラ画像を作るという企画です。その勢いは止まるところを知らず、NHK・Eテレの「つぶやきピックランキング」で紹介されるほどになりました。
おそ松さんのトッティ顔が話題のスタバァ回とは?
スタバァ回①スタバァでのバイト
前述のように、ある日トド松はコーヒーショップ「スタバァコォヒィー」でバイトを始めます。 「おそ松さん」第7話の「トド松と5人の悪魔」でのことです。ちなみにこの話は”スタバァ回”とも称され、ニコニコ動画では再生100万回を超えるほどの大人気となりました。
7話の冒頭、心地よいBGMが流れ平和な雰囲気を演出します。オシャレなお店で働くトド松は、丁寧な接客が好印象を与えます。カップルが注文するときに、少し顔を赤らめるのがかわいいと評判です。
スタバァ回②合コンを秘密にするトド松
スタバァでバイトを始めて数週間が経ったある日の事、何とトド松は同僚の女子から合コンにお誘いされるのです。
実は、これは狡猾なトド松が企てた計画の一部でした。バイト先の女の子から合コンに誘われて、リア充への階段を上るための第一歩だったのです。このことは、当然他の兄達たちには知られたくありません。慶応ボーイと詐称し退屈なバイトにひたすら耐えてきた苦労が、ようやくこの時実を結ぼうとしていたからです。
スタバァ回③兄弟にバレる
ところが、トッティことトド松のささやかな願いも空しくおそ松たち兄弟がバイト先にやって来てしまいます。何とか帰ってもらおうと考えたトッティは、土下座をして床に頭をこすりつけ額からの出血も厭わず頼み込みます。そんなトッティをよそに「バイト先に来ては駄目なのか」と居直るおそ松たち。トッティは兄たちへありとあらゆる暴言をぶつけます。
何とかその場を収拾させようとするおそ松の苦労も空しく、トド松を合コンに誘った女性店員たちが現れたため、結局5人は店に入ることになります。その後もトド松とおそ松たちとの駆け引きが続いた後、またしてもタイミング悪く女性店員たちが、合コンとか女子大生と言ってはならない言葉を口にしてしまいます。これで、おそ松たち兄弟を出し抜いて、合コンに行こうとするトド松の計画が発覚してしまいます。
スタバァ回④抜け駆けは失敗
トド松の策略を知った十四松を除く兄弟たちは、案の定ブチ切れると店内をメチャクチャににしてしまいます。コーヒーを床にこぼすと、慌てて拭きに来たトド松の頭に沸かしたてのコーヒーを流したり、客の前で脱糞しようとしたりと嫌がらせの限りを尽くします。
床に転がって奇声を発しながら転がりまわる兄たちを見て悔やむトド松でしたが、今となっては後悔先に立たずでした。何とか兄たちをトイレに連れ込んだトド松でしたが、そこでも兄たちから脅迫を受けてしまいます。そして、結局トド松の兄たちも合コンに参加することになります。こうしてトド松の抜け駆け作戦は、見事失敗に終わるのでした。
おそ松さんのトッティ顔が話題のスタバァ回考察
スタバァ回考察①怒りの心
次に、本記事の主題でもあるトッティ顔が話題のスタバァの回を考察してみましょう。最初のキーワードは「怒りの心」です。仏教の教えでは、欲が妨げられると現れてくるのがこの「怒りの心」とされています。兄たちに内緒でコーヒー店でバイトを始めたトド松は、同僚の女の子から念願の合コンの誘いを受けます。
そんなトド松には、どうしても他人に知られたくないことがありました。それは、自分には六つ子の兄がいて全員がニートという恥ずかしい事実でした。しかし運命のいたずらで、その日に限って5人の兄がスタバァコーヒー店に来てしまうのです。前述のように嫌々店内に兄たちを入れることになったトド松ですが、自分の「名誉欲」の障害となる兄たちへ怒りの矛先を向けてしまいます。
もっとも兄たちには、トド松の欲望を妨げようなどという意図はありません。ところがトド松に酷い扱いをされたことで、弟を不幸のどん底に落としてやろうと兄たちは悪魔に変貌します。怒りのままに酷い振舞いをしたトド松の行為が、兄たちを「悪魔」に変えたのです。結果的に店内の人々まで巻き込む大騒動に発展、トド松は散々な目に遭ってしまいました。まさしく、因果応報と言うべきでしょう。
スタバァ回考察②我利我利
欲の本性を仏教では「我利我利」という言葉で表します。我利我利亡者(がりがりもうじゃ)という表現が今でも残っています。「我利我利」とは、自分さえよければ他人はどうなってもお構いなしという心の傾向を表わしています。
スタバァの回でのトド松を見れば、「自分だけが注目されてチヤホヤされればいい、そのためには兄弟のことなどどうでもいい」という心理が彼の言動を操っていることがよくわかります。おそ松たちにその気がなくても、トド松にはニートの兄たちが自分の欲望を妨げる邪魔者にしか思えなくなっているのです。
このような本性が女の子に知れて嫌われてしまうのを恐れ、トド松は仕方なく兄たちを店内に通しました。しかしカラ松の頭にメニューをぶつけて失神させたり、トイレの前に席を持っていき兄たちを座らせたり、殺虫剤を顔に吹きかけたりと酷い扱いをします。
兄たちはトド松に向かって「ドライモンスターめ、完全に俺たちのこと切り捨てる気だな」と非難を浴びせかけました。欲の赴くままに実の兄たちを放り出そうとするトド松には、その後悲惨な運命が待ち受けているのでした。
おそ松さんのトッティ顔に関する感想や評価
冷静に現実を見ている末っ子!
「おそ松さん」トッティを特集してきた本記事の最後に、アニメ視聴者の感想・評価を紹介します。最初は、トド松を「冷静に現実を見ている末っ子」と評する方の感想です。
結局おそ松さん10話まで見てしまった。リプライで末弟なら7話をって教えてもらったけどトッティ最高じゃありませんか。母親扶養選抜会議での要領の良さも素晴らしかったしキラキラ女子たちと一緒にスタバァで働く世渡り上手感も。一番冷静に現実を見ている末っ子らぶ。
— あやや (@hraom) February 21, 2016
母親扶養選抜会議での要領の良さや、気になる女子たちと一緒にスタバァで働く世渡り上手なところに末っ子感がよく出ているそうです。
スタバのこと「スタバァ」って言っちゃう!
次の感想・評価は、おそ松さん好きになってから日常生活に様々な変化が表れたという方です。例えばコーヒーショップ・スタバのことをアニメのとおり「スタバァ」と言ってしまったり、六つ子のイメージカラーが頭にに浮かび「色の組み合わせに反応」したりするなど知らず知らずに影響を受けているようです。
おそ松さんを好きになってから
— 緑茶 (@jauntwq785) May 8, 2016
・数字の並びに反応する
・色の組み合わせに反応する
・「松」って字に反応する
・毎日がなにかの記念日
・六つ子の見分けつくのが当然
見分けられないって概念がまず無い
・スタバのことスタバァっていっちゃう
・人体は自然発火するもの
一緒に同じ時代に生きている!
続いての感想・評価は、六つ子と一緒に同じ時代に生きている感が強いという方です。長い間追っかけで観ていても六つ子がそれぞれに成長していくので飽きがこないとも語っていました。
おそ松さんもうかれこれ3,4年と
— 春水麻宇🎬7月家宝おげんこ (@uryuuminene8) March 17, 2019
長い間追えるのは彼らが話が進む度に変化して一緒に同じ時代に生きているって感覚があるからなんだよなぁ
7話からのトッティ呼びとか16話からの一松のカラ松への対応とか
キャラじゃなく一人間として追って見ててそれが6人分だからほんとに飽きない…
バッドエンドが良い後味!
最後に紹介する感想・評価は、7話を総括してトド松の侘しさが良かったという方です。逆説的ですが侘しさだけ終わらずバッドエンドが良い後味を出していたとも語っています。本記事でも触れた「因果応報」を意味しているのでしょうか。
MH @animegane1216 さんのレビュー読んで密かに楽しみにしてた『おそ松さん』7話鑑賞。いい絵を見させてもらいました(笑)ストーリー的にもトド松の侘しさが良かったけど、それで終わらないバッドエンドがいい後味。
— kato19@アニメとスピーカーと‥‥。 (@id_kato_19) November 30, 2017
おそ松さんのトド松のトッティ顔まとめ
ここまで人気アニメおそ松さんの「トド松のトッティ顔が話題!スタバァ回など名エピソードを紹介」と題してトッティ絡みの話題をお届けしてきました。最後に本記事を総括しまとめてみます。
- トド松は松野家六つ子の末っ子で、イメージカラーはピンク、女の子が大好き
- トッティとは、バイト先の「スタバァコォヒィー」でトド松に付いたあだ名
- トッティ顔は 「おそ松さん」第7話「トド松と5人の悪魔」で登場
- twitterで話題の「トッティ顔のクソコラ画像」とは、バイト先に六つ子の兄たちが来た時のトド松のオモシロ顔の画像を集めたもの
- トッティ(トド松)は兄たちに合コンを秘密にするが、結局バレて抜け駆けは失敗
- スタバァの回のテーマは「怒りの心」、仏教の「我利我利」の世界が描かれている