【ハンターハンター】フェイタンの能力や強さを考察！フィンクスとの関係は？

≪原作『ハンターハンター』作品詳細情報≫

• ジャンル：ファンタジー/SF/バトル/冒険
• 原作：冨樫義博
• 出版社：集英社
• 掲載誌：週刊少年ジャンプ
• レーベル：ジャンプ・コミックス
• 発表号：1998年14号-連載中
• 巻数：既刊36巻(2019年6月現在)

くじら島に住む主人公の少年・ゴン＝フリークスが、幼い頃に森でツキノワグマに襲われたところをゴンの父に世話になったというハンターの青年・カイトに救われます。カイトから死んだと言われてていた父親のジンが生きており、優秀なハンターとして活躍していることを聞かされてハンター職に興味を持ったゴンは、反対する育ての親のミトを説得してハンター試験に挑みます。

その道中でゴンは同様にハンターを志すクラピカやレオリオと行動を共にし、試験会場で出会った同い年の少年・キルアと親しくなります。お互いに信頼し合い協力関係となった4人はハンター試験合格を目指します。最終試験でルール違反をしたキルア以外の他の3人のメンバーは見事に合格します。ゴンはこのハンター試験で出会って対戦した殺人狂で奇術師のヒソカとの因縁を残すことになります。

暗殺一家・ゾルディック家の出自のキルアは幼少期からひたすら暗殺教育を受けてきました。友人も1人もおらず、出会ったゴンと友達になることを強く望みます。しかし、兄のイルミに友人は必要ないと言われ、ハンター試験を勝手に受けたことも咎められ家に帰るように促されます。イルミに反抗しても勝ち目がないと知るキルアはそれに従います。

ハンター試験に受かったゴンとクラポカ、レオリオはキルアを連れ戻すためにククルーマウンテンのゾルディック邸に向かい、敷地に入るために試しの門から幾つもの難関を突破してキルアと再会を果たします。ヨークシンシティで再会を約束した4人は、クラピカとレオリオ、ゴンとキルアとそれぞれ別行動をします。キルアとゴンは修行と小遣い稼ぎのために格闘施設・天空闘技場に挑みます。

そこで2人は少年闘士・ズシとズシの師匠であるウイングに出会い、ズシと対戦したキルアは異常に打たれ強いズシに疑問を抱きます。そして、それがイルミの強さに関係しているのではないかと考えたキルアはゴンと共に闘技場の最上階を目指します。順調に勝ち進み200階に到達したゴンとキルアですが、そこに現れたヒソカに登録を阻まれてしまいます。

2人の様子を見ていたウイングはこのままでは命に関わると考え、ヒソカに勝ちたいというゴンの懇願を受けて念能力について教え手解きをします。ヒソカとの再戦に備え、他の闘志たちを倒しながら念能力習得に励みます。そして、念能力取得は実は、秘密裏にハンター試験合格者に課せられた「裏ハンター試験」でもあったのです。念を習得したゴンとキルアは束の間の休息をしにゴンのふるさとであるくじら島へ帰省します。

そこで、ハンターになって成長したゴンを見たミトは、ジンが残した箱をゴンに託します。そして、2人はジンを探し出す手掛かりとなるハンター専用のゲームソフト「グリードアイランド」の存在を知ることになるのです。キルアの兄ミルキの情報で「グリードアイランド」のゲームソフトがオークションに出されることを知ったゴンとキルアはヨークシンへと向かいます。

レオリオと再会したゴンとキルアはオークションでゲームソフトを落札するための資金稼ぎを模索します。一方、クラピカは盗賊集団「幻影旅団」に虐殺された彼の一族であるクルタ族の復讐を果たし、奪われたタルク一族特有の「緋の眼」を全て回収するために特殊念能力を取得します。そして、マフィア「ノストラードファミリー」の用心棒になり、ストラードの娘で人体収集家の占い師・ネオンの護衛としてヨークシンを訪れていました。

そんなクラピカにヒソカは自身の目的達成のために幻影旅団の情報を流します。その頃、クロロ団長率いる幻影旅団は、オークションに掛けられた全商品を収奪する計画し決行します。しかし、ネオンの占いで商品の保管場所が変えられ、待ち構えていたクラピカの攻撃で幻影旅団の団員の1人が殺害されます。クロロは討たれた団員を偲び、計画は続行されネオンに占いをさせないように自ら会場に潜入します。

マフィアを裏で操作する「十老頭」は幻影旅団に高額賞金を懸け、ゾルディック家のキルアの父と祖父に暗殺を依頼します。2人はクロロと壮絶な死闘を繰り広げますが、その途中で十老頭がイルミに殺害された為、勝負がつかないままクロロを残して2人は立ち去ります。クロロは幻影旅団が全滅したという嘘の情報をマフィアに流し、誰にも気づかれないうちに商品を手に入れます。

ゴンとゴン、キルア、レオリオは懸賞金目当てで旅団の行方を追いますが、尾行が旅団にバレておりゴンとキルアは捕まってしまいます。そして、旅団が流星街出身であることが判明すると彼らに掛けられた懸賞金もなかったことになりました。旅団の隙をついて逃げ出したゴンとキルアは旅団がクラピカを必死になって探していることをクラピカに報告します。

ゴンとキルア、レオリオ、クラピカは再び合流し、クラピカの仕事仲間のセンリツを加えて幻影旅団のアジトを探ります。ネオンから占いの能力を奪っていたクロロは、その力で旅団に迫る危機を予見していました。それがきっかけで旅団内で内輪揉めが勃発し、ヒソカは自身の能力で与えられた予知を偽装して旅団を街に足止めします。

仇である旅団を目の前にしたクラピカは冷静さを失い、キルアとゴンはクラピカを庇うために旅団に再び捕らえられます。レオリオとクラピカ、センリツで奇襲を掛けてクロロの捕獲に成功すると、幻影旅団に人質交渉を持ち掛けるのです。

ハンターハンターの休載回数は多く、1999年以降は毎年10回以上の休載を繰り返しています。連載が再開される際はネットニュースで流れるなど注目を集めています。それほど連載再会を待っているファンが多いということが窺えます。

これまで最長の休載期間は2年2か月間で「週刊少年ジャンプ」の2012年16号から2014年26号までとなっています。単行本は33巻から3年5か月の歳月が経って発刊されています。それ以後は単行本1冊分、約10話を掲載すると休載するというスタイルを取っています。

≪アニメ1999年版『ハンターハンター』作品情報作品≫

• 監督：古橋一浩
• キャラクターデザイン：後藤隆幸
• 音楽：佐橋俊彦
• アニメーション制作：スタジオディーン
• 製作：フジテレビ/日本アニメーション
• 放送局：フジテレビほか
• 放送期間：1999年10月16日-2001年3月31日
• 話数：全62話

≪アニメ2011年版『ハンターハンター』作品情報作品≫

• 監督：神志那弘志
• シリーズ構成：前川淳(第1話-第58話)/上代務(第39話-第148話)
• キャラクターデザイン：吉松孝博他
• 音楽：平野義久
• アニメーション制作：マッドハウス
• 製作：「HUNTERxHUNTER」製作委員会
• 放送局：日本テレビ他
• 放送期間：2011年10月2日-2014年9月24日
• 話数：全148話

幻影旅団団員であるフェイタン＝ポートオは、眼光鋭い黒いマントとマスクにブーツを着用した身長が155cmで体重が45㎏の小柄な男性です。性格は粘着質で嫌味があり、趣味に拷問とあげるほど好戦的で残虐性があります。会話の語尾に「ね」や「っ」の発音を抜いた入りと中国人風の喋り方が特徴的です。切れると本来の漢語のような話し方に変わります。

フェイタンの強さを数値で見てみると、能力：90点、体術：78点、オーラ量：82点、頭脳：80点、経験：84点と言えるようです。フェイタンの念能力系統は変化系です。フェイタンの強さはキメラアント編で師団長のサザンに骨を折られながらも勝利するほどです。

フェイタンの念能力は「許されざる者(ペインパッカー)」です。敵から受けたダメージの大きさで威力や効果が変わる念能力です。キメラアントのサザンとの戦闘で、フェイタンはサザンの放出系の念弾を受けて上半身の衣服が破け、腕を骨折します。

そのダメージを利用して念能力「許されざる者(ペインパッカー)」が発動し「太陽に灼かれて(ライジングサン)」という攻撃を繰り出します。念能力の威力は数十から数百メートルの範囲にまで広がり、一瞬でサザンは丸焦げとなりました。

フェイタンとザザンの戦いを目にしたカルトはフィンクスの言葉「今回使うフェイタンの能力に巻き込まれたらカルト瞬殺だぜ？」からフェイタンの能力には複数の種類があることを考察します。作中ではフェイタンの能力の種類については明らかにされていませんが、フィンクスはフェイタンの具現化した防火服からどの能力が発動したのか判断していたようです。

フェイタンの「許されざる者(ペインパッカー)」の元ネタは、アラン・ルメイ原作でジョン・ヒューストン監督が手掛けた映画「許されざる者(The Unforgiven)」に由来しており、また、「太陽に灼かれて(ライジングサン)」は、ニキータ・ミハルコフ監督の映画｢太陽に灼かれて(Outomlionnye Solntesm Soleil Trompeur)｣が元ネタとなっているようです。

ザザン戦序盤でのフェイタンの動きは、その動きを見た仲間たちからも動きが悪いと言われていました。幻影旅団のメンバーあるフェイタンは多少体がなまっていたとしても並みの相手であれば瞬殺することが可能でしょう。フェイタンに怠け癖があることを仄めかすような場面となっています。

フェイタンも幻影旅団の剣士のノブナガと同様に剣を使って戦います。フェイタンの剣は元は傘で銃にもなります。傘だと油断させて一発で仕留めることが出来る暗殺に適した武器といえます。

フェイタンが持っている傘の髑髏マークを推すと細い仕込み刀が飛び出します。サザン戦では傘に仕込まれた剣ではサザンの硬い皮膚を貫くことが出来ずに折れてしまいました。傘の仕込み刀はあまり耐久性は強くないことから接近して背後から首を切るのに向きのようです。

フェイタンの持つ傘は、柄についているスイッチを押すと傘の先端が飛び出すギミックになっています。遠距離攻撃にも適していますが、至近距離で撃たれたら避けることは難しく、フェイタンの動きを読んでいたサザンでしたが、フェイタンに傘の先端飛び出しギミックでこめかみを撃たれて傷を負います。

サザンを倒したフェイタンと同等の強さと思われるキャラクターにはゴンやキルアの名前があげられます。ゴンやキルアを師団長と比較すると、キルアはキメラアントのユピーに「手も足も出ない」と言わせた実績があり、師団長がユピーをそこまで追い詰められるほどの強さかを問われると疑問が残ります。

また、ゴンも護衛軍クラスから「王にも届き得る」などと評されているため、ゴンやキルアは師団長より強さは上と考えられます。これらから、フェイタンはゴンやキルアとほぼ同等の強さがあると考察されているようです。

フェイタンの移動スピードは残像が現れるほど早いものがあります。サザン戦でもこの驚異のスピードでサザンを翻弄しています。暗殺教育を受けているかカルトもフェイタンの速さにはついて行けませんでした。フェイタンはサザン戦では体がなまっていたようなので、本来の実力が発揮されていればサザンをさらに圧倒していたに違いありません。

フェイタンは幻影旅団のメンバーでフィンクスと1番長く行動を共にしており、気があって仲が良いようです。そんなフェイタンとフィンクスの関係についてまとめて紹介していきます。

フェイタンは幻影旅団の創設メンバーであるため、当時から一緒にいるメンバーは幼馴染みでそこからずっと一緒に固まっているので相当仲がいいことが窺えます。その中でも1番仲がいいのはフィンクスのようです。

幻影旅団の任務は基本的に2人1組です。フィンクスとフェイタンは任務の際は殆ど一緒のペアで、ヨークシンの時やグリードアイランドのゲーム内、ブラックホエール1号の中でも常にフィンクスと行動を共にしています。フェイタンとフィンクスはそれほど気が合う仲間であるということが見て取れます。

幻影旅団とは、団長のクロロをはじめ、マチ、パクノダ、ノブナガなどの団員が9名在籍している蜘蛛をシンボルとした窃盗・殺人、たまに慈善事業も行う危険度Aクラスの賞金首集団です。迂闊に熟練ハンターたちでさえ手出しができないほど危険な集団とされています。

メンバーに加わるためには現存する団員を殺害して入団に意思表示をするか、欠員時に団員の推薦が得られれば加入することが可能です。自身の情報が漏れることは死を意味しているため、団員はそれぞれ自身の切り札を持っています。

幻影旅団のメンバー内で女の子のマチやシズクよりも小柄なフェイタンですが、その見た目とは裏腹に尋常ではないほどのパワーの持ち主です。パワー自慢のウボォーギンやヒソカがいる中で腕相撲ランキング5位となっています。下位のノブナガですが、下位と言っても強化系念能力者の念の基礎を用いて本気で戦ったゴンがやっと勝てるほどの強さを持つノブナガなので、それを上回るフェイタンはかなりの怪力といえます。

幻影旅団を創設したのが流星街出身のメンバーであることから必然的に団員も流星街出身が多くなります。当時の創設者はクロロ団長、マチ、パクノダ、ウボォーギン、ノブナガ、フェイタン、フィンクス、シャルナーク、フランクリンの9名です。その後に流星街出身以外のシズク、オノレノフ、イルミ、ヒソカ、コルトピ、カルトが入団しています。

フェイタンの念能力「太陽に灼かれて(ライジングサン)」はダメージを受けた分だけ熱量が上がるようです。旅団メンバーはフェイタンが死にかけた時に「許されざる者(ペインパッカー)」の能力で現れた「太陽に灼かれて(ライジングサン)」を間近で見たことがあったようでブチ切れたフェイタンは周囲を気にせず念能力を発動させるので巻き込まれる危険性があるため一斉に逃げます。フェイタンの能力は仲間も恐れていたようです。

ハンターハンターに登場するフェイタンは常時、口元に大きなマスクをしているためどのような顔をしているのか見ることが出来ませんでしたが、サザンとの戦いで素顔が明らかとなります。少年顔のイケメンです。素顔が露になった時のシチュエーションもかっこよく、サザンの念弾を喰らったフェイタンの上半身から上の衣服が破け、口元から血が少し垂れてもクールな表情のフェイタンに歓喜した人もいたようです。

≪1999年版「ハンターハンター」のフェイタン担当声優≫

• 芸名：日比野朱里(ひびのあかり)
• 本名：高橋よう子(旧姓：小粥(おがい))
• 出生地：静岡県浜松市
• 生年月日：1959年7月5日
• 年齢：59歳
• 血液型：A型
• 職業：声優
• 活動期間：1981年-2002年
• 主な出演作品：『キャプテン翼』大空翼/『未来少年コナンII タイガアドベンチャー』タイガ/『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-追憶編』沖田総司/他

≪2011年版「ハンターハンター」のフェイタン担当声優≫

• 芸名：山口勝平(やまぐちかっぺい)
• 本名：山口光雄
• 出生地：福岡県福岡市
• 生年月日：1965年5月23日
• 年齢：54歳
• 血液型：B型
• 身長：160cm
• 職業：声優/俳優
• 事務所：悟空
• 主な出演作品：『らんま1/2』早乙女乱馬/『名探偵コナン』工藤新一・怪盗キッド/『犬夜叉』犬夜叉/『DEATH NOTE』L(エル)/『ONE PIECE』ウソップ/他

好戦的で残虐なフェイタンの趣味は拷問です。拷問することをひたすら楽しんでいるようにも見えますが、拷問の目的は快楽だけではなく、相手から重要な情報を聞き出すために不可欠で、旅団メンバー内でもフェイタンは強い信頼を得ています。

フェイタンはヒソカのことを嫌っています。それは作中でもはっきりと「ワタシ、ヒソカ嫌いね」と口にしているので確かです。冷徹ですが、旅団メンバーに対する仲間意識や愛情が強いフェイタンは、仕事をすっぽかしたり、怪しい行動が目立つヒソカのことは好きになれないようです。

性格は冷酷非道で拷問好きなフェイタンですが、小柄な容姿と「～ね」という特徴的な訛りの喋り方が可愛いとファンの間では言われているようです。ブチギレた時は別の言語を話し何を言っているか分からなくて怖いところがありますが、平常時はどことなく可愛らしく、フェイタンの魅力となっているようです。

一人称は「ワタシ」でどことなく中性的な容姿のフェイタンですが、公式での性別は男性となっています。ハンターハンターが初アニメ化された際に担当していた声優が女性だったことからフェイタンを女性と認識している人も未だにいるようです。

拷問好きのフェイタンは、幻影旅団内で拷問を担当し「ワタシが吐かせるよ」と言っては相手に拷問を繰り返し情報を聞き出します。フェイタンならではの名言となっています。

ゴンとキルアを捕らえたフェイタンですが、ゴンとキルアは見逃す方針となり「お家帰れるね」というセリフをぽつりとつぶやきます。この名言を放ったフェイタンが可愛らしいと感想を持った人も少なくないようです。

クロロ団長がクラピカによって誘拐覚ました。その際フェイタンはクロロの意思を継いで「最優先されるのは旅団」と名言を放ちます。自分たちが存在している意味をはっきりとさせる旅団の創設者メンバーであるからこそのセリフです。

宝石を賭けたゴンとシズクの腕相撲対決でゴンが見事勝利します。その際にシズクに向けてフェイタンが「欲しい物は奪い取るね」と幻影旅団の在り方をシンプルに語った名言です。

フェイタンが拷問の説明をする「始めは指ね　軽く爪はぐ」という名言です。一気に剥がさないでじわりじわりと爪を剥いで相手を追い詰めていくフェイタンの様子が想像されます。フェイタンの残虐さが感じられるセリフです。

「クソが 調子に乗りやがって」は、やられた分だけパワーにして相手に攻撃を喰らわす念能力「許されざる者(ペインパッカー)」を初お披露目した際のフェイタンの名言です。普段の口調とは違って攻撃的になっているのが分かります。

幻影旅団のノブナガに言った上画像のフェイタンの名言です。尊敬出来ない人の指示には従わないというフェイタンの意思が感じられる名言です。フェイタンは言いたいことは割とはっきり言うタイプのようです。

「くたばるといいね」は、ヨークシンのオークション会場でタキシードに身を包んだフェイタンが放った一言です。フェイタンのタキシード姿がかっこいいとフェイタンファンには溜まらない場面だったのではないでしょうか？

フェイタンは幻影旅団のクロロ団長のことを心の底から信頼しています。それが感じられるフェイタンのセリフは多数あり、その中の1つが「団長が認めるはずないね」という名言です。団長のことを深く知っている様子も感じられます。

フェイタンは幻影旅団の輪を乱すヒソカの行動に目をつぶっている団長に向けて「何故団長アイツのワガママ許すか？」と直接気持ちをぶつけます。自身の居場所を乱されるのが不愉快だという気持ちがありありと伝わってくるセリフとなっています。

ヨークシンの襲撃で、マフィアから家族へ危害を加えると脅しの発言を聞いたフェイタンは一言「家族？何それ？」としれっと答えます。決して強がりなどで発言したのではなく、家族というものを知らず、持っていないフェイタンの素直な気持ちを表現した名言となっています。

流星街出身とされ、幻影旅団の創設メンバーであるフェイタンは、親の顔も知らず、クロロ団長に生年月日や血液型を聞かれても知りませんでした。そんなフェイタンは幻影旅団の誰もが使用しない母国語をただ1人使用しており、一体どこでマスターしたのかと疑問が浮上しています。

フェイタンは敵に攻撃されてブチ切れると咄嗟に母国語を放ちます。実際には何処の言葉なのかは分かっていません。因みに新アニメ「ハンターハンター」ではフェイタンがブチギレた場面で、フェイタン担当声優の山口勝平が他言語ではなくセリフを逆から読み上げていたようです。

フェイタンはブチギレると母国語を話すので訛りが無くなりますが、普段、共通言語を話す際は語尾を「～ね」と片言で話します。他の旅団メンバーの中にフェイタンのように訛った話し方をする人はいません。

流星街には多くの人種が生活しており、中国語のような言語を話す人種がいたとしてもおかしくはありません。赤ん坊の頃に流星街に捨てられたと思われるフェイタンが話す中国語のような母国語は、幼少期に耳にして最初に使えるようになった言語、育ての親が使用していた言葉と考えられるようです。

流星街とは1500年以上前に廃棄物処分場とされ、無人とされていましたが実際には東京都と埼玉県くらいの面積のごみ山の土地に、国籍や戸籍などを持たない800万人の住人がいるとされている地域です。流星街に運ばれる毎日のごみの中には通常のごみ以外にも武器や死体、赤ん坊も含まれていました。

社会的には存在しておらず、外界と交流のない流星街の住人は、街の住人が無残に殺害されたりすると実行者やそれに関わる人物をターゲットに自爆テロを起こすような危険思考を持ちます。流星街の住人は犯罪を犯すには持って来いの人間たちでした。全世界のマフィアがそこに武器を送り込み、見返りに彼らをマフィアの一員として迎え入れます。そのため旅団の創設メンバーはみんな流星街出身です。

流星街の出身であっても旅団の中で唯一、中国語のような母国語を話すフェイタンは生まれは流星街ではないとも推測されています。しかし、流星街の子供たちと遊んでいる10歳ぐらいのフェイタンの様子が描かれています。従ってそれ以前までは流星街以外のところで生れて暮らすストリートチルドレンで、その後自力で流星街に来たとも考察されています。その後流星街の住人と意思疎通を図るために共通語をマスターしたと見られます。

ハンターハンターの作中でフェイタンの本当の出生地が分かるようなヒントとなるような場面が描かれています。ブラックホエール1号内に集まる幻影旅団にソンビンというマフィアが詰め寄った場面です。ソンビンはフェイタンと同じ「～ね」と話す人物で、彼は人物はカキン帝国出身のようです。

ただ訛り方が同じで表記がフェイタンとは違いカタカナ表記になっているので断定はできませんが、もし同じ母国語を使用していたとしたらほぼ確定です。謎の多いフェイタンの出生が少し明かされることになります。

ハンターハンターのフェイタンの感想の中に、いつもはつんつんして冷たい雰囲気を漂わせているフェイタンが、「お前の倒せなかった敵を倒す」といって傘を構える場面が凄くカッコいいとの声があがっています。

フェイタンの傘についての感想には、もしその傘が具現化された物であれば、傘に剣が仕込まれていたり、傘の先端が飛び出すとかではなく、もっといい能力を備えて現実的でない傘にすればいいのにと、傘の機能について夢を持たせてほしいというような声もあがっているようです。

フェイタンの尋常でない強さについての感想には、その強さからくる余裕のドSぶりや冷徹で冷静なさまがカッコよく、骨抜きにされるというフェイタンに魅了されて止まないという感想が上がっています。マスクが取れた少年のようなイケメン顔でひ弱そうに見えて実は強いというギャップにときめくファンもいるようです。

ハンターハンターのヨークシン編でオークション会場でゴンとキルアがフェイタンとフィンクスに遭遇し直に走って逃げますが、フェイタンとフィンクスに一瞬の内に囲まれてしまいます。フェイタンとフィンクスについての感想には、この2人のコンビネーションが良いとの声があがっています。

キメラアント編でサザンと戦ったフェイタンの強さや戦いっぷりがカッコよく感動したという感想があがっています。仲間である幻影旅団のメンバーでさえもフェイタンの念能力の威力の強さに警戒を示し退避します。そのフェイタンの強さに惹かれるというファンが多いようです。

ハンターハンターに登場する幻影旅団に属する傘を武器に戦ったり、念能力「許されざる者(ペインパッカー)」を発動したフェイタンの強さや旅団メンバーで1番仲の良いフィンクスとの関係についてまとめて紹介してきました。任務の時でも常に一緒に行動しているフィンクスとフェイタンコンビはファンの間で人気が高かいことが感想から窺えました。

フェイタンは容姿には似つかわしくない怪力の持ち主で、傘に仕込まれた刀や傘の先端の仕掛けで戦う姿やキメラアント編でのサザンとの戦闘でも発動した念能力が凄くてカッコいいと言われていたようです。フェイタンの覆面の下は少年のようなイケメン顔でときめいたファンもいたようです。

フェイタンは冷酷なところもありますが、幻影旅団に対して愛情を持っていることが窺えます。そんなフェイタンの魅力に是非、ハンターハンターの本編で触れてみてはいかがでしょうか？