2019年01月24日公開
2019年10月22日更新
【ハンターハンター】廻天リッパーサイクロトロンは最弱?フィンクスの念能力を考察
「ハンターハンター」に登場する盗賊集団「幻影旅団」の団員の1人であるフィンクスの念能力「廻天リッパーサイクロトロン」が作中で最弱なのではないかという噂がたっています。そこで今回はフィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」について徹底的に検証し、考察したものをまとめていきます。また「廻天リッパーサイクロトロン」を使うフィンクスとはどのようなキャラクターなのかも合わせて紹介していきます。
目次
廻天リッパーサイクロトロンはフィンクスの念能力
「ハンターハンター」に登場する盗賊集団「幻影旅団」で、戦闘員や参謀など様々な役割をこなしているフィンクスですが、戦闘シーンに置いては「廻天リッパーサイクロトロン」という念能力を駆使して闘います。キャラクターによって非常に多くの念能力による技の種類がありますが、フィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」とはいったいどんな能力なのか、作中でどんな活躍をしたのかという事を詳しく紹介していきます。
廻天リッパーサイクロトロンの登場シーン
フィンクスが「廻天リッパーサイクロトロン」を使用したシーンは「ハンターハンター」の単行本22巻の225話で、フィンクスを含んだ「幻影旅団」初期メンバーの出身地である流星街にキメラアントの軍が攻め込んで来た時に慈善活動という事で助けに向かい、対峙したキメラアント兵に対して放ちました。しかしフィンクスの戦闘シーンは少なく、2019年現在「ハンターハンター」の作中では一度しか使用されていません。
キメラアントの兵は人間の力を甘く見た事で、ハンデとして一発殴らせてやるとフィンクスに言いますが、フィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」によるあまりに膨大なオーラの量に驚き、「一発殴っていいんだよな?」というフィンクスに対して前言を撤回しようとしますが、次の瞬間「廻天リッパーサイクロトロン」による強烈な一撃をお見舞いされ、粉々に吹き飛んでいました。
廻天リッパーサイクロトロンは強化系?
「廻天リッパーサイクロトロン」はフィンクスの得意系統である「強化系」の念能力によって発動する技です。「強化系」は最も戦闘向きの念能力であると言われており、身体能力やオーラの強さを高める事が出来るので、前述でフィンクスが「廻天リッパーサイクロトロン」によって鋼のように固い身体を持つキメラアントをパンチで粉々にした事から「強化系」の念能力だという事が分かります。
廻天リッパーサイクロトロンはオーラ増強の念能力
フィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」は、腕を回した数に比例してオーラが増幅し、パンチ力が上がるというタメ技になっています。単純かつ強力な技で、「ハンターハンター」の作中でもかなり「強化系」の特性に遵守した念能力となっています。しかし回した回数と威力の加減は自分でもよく分かっておらず、いつも適当に回し過ぎてしまうために一瞬で戦いが終わってしまうという事でした。
ちなみに「廻天リッパーサイクロトロン」という名前はアメリカ合衆国で開発されたイオンの加速装置「サイクロトロン」から来ていると考察出来ます。「サイクロトロン」は回転すればするほどイオンを生成出来るため、「廻天リッパーサイクロトロン」のオーラを増大させる能力と一致しています。
廻天リッパーサイクロトロンの他にも能力はある?
「ハンターハンター」に登場する念能力者は、念能力による技を2つ以上持っている事が多くあります。例としてヒソカは「伸縮自在の愛(バンジーガム)」と「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」という「変化系」による2つの技を持っている事からも分かるように、1つしか作中で披露していないとしても、実は隠し持っていたという事や新技を開発したというパターンが多くなっています。
特にフィンクスは「ハンターハンター」の作中で登場シーンは多いものの戦闘シーンは極端に少ないため、2019年現在は「廻天リッパーサイクロトロン」しか念能力を披露していません。そのため他の念能力を持っている可能性は大いに考えられ、「ハンターハンター」の「暗黒大陸編」となっている現在、ヒソカと抗争中である「幻影旅団」の戦闘員として新たな強力な能力を発動して活躍を見せてくれるかもしれません。
廻天リッパーサイクロトロンの最弱説を考察
フィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」は派手な演出でキメラアントの兵を一撃で粉砕したため、初披露シーンではかっこいいという事で読者の間で話題になりましたが、「ハンターハンター」の物語が進むにつれて様々な種類の強力な念能力が登場した事によって、実は最弱なのではないかという意見がネット上で広がり始めました。そこで「廻天リッパーサイクロトロン」の特性を理解したうえで本当に最弱なのか考察していきます。
最弱説①放出系や変化系の能力を出せない
「ハンターハンター」の主人公であるゴンはフィンクスと同じく「強化系」の能力者ですが「ジャジャン拳」という1つの技で「強化系」以外にも「放出系」と「変化系」の能力を使い分けています。それに対してフィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」は「強化系」のみに特化した能力となっているので、近距離戦でしか攻撃を与える事が出来ず、状況によって使い分けが出来る「ジャジャン拳」と違って使い勝手が悪いと言えます。
最弱説②オーラ消費量
フィンクスが「廻天リッパーサイクロトロン」の回転数と威力の加減が分かっておらず、たいていは回し過ぎてしまうという事は前述しましたが、回し過ぎて威力を上げてしまうと攻撃を繰り出した時に使用するオーラの消費量も増えてしまうので余計なオーラを消費してしまう事になり、もし敵に避けられてしまった場合は致命傷にもなりかねません。それに回す量によってはオーラの残りが0になってしまう可能性もあるので危険です。
最弱説③実戦で使える?
フィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」は腕を回転させなくては威力を上げる事が出来ないため瞬発力に欠け、さらに回転中は片腕が使えない状態にあるので防御も薄い状態になってしまいます。キメラアントに対して放った時は15回ほど回しており、かなりの威力を誇っていましたが、強敵との実戦中に腕を15回も回すという事は簡単では無い事が考察出来ます。
また、そもそも「強化系」の能力者はゴンの「ジャジャン拳」やウヴォーギンの「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」のようにオーラを瞬発的に上げて技の威力を高める事を得意としているため、腕を回さなくてはいけないという実戦向きではない制約を課さなくても強力なパワーを得られたのではないかと考えられます。
廻天リッパーサイクロトロンの最強説を考察
フィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」が「ハンターハンター」の作中で最弱だという意見が多い事に対して、最強だと真っ向から否定する意見もあります。フィンクスは「ハンターハンター」の物語の中でも最強の集団という声も多い「幻影旅団」が結成された当初から所属している初期メンバーであるため、今までに数々の修羅場を経験している事が考えられ、念能力以外の力も強い事が考察されています。
最強説①破壊力
フィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」が最強と言われている理由は何と言っても腕を回し続ける事によって無限に威力を増大できるというところで、例えば一日中回し続けたとしたらどんな相手でも一撃で粉砕出来る破壊力を得られるのではないかと考えられます。ところがオーラには念能力者それぞれに上限があるため、「廻天リッパーサイクロトロン」によって得られる破壊力は結局フィンクスのオーラの絶対量が限度になります。
しかしフィンクスがどれほどのオーラの量を秘めているのかは現在までで描かれておらず、また修行によってオーラの絶対値は上げる事が出来るので、万が一フィンクスのオーラが低い値となっていても、「廻天リッパーサイクロトロン」のルールを考えると、訓練によっては「強化系」の中でも最強というべき破壊力を持つ事が出来る事が考察出来ます。
最強説②キメラアントを一撃で倒す
「ハンターハンター」の作中でキメラアントを一撃で倒したというキャラクターはほとんどおらず、ゴンの「ジャジャン拳」の「グー」でさえも多少ダメージを与えた程度でした。しかしフィンクスは「廻天リッパーサイクロトロン」で適当に腕を回したにも関わらず、たったの一撃だけで倒した事を考えると、やはり腕を回さなくてはならないという制約によってとてつもないパワーを得る事が出来ている事が分かります。
また「廻天リッパーサイクロトロン」は作中に一度しか放たれていないため能力の詳細については分かっていない部分があまりに多いですが、例えばもし、事前に腕を回してパワーを溜めておくことができ、戦闘が開始されたら放つ事が出来たとするならば、戦闘中に腕を回す時間が全くなくなるため、ゴンの「ジャジャン拳」よりも溜め時間が短く、さらに威力も高くなるという事になり、かなり性能の高い念能力という事になります。
最強説③幻影旅団では3番目に強い?
フィンクスが「幻影旅団」の中で3番目に強いという考察をしているファンが多くいます。まずフィンクスは「幻影旅団」での腕相撲ランキングでウヴォーギンに次いで2位となっており、念能力を使わない生身の力が強い事が分かります。さらにウヴォーギンがクラピカによって殺害された今、フィンクスは力では1位という事になります。
またフィンクスはもっとも戦闘用の念能力であると言われる「強化系」の能力者ですが、「幻影旅団」で他の「強化系」はノブナガだけになっており、腕相撲ランキングや過去の戦闘などを照らし合わせると単純な戦闘力だけで言うとフィンクスに軍配が上がります。一番強いのはクロロだとして、2位にはイルミやフェイタンなどの「強化系」以外の戦闘狂が食い込んでくるとしても、3位はフィンクスである可能性が高いと考えられます。
廻天リッパーサイクロトロン使いのフィンクスとは?
前述までで驚異的な破壊力を持っている事が分かる「廻天リッパーサイクロトロン」の使い手・フィンクスとは一体どんな人物なのか、プロフィールや性格などを含めて詳細をまとめていきます。また「ハンターハンター」の作中で描かれた、フィンクスに関しての興味深いエピソードなども紹介していきます。
フィンクスのプロフィール
「幻影旅団」の団員ナンバー5であり結成時からのメンバーであるフィンクス=マグカブのプロフィールは身長185センチ、体重85キロ、血液型AB型で、服装などはジャージを着ている姿が多く描かれていますが基本的にはエジプトの民族衣装を思わせる服とかぶりものを身にまとっています。ちなみに「ハンターハンター」の「ヨークシン編」では闇オークションに参加するフリをして景品などを奪うために黒のタキシードを着ていました。
フィンクスの性格
フィンクスはネット上で「見た目も性格もヤンキー風」と言われていますが、その通りで歯に衣を着せない乱暴な言葉遣いをし、非常に短気な性格です。頑固でもあり、他の団員達の気持ちよりも「幻影旅団」のルールに遵守して行動をするため、メンバーと口論に発展する事も少なくありません。プライドも高いため、団長であるクロロが不在の時は団長代理を買って出て団員に命令しますが、頭が切れるためいつも冷静な意見を述べます。
しかしこれらはすべて「幻影旅団」の団員達を想っての事で、実は仲間意識はクロロに匹敵するほど高く、シズクがキメラアントとの激しい戦闘で服が破れた時には自分の服を着せてあげた他、クラピカの「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」によって念を封じられ自由に行動できなくなったクロロを助けるために、徐念師をひたすら待ち続けるというシーンがあり、むしろ常に自分よりも仲間のための行動をとっています。
フィンクスは流星街出身
フィンクスは団長であるクロロをはじめとした「幻影旅団」の初期メンバーの出身地である流星街出身です。故郷への思いは現在でも強いため、流星街がキメラアントによって攻め込まれた時は「幻影旅団」の慈善活動として助けに行き、他のメンバーと共にキメラアントを駆除していました。しかし何人かの流星街の住人はキメラアントに変異してしまった事で、フィンクス達に「自分達を殺してくれ」と頼んできました。
流星街出身であることに誇りを持っているフィンクスはそんな現在の住人に対して「最後まで根性見せやがれ!」と熱い言葉で怒鳴って根性を叩き直そうとしますが、結局は殺す事が助けになるという事になり、変異した住人はすべて殺害しました。しかし流星街の住人は救われたような描写があり、フィンクス達に感謝していたようでした。フィンクスは戦いによって相手を抹殺する事に対しては冷酷になれますが、この時は悲しそうでした。
フィンクスはヒソカを狙う?
「ハンターハンター」は2019年現在「暗黒大陸編」となっており、クロロに殺されたはずのヒソカが蘇生して、「幻影旅団」の団員であるコルトピとシャルナークを殺害した事で、「幻影旅団」とヒソカの全面戦争となっています。過去に「幻影旅団」に在籍していたヒソカですが、旅団のルールに遵守しているフィンクスに対してヒソカはルールをほとんど守らずに勝手な行動をとっていたため、フィンクスは当時から嫌っていたようです。
さらに今回のメンバー殺害事件が起こったため怒りが頂点に達したフィンクスは現在ヒソカが乗っているはずに「ブラックホエール号」に乗り込み、下っ端のマフィアに対して身長が190以上ある人物の部屋を片っ端から探すように命令していました。ちなみにヒソカは物語開始初期から登場しているにも関わらず身長は今まで明らかになっていませんでしたが、今回のフィンクスのセリフによって身長が190以上だという事が分かりました。
フィンクスは仲間の死には過剰に反応し、悲しむ描写が多くあります。クラピカの「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」によってパクノダが死んだ際にゴンとキルアに感謝をしていた事から、フィンクスはパクノダの死後にゴンとキルアに礼をするというシーンもありました。仲間意識が高いフィンクスだからこそ、現在「幻影旅団」のメンバーの中で先頭に立ってヒソカ抹殺に対して行動している事もうなずけます。
フィンクスはクロロ好き?
「幻影旅団」とは団長であるクロロの思想に共感した者が団員となりますが、簡単に言えばクロロが好きな人物達という事で、フィンクスも例外ではありません。フィンクスのクロロ好きが一番分かりやすいシーンがあり、クロロが「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」の徐念に成功した後に、ヒソカと戦うための念能力を集める事になり、なかなか団員とは接触出来ずにいた時にフィンクスはクロロをひたすら待ち続けていました。
シャルナークの携帯電話が鳴る度に「クロロからか?」と何度も期待して聞いており、そんなフィンクスの様子を見ていたフェイタンとシャルナークは「何か片思いの女の子みたい」「乙女チック」とからかった事で、フィンクスは顔を赤らめながら2人に怒鳴っていました。普段の冷酷なフィンクスとはかけ離れたかわいい様子が見られ、思わず笑ってしまうようなかわいいシーンとなりました。
廻天リッパーサイクロトロン使いのフィンクスとフェイタンの関係
「幻影旅団」は窃盗や殺人などの仕事をする際に、全員で行動するという事も少なくありませんが、基本的に2人1組となる事が多く、フィンクスはフェイタンと気が合うようでよく2人で行動しています。そこでフィンクスとフェイタンによるコンビが、今までの「ハンターハンター」の作中でどのような活躍をしてきたのかを詳しく紹介していきます。
フィンクスとフェイタンの関係①ヨークシンシティ編
「ハンターハンター」の「ヨークシン編」は「幻影旅団」の話が中心となっていましたが、この時にフィンクスとフェイタンは敵対しているマフィアの手下大勢と戦う戦闘員として大暴れしていました。その後クロロがクラピカの鎖によって捕えられ、「幻影旅団」の団員全員がクロロを助けに行こうとしている中で、フィンクスとフェイタンの2人だけは反対し、「幻影旅団」の鉄の掟に従って団長の命よりも旅団を重要視していました。
その事によって団員同士で口論になりますが、これは団長の命よりも旅団の存続を優先しなければならないというルールに遵守しただけで、フィンクスとフェイタンの2人は決してクロロに死んでほしいと思ったわけではなく、クロロの決めたルールに忠実に従いたいと思った事かが理由でした。他の団員とは意見が分かれ、「幻影旅団」の中で2人だけ同じ意見になっている事からも、フィンクスとフェイタンの仲が良い様子がうかがえます。
フィンクスとフェイタンの関係②グリードアイランド編
「ハンターハンター」の「グリードアイランド編」の序盤で、幻のゲームであるグリードアイランドが闇オークションに多く出品された事で、フィンクスとフェイタンは2人でスーツを着てオークションに参加し、グリードアイランドを1つ盗み出す事に成功し、アジトに持って帰りました。フェイタンがゲーム好きであった事もあり、フィンクスとフェイタンの2人組はさっそくゲームの世界に飛び込みました。
グリードアイランドには半分遊び感覚で入った2人は、1週間という期限付きでどちらが多くプレイヤーを殺すかという競争をはじめ、しばらく別行動を取る事になります。別々に行動していても、殺しという方法ではありますが結局2人で遊んでいるので、フィンクスとフェイタンは離れていても意思疎通が出来ており、仲が良い事が分かります。
フィンクスとフェイタンの関係③キメラアント編
「ハンターハンター」の「キメラアント編」で、フィンクスとフェイタンの出身地である流星街がキメラアント兵に襲われた時にも2人は一緒にいました。ただしこの時は他にボノレノフ、シズク、シャルナーク、カルトも参加していましたが、フィンクスのお気に入りの仲間達ばかりだったのか、仕事には真面目で冷静な事が多いフィンクスが笑顔でいる描写が多く、とても楽しそうにしていました。
多くのキメラアントの兵を生み出した元凶であるキメラアントの女王とフェイタンが戦う事になった時にも、殺し合いであるにも関わらずまるで試合を観戦しているように楽しそうに見ていました。またフィンクスはこの時にフェイタンの事を「フェイ」とあだ名で呼んでおり、まるで友達のように仲が良い事が分かります。
ブラックホエール1号内
「ハンターハンター」は2019年現在「暗黒大陸編」に突入しており、ヒソカと鬼ごっこ状態となっていますが、「幻影旅団」は「ブラックホエール1号」に乗り込んでおり、ここでもフィンクスとフェイタンは一緒にいます。ノブナガが倉庫に行って武器を調達しようとしていると、欲しいものがあるという事でフィンクスもついて行く事になり、後を追うようにフェイタンも自分も行くと言いだしました。
フェイタンはいつもフィンクスをからかって楽しんでいましたが、この3人の時はフィンクスと共にノブナガをからかっている描写がありました。作中では初めての組み合わせである3人ですが、フィンクスとノブナガは戦闘タイプの「強化系」であり、フェイタンは戦闘狂であるため全員が「幻影旅団」の中でもかなりの実力者であるので、もしこの状態でヒソカと鉢合わせたら優勢に立てるのではないかと考察出来ます。
廻天リッパーサイクロトロンを使うフィンクスの声優
アニメ第1作のフィンクスの声優は松本吉朗
1999年から放送されたテレビアニメ版第1作「ハンターハンター」で、フィンクスの声を担当した声優キャストは松本吉朗です。1993年から声優としての活動を始め、2019年現在は松本ヨシロウに改名して活動しています。イケメンキャラクターというよりは三枚目の男性や悪役を多く演じており、非常に演じ分けも上手いとされています。
「ハンターハンター」のように漫画からアニメ化するような作品で演じるときは、いつも原作を読んで演じるキャラに感情移入するようにしていますが、フィンクス役が決まった時点で原作漫画でのフィンクスの登場回数が少なかったため、性格が掴めておらず苦労したとインタビューで語っていました。また「ハンターハンター」ではフィンクスを演じる以前に「ハンター試験編」でハンゾーの声も担当していました。
松本吉朗のプロフィール
「ハンターハンター」のフィンクス役である松本吉朗は、兵庫県出身で1972年12月5日生まれの2019年現在46歳です。事務所は「ハニカムエンタテインメント」の所属しており、事務所が開いている「ハニカムアカデミー」の講師として、声優としての発声や演技などの指導をしています。また声優としてだけではなくドラマや舞台などでも役者として活動しています。趣味は料理やダーツで、特技は関西弁とバスケットボールです。
松本吉朗の他の出演作
松本吉朗は「ハンターハンター」のフィンクス役以外に、2012年に公開された劇場版アニメシリーズ「ベルセルク 黄金時代篇」のコルカスを演じており、シリーズ3部作にわたって担当し、2016年に発売されたゲーム作品「ベルセルク無双」にも同役で出演していました。またアニメ「テニスの王子様」の佐々木役やアーノルド・イグニショフ役でも知られており、数年にわたって演じ続けました。
アニメ第2作のフィンクスの声優はKENN
2011年から放送されたアニメ版第2作「ハンターハンター」でフィンクスの声を担当した声優はKENNです。元々はバンドマンとしてデビューしており、今回の「ハンターハンター」でもフィンクスのキャラクターソング「Cycless Wind」を歌っています。10代の元気な少年を多く演じており本人も得意としていますが、フィンクスのように冷静に喋る場面が多いキャラクターを担当した事でイメージを覆し、見事な演じ分けを見せました。
音楽・俳優・声優と3足のわらじで活動していますが、現在は声優として非常に忙しくなっているため、アニメ製作の現場で活動する事が多くなっていますが、本人は音楽活動を中心にしたいと考えており、俳優と声優は偏りが生じないようにやっていきたいと語っていました。また前述したようにキャラクターソングを担当する事もあり、今までに多くの曲を歌ってきましたが、声優として音楽活動が出来る事は嬉しいという事でした。
KENNのプロフィール
「ハンターハンター」のフィンクスの声優であるKENNは東京都出身で1982年3月24日生まれの2019年現在36歳で、本名は大橋賢一郎です。趣味はゲームで、特にRPGなどが好きであるため休日は引きこもってゲームに熱中する事が多いと語っていました。特技は料理で、調味料集めにハマっており、様々な料理を試す事が好きで、得意料理はハンバーグビーフシチューだという事です。
KENNの他の出演作
KENNは2004年に声優としてデビューを果たし初めて演じたキャラクターがアニメ「遊戯王デュエルモンスターズGX」の主人公・遊城十代で、初の仕事で主役に大抜擢であったため、とても緊張したと語っていました。しかし遊城十代を演じた事で知名度が爆発的に上がり、これからの人生を変える事になりました。
以降は2006年に放送されたアニメ「エア・ギア」の美鞍葛馬役や2012年放送のアニメ「宇宙兄弟」の南波日々人など、メインキャラクターや主人公を多く演じるようになってきました。近年では2017年に放送されたアニメ「将国のアルタイル」のキュロス役や2018年放送のアニメ「アイドリッシュセブン」の四葉環役を演じていました。
2019年現在はアニメ「明治東亰恋伽」にメインキャラクターである菱田春草役で出演中で、4月からは人気ゲームアプリをアニメ化した作品である「消滅都市」にルイ役で出演予定となっています。2019年は現在のところゲーム作品に声優として出演する仕事が忙しいようで、「カタルシステージ!」の藍墨涼役や、「パレットパレード」のミケランジェロ役などをはじめ、多くの作品に出演予定となっています。
廻天リッパーサイクロトロンやフィンクスに関する感想や評価は?
フィンクスには幻影旅団の戦闘員として頑張っていってほしい
ダブルマシンガンとリッパーサイクロトロンでこの先どうやって生き残っていくのか・・・
— はく (@comtespace) January 22, 2019
「幻影旅団」のメンバーは、クラピカやヒソカによって多くのメンバーが殺害されており、戦闘員が少なくなってきています。そのため今まで戦闘シーンが極端に少なかったフィンクスも最前線で戦わなくてはならなくなってきているため、フェイタンやフランクリンなどの他の戦闘員と共に頑張ってほしいという意見が多くあります。特に今は強力な戦闘力を持つヒソカと戦争中であるので、他の団員を守ってほしいという感想もあります。
リッパーサイクロトロンという言葉をつい使ってしまう
リッパーサイクロトロンをして投じたハンドボール投げは10メートルもいかなかった
— のだなのだは低浮上 (@Punk_Rock_Fuck) September 29, 2017
フィンクスの「廻天リッパーサイクロトロン」は腕を回転させるだけの動作であるため、他のキャラクターの念能力よりもファンが真似しやすいものとなっています。そのため日常で腕を回すような動作をする事があったら「今日もハンドボール投げでリッパーサイクロトロンした」といったような表現をしてSNSに投稿する「ハンターハンター」のファンが増えてきています。
廻天リッパーサイクロトロンがかっこいい!
フィンクスが戦闘したの十数年でわずか数ページなのにリッパーサイクロトロンがかっこいいせいで超印象に残ってるな。 pic.twitter.com/qZ0e33mwtV
— ザハ・ハディドの亡霊 (@ripple_chan) June 29, 2018
フィンクスは「ハンターハンター」に初登場してから十数年が経っており、ファン達も愛着が湧いてきたキャラクターとなってきた中で、初の戦闘シーンで誰もが苦戦していたキメラアントを「廻天リッパーサイクロトロン」によって一撃で粉砕したため、「かっこいい!」や「フィンクスやっぱり強かったんだ」などといった読者の感想が多くありました。破壊力抜群で演出も派手であったため、ファンの心を掴む人気の技となっています。
廻天リッパーサイクロトロンはドッジボール最強!?
レイザーのスパイクとリッパーサイクロトロンたぶんリッパーサイクロトロンの方が強いからゴレイヌのダブルゴリラ貫通して試合中に立ち直れなくなると思う
— 茶王シンステ.シ-46 (@chaoup0608) September 5, 2018
「ハンターハンター」の「グリードアイランド編」でゴンとキルアがグリードアイランドの開発者の1人であるレイザーとドッジボール対決をしたシーンがあり、レイザーの能力で作り出した念獣に苦戦するシーンがありましたが、ここにフィンクスが参加していたら「廻天リッパーサイクロトロン」によって1人舞台となっていたという感想があります。ドッジボールであれば何度でも腕を回す時間があるため最強という意見もうなずけます。
廻天リッパーサイクロトロン・ハンターハンターまとめ
フィンクスの念能力「廻天リッパーサイクロトロン」について詳細をまとめてきましたが、読者によって最弱という説もあれば、使い方によっては最強の威力にもなりえるという面白い技であることが分かります。今回の「廻天リッパーサイクロトロン」についてのまとめを読んだうえで、もう一度「ハンターハンター」でフィンクスの活躍を読み返してみるのはいかがでしょうか?