2018年05月06日公開
2018年05月06日更新
ナルトの四代目火影・波風ミナトの強さと過去とは?クシナとの馴れ初めも紹介
NARUTOに登場するミナトは、ナルトの父親であり4代目火影として活躍しますが九尾を止めるためにその身を犠牲にしてしまった人物です。登場することがほとんどない謎だらけのキャラクターでもありますが、ミナトの強さやクシナとの出会い、ナルトが生まれるまでの関係などを詳しく紹介していきます。ナルトには死後も大きな影響を与えているので、NARUTOに欠かせないキャラクターのひとりです。
目次
ナルトとは?
NARUTOは、忍者の住む世界が舞台となっていて、世界が5つの里に分かれています。そしてその5つの里にはそれぞれの統率者がいて、風影、火影、水影、土影、雷影の五影です。何度か行われた忍術大戦の結果、条約を結んだり休戦したりと世界はとりあえずの安定を見せます。そしてナルトを始め若い忍者が次々と育っている中で再び世界を揺るがす大きな出来事がおこります。
うちはマダラによる計画の元で、各里が次々に襲われ尾獣を奪われていきます。その計画は、世界を完全なるひとつとして真の平和を作り上げるためのものでした。そこで世界の全ての忍者が過去の争いは忘れ、協力してうちはマダラとマダラの元に集った者たちと戦うことになります。壮大なストーリーの元に魅力的な忍者がたくさん登場し、技や術を披露し、それぞれの戦う理由がはっきりと伝わってくる作品です。
ナルトのミナトとは?
NARUTOに登場するミナトは、波風ミナトといって木の葉隠れ里の4代目火影です。ナルトの父親でありうずまきクシナの夫でもあります。4代目の火影に就任してからすぐに命を落としてしまうのですが、作中の序盤では僅かに人の話しでしか登場しません。しかし後半になってくると、過去の話しでどのようにして亡くなったのかが明らかになっていきます。
ナルトのミナトの容姿と性格
NARUTOに登場するミナトの容姿は画像からも分かるように金髪のイケメンです。やさしい表情で見るからに殺しをするような人物には見えません。それだけ爽やかさが伝わってくるのですが、見た目とは違う一面ももちろんあります。忍びとして生きる心構えというものを常に持っているからこそ、やるときにはやるという覚悟を持っています。それは他の者を護るための強い意志の表れでもあるのです。
ミナトの性格は常に冷静で、どんな状況に置かれても諦めるということもしません。そこが息子であるナルトにも遺伝しているのが分かります。火影になるための努力をすることは勿論ですが、火影になったことで多くの人間を護らなくてはならないという責任感があります。画像のようにやさしい一面ばかりではなく、誰にも見せない厳しく鋭い表情も見せています。
ナルトのミナトの過去とは?
NARUTOのミナトは常に前を向いて行動をしています。幼い頃から火影になることを目標としてそのためにがんばっていますし、それを実現できるだけの実力と努力があります。ナルトもそんな父親であるミナトの意志をはっきりと継いでいるので、ナルトもミナトも火影になるべくしてなったというような人物です。しかしミナトの過去の時代は戦争中ということもあり過酷な状況でもありました。
過去から分かるミナトの凄さ
NARUTOのミナトの過去の話しは、作中でぽつぽつと登場します。幼い頃のミナトは画像のように今と変わらない姿です。純粋で無垢な感じが女性の心を掴んでしまいそうな容姿ですが、クシナからすると弱そうな男のイメージだったようです。クシナとも幼い頃からの知り合いなので、ふたりの関係は幼馴染ということになります。そして順調に忍びとして出世していったミナトですが、時代は戦争の真っただ中でもあるので厳しい状況が続きます。
ミナトは戦争中という厳しい状況の中でも確実に忍びとしての道を歩んでいたので、つまづくことなく成長しています。そして過酷な任務もさらっとこなしてしまうからこそ、周りの人間の信頼を獲得していきました。中でもカカシ、オビト、リンを連れた任務のストーリーでは、ミナトの能力の高さが描かれています。
過去のミナトは、指導者としても優秀で天狗になっていたカカシをあっさりと押さえこんでしまいます。そしてオビトたちに忍者の心構えをしっかりと叩き込んでいました。別の部隊が襲われるていることを知ってすぐに駆けつけると、相手が50人いるのに対してひとりで片付けてしまいます。そしてそれが終わるとカカシを助けに戻るという、驚異的な強さを見せていました。
ナルトのミナトの師匠
NARUTOのミナトにも師匠はいます。それは画像にもあるガマ仙人こと自来也です。ナルトも自来也からは指導を受けてたくさんの技を身に付けることになりましたが、その初めはミナトでした。自来也はミナトにもしっかりと自らの後継者としてたくさんのことを教えているのですが、元々の素質がミナトにはあったようでそれほど苦労することなく力や技を手に入れることができました。
ミナトにとっての師匠は自来也ですが、先生として画像の3代目火影の猿飛もいたので、自来也だけではなく猿飛からも教えを受けていたのが分かります。猿飛も優秀な忍びであり、火影にまで登りつめた男なので、火影としての教えをいろいろ指導しました。師匠と呼べる人間はそのふたりで、伝説の三忍と呼ばれた大蛇丸や綱手とは顔見知りですがそこまで交流はなかったようです。
ナルトのミナトの強さ
NARUTOのミナトの強さは一体どれほどのものなのか?それは作中でもトップクラスであるのは間違いないです。ミナトの強さは、どんな状況でも勝ち筋をしっかりと導き出せること、周りにいる人間を奮い立たせるほどのカリスマ性があること、技の強さなどがあげられます。五影や暁のメンバーと対決したとしてもほとんど負ける気がしないのは、ミナトの存在感が物語っています。
ナルトのミナトの技
NARUTOのミナトの技はたくさんありますが、特に得意なのは時空間忍術です。これを扱える人物は作中でも数えるほどしかいません。その中の飛雷神の術は、マーキングを行うことでその場所へ瞬間移動できる技ですが、これだけで誰もミナトの姿を捕まえることはできないのです。相手の攻撃すらもこの技で遠くへ飛ばしてしまうので、攻守ともに最強とも言える技には違いありません。
NARUTOのミナトの技の攻撃で最強なのは螺旋丸です。自ら考案した術ですが、千鳥に負けないぐらいの強さを持つので、これを喰らった相手は倒れるしかありません。チャクラを掌に集中させて集めて螺旋状に回転させ球状に留めることで破壊力を生む仕組みになっていますが、これが難しくて簡単にはできないのでミナトと自来也とナルトしか扱うことができません。
口寄せの術を使用することもでき、これは自来也同様に蝦蟇を呼び出しています。術者の強さによって口寄せの術の強さも変わってきますので、ミナトの口寄せの術もかなりのものです。自来也やナルトは仙人モードになることができましたが、画像のようにミナトも一瞬なっています。ミナトの引き出しの多さと技の強さはナルトの中でも最強と言えます。
ナルトのミナトの戦い方
NARUTOのミナトの戦い方は、過去の戦いからもスマートなイメージが強いです。華麗な技で次々と敵を倒していくのですが、それは黄色い閃光と呼ばれるだけの術の速さがあるからです。ミナトの戦いのベースは相手を上回るスピードで近づくことにあります。そこから攻撃に転じて相手が気付く間もなく倒してしまうのです。そのためにはマーキングが必要ですが、それも相手に気付かれない間にあちこちにしています。
ミナトのマーキングは手のひらで触れることさえすればそれで完了です。簡単にできてしまうので、相手も気が付きません。そしてマーキングの場所まで一気に瞬間移動して、攻撃します。マーキングされたクナイを飛ばせば、クナイのある場所まで飛ぶこともできます。相手にマーキングしなくてもクナイを投げれば、相手との距離を詰めることもできます。この戦い方は一対一だけではなく集団が相手でも有功です。
過去にもマーキングを付けたクナイを相手の陣営に大量に投げることで、相手の懐に一気に入り込んで壊滅させていました。この戦い方ができるのはナルトの中でもミナトだけしかいません。ミナトの強さは何と言っても時空忍術で瞬間移動できるというところにあります。それほどの戦い方と強さがあるからこそ他の里からも恐れられる人物になっています。
ナルトのミナトとクシナの関係
NARUTOのミナトはクシナと結婚しています。そしてナルトが生まれてきた訳ですが、ナルトはふたりを知らずにそのまま大きくなりました。だからふたりがどのようにして出会ったのか?どのようにして過ごしてきたのか?が気になっています。それは作中でも過去の話として描かれていて、ミナトとクシナがどのような関係を築いていたのかが分かります。
ナルトのクシナはどんな人物?
NARUTOに登場するクシナの本名はうずまきクシナで、うずまき家の跡取りとして育てられてきました。うずまき家は、代々尾獣である九尾の力を封印してきた一族です。小さい頃のクシナは男勝りの性格で、喧嘩でも男に負けない強さを持っていました。見た目は、少しぽっちゃりしていて髪の毛が赤毛であることからそのことを気にしていました。うずまき家ということで背負っているものが他の子とは違います。
NARUTOのクシナは成長と共に画像のように細く綺麗な女性になっていきました。封印の術もありますが、素手で簡単に相手を倒してしまうほどの攻撃力を持っているので、綱手やサクラのようなタイプです。そして幼少期から馬鹿にした男を次々倒してしまうことから「赤い血潮のハバネロ」とも恐れられていました。そんなクシナの異名も気にせずにをずっと気にして見ていたのがミナトで、結ばれるまでに時間は掛りませんでした。
ナルトのクシナとミナトの出会い
NARUTOのミナトとクシナの出会いは、幼少期から始まります。同じ忍者アカデミーで一緒の頃にミナトが「里のみんなに認められる火影になりたい」と語ったことに対して、クシナは気になっていました。それからふたりが成長して忍びとして活躍する頃にクシナは敵に捕まってしまいます。捕虜として連れて行かれそうになる際にクシナは自らの髪の毛をそっと地面に落して目印を残していました。
クシナの目印となっている赤毛をいち早く見つけたのはミナトでした。そして連れていかれそうになるクシナの救出を誰よりも早く済ませてしまいます。助けたクシナに対して「キレイな髪の毛だからすぐに気付いた」とコンプレックスである赤毛のことを褒めてくれました。その一言でクシナとはミナトのことを好きになってしまいます。そこからふたりの関係は一気に進んでいくことになりました。
ナルトのミナトとクシナの死
NARUTOのミナトとクシナは、作中の始めから死んでいることになります。そしてナルトは九尾を封印された孤児として育てられることになるのです。両親を知らないナルトはどうして九尾が体に封印されているのか、詳しいことも分かりませんでした。しかし過去の話しも作中には登場してきますので、ミナトとクシナはどうして死んだのかを順番に説明していきます。
ナルトの生まれる少し前にうちはオビトは、九尾を解放させる計画をしていました。そしてその時に九尾を抑え込んでいたのはクシナだったのですが、ナルトを出産する時に九尾を抑える力が弱まってきていました。そこをオビトは狙っていて、出産したばかりのクシナとミナトの前に現れます。生まれたばかりのナルトを人質にしてかく乱することでミナトをその場から引き離すことに成功し、クシナの体から九尾を引き出しました。
木の葉隠れの里は九尾の復活でめちゃくちゃにされそうになります。しかしミナトが自らの命と引き換えに相手を封印する術、屍鬼封尽を使用することを決意します。そしてナルトの中に九尾の力を半分封印するための準備をして術を発動させますが、相手の力が大きいために中々封印されません。
封印から逃れようと九尾が攻撃した際に、クシナとミナトはナルトを護り体を貫かれます。封印が終わりナルトに全てを託すと、ふたりはそのまま死にました。
クシナのナルトへの想い
NARUTOのミナトとクシナはナルトの成長を見ることなく死んでしまいました。しかしクシナの意識を九尾の中に残しておいたのです。これはナルトが九尾の力をコントロールできなくなりそうになったときに発動するように仕込んでおきました。そして九尾の力をコントロールする修行の時にクシナが現れます。これにはナルトも自分の母親だと気付かず、九尾が化けているのかと思っていました。
ナルトは自分の母親に出会えることができてとても喜んでいました。そしてクシナも成長した息子と会うことができて嬉しかったようです。それからミナトとの出会いの話しをはじめて、クシナとミナトの関係を知ることになります。ナルトはふたりの話しを聞くことで自分がどれだけ愛されていたことを知りました。
ミナトのナルトへの想い
出典: http://mlog.xyz
ミナトは死んだ後、大蛇丸の手によって穢土転生で蘇ることになります。これには本人も驚いていましたが、おかげでナルトに会って話しをすることができました。ナルトが自らの意思を継いで火影を目指し、更に九尾までも味方につけて世界の危機を救おうとしている姿を見て嬉しく思っていました。純粋に我が子の成長を喜び、これからの活躍に期待し、それを言葉で伝えています。
ナルトのミナト死後の復活
ミナトは九尾の封印のために死んでしまいます。しかしその後に一時的に生き返ることになります。それはサスケが木の葉隠れ里とうちは一族の関係を聞くため、大蛇丸が穢土転生で過去の火影を全てを蘇らせたからです。それからうちはマダラとオビトを止めるために戦場へと駆けつけます。そして自らを死に追いやる原因となった面の男がかつての弟子であったオビトだと知りました。
ミナトはそのままオビトたちを止めるために戦うことになります。ナルトとの再会を果たしたこともあり、一緒に戦うことで成長した姿を見て喜んでいました。そして戦いの中でも大きな役割を果たして、結果ナルトたちを勝利に導くことになります。その後消滅することになりますが、別れの前にナルトにしっかりと父親らしいことを伝えられ、ナルトも泣きながらその気持ちに応えようとします。
画像で分かるナルトのミナトの凄さ
NARUTOのミナトの登場回数は、それほど多くはありません。しかしその強さとカリスマ性は少しの登場でも十分に伝わってきます。そんなミナトの魅力を画像を通して紹介していきます。
画像で分かるミナトの凄さ ミナトとオビトの最初の戦い
ミナトの過去にある数少ない戦闘の中でその強さを表しているのがこのシーンです。うちはオビトとは知らずに戦っていましたが、ミナトらしく冷静に相手の能力を分析していました。そして飛雷神二の段を出したのがこの画像ですが、飛ばしたクナイの場所に瞬間移動するとオビトの背中に螺旋丸をたたき込みました。
画像で分かるミナトノ凄さ ミナトが決死の覚悟の時
過去の話しでミナトが里を九尾から救うために決意して画像の禁術を出した瞬間です。屍鬼封尽は自らの命を差し出す代わりに相手の魂や力を奪う効力があるものです。九尾の力の半分を削ぐために自らの身を犠牲にしたのですが、ミナトに後悔はありませんでした。九尾の対策を迷わずにできるミナトの頭のキレと覚悟がその強さの秘密でもあります。
画像で分かるミナトの凄さ ミナトがカカシを止めて諭す
黒幕であったオビトに対して、画像のようにカカシは怒りを表すかのうように殺そうとします。しかしそれを制したのはミナトでした。オビトが自らの間違いに気が付いたからこそ、止めたのです。過去はどうあれオビトとカカシはかつての仲間だったからこそ恨みだけで殺し合いをさせることは避けたかったのです。そこにミナトの優しさが表れています。
ナルトのミナトの名言
NARUTOのミナトには名言があります。圧倒的な強さを持っていながらも短い命だったからこそ、その言葉にも重みを感じてしまいます。その言葉は息子に話すものだったり、仲間に話すものだったり、生徒に話すものだったりいろいろありますので画像と共に紹介していきます。
ナルトのミナトの名言「息子のためなら死んだっていい…それは父親でもできる役目だ」
出典: http://megen.net
九尾が復活してしまったことで、クシナは自らの身が持たないことを覚悟して、九尾を封印しながら死のうとしました。しかしミナトはクシナの最後のチャクラはナルトとの再会のためにとっておくことを選択します。そして自の命を代償にナルトのために九尾から里を護ろうとしました。ここには父親としての強い想いが感じられます。
ナルトのミナトの名言「この主人公の名前…いただいてもいいですか?」
ミナトがクシナとの間に生まれてくる子どもの名前を何にしようか悩んでいました。その時に師匠である自来也の小説を見て閃きました。自来也はまさか自分が名付け親になるとは考えもしませんでしたが、ここで良い師弟関係が築けていることが分かります。そして後のナルトへと繋がるのですから、自来也にとってもふたりはかけがえのない存在となっていました。
ナルトのミナトの名言「君はガイが命を掛けて守りたい青葉なんだから」
ガイは、うちはマダラと戦うことを決意した時に命を落とす覚悟をしていました。そして八門遁甲を全て開くことで、赤い蒸気を身にまとった最終形態に変化します。マダラは風前の灯の炎のようと表現しますが、ガイは自らを青葉の養分となる落ち葉と話しました。その青葉がリーであるとミナトが話すのがとても良いシーンでもあります。
ナルトのミナトの名言「大きくなったな…ナルト」
ミナトが死んでからもナルトと再会する機会がありました。生まれたばかりの姿しか知らなかったミナトにとって、そこで見たナルトはもう赤ちゃんではありません。両親がいないことや九尾が封印されていることで、辛いことばかりだったろうと思いました。しかしそこには真っ直ぐな目をした立派な青年のナルトが立っていました。そんな姿を見て、父親として息子の成長を心から喜んで出した言葉でもあります。
ナルトのミナトはカリスマ的存在
NARUTOのミナトは、過去の人間ですが、誰からも愛されるようなやさしくて強さを持った誠実な人物です。それは常に相手を敬う気持ちがあるからこそで、敵にすら敬意を払っているように見えます。だからこそ火影になるべくしてなったともいえるのです。更にクシナと良い関係を築き上げて、短い間ではありましたが家族を作ることができました。自らの生徒であったうちはオビトの裏切りによって結果死んでしまうことになりますが、たくさんの人物に影響を与えました。