【とある魔術の禁書目録】御坂美琴はレベル6になれる？強さや闇落ちを考察

大人気アニメ「とある魔術の禁書目録」は、鎌池和馬さんによる電撃文庫ライトノベル『とある魔術の禁書目録』を原作とした作品です。原作『とある魔術の禁書目録』の原作イラストは灰村キヨタカさんが担当しています。「とある魔術の禁書目録」はシリーズ化しており、原作ライトノベルは旧約と呼ばれる『とある魔術の禁書目録』の刊行が2004年4月からスタートし、全1～22巻まで発売されています。

『新約 とある魔術の禁書目録』は1～21巻（以降続刊）で現在もシリーズは続いています。また、本編の他にも外伝『とある魔術の禁書目録SS』1～2巻、『とある魔術の禁書目録SP』があります。原作ライトノベル『とある魔術の禁書目録』は、鎌池和馬さんのデビュー作でありながら自身のヒット作となりました。2008年にはアニメ化がされており、「とある魔術の禁書目録」シリーズは現在も3期までアニメ化されました。

また、2013年には「劇場版とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟-」が公開されています。この他にも、様々なメディアミックスがされコミカライズ化もされています。本編＆外伝の他、スピンオフ作品として学園都市屈指のお嬢様中学である「常盤台中学」に通う御坂美琴を主人公にした『とある科学の超電磁砲』、一方通行を主人公にした『とある科学の一方通行』があります。

「とある魔術の禁書目録」は、能力開発に力を入れている架空の都市「学園都市」を中心に繰り広げられる超能力や魔術、科学技術を扱うSFバトルアクションです。ジャンルは群像劇に分類されます。現在、旧約『とある魔術の禁書目録』の22巻までがアニメ化されました。

「とある魔術の禁書目録」は、インデックスというシスターの格好をした女の子と主人公・上条当麻が部屋のベランダで遭遇したことがキッカケに、インデックスと深い関係になっていきます。インデックスは、10万3000冊の魔導書を脳内に記憶する能力があることでとある魔術師集団に追われていました。上条当麻は、インデックスに協力しながら共に様々な事件に巻き込まれていくことになります。

インデックスの宿命を変えた上条当麻でしたが、ある部分の記憶をなくしてしまうことになったのです。不幸体質である上条当麻は、ことあるごとに不幸を呼び込み、学園都市で蠢く魔術と科学技術によるとある陰謀の争いに巻き込まれていきます。

そんな学園都市での生活で出会ったのが、今回のまとめの中心人物である御坂美琴です。「とある魔術の禁書目録」は、レベル0ながらイマジンブレイカーの能力を持つ上条当麻と、レベル5の強さを誇る能力者御坂美琴が繰り広げる学園ストーリーでもあります。

それでは、「とある魔術の禁書目録」のヒロイン・御坂美琴のキャラクターについて紹介していきます。一体御坂美琴とはどのような人物なのでしょうか？

御坂美琴は、学園都市の中でも屈指のお嬢様学校である常盤台中学に通う中学2年生です。常盤台中学は、レベル3以上の能力者しか入学できない実力主義の学校でもあります。生徒数200人のうち2人がレベル5で、2人の内の1人が御坂美琴です。身長は161cm、体重は45kgです。学園都市の中で7人しかいないと言われているレベル5であり、その中でも実力第3位の強さを誇る御坂美琴は一見すると普通の女子中学生です。

後輩である白井黒子からは敬愛され「お姉さま」と呼ばれています。学園都市の生徒で構成されたジャッジメント（風紀委員）の構成員である白井黒子、初春飾利や、初春の友人・佐天涙子と交友があります。レベル0でイマジンブレイカーの上条当麻を6月のある日から約1ヶ月もの間勝負を挑むなど活発な一面があります。また、徐々に上条当麻へ好意を寄せるなど乙女な一面も垣間見ることができます。

優秀な能力を持つ一方で、活発でサッパリとした勝気な性格をしており好奇心旺盛で何事にも首を突っ込んでトラブルに巻き込まれてしまうタイプでもあります。面倒見が良く姉御肌な性格から後輩から慕われることが多いです。クローンの御坂妹にも優しくお姉ちゃん的存在で接しています。負けず嫌いで頑張り屋ない一面もあり、また、ツンデレな側面もあることから「とある魔術の禁書目録」では人気キャラクターです。

そんな御坂美琴のレベル5の能力は、「超電磁砲（レールガン）」と呼ばれるものです。「超電磁砲（レールガン）」は、発電系の能力であり、電撃使い（エレクトロマスター）としては頂点に立つほどの強さを持っています。この能力は、ゲームセンターのコインを使用し、コインに電磁加速を加えて放つというものです。毎分8発、音速の3倍以上の速さで撃つことで高い破壊力を有します。

ですが、一方で空気との摩擦熱で弾を溶かしてしまうため、「超電磁砲（レールガン）」の射程距離は短めの50mです。「超電磁砲（レールガン）」を応用し電子機器などにハッキングやサイバーテロを起こすことも可能でその威力は莫大な力を発揮します。また、御坂美琴の電磁波は、センサー敵役割も持っており、空間把握能力を利用し死角からの攻撃にも備えることが可能です。

また、この能力以外にもできることはあり、かなりの大きさの規模で電気量や磁場などの操作を行うことが可能で、実際には10億ボルトの雷撃を発生させたり、雷撃の槍や砂鉄の鞭と多数の攻撃技を仕掛けることが可能なのです。

レベル5の強さを持つ御坂美琴の声優を担当したのは、声優の佐藤利奈さんです。佐藤さんは、「美少女戦士セーラームーンCrystal」で火野レイ役を担当したことで知られています。また、第8回「声優アワード」では主演女優賞を受賞しました。私生活では、2016年に結婚＆出産しました。

佐藤利奈さんは、1981年5月2日に福岡県で誕生しました。事務所は東京俳優生活協同組合に所属しています。高校卒業後は上京し、俳協ボイスアクターズスタジオの19期生として入所しその後正式に事務所に所属となり、テレビアニメ「魔法先生ネギま!」で主役を務めました。

佐藤利奈さんの主な出演作は、テレビアニメ「ハヤテのごとく!」シリーズ、「みなみけ」、「無限の住人」、「うみねこのなく頃に」、「夏目友人帳」シリーズ、「アマガミSS」、「青の祓魔師」、「ロウきゅーぶ!」、「機動戦士ガンダムAGE」、「神さまのいない日曜日」、「のんのんびより」、「BROTHERS CONFLICT」、「咲-Saki- 全国編」、「曇天に笑う」、「僕らはみんな河合荘」、「キズナイーバー」などがあります。

レベル5ではなく、レベル6とは一体どんなものなのでしょうか？また、学園都市の中でも最強だと言われているレベル5の上であるレベル6やその強さとは何なのかを説明していきます。

レベル6とは、レベル5とは遥かにかけ離れた能力のことで、別名「絶対能力」と呼ばれるものです。原作の3巻で既にレベル6の存在は仄めかされていました。また、原作ではレベル5の第1位の一方通行が御坂美琴を128回殺害することでその域に到達することができるとされているほどの力を持ちます。そのレベル6に到達させるべく造られたのが、劣化量産品で御坂美琴のクローンである「妹達（シスターズ）」通称御坂妹でした。

一方通行が妹達を2万人殺害することでレベル6に到達させようとしたこの実験を「絶対能力進化（レベル6シフト）実験」と呼んでいます。ですが、この実験は予測装置でもある「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」の消失及び上条当麻の存在に＆介入によって一時中断されたのです。

レベル6になるには、”人を保ったまま”でレベル6になることが出来る人物は、今のところ一方通行だけであるとされています。レベル6になるための訓練とも呼べる絶対能力進化（レベル6シフト）実験」をしていただけであり、レベル6の神の域に達せられることのできる一方通行はやはり流石と言ったところでしょう。また、レベル5の第3位の垣根帝督も恐らくレベル6に耐えられるのではないかと言われています。

御坂美琴もレベル6になるレベルの強さや実力はあるのですが、実際にレベル6に到達できたとしてもその瞬間崩壊するのではないかと予想されています。ですが、御坂美琴は学園都市で最高峰の科学者・木原幻生によって無理やりレベル6になりかけています。レベル6の御坂美琴は闇落ち雷神モードと呼ばれており、その雷神モードについては後半で説明しています。

学園都市の中でも最強の強さを持つと言われているレベル5のその上、レベル6の実験によって振り回されている御坂美琴ですが、その異次元レベルでの強さを持つレベル6のその上であるレベル7の存在も原作では仄めかされています。ですが、今のところはレベル7に関しての有力な情報等は出ていません。

御坂美琴は、もちろん元からレベル5だったわけではありません。誰もが元々はレベル０またはレベル１というレベルからのスタートです。小学生の頃から学園都市で暮らしている御坂美琴は、小学生に上がる頃に”病人を救うための研究”という名目で科学者に自らのDNAマップを提供したのです。

ですが、このDNAマップを利用しこの先どのような研究が行われるかも知らない純粋で幼かった御坂美琴は、ただただ純粋な「人を助ける」という名目を信じDNAマップを提供しました。

このDNAマップによって、この後御坂美琴自身の人生を大きく揺るがす出来事に繋がります。御坂美琴から貰ったDNAマップを利用した科学者たちは、御坂美琴のDNAマップをを元にした後に「妹達（シスターズ）」と呼ばれるクローン人間を生成したのです。その御坂妹たちを利用して、レベル6になるまでを一方通行を使い実験をしていました。その事実を知った御坂美琴は良心の呵責に押しつぶされそうになってしまいます。

レベル1からレベル2、ともっとその先のレベルを上げていくことは並大抵の努力ではできません。ましてやレベル5などは学園都市の中に7人しか存在しないという文言から見ても分かるように普通の能力者では到達できないレベルなのです。そのため、学園都市の生徒のほとんどがレベル1及びレベル2止まりの者が多いのが現実です。ですが、御坂美琴は12歳でレベル5に到達しています。

学園都市には対象の人物の凡そのレベル到達が分かる素養格付（パラメータリスト）というものがあります。これにより御坂美琴はレベル5に到達できる人物だとされていました。ですが、レベル5になれたのは、御坂美琴のポテンシャルの高さもあるかもしれませんが、大半は御坂美琴自身の努力によるものだと言えます。

御坂美琴は、娯楽の多い学園都市の中で暮らしていながらその誘惑に負けず、与えられたカリキュラム等を真面目にこなしてきたことが伺えます。レベル5に到達した御坂美琴の能力は努力の賜物でしょう。そのおかげか、御坂美琴の功績は学園都市中で知らない人はいないくらいの存在として知られています。

御坂美琴の強さが際立ったとされるシーンは、『新約 とある魔術の禁書目録』10巻で上条当麻が最強レベルたちと次々にバトルを繰り広げるといった話になります。この話は、御坂美琴が上条当麻に唯一勝ったと言われている回になりました。

上条当麻は、御坂妹の救出してきた世界のこと、幸せについての価値基準などの話します。ですが、御坂美琴は「その幸せは誰かにとっては幸せじゃないかもしれない、たとえどんな結末を迎えてどんな世界になろうとも逃げない。60億人の運命を背負うことはない」と言いブチ切れ、上条当麻にこれまで以上の最高の強さの超電磁砲を放ち勝利するといった内容です。

御坂美琴は闇落ち寸前の雷神モードになったことがあります。それは、とある科学の超電磁砲の大覇星祭編で起こります。科学者の木原先生により御坂美琴は「絶対能力進化（レベル6シフト）」実験の被験者にされてしまうのです。雷神モードとは、第1段階の進化とされており、雷神モードになると髪の毛が逆立ちます。

そして2本の巻角が生え、羽衣を纏った雷神のような姿になることから「雷神モード」と呼ばれています。また、通常の御坂美琴が出す超電磁砲よりもはるかに強力な電撃・電磁力を出すのも特徴で、巨大な落雷を落とせることができるのです。

雷神モードになった経緯ですが、それは科学者・木原先生によって御坂美琴は半強制的にレベル6へと覚醒させられたものでした。その姿は、異形へと片足を突っ込み学園都市を崩壊させるのではないかというほどの強力なパワーで制御不能となってしまいます。

このレベル6になりかけた御坂美琴のことを「雷神モード」と呼んでおり、普段の愛嬌の御坂美琴の姿とは思えない闇モードになっています。また、雷神モードになった御坂美琴は「”天上の意思”に辿り着けるかな」 と言っていおり、レベル6になりかけていると言われています。

なぜ「雷神モード」と言われるような闇落ちにまで至ってしまったのでしょうか？それは、一方通行のレベル6到達の実験であった「絶対能力進化（レベル6シフト）実験」にありました。御坂美琴は、いくらクローンであっても意思のある妹達を2万人も殺害する実験をしていたことに相当なショックを受けていました。

自分の意志とは違う意図で使われていた自分のDNAマップのことや、罪のないクローンの妹達の実験という事実に御坂美琴が感じた罪悪感は心に深い傷となってしまったのです。この罪悪感、責任感、良心の呵責が今回御坂美琴が雷神モードと呼ばれる闇落ちしてしまった理由だと言えるでしょう。

御坂美琴は、作中危機的状況にあった上条当麻らを救出しようと対魔術式駆動鎧（アンチアートアタッチメント/A.A.A.）という複合兵器を持ち戦闘に突撃していきました。そこで御坂美琴は闇落ちとまではいきませんでしたが、闇落ち寸前という危機的状況に陥ってしまっています。ですが、今回も上条当麻のイマジンブレイカーのお陰で完全な雷神モード＆闇落ちは回避されています。

対魔術式駆動鎧(Anti-Art Attachment/A.A.A.)とは、魔術師アレイスター＝クロウリーの魔術体系を「魔術の撲滅」を基幹に構成されたもので、遠隔操作を使ってアレイスター＝クロウリーの力を行使することができるといった”対魔術用”に開発された兵器体系のことをいいます。また、アレイスター＝クロウリーの本式の魔術であるMagickの要素が色濃く出ており、魔術に対する絶対的優位性が本質であるとされます。

また、このことから魔術と科学が上手く融合した最強の兵器だと言われています。能力者がこの対魔術式駆動鎧を使用すると、使用した本人には莫大な負荷がかかり最悪の事態に陥ることもあります。

実際、御坂美琴は木原を吹き飛ばすことだけに執着しこの装置を装着してしまったことで鼻血まで出ていたので、相当な負荷が御坂美琴自身にかかっていたとされます。完全な闇落ちにはいたりませんでしたが、闇落ち一歩手前まで行ってしまったは事実です。

今回御坂美琴が闇落ちしてしまった理由としては、”悩み”です。御坂美琴は、レベル5でありながら上条当麻の実力との差に悩んでおり、また、そんな上条当麻への好意的な気持ちも合わさりどうしたらベストなのか、どうするべきなのかという悩みを抱えていたという精神的弱さが理由だと言えます。

また、その悩みとタイミングよく対魔術式駆動鎧というとんでもない兵器を手にしまったことで闇落ちしかけてしまったとも言えます。今までの御坂美琴だったら恐らく兵器を使おうとは思わなかったのではないかと考えられますが、精神的に不安定な部分も重なり兵器に手を出してしまったのです。

レベル5の序列第3位の御坂美琴がレベル6計画に巻き込まれるのは怪しく強さで言ったら序列2位の垣根でもいいのでは？という見解もありました。また、御坂美琴を雷神モードにまでする木原の意図についても疑問視する声がありました。

また、レベル5をレベル6にするのではなくレベル4をレベル5にした方がいいのでは？という意見もあります。研究者たちの意図が問われます。

雷神モードの御坂美琴は、みんなが好きな御坂美琴ではなくなっているという意見も多く見られました。また、レベル6になることが危ないということが分かったという感想もありました。

以上、とある魔術の禁書目録に登場するレベル5強さを持つ御坂美琴まとめでした。雷神モードになってしまったり、闇落ち寸前までの危ない状態になってしまったりと強さが暴走した御坂美琴の意外な展開に驚かれる方も多くいらっしゃいました。サイト内には、とある魔術の禁書目録に関する他のまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。