【東京喰種:re】カネキとトーカが遂に結ばれる？告白や結婚・子供も徹底解説

カネキとトーカとは石田スイ先生による大人気漫画『東京喰種トーキョーグール』に登場する主人公とヒロインです。二人は出会った当初険悪な雰囲気でしたが、別離と再会を繰り返す内に、二人の関係は少しずつ変化していきました。

まず始めに、『東京喰種トーキョーグール』とはどの様な作品かご紹介します。本作は、石田スイ先生による、喰種と人間の世界を描いた作品です。喰種（グール）とは、姿は人間と変わりませんが、人間を食料とします。赫子（カグネ）と言う物を体内に持ち、武器として戦う事ができます。

『東京喰種トーキョーグール』は2011年から2014年まで連載され、単行本は全14巻になっています。また、新編となる『東京喰種:re』は2014年から2018年まで連載され、全16巻発行されています。単行本の発行部数はシリーズを通して全世界で累計3700万部（2019年9月時点）を突破しており、世界中で愛されている作品です。

『東京喰種トーキョーグール』とは、主人公金木研（カネキケン）がリゼと言う少女に一目惚れする事から物語が始まります。ある事が原因で、カネキは半喰種となります。喰種の力を手にし、人間の食べ物を食べる事が出来なくなってしまったカネキは、人間と喰種の間で苦悩する日々を送る事になりました。喰種の世界で生きる事になってしまったカネキは様々な争いに巻き込まれていきます。

『東京喰種:re』は、前作のクライマックスである「20区隻眼の梟討伐戦」後の物語になります。CCGに身柄を確保されたカネキは佐々木拝世（ササキハイセ）と言う喰種捜査官として登場します。彼は記憶を失くしており、有馬と言うCCGのエリート捜査官に育てられてきました。体に喰種の力である赫子を宿し戦う、クインクスと言う集団の指導官として奮闘していました。

あんていくの仲間達等、喰種と対峙し戦っていく中でハイセはカネキとしての記憶を取り戻しました。有馬やクインクスの仲間との生活を経て、人間と喰種の双方の世界を知るカネキは「人間と喰種が共存する世界」を実現するべく、新たな目標に向かって奮闘していきます。

次にこの物語の主人公であるカネキとトーカについて解説していきます。彼らはあんていくと言う喫茶店で出会い、共に戦う仲間として過ごしてきました。しかし、「20区隻眼の梟討伐戦」により離れ離れとなってしまいます。次に再会する時にはカネキはハイセとしてトーカの前に現れました。

金木研（カネキケン）は上井大学に通う一年生です。本が好きで、特に「高槻泉」の作品を好んで読んでいます。読書がきっかけで、リゼという喰種と知り合い、彼は半喰種となってしまいます。子供に優しく穏やかな性格ですが、その反面とても繊細で、不安定な部分もあります。喰種になってしまった際は、人間の食べ物を食べる事がどうしても出来ず、路頭に迷った末トーカに助けを求めました。

霧島董香（キリシマトウカ）は清巳高等学校普通科に通う二年生です。喫茶店あんていくのアルバイトとして働いており、客として来店していたカネキがリゼに狙われていた事から、気にかけていました。彼女は人間の世界に憧れに近い感情を抱いており、半喰種になってしまった事で世を嘆くカネキに対し、苛立ちをぶつける場面もありました。元来の性格はとても面倒見が良く、年下である笛口雛実（フエグチヒナミ）を可愛がっています。

喫茶店「:re」が六月とオッガイの襲撃を受け、カネキとトーカは二人で逃走しました。廃ビルで身を潜め、二人は寄り添います。そんな中、トーカは六月が親友である依子を拘束している事実を知り、カネキに親友ヒデの事を問います。カネキはトーカの問いに対し、親友への思いを語ります。トーカは寂しそうなカネキの姿を見て、居ても立っても居られず、カネキをそっと押し倒しました。

暗い部屋の中で、二人はお互いを求め合い、存在を確かめるように夢中でキスをしています。そんな中、トーカがカネキに言います。カネキは驚きながらも、トーカの柔らかい胸に手を伸ばしました。

戸惑いながらも優しくトーカの体に触れるカネキに、トーカが服を脱ぐように促しました。上手く服を脱がす事が出来ないカネキに痺れを切らし、自ら服を捲り上げ下着姿になりました。

そして遂に二人は一つに結ばれます。そのあまりの痛みに思わず顔が歪んでしまうトーカを見て、カネキも驚き焦ります。程なくして二人は結ばれますが、カネキの目には涙が光っていました。そんなカネキを見てトーカは彼を優しく抱きしめました。いつからか、二人は強い絆で結ばれていました。

全てが終わり、トーカに膝枕をしてもらうカネキの姿がありました。トーカは優しく彼の頭を撫でています。子供のように小さくなるカネキの背中にはシーツの皺がまるで羽の様に生えています。そして、カネキの目には涙が滲んでいました。

カネキとトーカは喫茶店「あんていく」で出会いました。カネキが通っていた喫茶店のウエイトレスがトーカでした。この頃、カネキは喰種の少女リゼに恋心を抱いており、トーカに対し恋愛感情はありませんでした。この出会いの後、カネキは半喰種となってしまい、同じく喰種のトーカに助けを求める事になります。そしてカネキは半喰種として、あんていくのアルバイトになりました。

トーカがカネキに惚れた瞬間はいつからだったのか、後に彼女自身が語っています。それは、ヒナミの母親がCCGに駆逐された時に、復習する為無茶をしていたトーカに対し、カネキが心配してかけた言葉でした。復讐心から、自身を危険に晒すトーカは、初めてかけられた自身の存在を望んでくれる言葉に、気持ちが動きました。

カネキがトーカに惚れた瞬間は、カネキがハイセとして再会した時です。ハイセはトーカを”綺麗”と言います。あんていくで初めて会った時にはリゼに惚れていましたから、トーカの事を”可愛い”と思っても、気持ちは動きませんでした。ハイセとして再会し、哀しそうに微笑む彼女に、記憶を失くしていてもカネキの心は動かされました。

「20区隻眼の梟討伐戦」後CCGに身柄を拘束され、姿を消したカネキとトーカが再会するのは、カネキが佐々木拝世としてトーカの営む「:re」と言う喫茶店を訪れた時です。この時、トーカはカネキに気付きますが、ハイセは記憶を失くしている為、気付く事は出来ませんでした。しかし、この時ハイセはトーカに初対面とは思えない感情を抱いていました。この再会があり、ハイセはいつからかトーカに想いを寄せるようになりました。

戦いの間に、記憶を取り戻したカネキにトーカが衝撃の告白をします。呆気にとられるカネキですが、この言葉にはカネキが「何処かへ行かない」ように願いが込められていました。いつ命を落としてもおかしくはない戦いを繰り広げるカネキに、生きていて欲しいと願うトーカの気持ちが表されています。

晴れて両思いとなり、結ばれた二人は結婚する事になりました。喰種の世界の結婚とは、人間とは違うものでした。トーカによると、お互いの体に”咬み傷”を残すことが結婚だと言います。程なくして二人は、互いの体に『証』を刻み、結婚をしました。

そして、二人は子宝に恵まれます。四方（ヨモ）の背中に乗っているのが、カネキとトーカの子供です。トーカは妊娠中に、お腹の子供を育てる為に人間の食べ物を食べました。それは子供が、「人間と喰種の子供」で、人間の食べ物を摂らないと育つ事が出来ないからです。喰種であるトーカにとって人間の食べ物を口にする事は想像を絶する苦痛でしたが、子供の為に身を削りながら栄養を摂り、無事に生まれる事ができました。

カネキとトーカが結婚した事を祝福する読者が多く見られました。それだけ、カネキとトーカと言うキャラクターが読者から愛されており、多くの人が二人の幸せを願っていました。二人の幸せそうな様子は、読者も幸せな気持ちにしてくれました。

トーカがいつからカネキを好きになったのか、予想外だったと言う意見です。読者にとって、トーカがカネキに惚れる瞬間は意外にも早い段階で訪れました。また、カネキがトーカをいつから好きになっていたのかは明確に明かされておらず、様々な憶測が飛び交っていました。

トーカの衝撃的な告白に愛を感じると言う意見です。ストレートに自分の気持ちを告白したトーカに対し、カネキは不器用ながらも、彼女を守り抜くと誓いました。守るべき存在が出来たカネキの成長に、読者は心打たれました。

カネキとトーカは当初、険悪な関係でした。トーカにとって「人間の世界」を生きていたカネキは羨ましくも目障りな存在だったからです。しかし、共に戦い、時を過ごす中でいつからか二人の関係は仲間とは違うものへと変わっていきます。行方不明となったカネキがハイセとしてトーカの前に現れ再会した時、二人の歯車は再び進み始めます。一度失ってしまったからこそ、失くすまいとより深い絆へと変わっていきました。

トーカの真っ直ぐな告白を受け、親友を失ってしまい閉ざされていたカネキの心は開かれていきます。死闘を繰り広げる中で、二人は愛を育み、結婚という契りを交わします。想像を絶する思いをしながら、トーカはその身に宿した命を守り、二人の間に素晴らしい宝物ができました。家族という絆に恵まれなかった二人に穏やかで優しい時間が流れ始めました。