東京喰種のトーカこと霧嶋董香を紹介！最終回やカネキとの関係を調査

人間の中に紛れ込み、人間を食料として生きる種族が存在した。その名は[喰種](グール)。現代の東京を思わせる場所を舞台に平凡な大学生金木研はとある女性に想いを寄せる。行きつけの喫茶店で静かな読書を取っていると、図らずも彼女の方から声をかけてきた。和やかな談笑が進みその後本屋巡りのデートも終わり夜道を歩く。そこでカネキは生まれて初めて本物の喰種に出逢った。

リゼと呼ばれる彼女は喰種であった。彼女からの捕食に逃げ惑うカネキ。しかし寸前のところでリゼの頭上に鉄骨が落下してくる。その音を聞いていてた近隣の人間が病院へとカネキを運びこんだが、リゼからの捕食箇所を埋めるべく同時期に死んだとみられるリゼの臓器がカネキへと移植されることに。こうしてカネキの人と喰種両方の感覚を持ち合わせた存在の物語が始まった。

週刊ヤングジャンプにて連載中の本作。作者は石田スイ。前作東京喰種は全14巻。今作東京喰種:reでは2018年4月現在で15巻まで発行。2014年にはアニメーション化もされ翌年の2015年ではオリジナル作として東京喰種√Aというもう一つ描きたかった世界観としてアニメ化がなされた。2018年4月では今作東京喰種:reもアニメ化された。アニメーション会社はいずれもstudioぴえろが務める。

霧島董香の事を語る前にまず本作の主人公であるカネキについて述べる。東京喰種の主人公である金木研。12月20日生まれで血液型はAB型。上井大学文学部国文科一年生。第一巻時では18歳。黒髪で可愛い顔立ちの平凡な大学生。喰種であるリゼの臓器をを移植されたことにより半喰種化した元人間。性格は穏やかで趣味は読書ということもあり博識。喰種化したその後も気弱な十代らしい性格。

穏やかで気弱な性格であるが喰種になってしまったが故に、戦わずにはいられない場面も。トーカと一緒に特訓をしていくうちに肉体的にも成長を遂げるカネキ。しかしより強大な敵に出くわすことに。周りの大切な人を守るため、強くなることを切に願ったカネキは何時しか喰種内でも相当な力を有する喰種になっていた。

喰種内において最強と謳われていたが喰種捜査官によって敗北を期しカネキは死んだ状態で前作は幕を閉じた。しかし、喰種捜査官である有馬に拾われたことから肉体は保存された。新たに名前を[佐々木琲世]とした彼は喰種以前の記憶を失くしたまま有馬の部下に当たる捜査官として喰種を駆逐する側に回っていく。

東京喰種、東京喰種:reにおいてもアニメ時の声優は花江夏樹が務める。前作で死んだカネキの体を受け継ぐ身として琲世が登場するなど劇的な展開を歩んでいく金木を陰ながら支え、また叱責し続けるのがトーカこと霧島董香という存在である。次項ではトーカこと霧島董香について掘り下げていく。

霧島董香。7月1日生まれ。血液型はO型。初登場時は17歳、清巳高等学校に通う高校二年生。右目を前髪で隠しており初登場時ではカネキやカネキの友人であるヒデから可愛いと称される容姿の持ち主。容姿は可愛くても性格は男勝りでぶっきらぼうだが他者に対して情に厚く心優しい一面も。ウサギなど可愛いものが好きな女子高生らしい一面も持つ。羽赫という肩甲骨辺りから赫子を出す。

霧島董香は喰種である身としては珍しく人間に紛れて普通に高校生活を送っている。高校では親友とも呼べる依子という女子とよく昼食をとっている。その時に依子の手作りの弁当を食べることも。本来喰種のため人間の食事は体にも悪影響が出るのだが、依子を想ってか無理矢理にも胃袋に収めようとする。

霧島董香は高校以外では[あんていく]という喰種が経営する喫茶店でアルバイトをしている。戦闘能力も高く喰種を駆逐する組織CCGからは可愛い兎が好きで顔を隠す仮面を可愛いポップな兎にしているため[ラビット]という名で警戒されている。両親はすでに他界しており離れて暮らす肉親の弟である[アヤト]を気掛かりしている。アニメ時の声優は雨宮天が務める。

補足として、鳥が苦手なところや、友人に対して頑張りすぎるところなど多大に可愛いところが多いトーカ。不意打ちの反応なども可愛い。しかし本人には自信が可愛いという認識はなく至ってさばさばとした服装や対応が多く見られる。

カネキがリゼと出逢った喫茶店がトーカが働くあんていくであった。リゼに狙われていることを悟ってカネキが死んだものと思っていたが偶然再会することに。死んだものと思っていた人間が半喰種となり、その人物に手を差し伸べたのがあんていくの店長である芳村だった。あんていくで働くことを勧められたカネキはトーカと共にアルバイトとして働くことに。

あんていくで働くカネキは様々な事を芳村から教えてもらうことに。そこに補助要員としてトーカが駆り出されることも。当初は嫌々カネキに教えていたトーカだったが、あんていくに通っていた母娘に起きた悲劇をきっかけに、強くなることを願ったカネキ。喰種であってもトーカが死んだら悲しいと言ったカネキに対して素直に心境の変化を受け止めたトーカはカネキに喰種の戦い方を教える。

半喰種のためか他の喰種よりも美味しそうに感じさせる魅力を持つカネキ。それを狙った美食家と呼ばれる喰種の月山。月山はより美味しくカネキを味わおうと同じ大学に通う喰種である西尾の恋人である人間の貴未を前菜として拉致していた。それを救うべく月山に立ち向かうカネキだがまだまだ未熟であったカネキは手も足も出ない状況に。

そこに現れたのが西尾とカネキの会話を偶然聞いていたトーカであった。戦闘力の高いトーカであったが、依子の手料理を食べていたこともあり体に異常をきたしており苦戦することに。そんな時打開策としてカネキが提案したのがトーカがカネキを捕食することであった。

カネキを食べたことにより通常の力を取り戻したトーカは月山に勝利することに。しかし喰種の秘密がばれてしまったため貴未を殺そうとする。その時トーカの羽赫が貴未の眼には綺麗なものに見えた。綺麗と口にした貴未に動揺してしまいトーカは貴未を見逃すことに。同時に死んだものと思っていた月山は自らの肉を食らい生き永らえることに。

喰種だけで構成される組織[アオギリの樹]。そこに新たな戦力としてカネキが狙われることに。アオギリメンバーのヤモリ、ニコ、そしてトーカの弟であるアヤトがあんていくを襲撃。カネキは拉致されアオギリの組織に捕らわれることになった。それを何とかして救おうと人一倍想いを募らせるのが霧島董香であった。

カネキを救い出そうとアオギリのアジトに向かうあんていくの人々。しかしそこでトーカを待ち伏せていたのは弟のアヤトであった。トーカの戦意を喪失するまで攻撃していたアヤトであったが、ここにヤモリの拷問から逃れヤモリを倒してきたカネキがトーカの危機を救う。ヤモリとのやり取りにより、力を兼ね備えたカネキはアヤトを屈服させるほどの力と残虐性を身に着けていた。

幼い頃は可愛いく性格も姉のトーカと比べると気弱な性格の持ち主であったアヤト。父であるアラタがCCGに捕まり帰ってこなくなった時も小さな体でアヤトを背負うトーカに家族愛を寄せる。しかし成長した姉のトーカは人間の世界に憧れ人間と慣れ親しむようになる。嫉妬と羨望が入り混じり姉に対して粗暴な態度をとるが肉親への想いは人一倍強いアヤトである。

アオギリにあんていくが襲撃された折も、ヤモリからトーカを守るために自らが姉を傷つける立場に回っていたアヤト。そんな幼くも可愛いらしい想いも胸の内に秘めてトーカに接する。

最強と恐れられる喰種[梟]。その存在があんていくの芳村だとCCGに感づかれることに。あんていくから距離を置いていたカネキだったが芳村達あんていくがCCGから攻撃を受けているとしったカネキ。芳村達をを救うためCCG最強の有馬に立ち向かうことに。

その間、トーカは自らもその戦いに参戦しようとするが四方に阻止されることに。仲間がいくら死んだとしても、店長が死んだとしても、カネキが死んだとしても、何かを未来に繋ぐためお前は生きなけらばならないと告げられるトーカ。

死んだ仲間、死んだ店長、そして最強に挑み死んだカネキ。その想いを繋ぐために生き残ったトーカは次の物語に想いを繋げるために強く立ち上がる。

ここからは舞台が変わり東京喰種から[東京喰種:re]として連載がスタートする。そこには前作で死んだ金木研そっくりの容姿をもつ、過去の記憶を持たない[佐々木琲世]という人物が。琲世は喰種から抽出した赫子から武器を作りその武器を体内に内蔵した兵士[クインクス]の指導者として働く喰種捜査官である。

喰種であるため人間の食事はとれないが、コーヒーにはうるさい琲世は部下のクインクス達を連れてトーカが営む喫茶店[:re]に偶然訪れることに。そこで出逢ったのはとても綺麗で可愛い人であった。その人が霧島董香であった。しかし琲世を見たトーカは琲世の中にカネキの記憶がないのだと察する。

これによりカネキの今を壊したくないと思ったトーカは琲世に何も告げることなく、喫茶店の業務をするばかりであった。今のカネキが幸せならそれでいいという想いからくる行動であった。

しかし、喰種となった元CCG局員の滝沢との戦闘中に琲世は意識のすべてを過去のカネキに明け渡す。これにより佐々木琲世と呼ばれながらもカネキケンとして存在することに。両者の記憶を保持したままの存在である琲世はCCGで大きな出世をはたし、より上の存在になっていた。

過去の記憶を取り戻したカネキは現在捕らわれているヒナミを救うためCCGと敵対する。同じくヒナミを助けるために局所に侵入していたトーカは有馬との決戦の間近、カネキと一言だけ言葉を交わす。「カネキ、あとでね。」必ずカネキは自分たちのもとに帰ってくる。そう信じているからこの祈りにも近い言葉である。

死んだと思っていたカネキが生きていた。ならもう二度とカネキが一人で死なないように。ただそれだけを願うトーカはカネキが死なないための布石をたくさん作る。カネキが一人で死んだことにならないように、この世界にはまだやらなければならないことがあるのだと思ってもらうために。トーカは様々な言葉を紡いでいく。

「あんた童貞？」「やりたくなったらやらせてあげる」「あんたが一人で死なないように」数々の冗談とも可愛いとも呼べる言葉をカネキにかけるトーカ。一心にカネキに生きていて欲しいと願うトーカは戦闘に疲弊し休息しているときにカネキを自らへ導く。母のようにカネキを眠りに着かせたその日、証とでもいうようにトーカはカネキとの子を妊娠する。

カネキとの子を妊娠したと告げたトーカ。しかし、人間と喰種との間の妊娠ため無事に産まれる可能性は低いと知る。その異例の妊娠から出産までを遂げたあんていくの芳村達の前例をカネキから聞いたトーカはこの異例といも言える妊娠に対してとある苦痛を伴う決意をする。

それは妊娠した子に栄養源を渡すため人間の食べ物を摂取することであった。吐き出しそうになるほど不味い物をお腹の子の為に必死で飲み込むトーカ。私の中で死なないで、そう願うトーカは無理矢理にでも人間の食事を流し込む。カネキとの間で妊娠した子を想っての非常に強い思いからの行動だ。

トーカの父親は同胞を食べる赫者と呼ばれる存在であった。父の名はアラタ。母は四方の姉にあたるヒカリという喰種であった。父のアラタは喰種捜査官から非常に恐れられていた存在であった。彼らから産まれたトーカが半喰種であるカネキとの子を妊娠。展開としてまだ出産までには至っていないが無事に誕生するのを願うばかりだ。

妊娠をカネキに告げたトーカに結婚を申し込むカネキ。無事結婚式まで上げたトーカ達。しかしその後に起きるカネキへの異変やそれに伴ってのCCGの変化なども霧島董香一人ではなく物語も大きく動いていく。今後妊娠した子の経過や霧島董香の今後、また本編東京喰種:reがどのように進んでいくのか期待したい。

2018年4月現在で絶賛放送中のアニメ、東京喰種:re。本誌の漫画だけではなくアニメの方でもこの先の展開に注視してほしい。