2019年04月30日公開
2019年04月30日更新
【ヘタリア】イタリアはヘタレな女好きの主人公!担当声優やキャラソンも紹介
国のイメージを擬人化して大人気となったヘタリア、そんなヘタリアの主人公を務めるのがタイトルの元の言葉にもなっているイタリアです。作中でもそのヘタレで女好きの主人公としてドイツなどと共に活躍しています。またイタリアには兄弟も登場するなど作中でも関係者の多いキャラクターでもあります。今回はヘタリアにおけるイタリアについて、アニメ化の際の声優やキャラソン、その魅力を画像付きで紹介していきます。
目次
『ヘタリア』とは?
『ヘタリア』の基本情報
ヘタリアは2006年にWeb漫画として連載を開始した国を擬人化キャラクターにしたコメディ漫画です。2008年には幻冬舎が発売するバーズコミックスにより商業誌として展開されるようになりました。そのイメージとキャラクター性から高い人気を集めています。
『ヘタリア』のあらすじ
ヘタリアはコメディ漫画で大筋のあらすじがある物語ではないですが、基本的にはそれぞれの国生い立ちや文化を紹介するような形でのあらすじが多くなっています。基本的な主要キャラは第二次世界大戦時の列強国ですがそれ以外にも実に様々な地域の国が登場していく事になります。
『ヘタリア』のイタリアとは?
イタリアは『ヘタリア』の主人公
出典: https://festy.jp
様々な国・地域を擬人化したキャラクターが登場するヘタリアにおいて主人公に選ばれたのはイタリアです。これはタイトルであるヘタリアが「ヘタレなイタリア」を意味するからでもあります。
イタリアの本名
作中では単にイタリアと呼ばれる事が多いですが、フルネームでは「イタリア=ヴェネチアーノ」と言います。これは主人公である事と共に家族関係なども描かれているキャラクターだからでフルネームが判明している数少ないキャラクターでもあります。
イタリアは北イタリアの擬人化
作中ではイタリアと呼ばれる事がほとんどであるイタリアですが厳密には北イタリアを擬人化したキャラクターです。詳しくは下記で紹介しますが兄弟として南イタリアを擬人化した兄、イタリア=ロマーノも登場しています。
イタリアの性格
イタリアは陽気でラテン気質な性格をしています。日本人が見るには過剰とも思える程のスキンシップなど人懐っこさを見せつつも臆病で泣き虫であったりします。またジッとしている事が苦手で会議などの場でも無意味に揺れてみたり相手にちょっかいを出す場合も多いです。
それぞれの呼称については一人称は歌等の特別な場合を除いては「俺」で二人称は呼び捨てが多いです。ただ二人称に関しては幼少期からの付き合いもあってオーストリアとハンガリーは「さん」をつけ、フランスとスペインは「兄ちゃん」つけで呼んでいます。また名前で呼ばない場合には男には「お前」、女には「君」と呼ぶなど男女で差があります。
イタリアの外見
イタリアは仮想年齢20歳と言われる男性キャラとして描かれています。身長は172cmで一時期成長不良を起こしていた為に歴史よりも外見の年齢が若いと言われています。また美的センスに優れていると言われいる事もあってオシャレな服装をしている事が多いです。また普段は目を閉じている事が多いのも1つの特徴となっています。ちなみに目を開くととても澄んでいると言われます。
イタリアのアホ毛
イタリアの外見的特徴の1つと言えるのが本人から見て左側にあるアホ毛、通称くるんです。このアホ毛は「イタリア人の性的な何か」を表していると言われこのアホ毛を抜かれると真面目になってしまいます。またこのアホ毛は普段は単にくるんと回っているだけですがイタリアの感情に合わせて形が変化するような描写もあります。
イタリアの愛称
ヘタリアはその特性上国名がそのままキャラクターの名前になっているので「人間風の名前をつけるなら」という混同を避けたいという要望に答える形で作者がそれぞれのキャラクターに名前をつけています。その際にイタリアにつけられた名前が「フェリシアーノ・ヴァルガス」という名前です。以降はその人間名から取って「フェリ」「フェリちゃん」と呼ばれています。また作中で呼ばれる「イタちゃん」と呼ばれる事もあります。
イタリアは女好き
イタリアはかわいい女の子を目にするとナンパせずにはいられない生粋の女好きなキャラです。会議や大事なはずの用事よりも女の子優先です。それは他の国に訪れた際にも変わらずでそれどころか他のキャラクターにナンパを伝授する事さえあります。とはいっても残念ながら成功例はそこまで多くなく、無視されてしまうような例も多いです。ただ本人は可愛い女の子が見てないとやる気が出ないと公言する程の女好きです。
イタリアはパスタが大好き
またイタリアは無類のパスタ好きでもあります。口癖で「パスターッ」と叫ぶ程に大好きで実際にパスタを食べているシーンも多いです。他の国に出かける際にもまずパスタが手に入るか、或いは持参しても調理できるかを気にしてしまいます。砂漠の戦場にでてもそれは変わらず結果水不足に悩まされた事もあります。
イタリアとドイツ
そんなイタリアにとっての1番の友達と言えるのがドイツです。イタリアにとっては頼れる相手である一方でドイツはイタリアに振り回されて苦労する事も多いです。イタリアは相談があるとドイツに話を聞いてもらう機会が多いですがドイツが助言しても結局そのとおりにしない場合も多いです。ヘタリアの物語の中でも最も絡みが多い2人でもあります。
基本的には友情関係で描かれるイタリアとドイツですがヘラヘラして周囲に迷惑をかける事が多いイタリアと厳格でマニュアル人間であるドイツという2人の性格もあってその関係性はどちらかといえば頼れる兄貴分と弟分のような兄弟関係に近くなっています。本来の年齢で言えばイタリアが兄でドイツが弟ですがイタリアの弟気質も相まって立場が逆転している関係です。
イタリアの兄弟
現在はイタリア共和国として1つの国であるイタリアですがヘタリアの世界では北イタリアのイタリア=ヴェネチアーノと南イタリアのイタリア=ロマーノという兄弟に分かれています。ロマーノが兄でヴェネチアーノが弟です。陽気で明るく、ヘラヘラしている事の多い弟のヴェネチアーノに対し、兄はひねくれ者で無愛想と2人の性格は正反対です。ヴェネチアーノは基本的に兄の事を「兄ちゃん」と呼びます。
これは兄のロマーノが弟のヴェネチアーノに対して経済的、歴史的にコンプレックスを抱えている為、八つ当たりをする場面も多いです。とはいっても仲が悪いわけではなく、周囲から見れば兄弟関係は良好と言われる事が多く、また性格的な共通点もあります。2人とも少し天然でパスタと女の子を愛し、また服装なども抜群にオシャレです。アニメでは着ている服装の他髪の色などで違いがありますが容姿もかなり似ている兄弟です。
『ヘタリア』のイタリアの声優
イタリアの声優は浪川大輔
ヘタリアはこれまでに実に6度に渡ってアニメ化された作品で主人公であるイタリアにも声優がついています。ヘタリアにおけるイタリアの声優を務めたのは浪川大輔さんです。ちなみにヴェネチアーノ役だけでなく兄弟であるロマーノ役も浪川大輔さんです。またヘタリアでは過去編でちびたりあとちびロマーノが登場していますが幼少期の兄弟は共に金田アキさんが演じています。
浪川大輔のプロフィール
浪川大輔さんは1985年にデビューした声優さんです。デビューした時はまだ小学生でデビュー作はアメリカドラマの吹き替えでした。子役時代にはそれまで女性が演じる事が多かった男の子役を務める機会が多く「E.T.」や「ネバーエンディング・ストーリー」などで主人公の翻訳を務めた事もあります。長い経歴から多数の作品に参加している声優さんです。
アニメでは現在でも少年~青年の若々しいキャラから低いトーンで喋る大人の男性まで幅広い年齢層のキャラを演じており、演じるキャラの性格も熱血漢から美青年、悪役に天然キャラなどなど実に幅広く演じ分ける事が出来ます。また吹き替えを担当する俳優さんも多くその吹き替えには定評があります。
浪川大輔の主な出演作品
出典: https://festy.jp
浪川大輔さんがこれまで出演した作品としてはアニメでは「テニスの王子様」の鳳長太郎役、「GANTZ」の玄野計役、「機動戦士ガンダム00」のミハエル役、「BLEACH」のウルキオラ役、「君に届け」の風早翔太役、「ハイキュー」の及川徹役、「双星の陰陽師」の土御門有馬役、「ポケットモンスター サン&ムーン」のロトム図鑑役、「この音とまれ!」の瀧波涼香役などがあります。
また吹き替え担当としてはイライジャ・ウッドさん、ウー・ジンさん、エドワード・ファーロングさん、ガエル・ガルシア・ベルナルさん、ケヴィン・ゼガーズさん、ジェイミー・ベルさん、ジャスティン・ティンバーレイクさん。ジョー・ジョナスさん、トニー・ジャーさん、パク・ユチョンさん、レオナルド・ディカプリオさん等々錚々たる俳優さんを担当しています。
『ヘタリア』のイタリアのキャラソン
キャラソン①『お湯をひとわかししよう♪』
2009年にヘタリアのアニメ化第一弾を記念して毎月のように発売したキャラクターソングシリーズの第一弾として発売されたのがイタリアのキャラソンである「お湯をひとわかししよう♪」です。それぞれの国の文化を全面に押し出すシリーズである事もあってイタリアの好物であるパスタが大好きな気持ちを歌にしたような楽曲です。
キャラソン②『まるかいて地球』
元々キャラソンではなかったものがキャラソン化したのがアニメのエンディングテーマとして描かれた「まるかいて地球」です。エンディングテーマとなったイタリアVerを基準にして各国版が作られてキャラソン化した楽曲となっています。キャラソンの元になった曲ですがその曲の中身もイタリアverと言うに相応しいイタリアらしさ全開の曲です。
『ヘタリア』のイタリアの画像
イタリアの画像①
主人公コンビという事もあってイタリアはソロでの画像も多いですが、それ以上に多いのがドイツとの組み合わせ画像、またはそこに日本を加えた枢軸国トリオで描かれる事です。ヘタリアがキャラ同士の絡みを楽しむ作品である事もあって実に様々な描かれ方をしています。
イタリアの画像②
もちろん兄弟であるロマーノとのイラストも多数見られます。ドイツとのイラストは仲の良いコンビのようなイラストが多いのに対し、ロマーノとのイラストは画像のようにそれぞれの性格を対比して描くようなイラストが多いです。またイラストではピザを持っている事が多い弟に対するようにロマーノはトマトを持っている事が多くなっています。
ちなみにロマーノにも幼少期の姿が登場しており、兄弟の幼少期を描くイラストも多く、その場合は仲よさげにしているイラストが多くなっています。
イタリアの画像③
出典: https://festy.jp
またイタリアは作中でちびたりあとして過去が描かれている事もあってそれぞれを対比するような画像や上記の画像のような成長の過程を描くような描き方をしたイラストも多いです。
『ヘタリア』のイタリアに関する感想や評価
ここからは既にヘタリアを視聴した人のイタリアについての感想を紹介していきます。イタリア個人はもちろんですがヘタリアの作品としての感想も多いです。
前々から気になってたヘタリアを少し見たんだけどあれめちゃくちゃかわいいね…イタリアくん可愛い…EDもかわいい…
— みかんが大好きなみかん🍊 (@mikan_mika3) January 12, 2019
イタリアはヘタれなイタリアという言葉から生まれたキャラクターという事もあってどちらかといえば「かっこいい」より「かわいい」といわれる事が多いキャラクターです。ちなみにコンビを描くイラストでは兄ロマーノの性格もあって組み合わせとしては兄弟よりもドイツと組み合わせられる事が多いです。
「一人で海外旅行行きます」って言うと大概驚かれるのだけど、寧ろ私は一人でイタリアやドイツは勿論、北欧や東欧に行っちゃうような強靭なオタクが生息する沼に長年居りましてですね...普通の感覚なんですね...。
— Okaki@歴史好きデザイナー (@ohagi02653) February 23, 2019
ヘタリアって沼なんですけどね。
ヘタリアをきっかけに海外に旅行に行ったという声も多くイタリアに行ったという声も非常に多いです。もちろん旅行だけでなくヘタリアをきっかけに歴史や文化、語学に興味を持ったという声も多くなっています。
浪川大輔はもう完全にヘタリア。イタリアの声な。それが最初だったから、ハイキューの及川さんみたいな低い声聞いた時は普通に違和感だったけど、今考えたらイタリアのほうが違和感。声高いし。両方好き。あとやっぱり昔から髪が長い。頑張ればしばれるんじゃないの。
— 塩野菜 (@sioyasai8080) April 14, 2019
声優の浪川大輔さんに関してはその演じる声の幅に驚かれる事が多く、高い声の代表と言われるのがヘタリアで演じたイタリアだったりします。ヘタリアをきっかけで浪川大輔さんを知った人にとっては低い声で演じる浪川大輔さんには違和感があるという声も多いです。
『ヘタリア』のイタリアについてまとめ
イタリアはヘタリアの主人公としてドイツや日本を初めその物語の中核を成すキャラクターです。ヘタレで女の子とパスタが大好きなイタリアはかわいいという印象をもたれやすいキャラクターになっています。また主人公という事もあって兄弟としてロマーノが登場したり、幼少期を「ちびたりあ」として描かれたりとその設定が深くまでわかるキャラクターでもあります。
コメディ漫画なのでイメージが先行する分、その特徴が分かりやすいイタリアは主人公という事を除いても高い人気を誇るキャラクターです。まだヘタリアを見たことがないという人は主人公イタリアに注目しながら視聴してみはいかがでしょうか?