ヘタリアの日本は引きこもりでオタクキャラ?声優・キャラソンや公式設定を紹介

国のイメージを擬人化した漫画として人気を集めるヘタリア。その人気からアニメ化もされる程擬人化漫画の中でも有名な作品です。そんなヘタリアの中で日本は引きこもりなオタクキャラという公式設定がされています。そんなイメージの日本ですがキャラソンを多数発売したりとヘタリアの中でも人気の高いキャラクターです。今回はヘタリアの日本についてその公式設定やアニメ化された際の担当声優まで日本の事を画像付きで紹介していきます。

ヘタリアの日本は引きこもりでオタクキャラ?声優・キャラソンや公式設定を紹介のイメージ

目次

  1. ヘタリアとは?
  2. ヘタリアの日本の紹介&画像
  3. ヘタリアの日本の声優は誰?
  4. ヘタリアの日本のキャラソン紹介
  5. ヘタリアの日本の公式設定とは?
  6. ヘタリアの日本のにょたりあ姿とは?
  7. ヘタリアに関する感想や評価は?
  8. ヘタリアの日本のキャラソンや声優まとめ

ヘタリアとは?

ヘタリアの作品情報

ヘタリアは世界史のモチーフをベースにしたそれぞれの国が持つイメージをそのまま擬人化した漫画です。世界史の中でも第二世界大戦の頃をベースにそれぞれのキャラクターの関係性や喧嘩などをジョークを交えながら展開している漫画です。ヘタリアというタイトルは第二世界大戦期のイタリアを指した「ヘタレなイタリア軍」を指すネットスラングを発祥としたタイトルです。

ヘタリアの原作漫画

ヘタリアの大元となる原作漫画は作者の個人サイト「KITAKO☆夢雑貨」(通称キタユメ。)に掲載されたWeb漫画で、その人気から書籍化され商業誌になった流れを持つ作品です。web漫画としては2006年頃から連載が開始され、商業誌としては2008年に発売されるようになりました。また原作とは違うシナリオとして集英社が展開するweb漫画媒体「ジャンプ+」でもヘタリア World☆Starsのタイトルで連載がされています。

そんな中で日本はイタリア、ドイツと共に「枢軸国」側の一員として主要なキャラとして登場します。作品が進むにつれて国が増えていく中においても主要なキャラクターとして多くのエピソードに登場しています。原作のエピソードの大元になっているエピソードの多くは第一次世界大戦から第二世界大戦時代のエピソードを元にしたエスニックジョーク、及び昨今の時事ネタが多いです。

ヘタリアのアニメ情報

ヘタリアは国の事情や文化などを上手く取り込んでいる事もあって発売以降現在に至るまで高い人気を持ち、これまでに実に6度もアニメ化されています。基本的には短編が多いものの中には話数を跨いでストーリーが展開される長編扱いを受けるシナリオもあるなどしています。放送先は主に動画配信サービスが中心で、最新となる第6期はdアニメストア、ニコニコチャンネルなどで視聴する事が出来ます。

ヘタリアのアニメは放送ごとにサブタイトルを変更しており、1期と2期が「ヘタリア Axis Powers」、3期と4期が「ヘタリア World Series」、5期が「ヘタリア The Beautiful World」、6期が「ヘタリア The World Twinkle」と改題されながら展開されました。

ヘタリアの実写版ミュージカル

高い人気を誇るヘタリアシリーズの新しい形としてアニメ第6期放送以降に展開されているのが実写ミュージカルです。これまでに3度の公演が行われています。もちろん実写のミュージカルなのでアニメとは違って俳優さんが日本を始めとしたキャラクターを演じており、今回紹介する日本役としては画像のように植田圭輔さんが演じるなどヘタリアの人気の高さが伺える豪華な俳優陣が演じています。

ヘタリアの映画情報

ヘタリアはその高い人気を受け得てアニメ4期終了後には「銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)」というタイトルで1時間20分の映画も公開された事があります。規模は決して大きいとは言えないながらも高い満足度を獲得した作品です。キャストは基本的にアニメから継続で、もちろん主要なキャラである日本も登場しています。

ヘタリアドットコム:アニメ「ヘタリア The World Twinkle」 公式サイト

ヘタリアの日本の紹介&画像

紹介&画像①日本のプロフィール

ヘタリアにおける日本のプロフィールとして設定されているものとしては一人称が「私」で口調は敬語、誕生日は2月11日(これは日本の建国記念日)、首都は東京で国花は桜と菊。身長は原作では165cm、アニメでは163cmとなっています。他のヘタリアのキャラには仮想として年齢も設定されていますが日本の場合は「ひみつ」とされ設定されていません。

日本は他の国のような血縁関係は現在の所描かれていませんが、幼少期には中国と会った事があり、その頃に漢字を習いそこから独自にひらがなを作り出しています。そのような経緯もあって中国に弟分として認められますが中国が他の国に対して日本を「日本は中国の弟」と紹介した際には即座に日本はそれを否定しています。

キャラクタービジュアルのイメージとしては小柄で童顔、細身な体格で幼さの残る青年というイメージで描かれています。また年齢は秘密としながらも実際の年齢は2000歳以上だと言われています。またヘタリア作者の日丸屋秀和さんいわく、黒目がちになったややぼんやりとした目と丸いラウンドで長めの黒髪ショートという設定がされています。また大げさではないものの表情豊かな事でも知られています。

服装に関してはエピソードによっても異なりますが頻度的に多いのは上記画像のような帝国軍を模した軍服風洋服、和装、割烹着姿などがお多いです。もちろん洋服を着るシーンもあり、状況に応じて使い分けている姿が他のキャラに比べても日本は多いです。また本人は常識人のつもりだが天然基質で、ヘタリアの中では日本はどちらかと言えばツッコミに回る事が多いにも関わらずそのツッコミは少々ズレていたりします。

また日本は季節の影響を受けやすい体質で季節の変わり目や梅雨時期には良く体調を崩してしまいます。また他の国からの影響も受けやすく特にアメリカが風邪を引くと基本的に移されてしまっています。それらの要素は服装にも現れており、画像のように和装+マフラー姿で描かれる事も多いです。

紹介&画像②引きこもりのオタク

キャラクターとしての設定で最も強調される部分が「引きこもり」と「オタク」という部分です。引きこもり要素に関しては「日光に当たると溶ける」レベルでオランダ以外の外国を拒絶していた程でした。オランダから開国の話を持ちかけられた時にも「開」と聞いた時点で過剰に反応して画像のように布団にくるまってしまう程です。

それがアメリカの接触も受けて開国し他の国とも交流を持つようになります。交流を持つようになっても他人を気遣う場面やフォローする場面が多く周囲に振り回される側である事が多いです。ただし本質的に引きこもりである事は変わっておらず、出来るならずっと家で過ごしたいというインドア派である事には変わりがありません。特に冬には家どころかコタツからも出なくなってしまいます。

その性格に合わせて容姿も災いし、他の国からは年下に見られる事が多く、エピソードの中では欧州でお酒を飲める16歳以下だと思われてお酒を取り上げられる、年上を主張しても信じてもらえない、「親は?」と尋ねられるなどしています。現在では日本がオタクという事は世界に知れ渡っており、各国からオタク文化を求めて来日する国も多い程になっています。

逆に日本が海外を訪れる際にはアニメで見た知識とイメージをそのまま当てはめてしまう事も多いです。スイスを訪れた際には画像のような「アルプスの少女ハイジ」の、ベルギーに訪れた際には「フランダースの犬」のイメージを話した時にもスイスさんもベルギーさんもそれらの作品の事を知らずに日本のススメで初めて読んでみるという展開がされている程です。

紹介&画像③呼び名や愛称

ヘタリアの作中では基本的に一貫して日本(作者のこだわりで読み方は「にっぽん」ではなく「にほん」)と呼ばれる日本ですが、元々ヘタリア自体が一歩間違えれば国際問題に発展してもおかしくない危うい作風をしている事、また他の物との混同を避ける為にファンの間では日本という呼称を敢えて避ける場面も見られます。そういう際に日本が呼ばれる事が多いのが「本田菊」です。

この名前はファンからの「もしキャラクター達に人間風の名前をつけるとしたら?」という質問に対して作者が答えたもので「本田」「菊」「本田菊」と個別に避けて呼ぶ場合とフルネームで呼ぶ場合があります。その他にも作中での雰囲気や実は2000歳以上という設定などから「爺(じじい、じぃ、おじいちゃん)」と呼ばれる事もあります。さらに日本の一部ファンから「祖国」と呼ばれる事もあります。

ちなみに作中で日本が他国を呼ぶ場合は敬語で話すのに合わせて基本的には「さん」付けです。ただ仲が良いイタリア、ロマーノ、プロイセンは君付けをする場合もあってそれらは基本的に日本のフィーリングで決まります。イタリアとプロイセンは連載開始時から君付けであったのに対しロマーノは当初「さん」だったのが仲良くなるい連れて「君」になった事もあり今後増える可能性もあります。

紹介&画像④ゲーム・漫画・アニメ好き

日本は多趣味な設定もあります。機械いじりや絵画、盆栽や動物であるぽち君の世話などこれまで数々の趣味が登場していますが、そんな中でもピックアップされる事が多いのがオタク設定です。パズルゲームが得意で声真似は作中で「うますぎて恐ろしい」と言われる程、他のキャラクターからも認めるかわいいもの好き、忍者や侍を題材にした同人誌を描いていたりする設定などもあります。

またヘタリアの世界観をベースにした作者制作のフリーゲーム「学園ヘタリア」においても日本は漫画同好会と新聞部に所属しているなど元々あるサブカルチャーに精通している設定がそのまま活かされていました。

また知識だけでなくサブカルチャー文化では実力も持ち合わせています。日本はゲームのやりこみ具合でも世界に負けないのです。ゲームの世界大会に出場すれば、当然のように決勝に進出。画像のように同じような境遇で決勝の常連である「ハンガリー」「ポーランド」と毎回死闘を演じる事になりますが、おじいちゃんであっても負ける気は一切なく実際に高い実力を有していると言えます。

ただヘタリアの中では現在もその設定自体が存在するのか怪しいと言われる設定も多く日本のオタク設定は現在では消滅しているのではないかと言われる事もあります。あくまでも外交の手段としてオタク文化を用いているだけと思われるような描写が登場しているからです。また意図しているのかは不明ですが近年の公開分ではこれらのオタク的な要素がかなり控えられてもいます。

紹介&画像⑤MADE IN JAPANが誇り

また日本の特技と言われるのがMADE IN JAPAN製の製品です。何でも小型化するメカニックな一面も持ち合わせています。それ以外にも日本の文化を大切にする一面も見られ、掃除機をかけた上でコロコロをかけて掃除をするキメの細かさを見せたり、他国の来訪時には「おもてなし」したり文化を大切にしたりお祭り好きだったりする一面も見せています。

反面、海外文化をアレンジして独自の文化とする事も得意としています。元々島国である上に長く引きこもっていた事もあって独特な文化を持っている上にそのような海外文化を取り込むのでより独創的な文化構成になっています。このような独特な文化を大切にしている事を表すような画像も多く公開されています。

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ヘタリアの日本の声優は誰?

日本の声優は高橋広樹

何度もアニメ化されるヘタリアですが、ヘタリアにおける日本役を務めているのが声優の高橋広樹さんです。余談ですが高橋広樹さんは低音ボイスが特徴な声優さんという事もあってヘタリアの日本の幼少期「子菊」が登場する際の声優は岩村愛子さんが務めています。

高橋広樹のプロフィール

高橋広樹さんは1994年にデビューした声優さんで、ヘタリアの日本のような低音の大人しい喋り方をするキャラクターから奇抜な喋り方をするキャラクターまで幅広く演じる声優さんです。その低音ボイスから基本的には青年以上のキャラクターを演じる事が多くなっています。また近年ではアニメ作品よりも海外の吹き替えの仕事が多くなっている声優さんでもあります。

高橋広樹の出演作品

高橋広樹さんは声優として「マクロス7」の金龍役でデビューしました。以降「ビーストウォーズ2超生命体トランスウォーマー」で航空参謀スタースクリーム役、「ハンターハンター」でヒソカ役、「遊戯王デュエルモンスターズ」で城之内克也役、「テニスの王子様」で菊地英二役、及び木更津亮役、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」の内海洋貴役などの声優を務めています。

また吹き替え声優としてはイ・ミンホさん、キム・レウォンさん、ジェイク・ジレンホールさん、ショーン・ユーさん役、ポール・ウォーカーさん、マット・ボマーさんなど多数の俳優さんを担当。またゲーム発の声優担当キャラとしては「ストリートファイターⅣ」のリュウ役、「ネオアンジェリーク」のレイン役、「あんさんぶるスターズ」の斉宮宗役としても知られています。

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ヘタリアの日本のキャラソン紹介

ヘタリアではアニメ化のタイミングに合わせて多数のキャラソンも発売しています。ここからは日本が出演するヘタリアのキャラソンを画像付きで紹介していきます。

キャラソン①日の出ずる国 ジパング

2009年5月に発売された「ヘタリアキャラクターCD」シリーズの第3弾として発売された日本の一曲として収録された楽曲が日の出ずる国ジパングです。日本の伝統である和楽器などを取り入れた楽曲であり、同時にヘタリアにおける日本の設定を紹介するような楽曲でもあります。同時収録となった「恐れ入ります、すみません。」と比較すると日本の心情的な表現が多いです。

キャラソン②まるかいて地球

同じ楽曲をそれぞれの国風にアレンジして発売されたキャラソンが「まるかいて地球」です。日本verは丁寧で日本古来の古風な口調で歌い上げている楽曲で日本の声質に合わせてキーを下げるなど同曲のアレンジの中でもかなり特徴的で、キャラソンになっています。そのまま古文や歴史の勉強になりそうな楽曲です。

キャラソン③恐れ入ります、すみません。

「ヘタリアキャラクターCD」シリーズに収録されていたもう1曲が「恐れ入ります、すみません。」です。こちらも日本の自己紹介を目的とした楽曲で特に日本というキャラクターのキャラクター性を現している楽曲ですがどちらかと言えば曲調がアップテンポでまた違った雰囲気を楽しめる楽曲になっています。

キャラソン④はたふってパレード

アニメ化された際のエンディングテーマとして作曲された楽曲「はたふってパレード」は元々はイタリアが歌う曲でしたが上記のまるかいて地球の例と同様に各国verが制作されています。日本verでは和風の雰囲気を持ちながらもその歌詞に登場する食べ物は全部日本らしいお年寄り向けで塩分濃度が高いものが散漫されているなど日本の特徴を活かした歌詞になっています。

キャラソン⑤ジャパニーズ☆ジェット

日本のお祭りをテーマに各国と共に日本が旅をするという形で発表されたキャラソンが「ジャパニーズ☆ジェット」です。これも元々はアニメの主題歌としてイタリア版で書かれた楽曲を日本verにしたものになっています。他の楽曲にあるような日本の「おじいちゃんぽさ」は健在ながらも若者にはまだまだ負けないという意気込みを感じるキャラソンになっています。

キャラソン⑥まわる地球ロンド

アニメ5期「ヘタリア The Beautiful World」の主題歌である「まわる地球ロンド」も各国のキャラソンverが発売しています。日本はキャラソンに対して基本的に消極的な面が強調される事が多いですが、回る地球ロンドには前向きに楽曲に参加しています。これまでの楽曲同様楽器は和楽器が中心ながらロンドとして踊る楽曲に仕上がっています。

ヘタリアの日本の公式設定とは?

ヘタリアは元々がWeb発信である事、ファンによる同人活動が盛んな作品という事もあって、どの設定が公式による設定で、どの設定がファンによる設定なのか分かりにくいと言われています。ここからは公式かファンの創作か分かりにくいと言われるヘタリアにおける日本の設定を画像付きで紹介していきます。

公式設定①イエスと言ってしまう

日本の性格の中で分かりにくいと言われているのがそのYESマン体質ですがこれは概ね公式における設定です。公式によるエピソードでも各国に対して自己紹介する場面で「趣味は空気を読んで発言を慎むこと」と紹介する程で「はっきりと答える事」を苦手としています。さらには例え嫌だと思っていても対面した相手にYESかNOの二択を迫られると相手の言いなりになってしまう場当たり的な対応をしてしまいます。

それは重要な事を決める為に集まった画像のような会議の場でも同様で、「先に発言した国の意見と同じです」などと言い逃れをしようとします。他の国それを指摘されると「すいません」と謝ってしまうのも口癖のようになっています。とはいっても全く考えていないというわけではなく日本は日本なりに考えている事があるにも関わらずそれを胸に秘めてしまい言わないというタイプです。

基本的に周囲に意見を合わせる事で自らの意見を言わない事を是としている為、1人で答えを出さないといけない場面を嫌い、そのような場面に直面すると分かりやすく顔に出てしまいます。また上記で紹介した「引きこもり」体質も相まって、「出来ることなら何もしたくない」と考えているのも公式設定です。

また自己主張をせずにそんな周囲に合わせる事を信条とするような性格である為に、「スイスに説教されてスイスのような性格になる」「イタリア観光をした結果イタリア化する」などかなり周囲に流されやすい性格であったりもします。そんな日本ですが唯一、「食事」に関してはかなり口五月蝿く意見を言う一面も持ち合わせています。

公式設定②人間名は本田菊

上記でも紹介したように人間名である本田菊ですが、ヘタリアの公式本では一貫して「日本」と書かれているだけにどこから来た設定なのか分からないという人も多いです。中には基本的にヘタリアの中で使われていないのだから公式設定ではないのでは?という人もいますが作者が「例えば」という前提ながらも答えているので公式設定だという事が出来ます。

日本に限らずこの人間名は元々特にヘタリア関連のイラストなどをSNSに発信する場合、ヘタリアの作中のまま「日本」としてしまうと検索などでヘタリアを知らない人が不必要なヘタリアの絵にたどり着いてしまう、逆にヘタリアファンがヘタリアの日本が見たくて検索しているのに関係のない日本を見せられてしまうという混同を避けるという意味で積極的に使われているという状態です。

余談ですが、ヘタリアの漫画本編では本田菊の名が呼ばれた事は基本的にありませんが、上記の質問に答えた後の2008年のエイプリルフールに作中でも「本田」と呼ばれるシーンが展開された事があるなど公式としても設定したと言える状態になっています。ただし上記の例はあくまでも例外的な扱いで作中での表記は基本的に日本です。

公式設定③童顔で小柄な容姿

日本の容姿についてもどこまでが公式設定なのか分かりにくいと言われていますが、画像のような童顔で小柄というのは公式から一貫している設定です。公式では「持ち運びやすいコンパクトサイズ」とも評され、公式のエピソードの中でも15歳設定のラトビアの次に小さい、アメリカから「俺の知り合いの中で1番痩せている」と言われるなどの小柄エピソードが登場しています。

ちなみにヘタリアのエピソードの1つとしても描かれていますが日本は世界で7番目に歩く速度が早い国としても知られています。これはヘタリア内の設定ではなく実際の統計としても記されている事実です。日本より上位の国はいずれも長身で歩幅の広い国ばかりでアジアではダントツの1位です。小柄であっても時間を守ろうとする意識が強い日本らしい雰囲気が現れたエピソードとしてヘタリアでも取り上げられています。

公式設定④意外とおじいちゃん

日本はその見た目に反してかなりおじいちゃんだというのも公式の設定です。好きな食べ物はどれも塩分濃度が高いものが多く、また腰痛や高血圧、画像のような軽い運動での息切れに悩まされているエピソードなども公式にエピソードとして登場しています。その見た目からはこれらの要素が見えない為、公式とは思われにくいですが紛れもなくおじいちゃんです。

それ以外にも細かいエピソードとしては「アメリカのビッグサイズの食べ物を持つと手が震える」「長風呂が好き」「食べる量は少ないながらも食べることが好き」「湯呑を常備していて洋菓子にもお茶を煎れる」などのエピソードが公式に登場しています。ただおじいちゃんで既存の文化を大切にすると同時に流行や新しいものに敏感で、わりとあちこちに首を突っ込みます。

ヘタリアの日本のにょたりあ姿とは?

性別が逆転するにょたりあ

既存のキャラクターを女体化させる例は特に同人の世界では頻繁に行われていますがヘタリアは元々国をベースにした擬人化作品という特性から公式に性別を逆転させたキャラも登場させています。ヘタリアは総じて男キャラが多い事もあってそれらの性別逆転キャラは「にょたりあ」の愛称で知られています。ただし「にょたりあ」という名称自体はファンがつけた物である点には注意が必要です。

また元々「女体化」と「ヘタリア」を組み合わせた造語でありながらその意味合いとしては「男キャラの女化」だけでなく「女キャラの男キャラ」の場合にも利用され、逆に元々女性キャラであるキャラに対して使われる事はないです。また公式見解としては「IF設定の別人」であり、作中での名称は同一であっても別人として扱う必要があるという事も覚えておく必要があります。

日本(女性)の人間名は本田桜

女性キャラとしての日本は人間名では本田桜の愛称で知られています。ただ男性キャラの日本の人間名である本田菊と違い、この名称はファンによる創作で公式で言及された事はありません。ただこの本田桜という名称は元々公式設定である本田菊の名前が国花である菊からきている事から、もう1つの国花である桜から取ったという分かりやすい由来などもあって現在は既にファンの間で浸透しています。

性別を逆転させたキャラの公式による登場エピソード自体はそこまで多くはないものの、「黒髪おかっぱで黒目」「大和撫子」「欧米に少し憧れている」というのが設定として判明しています。ただ過去にはファンからの要望を受けて長髪verが公式に公開される例などもあってどこまでが公式設定として残っているかは不明です。

余談ですが作者的には本田桜という名称に違和感は感じていないとしながらももし女性版日本に作者が名前をつけるなら「まめ子」か「ぽん子」となるというコメントを出した事があります。ただこれも女性版日本に本田桜という愛称が浸透してからの事で作者も否定していない事から現在でも女性版日本を指して「本田桜」と表記される事が多いです。

ヘタリアに関する感想や評価は?

ここからは既にヘタリアを視聴している人の感想を紹介していきます。ヘタリアの評価としてはその特徴付けの旨さに触れる感想が非常に多いです。

ヘタリアのキャラクターの特徴は日本はもちろんそれ以外の国のキャラもそのままその国に持つ一般的なイメージを上手く反映している事に触れる感想が多いです。特に特徴が出やすい喋り方などからこだわりを感じるという感想は多く、特に日本が敬語を使っている事を初め、日本語で描いているにも関わらずその国の言語の特徴まで現せているのがすごいとする感想も多いです。

またヘタリアはそれぞれの国別の楽曲の他、元のある曲をアレンジした日本verのキャラソンなども発売、それらのキャラソンも好評を集めているものが多くなっています。特に楽器のチョイスや歌詞の雰囲気、アレンジの仕方に言及する感想も多いです。それらの特徴は例え本当にその国の事を知らなくても日本がイメージするその国のイメージという意味では一致しているものが多くなっています。

日本のキャラソンではその楽曲はもちろんですが、声優を務めた高橋広樹の声に言及する声も多くなっています。元々低い声が特徴な声優さんであるだけに日本らしくアレンジした和楽器を使った楽曲の雰囲気、キャラクターとしての日本のイメージにマッチしやすいという感想も多いです。他のキャラクターの声優さんもそれぞれの国のイメージに合っているという声は多いです。

またヘタリア自体が世界史の風刺的な側面が強い事からヘタリアで歴史に興味を持った、歴史の勉強のきっかけになったとするような声も多いです。日本は別ですが、ヘタリアには世界史ではさらっと流されるような国も数多く登場しそれらの文化を体現している事からそれらの興味を持つという意味においてもっと早くヘタリアに出会いたかったとする声も多い作品になっています。

ヘタリアの日本のキャラソンや声優まとめ

ヘタリアの日本はヘタリアの中でもイタリアやドイツと並んで枢軸国を構成する主要なキャラとして登場するキャラの1人です。主役こそイタリアであるものの日本もキャラソンや声優のイメージも含めて良くも悪くも日本らしさを体現したキャラクターでヘタリアの中でも特に日本人にとって理解しやすいキャラクターである事もあって高い人気を誇るキャラクターになっています。

日本は主要なキャラクターという事もあって公式でもファンアートでも数多く見る事が出来ます。ヘタリア自体が歴史を知らないという人であっても楽しめるように描かれており、歴史に興味を持つきっかけになったという人も多いのでまだヘタリアを視聴した事がないという人は日本の活躍にも注目しながらぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか?

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