【BLEACH】花天狂骨枯松心中を考察！京楽春水のかっこいい卍解をネタバレ解説

本記事では漫画BLEACHの千年血戦編で明らかになった京楽春水の持つ斬魄刀の卍解花天狂骨枯松心中についてその能力や強さを他の登場人物の卍解情報を交えてご紹介します。まだBLEACHの千年血戦編を未読の方は是非本記事をご参考にしてみてください。ではまず初めに漫画BLEACHの概要やアニメ版BLEACHの作品情報、花天狂骨枯松心中の概要などを一挙まとめてご紹介していきます。

BLEACHは2001年から2016年に渡って漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載されていた久保帯人の漫画作品です。漫画BLEACHは死神となった主人公黒崎一護が多くの仲間達と協力して「虚」などの敵と戦う姿を描いた物語が描かれた作品です。また漫画BLEACHは作者である久保帯人のおしゃれな絵柄とセリフが多数描かれており、今現在もインターネットを中心に話題となっています。

死神の戦いをおしゃれに描いた漫画BLEACHは連載してすぐに大ブレイクすることになり、第50回小学館漫画賞を受賞しました。さらにBLEACHは今現在累計発行部数が1億2000万部を突破しており、日本を代表する漫画作品として世界中で人気を集めています。またBLEACHは漫画の他に多数の派生作品が制作されており、今なお多数のメディアやゲーム作品に取り上げられている作品となっています。

漫画BLEACHはその絶大な人気から2004年から2012年に渡ってアニメ化されることになりました。アニメ版BLEACHは当初原作と同じ流れで放送される予定となっていたのですが、原作が長引いたことでオリジナルストーリーが多数描かれることになりました。このことでアニメ版BLEACHは原作に登場しないキャラクターも多数登場しており、原作ファンからも多くの人気を集めています。

しかしアニメ版BLEACHは死神代行消失編までしか描かれておらず、最終章である千年血戦編は制作されることがありませんでした。これによって多くのファン達から今現在も千年血戦編のアニメ化を期待する声が多数寄せられています。もしかするとアニメBLEACHは今後多数寄せられている意見からBLEACHの最終章である千年血戦編をアニメ化するかもしれません。

京楽春水が持つ斬魄刀の卍解「花天狂骨枯松心中」は一度発動すると敵味方関わらず全てを巻き込んでしまい、遠く離れた人でさえも寒気を感じてしまいます。また発動すると周囲の天気が一変し、暗黒の世界に変貌します。この花天狂骨枯松心中を知る浮竹隊長は「一目のつく場所で使うものではない」と評価しています。この卍解は名前の通り一つの心中物語をテーマにした能力であり、敵を恋人に、自身を女性に見立てます。

そして敵を巻き込んで自爆し、大きなダメージを与えます。この花天狂骨枯松心中は男が女に疵を負わせる物語から始まり、男は自責の念で病にかかります。そして二人は心中しようと考えるものの、男性が恐怖したことで女性が喉を切って心中するという物語で幕を閉じます。また花天狂骨枯松心中は物理攻撃が効かない相手にも通用する技であり、数多くある卍解の中でもトップクラスの強さを秘めた卍解です。

京楽春水の卍解である花天狂骨枯松心中は上述でご紹介した通り物語形式で能力が変化する技であり、その物語は合計4段で構成されています。ではここからは京楽春水の斬魄刀の卍解花天狂骨枯松心中について各段落の能力をご紹介します。まず1段目は「躊躇傷分合（ためらいきずのわかちあい）」です。1段目の能力は自身の傷を相手に負わせる能力であり、自身が受けた傷が多いほど相手にダメージを与えます。

花天狂骨枯松心中の2段目は「慚傀の褥（ざんきのしとね）」です。慚傀の褥は京楽春水が戦う相手に無数の斑点を浮かべさせ、ダメージを当てる能力を持っています。この慚傀の褥は花天狂骨枯松心中の物語において女性を心配して病気に罹ってしまった男性をテーマにした能力となっています。

花天狂骨枯松心中の第3段目は「断魚淵（だんぎょのふち）」です。断魚の淵の能力は京楽春水と敵両方の霊圧が無くなるまで周囲を湧き出る水に覆われるといったものになっています。また断魚淵は相手に花天狂骨枯松心中の物語を強制的に演じさせる能力を秘めており、相手は水から出ることが一切不可能となってしまいます。

花天狂骨枯松心中の最後の段落である〆の段は「糸切鋏血染喉（いときりばさみちぞめののどぶえ」です。糸切鋏血染喉は花天狂骨枯松心中の物語の終わりをテーマにした技であり、京楽春水の指から伸びた糸が敵に纏わりつき、指を振ることで喉を切る能力を持っています。断魚淵で花天狂骨枯松心中の物語に引き込まれた敵は〆の段糸切鋏血染喉の手から逃げることはできません。

花天狂骨枯松心中を使用する京楽春水は200年以上もの間八番隊隊長と一番隊隊長を務めあげた人物です。京楽春水は上流階級出身でありながら女物の着物を羽織り、派手な格好を好む傾奇者です。しかし京楽春水はその楽観的な性格にも関わらず非常に優れた知略を持っており、有事の際はその優れた実力を発揮します。京楽春水は本来争いごとを嫌うのですが、いざ戦いの際は味方のために命を投げ出す男らしい姿を見せてくれます。

争いごとを嫌う京楽春水ですが、その実力は隊長格の中でもトップクラスであり、真央霊術院出身の中で初めて隊長を務めた人物です。また総隊長の山本元柳斎重國は京楽春水を「見事な瞬歩」と評価しており、死神を代表する強さを持っています。本来京楽春水は1本の刀で戦うのですが、両刀で戦うことで真価が発揮され、スタークを圧倒しました。この強さを買われ、京楽春水は亡き元柳斎の後任を任されることになりました。

京楽春水の斬魄刀は「花天狂骨」という名前であり、霊圧内で「遊び」を行うことで相手を自分のルールに従わせることが出来ます。この京楽春水の斬魄刀である花天狂骨は敵の能力などが一切無効化されることになり、相手にとっては一番相手にしたくない斬魄刀です。また京楽春水の斬魄刀花天狂骨を卍解させた花天狂骨枯松心中はよりそのルールを強めた能力であり、無敵に近い状態となります。

京楽春水は結果主義な人物であり、作中で「戦争なんて始めた時点でどっちも悪だよ」や「悪を倒すために悪を利用することを僕は悪とは思わない」など多数の名言を残しています。主人公の黒崎一護は正義のために戦うのですが、京楽春水は善悪関係なくただ勝利を求めて戦います。少年漫画には珍しい人物ですが、結果を追い求める京楽春水は隊長に相応しい人物といえるでしょう。

千年血戦編で京楽春水は星十字騎士団のロバート・アキュトロンと交戦し、右目を失明してしまいます。元々京楽春水は眼帯を付けておらず、右目を失明したことで眼帯を付けるようになりました。眼帯を付けたことで京楽春水の貫禄はさらに増し、より威厳のあるかっこいいキャラクターに生まれ変わりました。

総隊長となった京楽春水が霊王宮へ侵攻した際、星十字騎士団の親衛隊である滅法師のリジェ・バロと戦います。リジェは敵の攻撃が一切通用しない防御力と防御不能の攻撃を持つ無敵の人物であり、京楽春水は苦戦します。激戦の中京楽春水は七緒と共にリジェを打ち倒し、撃破します。しかしこの戦いで花天狂骨枯松心中を使用した京楽春水は大きな傷を負ってしまいます。

その後しばらく京楽春水は登場せず、BLEACHのファン達の間で死亡説が流れました。しかし京楽春水はBLEACHの最後に描かれた浮竹の墓参りをするシーンで再登場します。このことで京楽春水の死亡説は撤回されることになりました。

黒崎一護は刀の鍔の柄頭に鎖を付けた漆黒の斬魄刀を持っています。黒崎一護の卍解である天鎖斬月は己の戦力を全て小さな刀に圧縮させることが出来る能力であり、超高速の戦闘速度を獲得することが出来ます。また黒崎一護の卍解である天鎖斬月が放つ必殺技「月牙天衝」はセロと非常に酷似しており、斬魄刀の中でもトップクラスの強さを持っています。

朽木ルキアの卍解は全身に白いドレスのような服装を纏い、一瞬で周囲を冷気で凍らせる能力を持っています。作中で朽木ルキアは卍解をエス・ノト戦で使用し、凍り付いたエス・ノトを液体窒素に入れた花のように砕けさせました。しかしこの朽木ルキアの卍解は使用した本人の防御力をほとんどゼロにしてしまうデメリットがあり、兄である朽木白哉には使用することが難しい卍解だと評価されました。

阿散井恋次の卍解である狒々王蛇尾丸は自身に狒狒の骨と毛皮を纏わせ、蛇の骨の形をした刀を霊圧で繋ぎ止める能力を持っています。この阿散井恋次の卍解は始解状態の斬魄刀とほとんど形状が変わらないのですが、その威力は斬魄刀を凌駕するほどの強さを秘めています。また刀を繋ぎ止めている霊圧も強化しているため、相手は刀を断つことが不可能となっています。

阿散井恋次の卍解である双王蛇尾丸は自身の右腕と刀を融合させ、拳に蛇の頭蓋骨の様な籠手を纏わせる能力を持っています。また阿散井恋次の左肩には狒狒の毛皮に覆われた巨大な腕を出現させ、刀の柄尻からは腰に纏わりつくほどの蛇の骨を生み出します。阿散井恋次の双王蛇尾丸はまさに斬魄刀と一体化することで自身を強化する能力といっていいでしょう。

浦原喜助は元々本当の能力や強さが不明であり、卍解について多数の考察が寄せられていました。そんな浦原喜助は作中の後半で卍解を使用し、その能力が明らかになりました。浦原喜助の卍解は触れたものを造り変えることが出来る能力を持っており、卍解の中でも非常に優れた強さを持っています。

千本桜景義は斬魄刀を地面に落とすことで発動できる朽木白哉の卍解です。地面に落とされた刀は吸い込まれるように姿を消し、朽木白哉の周囲に千本の刀身を出現させます。そして出現した刀身は何億枚にもなる桜の花びらに姿を変え、桜の花びらの形をした無数の刀の刃が相手を襲います。またこの千本桜景義は殲景・千本桜景義、終景・千本桜景義へと進化していきます。

黄煌厳霊離宮は帯が伸びた楕円形の霊子を上部に1本、下部に11本出現させ、天候を変化させて上空で雷を放つ1番隊副隊長雀部長次郎忠息の卍解です。しかし作中で雀部長次郎忠息はこの卍解を使用せず、代わりにこの卍解を奪った滅法師ドリスコール・ベルチが使用しました。しかし元柳斎はこの程度ではないと評価しており、ドリスコール・ベルチは黄煌厳霊離宮を最大まで発揮することが出来ませんでした。

日番谷冬獅郎の卍解である大紅蓮氷輪丸は自身の周囲に氷の龍を生み出し、背後に巨大な三つの花を浮かび上がらせる姿が特徴です。この日番谷冬獅郎の卍解は始解との差が最も少ない能力であり、ただ氷輪丸を強化しただけです。しかし大紅蓮氷輪丸は水がある限り再生する能力を秘めており、卍解の中で最も生存率が高いものとなっています。

神殺槍は市丸ギンが斬魄刀の神槍を卍解させた名前です。この神殺槍の姿かたちは変わることが無いものの、始解時を遥かに上回る速度と距離を身に着けた卍解です。その速度は黒崎一護させも感知することが出来ず、ビルを真っ二つにするほどの威力を秘めています。またこの卍解は内側に毒を仕込んでおり、貫いた相手に「死せ」と命じることで相手を内部から破壊することが出来ます。

東仙要は清虫を握っている本人以外の聴覚・視覚・嗅覚・霊圧感知能力の全てを奪うことが出来る卍解を使用します。また周囲に漆黒の空間を生み出し、敵を一方的に攻撃することが出来ます。しかし東仙要の卍解は触れた時や斬りつけられた際に感覚が戻るというデメリットがあり、一度読まれると対処が出来ません。

京楽春水の卍解である花天狂骨枯松心中は一つの心中物語をテーマに進行する能力であり、他のキャラクターが使う卍解とは一風変わったスタイルをしています。このことで読者からは花天狂骨枯松心中が卍解の中で一番おしゃれだという感想が多く寄せられていました。

花天狂骨枯松心中に関する感想では花天狂骨枯松心中がBLEACHの卍解の中で一番好きだという感想も多く寄せられていました。花天狂骨枯松心中は上述でご紹介した通り非常におしゃれな技であり、非常に魅力的な姿をしています。またその強さも一級品であり、非常に多くの魅力が詰まった卍解といえるでしょう。

花天狂骨枯松心中に関する感想には一番かっこいい卍解だという感想も見受けられました。花天狂骨枯松心中はおしゃれと強さを兼ね備えた卍解であり、卍解の中でもトップクラスに位置しています。また花天狂骨枯松心中を使用する京楽春水の言葉もおしゃれでかっこよく、数多くある卍解の中でも一番かっこいいと言っても過言ではないものとなっています。

本記事では漫画BLEACHに登場する京楽春水の卍解花天狂骨枯松心中について強さや能力などをご紹介しました。花天狂骨枯松心中はおしゃれ・強さ・かっこよさの全てを兼ね備えた技となっており、久保帯人のおしゃれが全て詰め込まれた卍解となっています。漫画BLEACHをまだご覧になったことが無い方は是非漫画BLEACHをご覧頂き、京楽春水のかっこよさを感じてください。