【マギ】シャルルカンがエリオハプトの王様に？ヤムライハや兄との関係を考察

アニメ「マギ」に登場するシャルルカンは、南方にある島シンドリア王国に住んでいます。シンドバッド王に仕えるシャルルカンは八人将の一人で、剣術に長けた忠臣です。シャルルカンは、エリオハプト王アールマカンの異母弟ですが王族としての肩書を剥奪され、王国を追われました。故郷を離れ、世界を旅することになったシャルルカンはシンドリア王国のシンドバッド王に心酔し、仕えることになったのでした。

ここではシャルルカンに注目し、彼の生い立ちから兄・アールマカンとの関係を見ていきます。エリオハプト王国を追われたシャルルカンが、シンドリア王国で八人将となった過程、アリババの剣術指南になったことなどについて見ていきます。また、八人将で、アラジンの魔法の師匠ヤムライハとシャルルカンの関係についても見ていきます。さらに、シャルルカンの画像から、彼の魅力に迫ります。

アニメ「マギ」は、週刊少年サンデー（小学館）で連載していた漫画を、テレビアニメ化した作品です。漫画「マギ」の作者は大高忍で、2009年の6月から2017年の10月まで連載されました。コミックは全37巻、刊行されました。テレビアニメは、MBS・TBS系列で第1期が、2012年の10月から2013年の3月まで全25話放送され、第2期が2013年の10月から2014年の3月まで全25話が放送されました。

また、原作漫画「マギ」は、外伝として「マギ シンドバッドの冒険」が、週刊少年サンデーで2013年の5月から2018年の5月まで連載され、コミックは全19巻刊行されています。この外伝は「マギ」に登場するキャラクター、シンドバッドが主役です。外伝「マギ シンドバッドの冒険」のテレビアニメは、2016年の4月から7月まで全13話で放送されました。平成25年度に少年向け部門で小学館漫画賞を受賞しました。
 

大高忍による「マギ」は、ペルシャの王が妻に毎夜、一話ずつ物語を語らせるという「千夜一夜物語」（英語版では、アラビアンナイト）を基に描かれた作品で、話数も「第〇夜」と数えていきます。物語は、魔法を操る少年・アラジン（主人公）が、迷宮攻略の野望を持つ青年アリババと共に、アラビアンナイトの世界観で描かれる架空の世界を冒険するアクション漫画です。

タイトルの「マギ」は世界に3人しかいないとされる最高位に位置する魔法使いで、役割は王を選ぶことです。アラジンは、史上初めて現れた4人目の「マギ」とされています。他の3人は、ジュダル（煌帝国）、シェヘラザード（レーム国）。彼らはそれぞれ自分が決めた王のそばにいますが、3人目のユナンは誰のマギでもありません。アラジンは他のマギにはない「ソロモンの知恵」を持つ「ソロモンの代行者」と呼ばれています。

ここで、「マギ」のあらすじを簡単に紹介します。「第7迷宮・アモン」の側にあるチーシャンという村に、アリババという青年がいました。馬車の御者をしているアリババは、迷宮を攻略して大金持ちになるという野望を持っていますが、最初の一歩を踏み出せないでいました。ある日アリババは、アラジンという少年と出会いました。アラジンは「じんの金属器」を探す旅の途中だと言いました。

ある時、アラジンが持っている笛には、ウーゴくんという強い力が潜んでいることを知ったアリババは、アラジンに一緒に迷宮を攻略しないかと誘いました。二人は、迷宮「アモン」攻略に成功しましたが、アラジンとアリババは見知らぬ遠い異国へと送り出されてしまいました。物語は、迷宮攻略を描く「迷宮編」から「草原編」へと続き、さらにそのまた先へと、数々の異国での冒険が繰り広げられていきます。

シャルルカンはシルバーの髪に褐色の肌を持つ、所謂「細マッチョ」な男で、ミステリアスな雰囲気が魅力だとして女性ファンから人気のキャラクターです。また、シャルルカンはチャラチャラした見た目や軽口からチャラ男と言われていますが、実は真面目な性格でシンドバッドに仕える前はシャイな少年でした。次に、そんなシャルルカンのプロフィールをみていきます。

• 出身地：エリオハプト王国
• 年齢：22〜23歳
• 身長：180cm
• 体重：70kg
• 家族構成：兄
• 立場：八人将
• 趣味：宴会をすること
• 特技：剣術
• 弱点：年上
• 悩み事：ヤムライハとの距離感

アリババはバルバッド王国の第三王子ですが、父王の死に責任を感じ、故郷を離れチーシャンの村で暮らしていました。そこでアラジンと出会ったアリババは、異国の地で戦いの日々を送ることになりました。そして再び故郷のバルバッド王国に戻ったアリババは、クーデターを起こしたカシムと激しく戦いました。戦いが終わり、アリババはアラジンたちとシンドリアで暮らすことになりました。

シンドリアは南の島国で王はシンドバッドです。次の戦いに備え、シャルルカンに弟子入りしたアリババは、武器化魔装や剣術などの修業に励みました。一方、アラジンはヤムライハに魔法を教わることになりました。シンドバッドがアリババの師匠をシャルルカンにしたのは、アリババとシャルルカンの生い立ちが、似ているからでした。シャルルカンの生い立ちや兄王との問題については、次で見ていきます。

エリオハプト王国出身のシャルルカンですが、実はエリオハプト王国の第二王子であることが判明しています。エリオハプト王国とは、薬学に優れた国として知られており、蛇が高貴な生き物として扱われていたり、女性が胸部を晒すのが当たり前だったりと、他国とはまったく異なった独自の文化を展開している国です。

そんなエリオハプト王国の第二王子だったシャルルカンは、この国を訪れた、自分たちの商会の貿易相手の国を探すシンドバッド一行と出会い、彼に付いていくことにしたのでした。シャルルカンのたった一人の兄は、エリオハプト王国の第一王子・アールマカン・アメン・ラーです。そして、外伝の「マギ シンドバッドの冒険」では、実はシャルルカンは、兄のアールマカンとの関係がうまく行っていないことが明らかになりました。

エリオハプト王国では、王（シャルルカンの父）が崩御し第一王子であるシャルルカンの兄・アールマカンが王位を継ぐことになりました。しかし、アールマカンは国王が代々行ってきた王になる者が必ず行わなければならない儀式が済んでおらず、シャルルカンを次期国王に擁立したい派閥はアールマカンを正式な国王と認めていませんでした。

なぜ儀式を行わなかったかというと、アールマカンが儀式を行う場所にジンの迷宮が現れ、真の王の名がわかる祭壇を目にしたためでした。そして、アールマカンとシャルルカンのどちらが真の王なのか確かめなければならず、アールマカンが王になるために必ず行わなければならない儀式が中断されてしまったのでした。

このように、第二王子であるシャルルカンは、自身の派閥と第一王子である兄アールマカンの派閥との権力争いに巻き込まれる被害者でした。シャルルカンは兄との権力争いに早期決着をつけたいと考え、ジンの迷宮の攻略をシンドバッドに依頼したのでした。新章では、シャルルカンはエリオハプトの国王となり、国を治める姿が描かれているそうです。その姿からは国王としての風格も感じられるとして、好評だそうです。

シャルルカンは同じく八人将のヤムライハと切磋琢磨しながら、シンドニアを守っています。しかし、シャルルカンは剣術の使い手であるため剣術にプライドを持っており、ヤムライハは魔術の使い手であるため魔術にプライドを持っています。そのため、シャルルカンとヤムライハは、それぞれがプライドを持つ剣術と魔術のどちらが最強であるか、について頻繁に言い争いをします。

この言い争いは常にシャルルカンがヤムライハをからかうことで始まります。このような彼の姿は、まるで好きな女の子をからかう男子小学生のようだと言われています。また、ヤムライハが酔っ払いに手を出されそうになったと聞いたときに動揺を見せたり、ピスティがヤムライハに恋愛相談を受け、適切なアドバイスをしたときに複雑な顔を見せる描写があるなど、シャルルカンがヤムライハに惹かれているのは確実だと考えられています。

王位継承争いをしていた兄アールマカンとシャルルカンとの関係について、外伝の「マギ シンドバッドの冒険」では、シャルルカンと兄が和解を果たしたと思われるシーンが描かれているそうです。それまで兄アールマカンはシャルルカンのことを弟、血のつながりのある家族と思っていない感じがすると言われていました。しかし外伝「マギ シンドバッドの冒険」ではシャルルカンのことを「愚弟」と言うシーンが描かれています。

このように「弟」と言っていることから、シャルルカンと兄アールマカンとの間に和解ができたのではないか？と予測されているそうです。さらに、シャルルカンもこのあと笑顔を見せており、シャルルカンの根は真面目な性格を考えると、兄との関係が悪いまま母国を去り、屈託のない笑顔を見せるとは考えにくいため、やはりシャルルカンと兄アールマカンは和解を果たしたのではないか？と言われているそうです。

シャルルカンがまだエリオハプトにいる頃、兄との王位継承問題で国が不安定な状態に陥っているとき、シンドバッドがエリオハプトを訪れました。シャルルカンはシンドバッドに、迷宮攻略を依頼しました。

そして混乱状態となったエリオハプトでシャルルカンに危険が及ぶ事態になり、シンドバッドがシャルルカンを保護し、国外へ連れ出すことになりました。シャルルカンはシンドバッドと共に世界を旅する間に、シンドバッドに対する尊敬の念が一層強くなったのでした。

アニメ「マギ」のシャルルカンを担当している声優は、森久保祥太郎です。ここでは声優・森久保祥太郎について、プロフィールや主な出演作を紹介します。

声優・森久保祥太郎は東京出身、1974年の2月25日生まれです。仲間と作った劇団で俳優をしている時、声優業界の関係者の目に留まり、声優の世界に入りました。他に歌手活動も行い、自ら作詞や作曲も手掛けています。2008年から始まった年末の「おれパラ」（Original Entertainment Paradise）では、4名のホストの一人として毎年取り組んでいます。声優としては第10回の「声優アワード富山敬賞」（2016年）に輝きました。

シャルルカンの声優・森久保祥太郎の主な出演作を紹介します。

• 2012年アニメ「NARUTO-ナルト-SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝」奈良シカマル役
• 2013年アニメ「弱虫ペダル」巻島裕介役
• 2014年アニメ「幕末Rock」桂小五郎役
• 2016年アニメ「B-PROJECTシリーズ」王茶利暉役
• 2017年アニメ「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」奈良シカマル役
• 2018年アニメ「メジャーセカンド」茂野吾郎役
• 2019年アニメ「W'z《ウィズ》」マキハラ / 槇原長政役、ナレーション
• 2019年アニメ「なむあみだ仏っ！-蓮台 UTENA-」釈迦如来役

上の画像は、気になって仕方がないヤムライハに付きまとい、いつも怒られてしまうシャルルカンです。このシャルルカンの言動が、まるで男子小学生みたいと言われています。

上の画像は、アリババの剣の師匠となったシャルルカンと、弟子のアリババが楽しそうにしているシーンです。このように、剣術の稽古を離れると優しい愉快なシャルルカンですが、剣のことになると鬼のような師匠になります。

上の画像は、シャルルカンがエリオハプトの王となった姿の画像です。自由に生きるほうがシャルルカンらしいと言う、シンドバッド王の言葉に反し、母国のため王としての務めをしっかりと果たそうとするシャルルカンです。

上の画像は、アリババの仕事をサポートしたい気持ちはあっても、国のことを考えると難しい問題があり、苦悩するシャルルカンです。このシーンは、アリババが煌帝国の有する新技術を駆使して世界中の国に貿易のための商館を建てようと考え、各国と交渉しているのですが、シャルルカンのいるエリオハプト王国にも現れました。しかし、問題が起き、アリババに力をサポートできないことが辛く、シャルルカンは悩むというシーンです。

シャルルカンは画像だけを見ると、チャラい男だと思われてしまいますが、実は内面は純情な青年で、カッコいい外見とかわいい内面のバランスが魅力だという感想です。

シャルルカンとヤムライハの関係について、ヤムライハに気づいて欲しいけれど、はっきり言えないというもどかしい関係性が好きだということです。シャルルカンがヤムライハに告白するシーンが見たかったという感想です。

シャルルカンが活躍するシーンが一番好きだという感想です。エリオハプトの王になったシャルルカンがカッコ良く、「マギ シンドバッドの冒険」も楽しみだということです。

いかがでしたか？アニメ「マギ」のシャルルカンが兄・アールマカン王との問題を解決し、エリオハプト王となったことや、ヤムライハとの関係について見てきました。シャルルカンはチャラい男と言われますが実は、気になるヤムライハに想いを打ち明けることができない純情な一面があり、そんなシャルルカンの様々なエピソードを画像と共に紹介しました。女性に人気があると言われるシャルルカンに、ぜひ注目してみてください。