【血界戦線】絶望王の正体はブラック?第一期ラスボスの魅力と声優を紹介

『血界戦線』は、集英社が発行する漫画雑誌「ジャンプスクエア」に2008年6月号に読み切り漫画として掲載され、2009年2月号より『血界戦線-魔封街結社-』のタイトルで連載されている原作者・内藤泰弘氏による人気少年漫画です。また、アニメ『血界戦線』は、テレビアニメ版のオリジナルキャラクターであるブラックと言うキャラクターに憑依する「絶望王」がカッコイイ!と話題を集めています。その超絶人気を誇る「絶望王」の正体やアニメ第1期ラスボスの魅力と声優について、画像を交えながら詳しくご紹介していきます!

【血界戦線】絶望王の正体はブラック?第一期ラスボスの魅力と声優を紹介のイメージ

目次

  1. 絶望王が登場する血界戦線とは?
  2. 絶望王の正体とは?
  3. 絶望王の魅力&画像一覧
  4. 絶望王&ブラックのアニメ声優は?
  5. 絶望王が口笛で奏でた曲とは?
  6. 絶望王の正体や画像まとめ

絶望王が登場する血界戦線とは?

絶望王が登場するアニメ『血界戦線』は、異界と人界とが交差することで一晩で変わり果てたかつてのニューヨークと呼ばれた街「ヘルサレムズ・ロット(通称H.L)」を舞台に、様々な特殊能力を持つ集団「秘密結社ライブラ」たちと血界の眷属(ブラッドブリード)を筆頭とする「異界の住人」たちとの戦いを描いた漫画家・内藤泰弘(ないとうやすひろ)氏による作品です。本作のコンセプトは、「技名を叫んでから殴る漫画」です。

原作本はジャンプコミックスから『血界戦線』全10巻、『血界戦線 Back 2 Back』が第6巻まで発売されています。TVアニメもMBS・TOKYO MX・BS11より、第1期と第2期にわたって放送されました。また、絶望王というキャラクターはTVアニメ版にのみ登場するオリジナルキャラクターであり、原作の『血界戦線』には一切登場しません。しかし、基本的に設定やシナリオは、原作をそのまま受け継いでいる形となっています。

血界戦線の作品情報

『血界戦線』とは、日本の漫画家である内藤泰弘氏の原作によるSF伝奇アクション漫画です。かつてニューヨークと呼ばれた街は、異世界が交差したことよって、深い霧に包まれた非日常的・超常的犯罪が飛び交う異界と人界が交わる「ヘルサレムズ・ロット(通称H.L)」と呼ばれる街へと大きく様変わりしてしまいます。そこは、様々な勢力・種族による秩序と無秩序が入り乱れた場所で、地球上で最も剣呑な緊張地帯でした。

深い霧に包まれ、下界と隔離されたそこは、いつ混沌とした世界に飲み込まれてしまうか分からない危うさの中にありました。しかし、その世界の均衡を保つため、秘密裏に暗躍する特殊能力を持つ集団組織がいました。その組織とは、クラウス・V・ラインヘルツが率いる「秘密結社ライブラ」でした。この物語は、その「秘密結社ライブラ」たちと血界の眷属(ブラッドブリード)を筆頭とする「異界の住人」たちの戦いを描いたものです。

血界戦線の原作漫画

『血界戦線』の原作漫画は、集英社のジャンプコミックスから発行されています。本作のコンセプトは筆者曰く、「技名を叫んでから殴る漫画」とのこと。「ジャンプスクエア」の2008年6月号に読み切り漫画がセンターカラーで掲載されたのが最初の作品となり、2009年2月号からは『血界戦線-魔封街結社-』とタイトルが変わり、4月号まで連載。同年10月に「ジャンプSQ.M」vol.002にて、再び読み切りが掲載されました。

そして、「ジャンプSQ.19」に2010年創刊号~2015年Vol.18まで連載されるも、「ジャンプSQ.19」が休刊となり、「ジャンプSQ.CROWN」に掲載誌が移りました。その後、『血界戦線 Back 2 Back』のタイトルで2015年SUMMER号から連載。「ジャンプSQ.CROWN」も休刊となり、後継誌である「ジャンプSQ.RISE」に移籍しました。

血界戦線のアニメ情報

TVアニメ『血界戦線』は、2015年4月~10月まで、MBS・TOKYO MX・BS11で全12話が放送されました。TVアニメの設定やシナリオは、基本的に原作をそのまま受け継ぐ形となっていますが、『血界戦線』の語り部である全てを見通す「神々の義眼」を持つレオナルド・ウォッチという青年とTVアニメのオリジナルキャラクターであるホワイトとの関わりが、エピソードとエピソードを繋ぐ形として物語に挿入されています。

『血界戦線』の原作は一話完結型なのですが、TVアニメではオリジナルキャラクターの接点を挿入することで、物語の連続性を生み出しています。また、最終話は30分枠に収まりきらなかったため、最終話である第12話の放送を延期しました。第1話~第11話の放送は2015年4月~6月の放送でしたが、最終話は46分に拡大して、10月に放送&イベント上映されることとなりました。

TVアニメ『血界戦線』の制作を手掛けるのは、アニメ制作会社のBONES(ボンズ)です。原作コミックス第8巻に収録されているエピソード「王様のレストランの王様」がOVA化、公式ファンブックのアニメDVD同梱版に収録されました。TVアニメ第2期『血界戦線&BEYOND』は、2017年10月~12月まで第1期と同じMBS・TOKYO MX・BS11で放送されました。制作も同じくBONESが担当しています。

ジャンプSQ.│『血界戦線 Back 2 Back』内藤泰弘

絶望王の正体とは?

TVアニメ『血界戦線』に登場するオリジナルキャラクターである絶望王の正体について、ここからは参考となる画像を交えながら、詳しくご紹介していきます。同じく本作のオリジナルキャラクターであるブラック(本名:ウィリアム・マクベス)に憑依する本作オリジナルエピソードの敵という設定で登場します。その正体は、数多くの名前を持ち、古くから人界を観察しては人間の肉体に憑依してきた実体なき存在(思念体)なのです。

人間の絶望に直面し続けたことで、自らも深い絶望に囚われてしまい、己の既成概念を破壊する「大崩落」の光景に心が囚われてしまっています。「神々の義眼」を持つレオナルド・ウォッチに目を付け、H.Lに存在する13王の堕落王フェムトと偏執王アリギュラを巻き込み、第二次崩壊を引き起こそうとした張本人。しかし、自らを絶望から救い出す「希望」を待ち望んでいるという反面を合わせ持つ自身も13王の1人です。

正体①ブラックに憑依した"思念体”

ブラックに憑依した思念体は、ブラックことウィリアム・マクベスと同様に『血界戦線』の原作には一切登場しないTVアニメだけのオリジナルキャラクターです。この思念体の正体は、古の時代より人界を観察し続け、その度に人間の肉体に憑依しながら存在してきた形なきもの。「フォーレン」・「悪魔」・「ブルー」などといった数々の名前を持ち、対峙した相手に対して、「俺の名前を当ててみな」という趣旨の口癖を放ちます。

H.Lに存在する超魔術や超能力に秀でた異界の住人たちの中でも、とりわけ厄介な存在である13王の1人、堕落王フェムトには「ウォッチマン」という名前で呼ばれ、その正体は同じく13王の1人なのです。ブラックは自身に憑依する絶望王と、意識内で会話することができます。しかし、肉体の主導権は絶望王にあり、強制的に乗っ取られることが多く、乗っ取られたブラックは外見が180度変わってしまいます(上の画像を参照)。

正体②大崩落に心を動かされる

ブラックに憑依する思念体の正体は、人間の絶望に長いこと直視し続けてきたことで、己もまた深い絶望に囚われてしまった「絶望王」という13王の1人です。自身の既成概念を破壊するほどの衝撃を与えたニューヨークの「大崩落」の光景が忘れられず、またその光景が見たいという気持ちに支配されてしまっています。そして、異界の住人たちやレオナルド・ウォッチを巻き込みながら、自身で再び「大崩落」を起こそうと企てます。

ブラックが絶望王を憑依したのは、双子の妹・ホワイト(本名:メアリ・マクベス)のことが絡んでいます。心臓病を患うホワイトは、3年前のニューヨークの大崩落で命を落とし、その命を繋ぎとめるための延命措置として、心臓に結界が埋め込まれます。その時、ブラックの前に謎の青い炎が現れ、その正体が絶望王でした。ホワイトの命を繋ぐ結界を守るため、ブラックは絶望王に自らその肉体を差し出し、憑依させたのが始まりです。

憑依させてもブラックの意識は消滅していないので、人格の切り替えは常に可能です。ブラックに憑依する絶望王は、自身が絶望に囚われてしまっていながらも、半面ではその絶望から自身を救い出してくれる「希望」を待ち望む(上の画像を参照)という相反する性質を持ち、その正体の本質は絶望という「闇」を抱えながら、希望という「光」を見出そうとした哀れな存在だとも言えます。

正体③決まった呼び名がない

ブラックに憑依する思念体は、「フォーレン」・「悪魔」・「ブルー」などといった数々の名前を持っていますが、決まった呼び名はありません。しかし、H.Lに存在する超魔術・超能力に秀でた異界の住人たちの中でも、とりわけ厄介な存在である13王と呼ばれる内の1人、堕落王フェムトに「ウォッチマン」と呼ばれています。人間に憑依してきたその形なきものの正体とは、「絶望王」という13王の1人なのです。

同じ13王でもある堕落王フェムトには「ウォッチマン」と呼ばれていますが、自身もまた13王であり、形を待たない思念体なので決まった呼び名がありません。形を持たず、常に人間の肉体に憑依し続けてきたことで様々な名前を持ってはいますが、どれも本来の名前ではないのです。ブラックに憑依する思念体が表に出てくると、名前が×××××と表記(上の画像を参照)されます。その正体は、絶望王と呼ばれる名もなき思念体です。

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絶望王の魅力&画像一覧

さて、ここからはTVアニメ『血界戦線』のオリジナルキャラクターである「絶望王」の魅力&画像を余すことなくご紹介いたします!そもそも「絶望王」とは、原作の『血界戦線』には登場しないTVアニメ版だけに登場するオリジナルの敵キャラなのですが、その姿があまりにクールでカッコイイ!などと巷では大変な人気を博しています。また、絶望王が憑依したブラックもオリジナルキャラクターなので、原作には登場しません。

ここからは、真面目でいかにも優等生タイプの冴えない姿をしたブラックことウィリアム・マクベスが、不真面目で悪意を感じさせる不敵な笑みを放つ、クールな姿に突如として変わってしまう理由に迫ります!TVアニメ『血界戦線』を観たことがないから「絶望王」について全く知らないと言う方にも、「絶望王」という謎多き正体について、その魅力を画像と合わせてご紹介いたしますので、興味のある方は是非ご覧ください!

魅力&画像①オールバックの髪型

絶望王の魅力その①は、個性的な髪型にあります。絶望王が憑依するブラックは、通常はストンとした金髪のショートカットの髪型です。しかし、絶望王に身体が乗っ取られると、ブラックの髪型はオールバック(下の画像を参照)になります。髪型はショートカットからオールバックへと変化しますが、髪の色は金髪のまま変化はありません。無造作にかきあげられたオールバックが、ワイルド感を醸し出しています。

いたってシンプルなヘアスタイルから、突如として遊び心のあるワイルドヘアに大変身したブラックは、真面目人間から悪人へ変貌を遂げました。見た目の効果は絶大的(上の画像を参照)で、平凡な青年がワイルドで少し影のあるイケメンになりました。これが絶望王の魅力の一つでもあります。

魅力&画像②ブラックからの切り替わり

絶望王の魅力その②は、ブラックから絶望王へと切り替わるところにあります。絶望王に乗っ取られていない状態のブラックは、瞳が綺麗なグリーンアイズです。しかし、絶望王に乗っ取られてしまうと瞳の色が鮮やかな緋色へと変化します。まるで血のように紅いその色は、人間の持つものではなく、異界の住人のものであることを物語り、不気味さすら感じさせるミステリアスな雰囲気(下の画像を参照)が漂います。

ブラックから絶望王へと切り替わる瞬間は、髪型がブラックのままでも瞳の色が変化することで、ブラックにはないシリアスな雰囲気が生まれるため、その切り替わりのギャップこそが、絶望王の魅力そのものと言っても過言ではありません。このギャップ萌えに多くの『血界戦線』ファンが魅了されました。

絶望王を憑依させた影響からか、ブラックの身体は着実に絶望王に支配されようとしています。瞳の色がグリーンアイズのままでブラックであるにも関わらず、その雰囲気は絶望王のもの(上の画像を参照)に近づいています。長いこと絶望王にその身体を憑依されたことで、ブラック自身も気付かずに浸食されつつあるのです。類まれな才能(超能力)を持つブラックでも「絶望王」という正体の前では、やはり限界があるようです。

魅力&画像③ドジっ子からのワイルド

絶望王の魅力その③は、ドジっ子からのワイルドというギャップにあります。絶望王に乗っ取られていない普段のブラックは、温厚で優しく、外見は眼鏡をかけ、真面目で優等生タイプ(下の画像を参照)といった感じです。術士と呼ばれる特殊な家系に育ったブラックは、細かい作業を苦手とするだけで、凄まじいレベルの能力を持つ術士一家のサラブレッドなのです。しかし、そんな優秀なブラックも幼少期の頃は、いじめられっ子でした。

双子の妹であるホワイトが、兄・ブラックをいじめられっ子から庇っていました。そんな気弱な青年が、ワイルドな悪人へと変わる瞬間は、まさに見物です。ワイルドなブラック(下の画像を参照)へと切り替わった絶望王は、自身の姿の象徴とでもいうべき青い炎を誇示するかのように、青いコートに身を包んでいます。しかし、絶望王はワイルドでもブラックは気弱な青年です。

絶望王から解放されたブラックは、やはり以前と同じ気弱なブラックのままであることが分かる様子が、TVアニメ第2期『血界戦線&BEYOND』の最終回で伺えます。絶望王から解放された後、ブラックはH.Lを離れますが、再びその地を訪れた際には、カツアゲされ、無一文になってしまいます。才能ある術士であるにも関わらず、絶望王が憑依していない元のままのブラックでは、そのドジぶりが何とも微笑ましいです。

魅力&画像④絶望を愛している

絶望王の魅力その④は、絶望を愛している…つまり、絶望に憑りつかれてしまった姿(下の画像を参照)にあります。絶望王は異界の住人たちの中でも、とりわけ厄介な存在である13王の一人で、その能力もライブラのリーダーであるクラウス・V・ラインヘルツを一瞬で打倒するほど圧倒的な力を持っています。絶望王は、古の時代から人間を観察し続け、長い間人間の絶望に触れすぎたため、自身もまた深い絶望に囚われた存在なのです。

「大崩落」に魅了され、心が絶望という闇に囚われていながらも、その絶望から己を救い出してくれる希望を待ち望むという矛盾を抱える絶望王。圧倒的な力を持つ絶望王でも、その正体は闇に心が支配され、救いを求める心弱き犠牲者なのです。絶望に憑りつかれ、「大崩落」に魅了された狂気に満ちる瞳が、とてもミステリアスでゾクッとするほどの魅力に溢れています!

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絶望王&ブラックのアニメ声優は?

TVアニメ『血界戦線』に登場する「絶望王」&「ブラック」の声優さんについて、ここでは人物像や出演作品などを詳しくご紹介いたします。TVアニメ版のオリジナルキャラクターの中で、不動の人気を誇る「絶望王」。また、その大人気キャラクターである「絶望王」が憑依する器となる人間の「ブラック」役も同じ声優さんが務めています。しかし、実はその声優さんは作中で一人二役ではなく、一人三役を務めているのです。

「絶望王」と「ブラック」そして、ブラックの双子の妹である「ホワイト」の声まで、同じ声優さんが務めています。その一人三役を務める声優さんの正体は…?なんと、声優として大変人気がある「ツンデレ女王」の異名を持つ「釘宮理恵(くぎみやりえ)」さんなのです!アニメ声優として数々の作品に出演し、多くの声優ファンを虜にした方です。興味のある方は、是非チェックしてみてください!

アニメ声優は釘宮理恵

TVアニメ『血界戦線』のオリジナルキャラクター「絶望王」・「ブラック(ウィリアム・マクベス)」・「ホワイト(メアリ・マクベス)」の一人三役をこなすのは、芸能事務所「アイムエンタープライズ」に所属する声優・釘宮理恵(くぎみやりえ)さんです。デビュー当初から声質を生かして、幼年から10代の少女役を主に演じ、ツンデレ系ヒロイン役を多数こなしたことで、「ツンデレ女王」の異名を持つほどに有名となりました。

また、少年役にも起用され、彼女の少年役として有名となった作品『鋼の錬金術師』に登場するアルフォンス・エルリック役で、更なる演技幅を広げていきました。釘宮理恵さんの熱烈なファンによる挙動が「釘宮病」と呼ばれるなど、声優として大変人気があります。公式ブログを持ち、舞台や朗読劇にも多数出演しています。

声優・釘宮理恵のプロフィール

TVアニメ『血界戦線』に登場する人気キャラクターである「絶望王」の声優を務めるのは、「ツンデレ女王」の異名を持つ声優の釘宮理恵さんです。1979年5月30日生まれのB型で、身長159cm。大阪府出身で、「くぎみー」・「釘ちゃん」などの愛称で親しまれています。所属事務所は「アイムエンタープライズ」です。彼女のデビュー作は、PCゲーム『e'tude prologue~揺れ動く心のかたち~』の佐伯悠見(さえきゆうみ)役です。

1997年に日本ナレーション演技研究所主催の第1回サマースクールにて、「アイムエンタープライズ&私たち翔びます賞」を受賞し、その後アイムエンタープライズへ所属します。2008年に第2回声優アワードにて、サブキャラクター女優賞を受賞し、2009年に第3回声優アワードで主演女優賞を受賞しました。好きなものはライチ・レバ刺し(現在は肉全般)・麺類で、嫌いなものは椎茸・粘々したもの(特に納豆とオクラ)だそうです。

声優・釘宮理恵の出演作品

TVアニメ『鋼の錬金術師』に登場するアルフォンス・エルリック役を務めています。この役が彼女の声優としての演技幅(少年役)を広げたと言っても過言ではないほど、有名となった作品です。漫画家・荒川弘(あらかわひろむ)氏による通称「ハガレン」と呼ばれるダークファンタジー漫画が原作です。世界累計売上部数は7000万部を超えた超大人気作品で、コミックスはスクエア・エニックスから全27巻が出版されています。

この物語は、アメストリス国の片田舎リゼンブールで生まれ育ったエドワードとアルフォンスのエルリック兄弟が、共に錬金術師として才能を開花させ、過酷な宿命に翻弄されていく物語です。病で帰らぬ人となった最愛の母を生き返らせようと、錬金術では禁忌とされる人体錬成を行い、その代償として自らの体(兄は肉体の一部、弟は肉体全部)を失ってしまいます。「死生観と人間の定義」が大きく取り上げられた作品です。

TVアニメ『灼眼のシャナ』に登場する本作のメイン主人公で、ヒロイン的存在のシャナ役を務めています。小説家、ライトノベル作家・高橋弥七郎(たかはしやしちろう)によるファンタジーアクション小説が原作です。電撃文庫から刊行された本作は、漫画・テレビアニメ・ゲーム・ドラマCDにまで及び、超人気シリーズとなり、シリーズ発行部数は累計585万部(2007年時点)を突破しました。売り上げは、30億円を超えた作品です。

この作品は、平凡な高校生・坂井悠二(さかいゆうじ)が、異能者の少女・シャナと出逢い、異世界の住人「紅世の徒(ぐぜのともがら)」と異能者「フレイムヘイズ」との戦いに巻き込まれていく物語です。自覚がないまま死んでいる悠二は、紅世の徒から狙われるようになり、シャナは彼を護るために戦いに身を投じます。「この世」と「紅世(異世界)」という2つの世界が設定され、御崎市という架空の都市が舞台となっています。

TVアニメ『ゼロの使い魔』に登場する主人公のルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール役を務めています。小説家・ヤマグチノボル氏による異世界ファンタジー小説が原作です。メディアファクトリー文庫Jから刊行された本作は、全22巻+外伝5巻が出版されています。通称「ゼロ魔」や「ゼロ使」の愛称で親しまれ、TVアニメは第1期(2006年)~第4期(2012年)まで放送しました。

この作品は、本作のもう1人の主人公である平凡な高校生・平賀才人(ひらがさいと)がある日突然、異世界ハルケギニアに召喚されてしまいます。召喚したのは、この世界のトリステイン魔法学院の生徒であり、魔法の才能が全くない「ゼロのルイズ」と呼ばれるルイズでした。召喚された才人とルイズの関係から物語は始まっていきます。

TVアニメ『東京喰種』に登場する鈴屋什造(すずやじゅうぞう)役を務めています。漫画家・石田スイ氏によるダークファンタジー漫画が原作です。この作品は作者のデビュー作であり、コミックスは集英社から発行されています。コミックス累計発行部数は、全世界で3700万部(2018年9月時点)を突破した大人気ヒット作となった漫画です。2014年~2018年にかけてTVアニメが放送し、舞台化や実写映画化もされました。

この物語は、人間社会に紛れ込み、人肉を喰らうことで生きることができる「喰種(グール)」の臓器を移植さえたことで、自らも半喰種となってしまった主人公の大学生の青年・金木研(かねきけん)が、本作のヒロインである喰種の少女・霧島董香(きりしまとうか)との出逢いと通じて、半喰種となってしまった苦悩と恐怖に満ちた日々を描いた作品です。

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絶望王が口笛で奏でた曲とは?

TVアニメ『血界戦線』の作中で、「絶望王」が口笛で奏でた曲についてご紹介いたします。その曲は、モーツァルトが生涯の最後に完成させたとされるオペラ『魔笛 序曲』です。また、絶望王は自ら口笛で奏でるこの曲を「悪魔を憐れむ歌」と言っています。オペラ『魔笛』は、序曲から始まり、第1幕、そして第2幕へと続きます。その大まかな内容は、王子タミーノは肖像画で見た夜の女王の娘であるパミーナに恋をします。

パミーナは夜の女王と敵対する悪魔ザラストロにさらわれてしまいますが、夜の女王に魔法の笛を渡され、タミーノが救出に向かいます。ザラストロはパミーナを高慢な母親から離したと語り、二人に試練を与えます。パミーナの前に夜の女王が現れ、短剣でザラストロを殺せと命じ、さもなくば親子の縁を切ると言います。パミーナはザラストロに母親の慈悲を懇願しますが、復讐にやってきた夜の女王は雷鳴と共に地獄へと落ちるのでした。

悪魔とされていたザラストロは、実は民衆に慕われた平和を訴える指導者で、そのザラストロを倒そうとやってきた夜の女王は恐ろしい野望を抱いた悪者でした。その悪の心を持つ母(夜の女王)から保護するために、ザラストロはパミーナ(夜の女王の娘)を引き離したのです。実は正義と悪が逆であり、「光」と「闇」を題材としたオペラなのです。

モーツァルトの「魔笛 序曲」

『魔笛』とは、モーツァルトが1791年に作曲したオペラで、生涯最後に完成させたモーツァルトの最高傑作とも言われる作品です。序曲 Ouvertureは、魔笛全曲を通じて大きな役割を果たす「フリーメイソンの三和音」が登場します。また、序曲の編成は、フルート2・オーボエ2・クラリネット2・ファゴット2・ホルン2・トランペット2・トロンボーン3・ティンパニ・弦5部から成り立ち、序曲 Overture→第1幕→第2幕へと続きます。

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絶望王の正体や画像まとめ

大人気TVアニメ『血界戦線』に登場するオリジナルキャラクターの「絶望王」について、色々とご紹介しましたが、最後に人気キャラクターである「絶望王」の正体や画像をまとめてみました!「絶望王」のことがもっと良く分かるようになりますので、おさらいついでに是非ご覧ください!

「絶望王」とは、TVアニメ『血界戦線』に登場するオリジナルキャラクターであり、原作の『血界戦線』(原作者・内藤泰弘氏の漫画)には登場しないキャラクターです。同じくTVアニメ版のオリジナルキャラクターであるブラック(ウィリアム・マクベス)が、3年前のニューヨークの大崩落で両親と双子の妹・ホワイト(メアリ・マクベス)を失い、その時にホワイトは延命措置として心臓に結界が埋め込まれ、生きる結界となりました。

その時、目の前に青い炎が現れ、その正体が古くから人界を観察し続け、人間に憑依してきた形なき思念体の絶望王でした。ブラックはホワイトを護るため、その身に絶望王を憑依させます。そして、ブラックはホワイトの命の結界を維持するため、術士としての能力を使い続けますが、異界の住人たちの中でもとりわけ厄介な存在である13王の一人である絶望王を憑依している影響を受け、徐々にその身体は絶望王に支配されていきます。

絶望王は強制的にブラックの意識を乗っ取りますが、絶望王はよく口笛を吹くので、どちらであるのかということがその行動から分かります。長い間、人間の絶望に触れてしまったことで自らも絶望という闇に憑りつかれてしまった絶望王は、自らの概念を破壊するほどの衝撃を与えた「大崩落」に魅了され、その光景をまた見たいという欲望を持ちます。しかし、内面には自らを絶望から解放する「希望」を待ち望む部分を持っていたのです。

他者を凌駕するほどの強さを持つ絶望王も、人間を長く観察してきたことで、自分もまた絶望に憑りつかれてしまった犠牲者なのです。絶望という「闇」を抱え、希望という「光」を待ち望むミステリアスで、謎多き「絶望王」の魅力を満載にお届けしましたが、もっと知りたい方は、テレビアニメ『血界戦線』を是非ご覧になり、たっぷりと堪能してみてください!

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