血界戦線の最終巻の結末ネタバレ！漫画全巻のあらすじ・感想まとめ

漫画「血界戦線」は、人界と異界が混ざり合った街・ヘルサレム・ロッドを舞台に、異界の住民・血界の眷属に立ち向かう秘密結社・ライブラと、神々の義眼を移植された主人公の活躍を描いた作品です。以下では、漫画・血界戦線の最終巻のあらすじネタバレと、最終巻に繋がる各巻のあらすじ、アニメ化のあらすじと主題歌、作品に関する感想や評価を紹介します。

漫画家・内藤康弘先生の作品「血界戦線」とは、「技名を叫んでから殴る漫画」をコンセプトに描かれたSF伝奇アクション漫画です。血界戦線は、本編の3年前に発生した「NYの大崩落」と呼ばれる未曾有の大災害から一夜で築かれた、異界と現世が交わる都市「ヘルサレムズ・ロッド」を舞台に、世界の均衡を守ることを目的に、特殊能力と高い戦闘スキルを持つ秘密結社が暗躍しています。

そして、異界の存在によって、神々の義眼を手に入れてしまった主人公・レオは、ひょんなことから、秘密結社・ライブラに加入し、神々の義眼の謎と、それらを手に入れた代償として視力を失ってしまった妹を救うべく、奮闘します。

内藤康弘先生の漫画・血界戦線は、ジャンプスクエア2008年6月号に読み切り掲載後、2009年2月号から「血界戦線-魔封街結社‐」と改題し、4月号で連載を終了します。その後、「ジャンプSQ.19」の2010年創刊号から、再び連載を開始させ、2015年Vol.18まで連載し、単行本・全10巻が刊行されました。

「ジャンプSQ.19」の休刊を受けて、「ジャンプSQ.CROWN」にて「血界戦線Back 2 Back」のタイトルで連載を開始し、現在は「ジャンプSQ.RISE」に移籍、現在も連載中で既刊6巻が刊行されています。

アニメ「血界戦線」は、TOKYO MX・BS11・MBSの放送局にて、アニメ1期は、2015年4月～6月の全11話、アニメ1期の最終回に当たる第12話は、同年10月に46分拡大版として放送されました。アニメ2期「血界戦線＆BEYOND」は、2017年10月～12月の全12話が放送され、原作の最終巻などを忠実に描いたアニメ作品だったとの感想が多く見られます。

主人公・レオが持つ神々の義眼の正体と、それらを製造し選ばれし者に移植した主謀者の露見と、レオと神々の義眼の製造者・Dr.ガモミツとの死闘とその結末までを描いた血界戦線の最終巻の結末ネタバレを紹介します。

任務遂行のために敵のアジトに侵入する途中、行動を共にしていたレオとザップは喧嘩を始め、レオはザップの前蹴りを食らってしまいます。そして、後ろへと飛ばされたレオは、そのまま敵の方へ体ごと突っ込んでしまい、レオの頭突きを受けた敵は失神、運よく頭突きを決めたレオもその衝撃で気を失ってしまいます。その後、レオはルシアナのいる病院へ運ばれていきます。

病院先で目を覚ましたレオは、近くにルシアナがいることに気が付くと、自分が持つ神々の義眼について尋ね始めました。すると、院長のマグラ・ド・グラナも姿を現し、義眼についてレオに問いただします。レオは、神々の義眼をレに入れた代償として妹の目が奪われたこと、妹の目を取り返すためにHLに来たことを明かします。

神々の義眼の摘出について、院長のマグラ・ド・グラナによると、神々の義眼保有者の摘出に関する文献の記述が全くないこと、治療行為で義眼を摘出することはできないだろうと見解を示しました。そして、神々の義眼の摘出は、神性存在との契約を一方的に破る行為なので、相応の代償が課せられることを話します。

義眼の摘出に相応の覚悟と慎重な行動が必要なことを聞かされたレオは、妹の不憫な身を思い、後悔の念に苛まれます。そんな中、久しぶりに妹に連絡を入れたレオは、そこで妹の結婚と婚約者の紹介も兼ねてHLに向かうことを知らされます。

当日、ミシェーラと婚約者がHLを訪れ、2人と談笑を楽しむレオは、ミシェーラの後ろに大きな化け物・Dr.ガミモヅを目撃します。そして、自分の姿がレオに見えていることを知ったDr.ガミモヅは、隙を見てレオに近づき、世界に点在する「神々の義肢」の調査と研究のために来たことを明かします。そして、レオに神々の義眼は眼科義肢・リガ＝エル＝メヌヒュトの手で移植されたことが判明します。

そして、神々の義眼とは、世界が大きく動く時、歴史上の大イベントが行われる時に現れ、その現場を記録するための超高性能隠しカメラであること、HLの出現と同時に、その観察者としてレオ達神々の義眼保有者が選ばれていたことを話しました。レオの神々の義眼に関する疑問に答えたDr.ガミモヅは、義眼の研究のために片方だけでも譲ってほしい、研究の結果次第で代替の目を作れることや妹を救えるなどと、レオを誘惑します。

また、ミシェーラもDr.ガミモヅの存在に気付いており、頼みの綱としてレオの元を訪れていたことも判明します。そんな中、レオの元にHLの街中で血界の眷属が出現したという連絡が入り、席を立ったレオはスティーブン達と合流して、現場に向かいます。しかし、Dr.ガモミツに自分の動向が見られていることに危機感を覚えたレオは、クラウスに向けてメールを打ちます。

そして、レオからメールにより、血界の眷属の名前を知ることが出来たクラウスは、眷属の封印に成功するも、同時に、神々の義眼の力が血界の眷属の名前を読み取ることができることもDr.ガモミツにばれてしまいます。そして、更なる研究のために、Dr.ガモミツはミシェーラを人質に取り、レオの体内に憑りつかせることを迫ります。

一方、血界の眷属の封印に成功したクラウスは、レオの異変に気付き始め仕切りに電話を入れ始めました。しかし、Dr.ガモミヅの監視の元、不審な動きが出来ずにいるレオは、電話に出ることもままならない状況だったが、隙を見て脱出を試みます。その頃、レオの消息を心配するクラウスは、レオが最後に送ったメールから、救難要請を汲み取り、メンバーに非常事態が発生したことを連絡します。

その頃、Dr.ガモミヅは、レオの体ごと乗っ取ろうと緊急オペの準備を始めます。しかし、隙を見て攻撃を仕掛けてきたレオによって、Dr.ガモミヅの義眼は破壊され、せめてデータだけは抜き取ろうと、レオの命を狙い始めます。しかし、駆けつけたライブラのメンバー達によって致命傷を負ったDr.ガモミヅは、義眼と共に爆破・破壊されます。

一方、レオは、ライブラのメンバー達によって再びルシアナの病院へ運ばれ、入院生活を送ります。妹のミシェーラは、クラウスに兄のことを頼むと、レオの入院中に自分の国へ帰りました。そして、体調を回復させたレオも秘密結社・ライブラの任務に復帰したところで、最終巻は終わりを告げます。

紐育（ニューヨーク）の崩壊後、わずが一夜で「へルサレムズ・ロット」に変わり果てたその街は、「地球上で最も剣呑な緊張地帯」と名付けられそして、異界と人間界が混じった世界の均衡を守るべく、人間たちと異界の住人・血界の眷属（ブラッド・ブリード）との戦いが繰り広げられていました。以下では、血界戦線・最終巻につながる漫画全巻のあらすじネタバレを紹介します。

ある日、妹と共にヘルサレムズ・ロッドの近くを観光に訪れたレオは、その先で得体の知れない異界の者と遭遇します。異界の者は兄妹に向かって、神々の義眼と引き換えにどちらかの視力を差し出すように迫ります。恐怖に怖気づくレオに対して、妹・ミシェーラが自らの視力を差し出すことを決意し、レオは神々の義眼を手に入れます。

それから半年後、ミシェーラの目を取り戻すべく、神々の義眼について模索し続けるレオは、新聞記者としてヘルサレムズ・ロッドに住み着きます。そして、ザップの勘違いから秘密結社・ライブラに加入したレオは、街で起る怪奇現象に、仲間と共に立ち向かっていきます。

ザップの勘違いによってレオが新たに加入した秘密結社・ライブラでは、麻薬・エンジェルスケイルの謎を探っていました。そこで、ライブラのリーダー・クラウスは、エンジェルスケイルの関する情報入手をかけて、異界側有数の「顔役」と、異界で最も有名なゲーム「プロスフェアー」の勝負に挑みます。

偏執王アリギュラが、累積懲役1000年を超える服役囚「ブローディ＆ハマー」に狙いを定めている情報が、発信されます。秘密結社・ライブラは、アリギュラによる周辺の被害を防ぐために、服役囚2人を釈放させることに決め、アリギュラの暴走に備えます。

秘密結社・ライブラの一員・ザップ奪還に向けて、人情味あふれるリーダー・クラウスが、地下闘技場にて異種族相手にデスマッチを決行します。

生きる伝説と称されるザップの師匠の登場と、ヘルサレムズのかつてない危機に、秘密結社・ライブラと、ザップ・ツェッドが使う斗流血法の創始者による共同戦線が行なわれます。

弾道ミサイルの発射を阻止するべく、秘密結社・ライブラのチェインは、その正体である不可視の人狼で難攻不落のミサイル基地中枢への侵入を試みます。そして、内部へ侵入していくチェインへ思わぬものが待ち受けていました。

世界最小・最凶であり最悪のテロリストが、襲来します。同時に、意思を持つ細菌に冒されてしまった友人の暴走を止めるべく、レオは立ち上がります。

秘密結社・ライブラのリーダー・クラウンとスティーブンの目の前に、むこう側に消えていた病棟が姿を現します。3年ぶりに現れた幻の病棟と、クラウン・スティーブンが果たせなかった因縁の対決が始まります。

半魚人・ツェッドは、えら呼吸のため普段はエアギルスを使用しているが、彼の命綱であるエアギルスが盗まれる事態が発生します。新年会実行委員会の緊急要請を受けた、秘密結社・ライブラは、エアギルス奪還に奔走します。

漫画「血界戦線」のアニメ化も制作されており、アニメ1期は2015年4月～6月、10月の全12話、アニメ2期は2017年10月～12月の全12話が放送されました。「血界戦線」のアニメは、漫画を忠実に描いた作風である一方、各話読み切りスタイルで漫画が描かれていた影響から、アニメの放送順がコミック収録順と異なる回が存在しました。

「血界戦線」のアニメ1期は、原作を上手く絡み合わせたアニメオリジナルストーリーであることや、アニメ1期・11話と12話は、原作にはないアニメオリジナルストーリーが起用されました。また、アニメ版では、オリジナルキャラクターも登場しており、ラスボス的存在・絶望王やブラック・ホワイトが「血界戦線」に加えられました。

一方、アニメ1期の最終回は、その内容や放送時間によって2015年10月に46分拡大版として後日放送されました。アニメ・血界戦線の視聴者からは、最終回の放送が行われないのではと、不安を覚えた感想が多く寄せられました。

血界戦線・アニメ2期では、オリジナルストーリーが多かったアニメ1期と異なり、原作にて収録されたエピソードを多数起用するなど、原作に忠実に沿ったストーリー展開となりました。アニメ2期では、単行本3巻・「Day In Day Out」単行本9巻・「鰓呼吸ブルース」のエピソードなどが放送されました。そ

そして、2期11・12話で描かれた、Dr.ガモミヅとライブラとの戦闘と活躍、レオとミシェーラの兄弟愛は、原作を忠実に描いたストーリー展開であり、ファンの間で高い評価を得ています。

血界戦線のアニメ主題歌は、アニメ1期・2期共に、「血界戦線」の世界観をイメージしたかっこいい曲だったという感想が多く見られました。以下では、血界戦線のアニメ主題歌を紹介します。

血界戦線のアニメ1期の主題歌「Hello,World」は、人気グループ・DUMP OF CHICKENによって書き下ろされた曲です。血界戦線の世界観を彷彿させるかっこいい曲調と歌詞で、オリコンチャート・最高位2位を獲得したDUMP OF CHICKENの人気曲です。

血界戦線・アニメ1期のエンディングテーマ曲「シュガーソングとビターステップ」は、UNISON SQUARE GARDENの曲です。EDの映像は、後に多くのパロディ作品が生み出されるほど人気を博し、「シュガーソングとビターステップ」も異例の超ロングヒットを記録しました。

血界戦線・アニメ2期のオープニング曲「fake town baby」は、アニメ1期のED曲を担当したUNISON SQUARE GARDENが、アニメのために書き下ろした曲です。こちらも、血界戦線の世界観をイメージした曲調が魅力です。

血界戦線・アニメ2期のエンディング曲「ステップアップLOVE」は、DAOKO×岡村靖幸の曲で、2人がダンス対決をする内容を描いたPVにも注目です。

漫画・血界戦線では、ストーリーだけでなく、秘密結社・ライブラのメンバーたちにも多くの注目が集まっています。以下では、血界戦線・最終巻で大きな活躍を見せた登場キャラクターを紹介します。

血界戦線の主人公で、ストーリーの語り手を担うレオナルド・ウォッチは、エルサレムズ・ロッドを妹と観光中に、異界の存在・リガ＝エルとの出会いにより、妹・ミシェーラの目と引き換えに神々の義眼を持つ存在となりました。戦闘時には、神々の義眼の力を発揮して、果敢に立ち向かっていくなど、作中では、精神力と意思の強さを見せています。

一方、戦闘時以外では、神々の義眼の力を発揮できず、基本的には普通の人間と変わらない姿を見せています。また、異界の者とも別け隔てなく接するなど、素直で優しい性格の持ち主であるが、お人よしが過ぎることが欠点で、仲間たちに突っ込まれています。

血界戦線・ライブラのリーダーであるクラウス・V・ラインヘルツは、ライブラで最強の戦闘力を誇る、「ブレングリード流血闘術」の使い手です。強面な外見でありながら、根は優しくライブラのメンバー達を家族同様に大切に思っており、彼等の身に異変が生じた時には、怒りを顕わにすることもあります。

一方で、繊細さや良識も兼ね備えており、クラウスの誠実で素直な性格は、仲間からもっとしたたかになるべきだと忠告されるほど、リーダーとしては少し頼りない一面もあります。

血界戦線・ライブラの副官的存在であるスティーブン・A・スターフェイズは、スーツと目元の傷が特徴の「エスメラルダ式血凍術」の使い手です。リーダーとしてはお人よしが過ぎる性格が玉にキズのラインヘルツとは正反対の性格も持ち主で、リーダーの右腕としてライブラを仕切っています。

一方で、裏では私設部隊を持っていたり、ラインヘルツが許さないだろうと思われる冷酷な仕事を平気で請け負うなど、ライブラでは謎の多い人物です。アニメ版では、終始スマートでかっこいい姿で描かれましたが、漫画「血界戦線」では、時折変顔を披露するなど、コミカルな姿も見せています。

血界戦線・ライブラのメンバーのザップ・レンフロは、勘違いからレオをライブラに引き入れた張本人で、褐色肌と銀髪が特徴、「斗流血法・カグッチ」の使い手です。作中では、高い戦闘力を有する登場キャラクターであり、弟弟子・ツェッドとの息の合ったコンビプレイは注目です。

一方、かっこいい見た目に反して、性格は女とお金にだらしなく、多方面から恨みを買ったり、仲間からは「ダメ男のロイヤルストレートフラッシュ」と酷評されています。

血界戦線・ライブラの新人で、レオの後輩にあたるツェッド・オブライエンは、筋肉質の半魚人という見た目が特徴の「斗流血法・シナトベ」の使い手です。ザップとは、同門の兄弟弟子という関係ですが、性格はザップと正反対で、礼儀正しく、丁寧な言葉使いを用いています。

また、ツェッド・オブライエンの出自について、伯爵によって作られた存在であること、師匠・裸獣汁外衛賤厳によって下界に連れ出されたことなど、謎に包まれています。

血界戦線・ライブラ・メンバーのチェイン・皇は、主に諜報活動の方面で活動する、人狼特殊諜報課の構成員です。また、自身の存在を薄くすることで壁を通り抜けることが可能な「不可視の人狼」であり、パンツスーツが特徴の女性です。ザップとは犬猿の仲で、彼が重傷中でも容赦のない面を見せています。一方、スティーブンに対して好意を抱いているも、彼がチェインの好意に気付いているのか真相は不明です。

一巻完結のエピソードながら、神々の義眼の謎が明かされた最終巻や、アニメ最終回には多くの注目が集まりました。以下では、結界戦線に関する感想や評価を紹介します。

血界戦線に関する感想の多くに、主人公・レオことレオナルド・ウォッチがカッコいいという感想が多く見られました。レオの人気は、作中での活躍だけでなく、戦闘中にその能力が発揮される神々の義眼の美しさにも大きな注目が集まり、透き通るように綺麗な目を賞賛する感想も見られます。

個性的なキャラクターが登場する血界戦線にて、主人公・レオの妹・ミシェーラの姿がかわいいとの感想も見られ、高い人気を誇っています。兄思いのミシェーラの姿や、妹の失われた視力を取り戻すために奮闘するレオの姿に注目して楽しみたい作品でしょう。

血界戦線について、アニメ放送を通じてその世界観やストーリーを知ったファンが多く見られます。原作である漫画版は、アニメ版に比べて知名度は低いですが、アニメ版の視聴を通じて漫画版を手に取るファンも見られ、漫画版の人気にも拍車をかけているでしょう。

美しい世界観と主人公の兄妹愛など、他のアニメ作品にはないビジュアルが人気の血界戦線は、アニメファンなら一度は視聴してほしいおすすめのアニメ作品です。特に、アニメ・血界戦線ファンの間で美しいと評される主人公・レオの神々の義眼は必見です。

血界戦線の最終巻のあらすじネタバレ、各巻のあらすじ、アニメ1期・2期のあらすじと主題歌、登場キャラクター、作品の感想や評価について紹介しました。美しい世界観がアニメファンの間で高い評価を得る血界戦線の世界を、漫画・アニメを通じて体感してみませんか。