2019年04月19日公開
2019年04月19日更新
【ジョジョ5部】ホルマジオのスタンド能力は?ナランチャ戦と最期の名言も紹介
週刊少年ジャンプやウルトラジャンプで長期連載されている荒木飛呂彦の漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』。その第5部で初めて姿を現したホルマジオは、個性的な風貌や特徴ある話し口調でたちまち読者の心を鷲づかみにしました。これからお届けする記事では、そんなホルマジオのスタンド能力やナランチャとの決死の対戦、さらには口癖にセリフや最期の名言まで紹介していきます。この機会にぜひご覧ください!
ホルマジオとは?
ジョジョの奇妙な冒険の作品情報
「ジョジョの奇妙な冒険」は、「週刊少年ジャンプ」に1987年から2004年まで、また「ウルトラジャンプ」に2005年から連載されている荒木飛呂彦の漫画シリーズです。
ジョースター家を中心に、宿敵ディオとの一世紀に渡る奇妙な因縁を壮大なスケールで描いた冒険ファンタジーとなっています。
漫画の構成は1部から始まり2部、3部と続いていきますが、ストーリー自体は一部完結型で、主人公や舞台も部毎に異なります。ただし世界観は連続しており、前作の登場人物が再登場することもあります。
ホルマジオは暗殺チームの一員
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部に登場するイタリアのギャング集団「パッショーネ」。ホルマジオはそのパッショーネの中の暗殺チームに所属。こわもての顔に剃り込みヘアーで、眼光鋭く相手を威嚇します。
出典: https://thetv.jp
アニメの中では、限られた情報から相手のスタンド能力を推察したり、臨機応変に自身のスタンド能力を駆使して相手を追い込んでいく姿が描かれています。外見が怖いだけでなく頭の回転の早いキレ者でもあります。
ホルマジオの名前の由来
そんな彼の名前はホルマジオ。日本人には聞き慣れない言葉ですがどんな意味があるのでしょうか?ジョジョに登場するキャラクターには、海外ポップスのバンド名や曲名を付けることが多いのは有名ですが「ホルマジオ」は該当がなさそうです。
名前の由来について調査したところ、どうもイタリア料理の名前から採っているようなのです。これはジョジョ第5部のキャラ全般に言えることになっています。イタリア料理でホルマジオというと、より正確な発音表記では「フォルマッジョ」となりますが、チーズを意味する言葉でした。
ホルマジオのスタンド能力
スタンド能力はリトル・フィート
ホルマジオのスタンドはリトルフィートと言います。基本情報は以下の通り、各項目AからEの5段階で評価しています。
- 破壊力:D
- スピード:B
- 射程距離:E
- 持続力:A
- 精密動作性:D
- 成長性:C
リトル・フィートは強い?
それではホルマジオのスタンド能力「リトルフィート」は強いのでしょうか?まずリトルフィートというスタンド能力について説明します。リトルフィートは鋭く伸びた人差し指で切りつけた相手を小さくする能力で、一旦始まると止まることなく小さくしていき、解除することはできません。
実際ホルマジオと対戦したナランチャは、蜘蛛と戦うことになるまでに小さくなってしまいました。また縮小すると体だけでなくスタンド能力まで小さくなります。仮にアリほどのサイズになってしまうと、近距離パワー型のスタンドでは効力を発揮することが出来ず、系統によっては使い物にならなくなります。
さらにこの能力はホルマジオ自身に使うこともでき、その場合には縮小を自由に止めて大きさを意のままにしたり元の大きさに戻したりも可能です。暗殺チームでは軽視されることの多い能力ですが、ホルマジオが使えば頭の回転の速さを活かしてナランチャを追い詰めたり、かなり強力な能力と言えそうです。
ホルマジオのナランチャ戦
ナランチャ戦①ターゲット
ジョジョ第5部で登場したホルマジオがターゲットとしたのは、ボスの娘トリッシュを警護する任務についた主人公チームの一人ナランチャでした。トリッシュの言いつけで必要なものを買いに出掛けたナランチャ。そこに現れたホルマジオは、主人公チームのアジトを聞き出すためナランチャを追い込んでいきます。
ナランチャの方も買い物で敵に尾行されたりすることは織り込み済み。尾行を巻くことや帰宅の道順を何度も確認していました。ホルマジオ、ナランチャ共に任務の成否がかかった真剣勝負となりました。
ナランチャ戦②不気味な声
ホルマジオとナランチャ顔合わせのシーンです。買い物を終えたナランチャが車を停めたところまで戻ると、どこからともなく不気味な声が響いてくるのが耳に入ってきました。そしてナランチャが車の後部座席のドアを開けた時でした。いつのまに入り込んだのか、そこに座っていたのはホルマジオその人でした。
この登場はナランチャの思考を停止させるほどのインパクトを持つと同時に、予断を許さない展開に読み手の緊張感も一気に高まりました。
これがジョジョへの初登場となったホルマジオですが、実は以前にもホルマジオとはわからない形での登場がありました。ボスについて調査する謎の人物として素顔を隠しての登場でしたが、その時も猫を一瞬で瓶に入れるという術を披露、周囲を唖然とさせるインパクトのあるものでした。
ナランチャ戦③狡猾さ
ホルマジオのスタンド能力は相手を縮小していく技になります。したがって相手に効果を発揮するにはある程度時間が掛かります。そこで必要な時間を稼ぐためにホルマジオの頭脳が生きてくるのです。ホルマジオは自身を小さくして身を隠し、相手の様子を伺ったりと策略を弄します。
ホルマジオは自身のスタンド能力を熟知しており、ナランチャを追い詰める狡猾さを発揮します。ところが、そんなホルマジオにも予期できないことがありました。それは何と言ってもナランチャの頭の悪さでした。自分がホルマジオの能力で縮んでいるにも拘らず、大きさが違うからこれは自分の靴ではないと言ってみたり。
それでも暫くして自分が小さくなったことを理解したナランチャは、主人公チームのリーダー、ブチャラティに電話を掛けようとします。その時ホルマジオは姿を隠したまま電話のコードを切断してしまうのです。ホルマジオが敵の油断に乗じて攻撃を仕掛けることに長けており、頭の回転が速いことがよくわかるシーンです。
ナランチャ戦④冷静な判断力
知力の違いからナランチャを追い詰めていったホルマジオ。ところが追い詰められ瀬戸際に立たされた時に放つ起死回生の一撃に強みのあるナランチャが、気が付けばいつのまにかアドバンテージを取っていました。相手に見つからないよう完全に姿を隠していたはずのホルマジオでしたが、ナランチャのスタンド能力、エアロスミスにかかって見つかってしまうのです。
ホルマジオが元の大きさに戻るためボールペンの力を借りて遠くまで飛んで行っても、ナランチャのスタンド、エアロスミスは迎撃ミサイルのように正確にホルマジオの軌道を追いかけて行きます。完全に隠れたはずなのに見つかってしまった理由がわからないままに、地下水道に追い詰められてしまうホルマジオ。
ところが臨機応変に対応できるホルマジオが本領発揮します。地下水道に生息している鼠の力を利用することを思いつき、エアロスミスの呼吸のよって生じる二酸化炭素を検知。自身が追跡されていることを知ります。いかなる困難に遭遇しても必ず解決策を見つける知能の高さ!何と鼠を使ってナランチャの攪乱に成功、頭の切れはチーム随一と言っても良いでしょう。
ナランチャ戦⑤卑劣な作戦
かろうじてナランチャのスタンドよる追跡を逃れたホルマジオ。必死の形相で襲いかかってくるナランチャを捕まえて、卑劣な作戦に出ます。数センチにまで小さくなったナランチャを何と瓶の中に閉じ込めてしまったのです。
しかも瓶の中には毒蜘蛛を入れておくと言う徹底ぶり。動かなくなった体を毒蜘蛛に食わせていく所業は正に人非人のそれでした。ナランチャにとっては絶体絶命の大ピンチとなりました。
ナランチャ戦⑥炎の中
ナランチャとの対戦も終盤を迎えようとしていました。半狂乱になったかに見せかけてナランチャは、無暗やたらとエアロスミスを撃ち続けます。ところがそれは作戦でした。その陰で車に火をつけ大火災を引き起こします。火災の熱風で火傷を負ったホルマジオはたまらずスタンド能力、リトルフィートを解除してしまいます。
元来この対戦はナランチャのエアロスミスには不利な戦いでした。俊敏な動きを特長とする人型スタンド、リトルフィートを武器とするホルマジオを相手に、方やナランチャのエアロスミスは大まかな動きしかできないからです。ところがナランチャは拳からエアロスミスを直接ホルマジオに撃ち込むことで、そのハンディキャップを埋めることに成功します。
ナランチャが起こした火災で全身に火傷を負ったホルマジオは、自分の手首を切って体を小さくしていきました。自身の血を大量に浴びるという捨て身の方法で火災の火を消し止めたのです。戦況が不利に進んでいる中でも沈着冷静さを失わないホルマジオ。勝利のために覚悟を決めて相手に挑みかかるホルマジオは、真に称えるべき立派な戦士として皆の記憶に残ることでしょう。
ホルマジオの口癖や最期の名言・セリフ
ホルマジオの口癖「しょうがねーなぁ~」
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部で初めて読者の前に姿を現したホルマジオ。彼の格好良さと群を抜く人気の秘密は、一度読んだら記憶から離れない程くどい喋り方にありました。セリフ「しょうがねーなあ」が口癖のホルマジオはその言葉を何度も連呼してみせます。テンポを落としてゆっくりとした口調でしゃべったり、とにかく聞く者の脳裏に刻みつけるような物言いなのです。
さらに加えて、相手を上から見下すような傲慢そのものの言い方も心に深く残ります。しかも死に際のセリフに至っては、敗北する者のセリフとは思えないほど決まっているのです。
相手に対し自分がいかに恐ろしい敵であるかを示威するような言い回しです。ホルマジオとは、言葉の持つ力とそれを最大限に生かす演出を常に考えてセリフを放つ策士と言えるでしょう。
ホルマジオの最期の名言・セリフ
謎に満ちた存在で常にミステリアスさを漂わせるホルマジオ。その神秘的な雰囲気が彼の格好良さをさらに引き立てていましたし、相手に見えない恐怖を与え続けました。そんなホルマジオ最期の名言・セリフを紹介します
このホルマジオに相対するのは、残念なくらいに頭の弱いナランチャ。しかしナランチャは追い詰められると頭が冴えてくるという特異な性質を有しており、策士であるホルマジオをも翻弄する存在となっていきます。この2人が互いの戦略を読み展開する戦いは、意外にも知略合戦となり読者に強烈なインパクトを与えました。
元々ギャングで暗殺チームのメンバーでもあったホルマジオ。そうした悪役というキャラにふさわしく、人の道に外れた極めて卑怯な手段を躊躇なく使います。しかし勝利に向けた覚悟が潔いことや、心に残る名言の多いことから愛すべきキャラクターであることに違いはありません。短期間の登場で漫画史に残るような名言を数多く残したホルマジオは、多くの読者の記憶にいつまでも残っていくことでしょう。
それでは、ホルマジオ最期の名言やセリフを紹介しておきましょう。「たかが買い物来んのもよォォーー楽じゃあ…なかっただろ? え? ナランチャ…これからはもっと…しんどくなるぜ… てめーらは…」。ナランチャとの長く激しい対戦に敗れたホルマジオ最期のセリフで、彼にとっても最高の名言と言われています。
今回は何とか勝利を手にしたものの、あまり頭の良くないナランチャです。今後の苦難を予言するかのようなこのセリフ。とても死に際の人間の口から出るセリフとは思えないという評価もあります。最期の最期まで相手に対しアドバンテージを示し続けたいと言う、ホルマジオの執念が表れた名言と言えるでしょう。
ホルマジオに関する感想や評価は?
感想や評価:ジョジョにハマったきっかけ!
最期にホルマジオに関する読者の感想や評価を紹介します。最初の感想・評価は、ジョジョに嵌ったきっかけがホルマジオとナランチャの対決だったという方です。
ジョジョにハマったきっかけはナランチャvsホルマジオ戦が普通にめっちゃ面白かったからなんだけど初見は暗チ回で最初は人が輪切りにされとるやんけー!オエー!って感想しか無かった
— ゴマ子@原稿bot (@myb_1220) April 15, 2019
最初は暗殺チームの回で人が輪切りにされて気持ち悪いだけでしたが、その後面白くなって引き込まれたということでした。
感想や評価:普通っぽいとこも好き!
ジョジョ5部、10年前に初めて読んだときはアバッキオ推しだったけど!今はホルマジオ推し笑笑😘
— いか (@zibunyou522) April 15, 2019
死に際に「これからはもっとしんどくなるぜ」って言うの。自分の死に際に言うからこそ、仲間の強さを心から信頼してるところが表れてる。
変わり者揃いの暗チで、唯一普通っぽいとこも好き笑 pic.twitter.com/egim92NxXD
次の感想・評価は、ホルマジオの普通っぽいところが好きという方です。ホルマジオも十分に個性のあるキャラですが、変わり者揃いの暗黒チームでは、普通の感覚を持つホルマジオが好ましく思われたということでしょうか。
感想や評価:この先の戦いも楽しみ!
感想見て改めて認識したんだけど
— TKC 卵掛け炒飯 (@sugardevil44) December 7, 2018
ナランチャvsホルマジオ戦ってこんなにも面白かったんだな。
マジでこの先の戦いが楽しみすぎる
続いての感想・評価は、皆の感想を見て認識を新たにしたと言う方。ナランチャとホルマジオの戦いの面白さを再確認しその先の戦いも楽しみになったと肯定的な評価を寄せていました。
感想や評価:ブチャラティの叱咤激励が奏功!
ナランチャ、結局学校サボってた時期が長そうで教養は微妙な感じするけど、「生物は二酸化炭素を出す」とか最低限のことは把握しながらエアロ・スミスを使いこなせるのもブチャラティが叱ってくれたことがきっかけで学校行ってたからかなぁって勝手に思ってて、そういうところが好き。
— かめワイ (@kamewai) December 14, 2018
続く感想・評価は、ホルマジオその人に対するものではなく、対戦相手のナランチャについて感じたことになります。
「生物は二酸化炭素を出す」という知識がホルマジオ戦を勝利に導きました。学校嫌いのナランチャを叱咤激励して最低限の教養を身に着けさせてくれたブチャラティに感謝するナランチャにグッと来たようです。
感想や評価:ホルマジオの散り際が心に沁みる!
ナランチャvsホルマジオ、バトルの「決着」がすなわち「敵の死」となった戦いって、これが5部でも初めてなのよね。(ポルポは事後だし、ズッケェロとサーレーはなんだかんだ生存。)ジョジョの中でも生死の特にシビアな5部が、この戦いで改めて幕を開けたといえる…。ホルマジオの散り際もなお沁みる。
— ぬまがさワタリ@『絶滅どうぶつ図鑑』&福岡マリンワールドで1月よりコラボ展! (@numagasa) December 14, 2018
最後に紹介する感想・評価は、「ホルマジオの散り際が心に沁みる」です。ジョジョ5部最初の生死を賭け対戦、ナランチャvsホルマジオ。そこで潔く散っていったホルマジオの雄姿に心が惹かれたという感想でした。
ホルマジオのスタンド能力まとめ
ここまで「ホルマジオのスタンド能力は?ナランチャ戦と最期の名言も紹介」と題してジョジョ第5部のメインキャラクター、ホルマジオの様々な魅力についてお届けしてきました。
ホルマジオのスタンド能力「リトルフィート」の特質や威力、そしてナランチャ戦の解説を通じてホルマジオの人間性や瞬時の判断力、頭の回転の速さがお分かりいただけたのではないでしょうか?この記事を読み、ジョジョを通して読んでみてはいかがでしょうか?