2018年04月28日公開
2018年04月28日更新
東京喰種(トーキョーグール)六月透とは?サイコパスと言われる理由も
大人気のダークファンタジー東京喰種:reの六月透の紹介です!東京喰種(トーキョーグール)の新章に新キャラとして登場する六月。最初は優しく弱々しい印象の六月ですが、辛い経験や様々な人物と関わっていくうちに、徐々にサイコパスっぷりを発揮していく興味深い人物です。六月がなぜサイコパスになってしまったのか、壮絶な過去や経験、改心に至るまでの経緯を物語に沿って解説していきます。
目次
- 東京喰種(トーキョーグール)の続編である東京喰種:re
- 東京喰種(トーキョーグール):reの新キャラクター六月透の登場
- 東京喰種(トーキョーグール):reの六月透の性別が明らかに!
- 東京喰種(トーキョーグール):reオークション掃討作戦での六月透
- 東京喰種(トーキョーグール):reの六月透の壮絶な本当の過去
- 東京喰種(トーキョーグール):reサイコパスの人格が現れはじめた六月
- 東京喰種(トーキョーグール):re六月、金木、董香の三角関係
- 東京喰種(トーキョーグール):re六月VS四方
- 東京喰種(トーキョーグール):re六月、驚愕のRC値
- 東京喰種(トーキョーグール):re改心した六月透
- 東京喰種(トーキョーグール):re六月透がサイコパスと言われる理由まとめ
- 東京喰種(トーキョーグール):reの六月透のこれからの活躍に期待!
東京喰種(トーキョーグール)の続編である東京喰種:re
週刊ヤングジャンプに掲載されている「東京喰種(トーキョーグール):re」は、石田スイ先生が描くダークファンタジーで、日本だけでなく他国でも人気の高い作品です。「東京喰種(トーキョーグール) 」の続編であり、2018年4月からアニメ放送も始まりました。主人公の金木研がグール捜査官(CCG)の佐々木琲世となって物語を展開していきます。佐々木琲世の部下であり、同じ班で活躍する新キャラ六月透とはどんな人物なのか紹介します。
東京喰種(トーキョーグール):reの新キャラクター六月透の登場
東京喰種:reでは、手術によって喰種と同じ赫子が出せる能力を得た、クインケを内蔵した兵士「クインクス」という捜査官達が新キャラとして登場します。クインクスは佐々木の指導のもと、4人のメンバーで編成されています。その中の1人が六月透三等捜査官です。六月は佐々木を「先生」と呼び慕い、行動を共にしています。
六月はRC値が低いため、赫眼のコントロールができず、右目が常に赫眼状態のため、眼帯をしています。赫子は尾赫ですが、低いRC値の影響でなかなか出すことができず、性格は優しく真面目ですが臆病なところもあり、東京喰種:reの初登場時はどこか頼りない印象のキャラクターです。
東京喰種(トーキョーグール):re六月透と共に戦うクインクスの仲間達
クインクスのメンバーは六月透の他に、アカデミー特待生で功績に強いこだわりを持つ瓜江久生、お調子者の不知吟士、怠け者ですがいざとなったら頼りになる米林才子が同じチームの仲間として、東京喰種:reで活躍します。
東京喰種(トーキョーグール):reの六月透の性別が明らかに!
六月は東京喰種:reの初登場時は男性と思われていましたが、「トルソー」という喰種の捜査で、捜査対象であるトルソーと接触した時に女性であることが明らかになりました。六月は両親を喰種に殺された過去があり、CCGのアカデミーに入ります。その際に、自身が女性であることに嫌悪感を抱いていることを告白し、男性として生きることを決意したのです。
トルソーのターゲットの対象は女性であり、襲った女性の胴体だけを持ち帰りコレクションしていました。捜査のためにトルソーが運転するタクシーに乗り込んだ六月はトルソーに襲われますが、その時に性別を知られてしまいます。幸い、同じクインクスの瓜江と不知がタクシーを追ってきたため六月は助かりますが、トルソーは取り逃がしてしまいます。トルソーはアオギリに入り、後に六月はトルソーに変質的に執着されてしまいます。
東京喰種(トーキョーグール):reオークション掃討作戦での六月透
トルソーの捜査は一旦打ち切りとなり、鈴屋班と合同で次の捜査が始まります。捜査対象は「ナッツクラッカー」という喰種になります。ナッツクラッカーは強い偏食性を持つ喰種で、主に男性の睾丸を狙った捕食を行います。さらに「ビッグマダム」に依頼され、人間の競りを目的としたオークション用の人材を集めているという情報を得て、六月と鈴屋はそのオークションへ潜入することに成功します。
ウタ率いるピエロの司会でオークションが始まり、六月の競りの順番が回ってきますが、ウタに正体がばれてしまい眼帯を取られてしまいます。右目の赫眼が露わになった六月の姿に、会場の喰種達は「隻眼の喰種だ」とどよめきます。六月はビッグマダムに2億で競り落とされ、ナッツクラッカーに別室へと連れて行かれます。
六月の次に壇上に上がった鈴屋は攻撃を仕掛け、会場を滅茶苦茶にしていきます。鈴屋の攻撃が合図となり、CCGは作戦を開始します。六月は隙をついてナッツクラッカーから逃げ、人気のない安全な場所で待機していましたが、オークションに参加していた月山の使用人のカナエに見つかり、襲われます。ビッグマダムの護衛としてアオギリについてきていたトルソーの乱入で、六月はカナエから逃れますが再び見つかり、攻撃されます。
そこへ佐々木率いるクインクスが登場し、カナエを撃退して六月は助かります。六月は負傷と疲弊もあり作戦続行は難しいと判断され、瓜江と共に退却を命じられます。しかし瓜江は功績を挙げたいがために、道に迷ったフリをして六月を連れてオークションに参加していた喰種の駆逐へ向かいます。先に着いていた鈴屋と共に喰種を駆逐していく中、六月はビッグマダムを発見し、瓜江に伝えます。
瓜江は急いでビッグマダムのもとへ向かいますが、SSレートの力に押しつぶされ、フレームアウトをしてしまいます。フレームアウトした状態でもビッグマダムには叶わず、倒れこんだ瓜江は駆け寄ってきた六月の腹部を刺してしまいます。六月は瓜江に傷つけられたことによって、今まで出せなかった赫子を出すことができ、悲しみに暮れる瓜江を慰めます。
その時に瓜江は六月が女性であることを知り、このことをきっかけに六月に好意を寄せることになります。そして六月はオークション掃討作戦の功績が認められ、二階級昇進の一等捜査官となります。
東京喰種(トーキョーグール):reの六月透の壮絶な本当の過去
月山の駆逐を目的としたロゼ戦では不知が殉死し、佐々木も昇進と同時に指導者(メンター)から離れます。クインクスは新たなメンバーが加入され、六月は鉢川班と共にアオギリの樹の根城である流島の調査を任されていました。六月は以前に鈴屋からナイフを使っての戦闘の指導を受けており、流島では見事なナイフ捌きを披露しているので戦闘力はかなり上がっています。以前と比べ表情も凛々しくなっています。
そんな六月ですが、流島でトルソーに捕まってしまい、手足をもがれ監禁状態となってしまいます。トルソーに暴力を振るわれている中、六月の回想で父親から虐待を受けていたことが明らかになりました。六月は虐待から逃れるために両親を殺し、「喰種が殺した」と嘘をつきます。一方トルソーも父親を殺した過去を持っており、六月はその話を聞いてトルソーに同情します。
さらに六月はアカデミージュニア時代に猫を殺して舌を瓶詰めにしたり、オークション戦では捜査官の死体を捕食していたことが明らかになります。トルソーは六月に花畑を見せてあげようと連れて行こうとしますが、六月は殺されると勘違いをし、無意識にトルソーを殺してしまいます。トルソーにもがれた手足も元に戻っており、この出来事がきっかけで六月の性格はサイコパスへと近づいていきます。
東京喰種(トーキョーグール):re未だに謎に包まれる六月の兄の存在
六月は家族を殺害した後、警察から尋問を受けますが、「お父さん…お母さん…お兄ちゃん…」と呟いていることから、六月には両親の他に兄がいることが明らかになります。しかし、物語に兄の姿が描かれているシーンはなく、兄の存在は読者に大きな疑問を与えていました。
六月の口から「兄」というワードが出てきたのは、東京喰種:reの作中では2回。実は六月の兄は鈴屋ではないのかという考察もありますが、未だに兄の存在は明らかになっておらず、今後も語られることはないのではないかと、東京喰種:reの読者の間で話題になっています。
東京喰種(トーキョーグール):reサイコパスの人格が現れはじめた六月
アオギリの樹の殲滅の目的でCCG捜査官たちは流島に乗り込んできていました。法事率いる第一隊がタタラとの戦闘中、滝澤(オウル)が乱入し、タタラを駆逐した後、かつての上司である法事を殺し、かつての同期である真戸も殺されかけたところへ亜門(フロッピー)が登場し、滝澤と交戦します。2人が戦っている途中で、どこかからナイフが飛んできて、滝澤の目を貫きます。
出典: http://festy.jp
ナイフを投げた人物の正体は六月でした。六月は鈴屋班と瓜江班が援護に来るまでの時間を稼ぐと言い、高揚した様子で赫子を出します。滝澤を追い詰めた時にも嬉しそうな表情を浮かべ、まるで殺すことを楽しんでいるかのような様子です。滝澤にとどめを刺そうとした時、真戸が盾になり滝澤を庇います。六月は「喰種擁護は重罪」と言い、容赦なく真戸に攻撃をします。
現場に到着した瓜江は、六月が無事であることに安心すると同時に、傷だらけの真戸の状態を見て驚き、六月の行為に疑問を抱きます。喰種を庇ったとはいえ、同じ捜査官で上司にあたる真戸を躊躇なく攻撃し、殺そうとしていたことや、戦闘時に見せた高揚した表情などから六月は読者の間で「サイコパス」と呼ばれるようになったのです。
東京喰種(トーキョーグール):re六月、金木、董香の三角関係
一方コクリアでは、佐々木が捕らわれたヒナミを助けるためにCCGを裏切りヒナミを解放し、CCG最強の無敗の捜査官である有馬との戦いに勝利し、再び「金木研」となって物語が進みます。金木は平子達0番隊と共にCCGから離れ、喰種側につきます。金木は組織の名を「黒山羊(ゴート)」とし、CCGと対立します。
六月は佐々木との思い出に浸り、佐々木への想いは恋だと気づきます。そして佐々木を取り戻すため、前に捜査の途中で一緒に立ち寄った喫茶店「:re」へ、クインクスの新メンバーの安浦と共に足を運びます。六月の読み通り、喫茶店には金木となった佐々木がいて、六月は「戻ってきてほしい」と嘆願します。そして金木と一緒にいた董香の存在に気づき、顔色を変えます。
六月は以前から金木が董香に好意を持っていることを気づいており、董香に対して激しい嫉妬心を抱いていました。同期の黒磐の婚約者である小坂依子が董香の高校時代の親友だと知り、依子を「喰種隠匿の嫌疑がかかっているから捕えた」と言い、董香を動揺させます。金木と董香は六月と安浦の襲撃から何とか逃れますが、六月の怒り狂った様子が今後の金木と董香の邪魔をする伏線となります。
東京喰種(トーキョーグール):re不気味な存在のウタ
ウタといえば、東京喰種の無印の頃からマスク屋を経営している喰種として登場しており、最終話ではピエロの一員だったことが明らかになっています。ウタはオークションで司会をしていた時に六月を捜査官だと見抜き、「作戦は失敗だよ。助けは来ない」と六月に絶望の言葉を投げかけたり、顔を自由自在に変えることができる特殊能力を持っており、どこか不気味でつかみどころのない人物です。
大量のピエロマスクが街を襲った時に、六月は鈴屋班と共にウタと交戦しており、逃げていくウタを追っていきますが、ウタは顔を佐々木に変え、六月にズタズタに刺されます。この時にウタは死亡したかのように思われましたが、実はウタの分身であり、本体は別の場所で高みの見物をしていたのです。
ウタの「人が変わる瞬間に立ち会えるのはゾクゾクする」という発言は、六月の心境の変化を楽しんでいるかのように思えます。実は六月のサイコパスの人格にさらに拍子をかけたのはウタなのかもしれませんと話題です。
東京喰種(トーキョーグール):re六月VS四方
新局長の旧多の指示で、新種の半喰種である「オッガイ」の指導者(メンター)となった六月は、オッガイと共に黒山羊のアジトに乗り込み、董香達の前に姿を現します。董香の叔父である四方は董香を逃がし、六月&安浦VS四方という形で交戦します。四方は交戦中に、「鈴屋を除けばこれほどのナイフの使い手はいない」と六月を評価をしているので、六月はかなり強くなっています。
六月は佐々木の姿を思い浮かべさらに覚醒し、不敵な笑みを浮かべ四方を攻撃します。四方を追い詰め勝利したかのように思われましたが、四方の電撃をくらい、丸焦げになってしまいます。このシーンで六月は死亡したかのように思われました。しかし六月は赫子で全身を覆っていたので無事でした。恐るべき執念です。
東京喰種(トーキョーグール):re六月、驚愕のRC値
旧多の思惑通り化け物と化した金木を救うべく、CCGと喰種は手を組み協力体制となっていました。董香は金木が埋まっているところまで辿り着いた時、六月と安浦が邪魔をします。そこへクインクス達が駆けつけ、瓜江と才子は六月と戦います。六月は仲間を前にしても容赦なく攻撃をします。クインクスのRc値は平均すると850前後ですが、六月のRc値は「3」。Rc細胞を制御しきっているからこそ、異常に低い数値となったのです。
六月は赫子を自由自在に操り、攻撃を仕掛けてきます。瓜江と才子は六月の攻撃に必死に耐え説得しますが、六月の勢いは止まりません。それでも六月を救うべく、瓜江と才子は説得を続けます。
東京喰種(トーキョーグール):re改心した六月透
さすがの六月も二人が攻撃に耐える姿に心を痛め、「もう自分のことも騙せない、自分は死ぬべき人間だった」と言い、自害しようとします。ロゼ戦で不知を失い、さらに佐々木がCCGを裏切ったことによりバラバラになってしまったクインクス。佐々木に振り向いてもらえなくても、元の生活に戻りまた皆と共に過ごしたいという思いが六月を必死にさせていたのです。
瓜江と才子に救われた六月は、クインクス達と共に董香を守り、金木を引き出すことに成功します。その後も皆と協力し、突如登場した「梟」との戦いで活躍を見せます。
東京喰種(トーキョーグール):re六月透がサイコパスと言われる理由まとめ
六月は幼い頃に父親から虐待を受け、母親もただ見ているだけで誰にも助けてもらえず、限界に達した結果、一家惨殺という悲しい事件になったのです。実はこの時から六月は既にサイコパスの気質があり、それを隠すために表向きの人格を作り上げ、捜査官として真面目で優しい少年を演じていたと言われています。
六月が男性を演じている時の一人称は「俺」で、女性だということが明らかになった後でも自身のことを「俺」と言っています。しかし、時折「私」と言うこともあり、六月が自身のことを「私」と言う時は本性が現れている時=サイコパスな人格が顔を出している時だということが読み取れます。
六月はずっと嘘をつき続けていた佐々木と自身を重ね、自分なら佐々木を理解してあげられると思い込み、その強すぎる想いがサイコパスな行動に繋がっていってしまったのではないかと言われています。
東京喰種(トーキョーグール):reの六月透のこれからの活躍に期待!
東京喰種:reも集大成となってきており、人間と喰種の長い戦いにもそろそろ決着がつきそうな展開となってきています。一時はサイコパスと呼ばれ、悪役扱いだった六月透ですが、クインクスの仲間に救われ改心し、今となっては喰種達と協力して旧多率いるピエロやVに勇敢に立ち向かっていく姿が見られるので、今後の東京喰種:reでの活躍に期待を寄せる声が増えてきています。六月のさらなる成長に期待が高まります。