ハンターハンター・マチをヒソカが見逃した理由とは？可愛い画像も！

ハンターハンターの貴重な女性キャラ、マチについて詳しく説明していきたいと思います。本名はマチ＝コマチネ。キリッとした目が印象的なマチ。出身は流星街。幻影旅団のメンバーの一人で、団長であるクロロを尊敬しています。性格は、念能力で次々と人々を殺していく強く冷酷で残忍な一面もありますが、優しさも兼ね揃えている魅力的な女性です。このギャップこそが、ハンターハンターのマチ人気最大のポイントでしょう。

ハンターハンターの世界では念と呼ばれるオーラを使って戦います。念能力のタイプも様々で、マチは変化系と呼ばれるタイプ。オーラを糸状に変化させる事ができ、その念糸と呼ばれる能力の用途は多岐にわたります。マチの念糸の強度は、1メートル以内であれば1トン位の重量を吊れ、木綿糸程度まで強度を弱めれば、地球を一周するほどの長さを紡ぐことも可能であるそうです。

しかし、一度念糸がマチの手元から離れてしまうと強度は落ちてしまうようです。戦闘の際には念糸を使い、周囲に張り巡らせ足場を作ったり、罠や締殺をすることも可能。敵にこっそり念糸をつけて尾行するなど、ハンターハンターの中で応用に富んだ幅広い活用方法があるようです。

ヒソカが天空闘技場で両手を落としてしまった時に、マチが念糸で両手をぴったりと結合してあげたのが念糸縫合です。主に回復、サポート系の能力です。マチの非常に高い身体能力を用いて、神経や血管同士の非常に細かい部分を的確に、また素早い手さばきで縫合します。念糸縫合後はしっかりと安静にし、自己治癒が必要になりますが、念糸縫合の効果はめざましく、ヒソカもすぐに腕を動かす事ができた程の腕前でした。

初期の幻影旅団の団員は皆、流星街出身です。マチは共に育ったクロロや他の仲間達と共に、幻影旅団という盗賊集団を結成し、団長であるクロロ＝ルシフルと、その他12人の団員達で構成されており、目的の為には手段を選ばない団員の姿勢はまさに凶悪そのものです。その強さたるはハンターハンターの中でも危険度Aクラスの実力を持つ団員達です！政府も彼ら団員には手出しを出来ず、裏社会ではカリスマ的存在のようです。

団長のクロロ、その他12人の団員達で結成されている事から、団員達の通り名として『蜘蛛』という名前がつけられたそうです。虫の食物連鎖でカマキリと同様、蜘蛛はトップに君臨している事から幻影旅団のモチーフにも最適です。初登場の頃の蜘蛛の団員は、団長のクロロとマチの他に、ノブナガ、フェイタン、フィンクス、シャルナーク、フランクリン、ヒソカ、シズク、パクノダ、ボノレノフ、ウボォーキン、コルトピがいました。

忍を思わせるような衣装に身を包み、長い髪を高く結い上げた髪型。普段見せる表情は常にキリッとしていて、感情をあまり多くは表に出しません。あのヒソカでさえ、マチの事は気に入っているようで、食事に誘う事もありました。それだけマチは可愛く、ハンターハンターの登場人物達、また読者やアニメファンからも魅力的に映るのでしょう。まだまだ隠された素顔がありそうなので、これからのマチに期待していきましょう。

幻影旅団の中で行われた、腕相撲大会。その中でマチは団長のクロロを抜き6位でした。キルアからの攻撃を胸の筋肉で止めた事もありました。マチは女性キャラではありますが、他の男性キャラにも引けを取らない力の持ち主である事が伺えます。ヨークシンシティでの葬い合戦では、念糸を使い次々と相手を倒していく姿が非常にかっこよく、爽快なシーンでした。大人を5人も念糸で軽々と釣り上げてしまう腕力は圧巻です。

勝気で冷酷なマチですが、時折思いやり溢れる一面も覗かせています。旅団の中では嫌われ者だったヒソカに対しても、マチだけはヒソカと連絡を取っていたようです。死亡したヒソカの体を綺麗にしてあげようという行為も、思いやりの心があってこその行動です。シャルナークも「マチは優しい」と言っていただけに、元来は優しい人柄なのでしょう。マチのその優しさというギャップが、人気に拍車をかけている事は間違いありません。

週間少年ジャンプで時折開催されるハンターハンターの人気投票の結果、マチは７位の座につきました。貴重な女性キャラの中で群を抜いてトップという結果です。悪役だけにとどまらず、強さと美しさと優しさを兼ね揃えたマチ。誰しもが納得の７位でした。ハンターハンター第３回人気投票でも12位と、順位は落としましたが今でも根強い人気を誇っています。これからも登場回数をどんどん増やしていって欲しいと言われています。

ついにヒソカの念願であったクロロとのバトルでしたが、クロロの強さは想像以上でした。盗賊の極意と栞の念能力を武器に、圧倒的な手数の技を繰り広げ、ヒソカを窮地に追い込みます。追い込まれたヒソカは自分の死を確信します。その時、ヒソカは「死後に強まる念」により自分の心臓と肺を動かすという奇策を思い付き、そして群衆に吞まれ爆発とともに、ハンターハンター最強であったヒソカは呆気なく死んでしまいました。

顔の損傷もひどく、右足も無くなり、首ももはやちぎれてしまいそうなボロボロのヒソカの死体。そんなヒソカを前にマチは、クロロの除念士を探してくれた感謝の気持ちを語ります。ヒソカ開いたままの目を閉じさせて、綺麗にしてあげようと念糸縫合を試みます。その瞬間、死んだはずのヒソカの体がオーラを纏い、死後に強まる念にて復活をとげます。ヒソカの奇策は大成功でした。さすがハンターハンターの人気キャラクターです。

マチとの会話の中で、何かに気付いた様子。実はこの戦い、ハンターハンターのファンの間からの考察で、団員の共闘説が囁かれています。天空闘技場の観客に紛れて、団員も共闘していたとすると、不本意な戦い方にヒソカは納得出来なかったと考えられます。

ヒソカは隙だらけのマチをバンジーガムで動けないようにし、強制的に伝言役にしました。怒り爆発のマチは強烈でした。しかし、この時点で一つの疑問が生まれます。ここでマチを殺す事も出来たでしょうが、あえてマチを殺さずにクロロへの伝言役に生かしたのはなぜだったのでしょうか。

マチと別れてから早速コルトピを惨殺、携帯を所持していなかったシャルナークも本来の強さを発揮できなかった為か、ヒソカの餌食に。蜘蛛の足が二本欠け、「あと10人」という不気味な絵が書かれています。団員達はクロロも含め残り9人のはずですが、1人足りません。マチは当然その人数の中に含まれているとは思いますが。ヒソカに見逃してもらった謎を探るべく、これまでのヒソカとマチの関係を少し遡っていきます。

マチとヒソカの初登場シーンです。ヒソカは戦闘で両腕が切断されてしまいましたが、戦いを見守っていたマチが来て両腕を念糸縫合で治療してくれました。この時のヒソカは「いつ見ても惚れ惚れする」と、マチの能力を絶賛していました。これにより、ヒソカはマチに治してもらったことが初めてではない事がわかります。

ヒソカとマチは、以前から仕事上の関係を持っていたのでしょう。マチが高額な治療費を請求していましたが、ヒソカにはそれを払えるだけのお金があるというのはもちろんの事、同時にマチに相当入れ込んでいるのかなという印象を受けました。その後、マチを食事に誘いましたが、聞く耳を持たずあっさり帰ってしまいました。

マチとヒソカは二人一組のコンビを組みます。ヒソカは嬉しそうでしたが、マチは嫌そうな様子。しかし、戦闘時には息の合ったコンビネーションで相手を一掃していきました。変化系同士、念能力も似ているので、相性はバッチリでしょう。このヨークシンシティ編では、最終的にクラピカの能力により、クロロが念能力を使えなくなり、マチを含め旅団達は、除念士を探す旅に出ます。ヒソカも同様、別の道で除念士を探しに行きました。

再びヒソカとマチが再会した、グリードアイランド編。この回では、読者誰しもが「ヒソカはマチに好意を抱いている」と感じたことでしょう。ヒソカが「それいいね」と言った時の表情とセリフに注目です。今までに見せたことのない、なんとも切ない表情をしています。そしてハンターハンターファンからの重要な考察をご紹介しますが、実はこれまでヒソカはマチとの会話時、語尾が常にハートマークだったようです。

ハンターハンターファンの間では様々な憶測がされています。マチが自分よりもクロロを選んだ末に、自分の命なんてなんとも思っていないという事に気付かされた瞬間、ヒソカは何を想ったのでしょうか。ダイヤのマークには何か深い意味があるのでしょうか。ファンの間でも、話題になったシーンです。

戦闘中はマチとヒソカの絡みはもちろんありませんが、共闘しているのではという点をを含めると、この大観衆の中にマチも紛れているかもしれません。ヒソカがシャルナークのアンテナを見つけた時、いつの間にか手元からアンテナが消えていました。「釣り糸のようなものを結び付けてひき寄せたか」とヒソカは考えます。糸といえばマチ。マチも何らかの形で共闘していた可能性も十分に考えられます。

グリードアイランドではヒソカの命など微塵の興味も無さそうなマチでしたが、その時とは打って変わって、ヒソカを憐れみ慈しむ姿に驚いた方も多いのではないでしょうか。その後ヒソカはマチを伝言役として残す為にバンジーガムで拘束しますが、その時の拘束の仕方がなんとバックハグにも見えます。さすがヒソカは大胆です。ヒソカなら他のやり方も出来たはず。やはりマチに対して好意を持っているからの行動なのでしょうか。

①〜④までで、ハンターハンターでのマチとヒソカの絡みを説明させて頂きましたが、ご覧のように明らかにヒソカはマチへ好意、もしくはキルアとゴン同様の興味を抱いていると思われます。マチが大好きなクロロを殺せば、自然とマチの刃がヒソカに向きます。

ハンターハンターファンの間では、「ヒソカがマチを好きだったから殺さなかった」という考察や、「マチの目を自分へ向ける為にはクロロを殺すしかない」と言った憶測も挙げられています。ヒソカがクロロを殺す事ができた場合、マチの凄まじい愛憎劇が繰り広げられる事でしょう。

ハンターハンター34巻が発売されましたが、その巻末にハンターハンター作者の冨樫先生が「なぜヒソカはあの場でマチを殺さなかったのか」ということについて言及しています。実は「ヒソカはあの場でマチを殺したかったけれど、冨樫先生自身がそれを止めた」との記述があったそうです。

マチの命を繋いでくれたのは、ヒソカの情けや好意によるものではなく、どうやら冨樫先生のお陰だったようです。これまで色々と考察していましたが、結局ヒソカはマチを殺したかったのだという事がはっきりしました。

船内にてついに幻影旅団が再び集結しました。イルミが旅団の仲間に加わっていたようで、これで10人の謎が解決されました。マチやクロロ達の目がヒソカへの殺気を帯びていて、一触即発の雰囲気が伝わってきます。この船内にヒソカも乗り込んでいるとの情報を掴み、ヒソカの抹殺と財宝を奪いに来た彼らですが、果たしてヒソカの命を奪うことはできるでしょうか。

シズクとボノレノフはヒソカの念能力と相性が悪いからと、団長クロロに付いていきチームを組みます。ゾルディック兄弟もコンビを組み、ノブナガ、フィンクス、フェイタンも一緒に行動をすることになりました。フランクリンは自分を殺しにくる時を待つことに。マチは一人5層の一般客室にいるようで、単独でヒソカを探すものと思われます。マチはヒソカを探し出せるのでしょうか。

王位継承戦が盛り上がって来たところで、残念ながらまた休載になってしまいました。冨樫先生からも、なるべく早いタイミングで戻ってこれるように頑張りますと、ジャンプの巻末でコメントしていました。ハンターハンターは、様々な伏線が張られていたり、内容も複雑で難解です。今回の王位継承戦に至っては王子達とクラピカの頭脳戦、そこに幻影旅団も加わる事になるので、ハンターハンターの構想を練るのも一苦労でしょう。

マチを伝言役として一度見逃しているヒソカ。王位継承戦での船内にてマチがヒソカを見つけた場合、やはり戦闘になってしまうことは避けられません。幻影旅団、ヒソカのどちらが勝利するのか、その中でマチは最後まで生き残れるのか、今後のハンターハンターの展開に期待していきましょう。またマチが命の危険に晒された場合、冨樫先生が再び救ってくれることを心から願っているファンも多いようでした。