ハンターハンター・クラピカの指の能力から残りの寿命まで徹底考察！

クラピカはハンターハンター連載当初から登場するメインキャラクターのひとりです。幻影旅団（通称：蜘蛛）に滅ぼされたクルタ族の希少な生き残りとして本編で活躍しています。登場人物の中でも冷静で頭のいいキャラクターです。ハンターハンターの中でも少数民族とされているがクルタ族の特徴である緋の目を持っていることです。

そのクラピカの念能力の一つである絶対時間（エンペラータイム）はとても強力である半面クラピカ自身へも命に係わる制約が設けられています。その念能力とクラピカの残りの命について徹底考察します！

ハンターハンターでは「念」という概念がありその性質によって生まれ持った能力をカクキャラクターが修得していきます。クラピカの念能力は具現化系となりイメージを具現化して戦います。クラピカの具現化は5本の指に「鎖」をまとい更にその指1本1本が違う能力として発動します。

ハンターハンターのキャラクターの中でも特徴的な「緋の目」をもつクラピカはその緋の目が発動することにより（赤い目になります）、オーラの量が急激に増加し能力全体が高まる特質系に変化します。緋の目はその保持者の感情が高まることで発動するため冷静なクラピカは常に戦いで発動させるわけではありません。

緋の目は怒りや悲しみで発動した時が最も美しいと言われており、その希少な目故に闇市場では高値で取引が」されており狙われやすい存在でした。そのためクルタ族は人里離れ暮していました。クラピカも幼少のころから人里離れて暮らしており他民族の前では決して緋の目を発動させないよう教えられ育ちます。そのため常に冷静に戦うことが多くなっていました。

クルタ族は幻影旅団によって滅ぼされてしまいます。クラピカその幻影旅団に敵をとること、奪われた緋の目を取り戻すために幻影旅団の情報を集めながら旅に出るところからハンターハンター本編で登場します。そしてゴンと出会い「プロハンター」となりこのハンターハンターの中心的人物として活躍します。

クラピカの念能力は具現化系能力です。指ごとにその能力が違います。まずは「親指」「中指」「薬指」「小指」の能力を考察します。

クラピカの親指の鎖は先端が十字架を形どった「癒す力（ホーリーチェーン）」で自然治癒力の強化の能力です。この力はクラピカ自身のみならず、クラピカ以外の人にも効果を発することができ仲間にとってありがたい能力です。

クラピカの中指の鎖は先端が鉤爪を形どった「束縛する力（チェーンジェイル）」で捉えた幻影旅団員の能力を無効（絶）状態にする能力です。旅団専用となっており旅団以外に使用するとクラピカ自身が死ぬという諸刃の制約がついています。まさにクラピカの幻影旅団に対する執念のが表現されています。

クラピカの薬指の鎖は先端が玉を形どった「導く力（ダウンジングチェーン）」でクラピカの集中力を強化して他人のウソを見抜くことができます。中指のような制約はついていないがクラピカ自身もどんな仕組みになっているか解明できていません。この能力も常に冷静で物事を見抜くクラピカらしい能力です。

クラピカの小指の鎖は先端が短剣を形どった「律する力（ジャッジメントチェーン）」で相手の心臓に具現化した探検を刺し相手の掟を宣言させその宣言を守らせるという能力です。戦う相手にも「宣言を守る」「宣言を破る」という選択肢を与えるとこらがクラピカのやさしさと残酷さが反映されています。緋の目が発動した時のみ使用できる能力です。

この能力が披露された印象強い戦いは幻影旅団で最強クラスの力を誇るウボォーギンとの闘いです。因縁の相手との最初の本格戦でした。緋の目を発動したクラピカはこれまでになく強く戦いの最後には躊躇することなくこの小指の短剣を心臓に突き刺しています。これまでのハンターハンターの中でもクラピカの真の姿が描かれたワンシーンです。

ハンターハンターの本編でクラピカの人差し指を除く4本の指の能力は早い段階で明かされましたが、人差し指だけ長らく明かされませんでした。クラピカはハンターハンターファンの中でも人気投票で常に上位にくる人気があることもあり多くのハンターハンターファンがこの人差し指の能力が明かされることを待ち望んでいました。

しばらくの間ハンターハンターの連載は休載していましたが、その休載期間を経て新たなストーリーとともにハンターハンターファンが待ち望んでいたクラピカの人差し指の能力がついに！明かされました。思えば平成10年の連載開始から19年間の年月が流れていました。

クラピカの人差し指の鎖は先端が注射器を形どった「奪う力（スティールチェーン）」で鎖を刺した相手からオーラを奪うと同時に念能力も奪うという無敵に近い能力です。これもクラピカの緋の目を発動させないと使えない能力です。奪った相手の念能力を解析し1度だけその能力を使用することができます。一見すると相手の能力が使える最高な能力に見えますが中指のように制約がついています。

スティールチェーンで奪った念能力を解析・使用する時は先端が注射器からイルカに変わります。そのイルカへ奪った念能力をセットし解析とクラピカへが使用できる状態となります。

まだ明かされたばかりでクラピカ自身も全てを語っておりませんが、現段階では奪った能力を使用しないと緋の目が解除されない制約があります。緋の目は興奮状態を継続することになるためクラピカ自身の疲労は果てしないものとなってしまいます。また緋の目を発動することに「絶対時間（エンペラータイム）」となるためその制約は「死」にも繋がりかねません。では「絶対時間エンペラータイム）」について考察します。

念能力は生まれ持った性質であるため能力によってはどんなに修行を積んでも会得できない能力もあります。しかしこの「絶対時間（エンペラータイム）」を発動すると苦手とする能力でも100％の力を発揮させることが可能になる名前の通り皇帝となり相性の悪い念能力者が存在しなくなる訳です。

しかしハンターハンターで無敵な念能力は存在しません。やはり制約が存在します。この制約も中指と人差し指同様「死」に直結する制約でした。これだけだけの多種多様に具現化された能力は頭のよいクラピカにしか考えつかない能力です。クラピカの人気が高いことが納得できます。

最強と思われた「絶対時間（エンペラータイム）」ですが、最強な能力となるためにはやはり最強の制約がありました。その制約こそがクラピカの運命を大きく左右するものとなっています。

この絶対時間（エンペラータイム）を発動させないと人差し指の「奪う力（スティールチェーン）」と小指の「奪う力（スティールチェーン）」が使えない訳なのでクラピカ自身のダメージが少なくても相手に致命傷を与えることができません。しかしこのこの絶対時間（エンペラータイム）の制約がクラピカが最も死に近づいてしまう制約となっております。その制約は発動させている間は寿命が減るとういものでした。

最強と思われた絶対時間（エンペラータイム）ですが、果たして使い続けて大丈夫なのでしょうか？連載が再開されクラピカ中心人物とて登場してしています。ストーリーを盛り上げるためにもクラピカの存在は必要不可欠です。

絶対時間（エンペラー）最強な能力が故にその反動も大きく長らく発動させてしまうと数日は寝込んでしまう程消耗してしまいます。そして気になる寿命の減り方ですが1秒につき1時間の寿命が減ります。まる1日使い続けると約10年の寿命が減ってしまうことになる。

ハンターハンターというストーリーの中とは言え何れクラピカにも「死」は訪れます。その観点から考察するとクラピカが絶対時間（エンペラー）発動させるには使用時間が限られてくることになります。

クルタ族は短命と言われています。それはやはり美しい緋の目を持ち狙われ易いことが原因となりますが、それでもクラピカがこの先100年生きたとしても絶対時間（エンペラー）が使える時間は10日間という計算になります。かなり厳しい制約です。しかしクラピカは目的を達成するために強い意志を持って挑む性格であるためその頭脳をフル回転させ絶対時間（エンペラー）を使っていくはずです。

クラピカが絶対時間（エンペラー）状態でスティールチェーンを使用するときのイルカがクラピカの寿命を握る鍵になるはずです。クラピカが絶対時間（エンペラー）で寿命を減らすと分かったきっかけもこのイルカとの会話からでした。このイルカはクラピカも知らないクラピカの頭脳の深層が具現化されたものと考察されます。

ハンターハンターのメインキャラクターの1人とて連載当初から登場しているクラピカです。主要キャラであることは間違いありません。そんなクラピカの寿命が簡単につきることは考えにくいことです。

現在連載中の暗黒大陸編でも主要人物とて登場しています。今後の連載を読み進めて行く中でクラピカの寿命も注目することでハンターハンターの世界をより楽しく堪能できるはずです。