ハンターハンターのゴンさんは念が使えない？復活・覚醒するか徹底予想！

ハンターハンターの主人公といえばゴンとキルアです。他にもハンターハンターのメインキャラクターとしてはクラピカやレオリオはいますが、この二人はハンターハンターのストーリーの主軸となっている。メインのキャラクターといえばこのゴンさんとキルアさんであることは間違いありません。

そんなゴンさんとキルアさんですが、2018年2月現在ジャンプで掲載されているハンターハンターのストーリーの中では2人ともストーリーの主軸から外れています。その大きな一つの理由がゴンさんが念を使えなくなってしまったことであることは間違いありません。ハンターハンターのゴンさんはキメラアントのネフェルピトーとの戦いにおいて、戦闘中に自己に大きな制約を課して巨大な力を手に入れました。

ハンターハンターのネフェルピトーとの戦いにおいては、「もうこれで終わってもいい」そういう強い思いから巨大な力を入れてネフェルピトーとの戦いには勝利することができたのですが、大きな代償も負いました。

ネフェルピトーとの戦いに勝利したゴンさんは、腕がボロボロになり、再起不能のような身体になってしまったのです。ありとあらゆる手を尽くしても、ハンターハンターの世界の医療技術ではゴンを元通りにする術は一切見つかりません。そんな中、キルアはゴンさんを助けるために家族である妹のアルカの力を借りてゴンさんを元通りに治すことに成功します。

キルアの協力を得てアルカの力で身体はなんとか元通りにすることができたゴンさんです。しかしながら、ハンターハンターのそれまでの物語を通して習得した念のすべてを失ってしまったようなのです。ハンターハンターのストーリーは、念の能力を中心に描かれています。その念が全く使えなくなったように思われるゴンさんこれからどうなるのでしょうか。

ゴンさんがハンターとなり、旅を始める目的であった、父親であるジンを探すという目標は、ゴンさんの体がもとに戻った直後に達成することができました。そしてキルアの方は、自分のやりたいことが初めて見つかります。それは妹のアルカを守り抜くということです。自宅にほぼ監禁状態となっていたアルカに世界を見せてあげるということ。そしてそれまで全然役割を果たせていなかった兄という役割を果たすために妹のアルカと、キルアは旅に出かけます。

ハンターハンターが始まったときの最初のストーリーを思い返してみると、ゴンさんは自分の父親と再会することが旅の目標であり、キルアは自分のやりたいことを見つけることは旅の目標でした。それぞれの目標が達成できて、このままハンターハンターは終わってしまうのか？そんな流れに繋がる可能性さえもあったのが32巻での考察です。

ゴンさんとキルアが別れてから、ゴンさんは生まれ故郷に戻ります。平穏な日々を育ての親のミトさんと過ごし、その後キルアとの再会を果たしてハンターハンターのエンディングとなってしまうことをハンターハンターのファンの方々は恐れていたのですが、新たに暗黒大陸の章が始まり、その心配はなくなりました。

2018年2月現在、ハンターハンター暗黒大陸編におけるメインキャラクターは、クラピカとレオリオです。そこで気になるのが、暗黒大陸のストーリーに今後ゴンさんとキルアがどのように関わってくるかです。クラピカがメインキャラクターとなっていたヨークシン編では、ゲームを入手するという伏線からゴンさんとキルアはクラピカと再会を果たします。

暗黒大陸のストーリーでは、ゴンさんの父親であるジンが深く関わってる上、ハンターハンターメインキャラクターであるゴンさんとキルアがこのまま暗黒大陸のストーリーに一切かかわらないということはないでしょう。そうは言っても、目下のところのゴンさんは念能力が全く使えなくなってしまっているため、今の状態で暗黒大陸編に参加するには余りにも危険な状態にあります。

キメラアントはハンターハンターの「危険生物評価リスト」では総合Bという評価になっています。一方で暗黒大陸に存在する生物（？）の評価は最低でも B ＋最高は A という評価です。相当な苦戦をしいられたキメラアントを大きく超えるリスクが存在する暗黒大陸において念を復活できないまま上陸することはゴンさんにとって自殺行為に等しい状況です。念能力が使えないままこんなのに遭遇して捕まったら大変です。

ゴンさんの念を使えなくなって状態というのがまだはっきりと明確に分かっていません。使えなくなった理由により今後どのようにして復活を遂げるのか分かってくるでしょう。そこでまず、ハンターハンターのゴンさんが念を使えなくなっている理由についていくつか仮説を立ててみたいと思います。

第1に考えられるのは他の念能力によってゴンさんは自分で念を使えないように封じられているということです。つまり、クラピカの念能力によって念能力を封じられたクモの団長クロロ・ルシルフルと同じ状態であるという仮説です。

この場合、クモの団長クロロ・ルシルフルがアベンガネの除念によって再び念能力を復活させることができたのと同じように、ゴンさんも誰かも除念によって、念能力を復活することができる可能性は高いです。ゴンさんに対する除念は、すでに一度ハンター協会の除念師によって、ゴンさんの体がボロボロになっていた時、行われています。その時には、ハンター協会の除念師『背負いきれない』という理由から除念を成功させることできませんでした。

ゴンさんの身体が元に戻ってる今なら、その時とは条件が違うので除念を成功させることができるかもしれません。この場合、除く念は、ゴンさん自身が自らにかけた制約の念の除念になるのか？それともアルカの念（念なのかは？）によって体が復活された時の「副作用のような念」の除念になるのかがポイントになります。ゴンさん自信の制約の影響によるものであればゴンさん自身の修行などの自己完結型で復活を遂げることができるかもしれません。

一方でアルカの念による影響である場合には、アルカの能力の秘密がもっと解明されないと、難しいことでしょう。いずれにしても言えることはゴンさんの念能力自体が完全に消えてなくなっているわけではないて事です。これは、父親であるジンがゴンさんに対して「いや、俺といたときは出ていたぞ。おそらくお前が視えなくなっただけだ」というセリフから考えてみても明らかです。

もう一つの可能性はもっとシンプルです。ジンが言っている通り「”普通”に戻った」ってことです。つまりゴンさんは、念を習得していない人間と同じになったということです。より具体的に言うと、念能力を習得する前の状態にリセットされたということです。この場合、ゴンさんが再び念が視えるようになるためには、念の修行を1からやり直して、念を再び習得しなおすことです。

なぜこのようなリセットが行われたかというと、ハンターハンターの世界における念能力のインフレが起きているためです。クラピカのチート級に強力な鎖の念能力や、暗黒大陸編で次々と明らかになっている王子たち自身や王子たちの念獣の能力は、これまでのハンターハンターのストーリーの中で紹介されてきた念能力と比べると、異次元の強さです。

それに比べると、ゴンさんの念能力であるジャジャン拳は、ハンターハンターの肉弾戦においては最強ともいえる強化系の念能力ですが、肉弾戦の能力をいとも簡単に封じ込めることができる念能力が次々と明らかになってきた今、残念ながらかなり見劣りする念能力と言わざるを得ません。そして念能力は、基本的には一度能力を決めて習得すると、その能力の大幅な修正はできないという制約があります。

この大前提のルールがある限り、今のままではゴンさんは念能力の「機能」を今後大幅に強くすることはできません。主人公であるゴンさんの念能力の成長を可能にするために、いったん念能力を”リセット”し、ジャジャン拳とは全く異なる、より強力な念能力を、1から習得するための布石ではないかと考えます。これは、王子の能力や念獣の能力とバランスをとり、主人公としてのとしての立ち位置をきちんと確保できるような能力を改めて習得させるという伏線です。

ジンやクラピカたちはブラックホエール一号に乗って暗黒大陸を目指しています。ゴンさんやキルアたちは、今後どのように再会を果たし、どのようにクラピカたちと合流するのでしょうか。離れ離れとなってしまっているハンターハンターのメインキャラクターたちが再開果たしていく。それが今後のハンターハンターの話の展開で期待されるところです。