【咲-saki-】赤土晴絵の能力は？阿知賀のレジェンドの過去と強さを考察

アニメ「咲-saki-」は、小林立さん原作による漫画です。麻雀が社会で競技として認められた架空の設定で、女子高生が麻雀に青春を捧げるといったストーリーになっています。2006年からスクエアエニックスの『ヤングガンガン』で連載が開始され、以降続刊。アニメ「咲-saki-」は、2009年4月～9月にGONZO、ピクチャーマジック制作により放送されていました。監督は小野学さん、構成・脚本は浦畑達彦さんが担当しています。

漫画は『咲-saki-』の他に、『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』、咲たちの日常を描いた4コマ漫画『咲日和』作画は木吉紗さん、白築慕（しらつきしの）を主人公にしたスピンオフ作品『シノハユ the dawn of age』作画は五十嵐あぐりさん、原作者小林立を主人公にした作品『立-Ritz-』作者は大和田秀樹さん、園城寺怜（おんじょうじとき）を主人公にしたスピンオフ作品『怜-Toki-』作画はめきめきさんがあります。

そしてアニメは、「咲-saki-」、「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」、「咲-Saki- 全国編」の全3期と、「咲日和」のOADがあります。『咲-saki-』主人公は清澄高校1年生に通う宮永咲。声優は植田佳奈さんが担当しています。「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」の主人公は阿知賀女子学院高等部に通う1年生高鴨穏乃（たかかもしずの）。声優は悠木碧さんが担当しています。

『咲-saki-』は、様々なメディアミックスがされています。2009年にPSP用ゲームソフト「咲-Saki- Portable」が、2013年にはPSP用ゲームソフト「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A Portable」、PSVita用ゲームソフト「咲-Saki- 全国編」、セガよりアーケードゲーム「セガネットワーク対戦麻雀MJ4・MJ5・アプリ版MJ」、パチンコ「CR咲-Saki-」、2016年には実写化プロジェクトによりドラマ化・映画化をしました。

ドラマ・映画ともに主演は浜辺美波さんが務めました。ドラマはTBSのドラマイズム枠で放送されていました。2017年には実写化第2弾として「阿知賀編 episode of side-A」がドラマ化・映画化がされました。ともに主演は桜田ひよりさんが務めました。また、タコデリオ、パセラリゾートと飲食店とのコラボや、オンライン麻雀対戦ゲーム「麻雀MJ シリーズ」、「天鳳」とゲームのコラボもしました。

このまとめの主役である赤土晴絵は、「咲-Saki-阿知賀編episode of side-A」に登場するキャラクターです。赤土晴絵は阿知賀女子学院のOGであり、現在は阿知賀女子学院の麻雀部の顧問をしています。声優は進藤尚美さんが担当しています。実写では南沢奈央さんが演じました。赤土晴絵は6月22日生まれのA型、身長は174cmです。年齢は26歳です。指導者としてとても優秀で阿知賀女子学院麻雀部をインターハイに導きます。

赤土晴絵の能力・強さは、鋭い観察能力と言えるでしょう。赤土晴絵は、麻雀公式戦の経験なしの部員を僅か数か月で奈良県1位に成長させました。また、強豪と言われる対戦相手の自分でも気づかない癖や特徴などを観察する能力があります。分析能力に長け、また、それらの分析を基に対策も練るなどとにかく観察・分析能力の他にも努力を怠ることのない性格で、それらが麻雀の強さに繋がっています。

赤土晴絵は阿知賀女子学院在学中から麻雀部のエース・部長として活躍していたことから有名でした。それまで麻雀部としては無名の阿知賀女子学院でしたが、彼女の登場により阿知賀女子学院の麻雀部は強豪の仲間入りを果たすまでになりました。それら彼女のエース的存在から「阿知賀のレジェンド」という異名がついたのです。

赤土晴絵が高1の頃、夏の地区大会で30連覇の強さを誇る奈良県内では強豪と名を知らしめていた晩成高校と対戦することになりました。勝てないと思われていた阿知賀女子学院でしたが、赤土晴絵は見事晩成高校を破ったのです。これにより、名の知られない阿知賀女子学院がインターハイに出場した経験があります。順調に全国大会準決勝にまで進みましたが、準決勝ではとんでもない怪物と対戦することになってしまったのです。

赤土晴絵の右に出るものはいないと思われていました。全国大会準決勝では茨城県代表の小鍛治健夜（こかじすこや）と対戦し惜しくも敗北してしまったのです。小鍛治健夜は後に麻雀の世界ランク2位になる強さを持つ人物…。大量失点をしていまった赤土晴絵。阿知賀女子学院はベスト8という結果になったものの、この経験から一時的なトラウマを植え付けられることにもなりました。小鍛治健夜は現在雀士として活躍しています。

アニメ「咲-Saki- 阿知賀編」に登場する阿知賀女子学院の麻雀部顧問赤土晴絵の声優を担当したのは遠藤尚美さんです。遠藤尚美は、1972年11月9日生まれのO型、京都府出身です。青二塾大阪校15期生で、青二プロダクション所属しています。1999年から声優として活動を始め、声優以外にも舞台女優としても活躍しています。

赤土晴絵の声優を担当した遠藤尚美さんの他の出演作は、GEAR戦士電童（草薙北斗）、激闘!クラッシュギアTURBO（丸目クロウド、機動戦士ガンダムSEED（カガリ・ユラ・アスハ）、ボボボーボ・ボーボボ（ヘッポコ丸）、ちはやふる（若宮詩穂）、デュエル・マスターズ シリーズ（毒島サソリ）、青の祓魔師 京都不浄王篇（勝呂虎子）、弱虫ペダル シリーズ（御堂筋の母）、とある魔術の禁書目録III（エリザリーナ）があります。

実写版「咲-Saki- 阿知賀編」に登場する阿知賀女子学院の麻雀部顧問赤土晴絵役を演じたのは女優の南沢奈央さんです。南沢奈央さんは、1990年6月15日生まれのO型、埼玉県出身です。スウィートパワーに所属しています。スカウトを機に2006年から女優として活動しています。デビュー作ドラマ「恋する日曜日 ニュータイプ」では初主演を務めました。

南沢奈央さんの他の出演作は、赤い糸（竹宮芽衣）、大河ドラマが描かない坂本龍馬の真実（お龍）、高校入試（滝本みどり）、プレミアムよるドラマ「お父さんは二度死ぬ」（大沢麻衣子）、地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子（杉本あすか）、不機嫌な果実スペシャル〜3年目の浮気〜（神崎葵）、月曜名作劇場 「ミステリー作家・朝比奈耕作シリーズ2 鳥啼村の惨劇」（高林智里）、映画シャカリキ!（永田桜）などがあります。

赤土晴絵は不思議な髪型をしています。前髪はぱっつん、後ろ髪は一部を垂らし全体的にはボブ。サイドの髪を伸ばすことで才女な雰囲気を出しているのも特徴的です。この髪型は小学生のころから変わらないといいます。実写化では南沢奈央さんはこの不思議な髪型を完璧に再現していますので、その辺りに注目してご覧になるのもいいでしょう。また、この髪型は「レジェンド・ヘアー」とも呼ばれています。

鷺森灼（さぎもりあらた）は、阿知賀女子学院の麻雀部部長を務める2年生です。麻雀部きってのしっかり者の鷺森灼は、3年生の松実宥を押しのけて部長を任されています。赤土晴絵がインターハイに出場時から鷺森灼は赤土晴絵のファンでした。地元ではヒーローでありレジェンドであった赤土晴絵は、幼いながらに鷺森灼の心に大きな衝撃がありました。また、ネクタイピンは準決勝に敗れた赤土晴絵から貰ったものです。

熊倉トシ（声優・茂呂田かおる）は、岩手県代表宮守女子の顧問を務めています。赤土晴絵と出会った頃は、福岡県実業団「博多エバーグリーンズ」の監督を務めていました。その時に、赤土晴絵を福岡の実業団にスカウトしたことがあったのです。熊倉トシは、麻雀の素質を見極める能力に長けていたため赤土晴絵を誘いました。熊倉をきっかけに実業団に入った赤土晴絵でしたがその後実業団は解散し、晴絵は地元に戻り顧問となりました。

2013年より『ビッグガンガン』で連載されている『咲-Saki-』のスピンオフ作品『シノハユ』は、島根県松江市を舞台になっており、白築慕（しらつきしの）を主人公にした作品です。咲世代から10年前のインターハイに出場した白築慕。彼女の小学生時代を描いたシノハユには、小学生の赤土晴絵も登場しています。小学生の頃から麻雀レジェンドの才覚が現れていた赤土晴絵に必見です。ぜひ『シノハユ』もご覧ください。

アニメ「咲-Saki-」では、登場キャラクターらがそれぞれキャラクターソングがあります。Various Artists「咲-Saki- THE 夢のヒットスクエア」として、「キャラソン対局編」、「キャラソン清澄対局編」、「阿知賀編」。「YES!!READY to PLAY」高鴨穏乃、「Live A-Life」新子憧、「Dragon Magic」松実玄、「麻雀あったかぽっぷ」松実宥、「Next Legend」鷺森灼、「One Vision」園城寺怜、「Little Pray」清水谷竜華。

阿知賀女子学院のコスプレ衣装も充実しており、また、コスプレイヤーの方も阿知賀女子学院のコスプレをしていることも多いです。阿知賀女子学院の制服は、ピンクがメインカラーになっているため、可愛い制服が着たい方にもおススメのコーディネートです。赤のリボンやネクタイにシンプルなプリーツスカート、ピンクのシャツとコスプレ初心者の方にもコスプレしやすい制服になっていますのでぜひ参考にしてみてください。

実写化をした「咲-Saki-」は、全国編に引き続き阿知賀編も実写映画化・ドラマ化をすることになりました。実写化をするとどうしても原作・アニメファンはよく思わない傾向にありますが、「咲-Saki-」の実写化では、原作・アニメファンにも絶賛される作品となりました。何と言っても、赤土晴絵役の南沢奈央さんの髪形や、レジェンドの存在をしっかりと描かれたことに絶賛するファンの方が多く見られました。

小学生時代の赤土晴絵が登場するシノハユに関する感想がたくさんありましたが。シノハユは、「咲-Saki-」から10年過去に遡るストーリーとなっているため、時代設定に多少のずれが生じてきます。ですが、シノハユではスマホ等が登場しており、一方その後のストーリーとなる「咲-Saki-」ではガラケーが登場するのです。これによって読者による何かしらのこじつけや憶測がされているのですが、それに意図はないと言及しています。

赤土晴絵のファンの方は必ず読んで欲しいのが『シノハユ』です。本編「咲-Saki-」は、主人公を軸にストーリーが展開されるため、赤土晴絵は顧問の立場からでしか描かれていません。ですが、『シノハユ』では小学生時代の赤土晴絵が登場しています。赤土晴絵がどのようにしてレジェンドへと駆け上がっていったのか、小学生時代はどんな子どもだったのか強さの秘訣が知れ楽しめますので、ぜひ『シノハユ』も読んでみてください！

以上、赤土晴絵まとめでした。「咲-Saki-」は麻雀部が繰り広げる友情や青春、麻雀に対する熱い想いや強さなどの他に、麻雀の知識なども身に付き様々な要素を持った作品となっています。また、沢山のメディアミックスがされているため、楽しみ方は多種多様です。「咲-Saki-」をご存知ない方も今からでも遅くはありませんので、サイト内の他のまとめをぜひ参考にしてみてください。