【咲-saki-】花田煌のかわいい魅力まとめ！名言「すばらっ」や能力も紹介

まずは花田煌(はなだきらめ)がどんなキャラクターであるか。『咲-Saki-』の作品情報をまじえて、大まかにご紹介していきます。

『咲-Saki-』は麻雀漫画で、作者は小林立さんです。『咲-Saki-』の世界では、全国高校生麻雀大会(インターハイ)が行われています。トップを目指して一喜一憂する女子高生たちが、たくさん登場します。青春、そしてかわいい女子高生と、今までにない要素を持ちながらも、麻雀の牌譜もしっかりと描かれていることから、広い層から支持を得ました。アニメ化や実写化、スピンアウトなど、さまざまな展開を果たしています。

『咲-Saki-』の主人公は、長野県の清澄高校に通う女子高生、宮永咲(みやなが・さき)です。大人しい性格で趣味は読書という、控えめな少女ですが、麻雀が絡むと雰囲気が変わります。役満である『嶺上開花』を連発するという特殊能力、カンを連発するという特殊能力を、発揮して戦います。『咲-Saki-』にはスポーツ漫画特有の、フィールド上でだけ能力を持つキャラクターが、たくさん出てきます。

『咲-Saki-』シリーズの全国高校生麻雀大会(インターハイ)には、個人戦と団体戦と両方が存在します。作中の主軸となるのは、団体戦のほうです。団体戦は5人制です。先鋒 → 次鋒 → 中堅 → 副将 → 大将。この順番で、戦っていきます。

花田煌(はなだ・きらめ)は、福岡県代表の新道寺女子高校の2年生です。誕生日は10月24日。身長は151cmです。中学3年生の時に、長野県から福岡県に引っ越しています。花田煌は『咲-Saki-』の主人公・咲の、チームメイトである原村和(はらむら・のどか)と片岡優希(かたおか・ゆうき)の、先輩でもあります。そして口癖は『すばらっ』です。

花田煌は新道寺女子高校の、先鋒を務めます。チーム戦のトップバッターという訳です。花田煌には、役満を連発するとか、一巡先が予知できるとか、そういう目立った能力はありません。ただしプロを相手にしても決して途中で点数がトバなかったいう、輝かしい経歴があります。

花田煌は『咲-Saki-』の番外編である『咲-Saki-阿知賀編 episode of saide-A』にて多く活躍しますが、初登場は本編『咲-Saki-』です。初登場回は単行本9巻に収録されています。主人公の咲の、チームメイトである原村和と片岡優希の過去編で、顔を見せます。二人の中学校時代の先輩として登場します。ただ名前は出てきませんでした。しかし『すばら』『超すばら』『そこはすばらくない！』と名言『すばら』は連発しています。

目立った能力がなくとも前向きで優しい性格、そして『すばらっ』という名言を持ってることから、人気を呼んでいるキャラクターです。では次の項目でさらにかわいい魅力を、そしてアニメ版の声優さんや実写版での役者さんについても、触れていきます。

花田煌は画像のとおり、短いツインテールとキラキラしている目がかわいいキャラクターです。それでは内面のかわいい魅力、また担当された声優さんや女優さんについても触れていきます。

花田煌は強いメンタルの持ち主です。それについては『見習いたい』とファンから声があがるほどです。花田煌が作中で、宮永照(みやなが・てる)という強敵と2回も対戦しています。宮永照は主人公の咲の実姉で、いわゆる『ラスボス』にあたるほどキャラクターです。人智を超えていると言ってもいいほどの強い能力の宮永照に対して、花田煌はひるまず、チームのために戦いました。そして対戦する他校にも、敬意を示しました。

花田煌は『咲-Saki-阿知賀編 episode of saide-A』での全国高校生麻雀大会の準決勝において、先鋒で戦います。対戦相手は阿知賀編の主人公チーム・阿知賀女子(あちがじょし)の『松実玄』(まつみ・くろ)、千里山女子の『園城寺怜』(おんじょうじ・とき)、そして白糸台高校の『宮永照』です。宮永照は準決勝の序盤で、6回連続であがって、他チームに点差をつけました。この宮永照の連続勝ちにストップをかけたのが、花田煌です。

花田煌は、わざと自分の持っている牌を知らせるような、麻雀の打ち方をしてみせます。その真意に気づいた園城寺怜が、花田煌に牌を振り込んでみせたのです。宮永照が連続であがり続ければ、他校の点数がなくなった時点で、試合が終了してしまうからです。『宮永照を止めるには、他の3校が協力しなければ』…そう気づいた花田煌は、流れを先導していきます。

花田煌は判断に迷いました。もし宮永照によって試合が終了しても、その時に自校が2位であれば、決勝戦に進めるからです。2位通過を狙うか、どの高校もトバない（点数がなくならない）ようにするか、迷います。そして花田煌は『自分が納得できるほう！』を選ぼう、と判断して、誰もトバない流れを作っていきます。準決勝の先鋒、花田煌は最下位で終わりました。しかしどの高校も、トバなかったのです。

この内心での『自分が納得できるほう！』という台詞は、いつもの名言『すばらっ』に隠れがちですが、花田煌の名言として好評です。逆境に立ち向かう強いメンタル、そして他者への気配りが感じられるともいえる、花田煌の名言です。

TVアニメ『咲-Saki-阿知賀編 episode of saide-A』で花田煌の声を担当されたのは、声優の新井里美さんです。新井里美さんは埼玉県出身。誕生日は7月4日です。新井里美さんのデビュー作は2001年のアメリカのTVドラマ『私はケイトリン』（原題"Caitlin's Way"）主役のケイトリン・シーガー役です。主役でデビューを果たす声優さんは数少なく、それが外国テレビドラマの吹き替えというのは、異例といっていいほどのようです。

新井里美さんが声優という職業を選ばれた理由は、高校生時代に進路を考えた時のようです。幼い頃から「声が変わっている」と言われていたことより、その声を生かして大きなことを成しとげようと、思ったのだそうです。 声優になられてからは、趣味で人以外のものの声を練習しているのだそうです。新井里美さんの特徴的な声と演技、メディアで知られるご本人の性格に、多くのファンがついています。

新井里美さんが声をあてたこともあって、主役でなくても話題になるキャラクターがいます。花田煌もその一人ということができます。そして人気作品『とある科学の超電磁砲』(とあるかがくのレールガン)および『とある魔術の禁書目録』(とあるかがくのインデックス)に登場する『白井黒子』(しらい・くろこ)も、話題にあがるキャラクターです。

さて先に述べた『とある科学の超電磁砲』『とある魔術の禁書目録』に登場する白井黒子ですが、花田煌とはいくつか共通点があります。まずは声をあてられたのが、新井里美さんだということ。新井里美さんは、この二人のキャラクターを、ほぼ同じ声で演じられております。そして2人とも女子高生で、髪型はツインテールです。花田煌は内側に曲がった短いツインテールですが、白井黒子は長いツインテールです。

TVアニメ『咲-Saki-阿知賀編 episode of saide-A』と、TVアニメ『とある科学の超電磁砲』第2期の放送が近かったので、1部で花田煌と白井黒子はセット感覚になっているようです。2人を並べて描いたイラストや、白井黒子に「すばらっ！」と花田煌の口癖を言わせてみるイラストなどがあります。白井黒子をよく知らない人が『白井黒子も花田煌と同じように「すばらっ」が口癖なんだろうか？』と勘違いしたことも、あるそうです。

それでは実写版『咲-Saki-阿知賀編 episode of saide-A』の、花田煌のキャストをご紹介します。花田煌を演じたのは矢野優花さん。1998年1月6日生まれで、宮崎県出身の女優さんです。2008年から活動されており、2015年のTV特撮ドラマ『手裏剣戦隊ニンニンジャー』で伊賀崎風花（いがさき・ふうか）役で、レギュラー出演を果たされました。

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の主題歌に合わせて、矢野優花さんが制服でダンスしいる動画も、かわいいと評判です。『手裏剣戦隊ニンニンジャー』ではボブスタイルの矢野優花さんですが、花田煌を演じられたときは、くるっとしたツインテールです。

花田煌は原作漫画『咲-Saki-』でもTVアニメ『咲-Saki-阿知賀編 episode of saide-A』においても、初登場から名前が出てくるまで、時間があったキャラクターです。漫画での数コマ、アニメOPにおいての数秒「すばらっ」という名言と出てくるものの、名前はわかりませんでした。そのためにファンの間で『すばら先輩』と、呼ばれるようになりました。

口癖が「すばらっ」であることと、原村和と片岡優希の先輩であることから『すばら先輩』という仮名が定着しました。『花田煌』と名前がわかった今でも、『花田煌』や『花田先輩』ではなく『すばら先輩』のほうがピンとくるファンも、多いようです。名言の『すばらっ』がここまで定着するあたりから、花田煌が人気が高いキャラクターであることが、伺えます。

花田煌の名言であり、代名詞ともいえる『すばらっ』について細かく触れていきます。花田煌は気のおける友人1人を除いて、誰にでも敬語を使うキャラクターです。丁寧な言葉使いをしながらも『すばらっ』と、『素晴らしい』を短縮した言葉を、口癖にしています。

新入部員が入った時も『すばら』。園城寺怜があがった時も『すばらです』。松実玄があがった時も『すばらでしたよ』。はたまた自分の牌の振り込みによって、宮永照が派手にあがった時も『すばらっ』と涙目で叫んでいます。客観的に見れば、花田煌が『素晴らしくない』状況でも、『すばらっ』と口にします。これは自分が逆境にあっても、他者を『素晴らしい』と、ポジティブにたたえていると、考察することもできます。

花田煌の能力について、『咲-Saki-』シリーズに見られる卓上での特殊な能力についても交えながら、ご紹介していきます。『咲-Saki-阿知賀編 episode of saide-A』や『咲-Saki-』には、卓上で特殊な能力を持つキャラクターがたくさん登場します。特殊能力が発揮するときには、派手な演出があります。

『咲-Saki-』には、麻雀中に特殊能力を持つキャラクターが、たくさんいます。花田煌の特筆すべき能力は『絶対にトバない』です。麻雀を打っていて点数棒を失ったことが、1度もないそうです。それがプロとの戦いであってもです。

ただし『咲-Saki-』のキャラクターが特殊能力を発揮している間、派手な演出が入ります。主人公の咲は嶺上開花を呼び寄せるとき、辺りに花を咲かせます。最強の宮永照は『連続であがり続け、打点をあげていく』という能力があり、ツモのときは、右腕に激しい気流を巻きつけます。花田煌には派手な演出がありません。花田煌の『絶対にトバない』能力は人智を超えたものでなく、努力して得たもの。そういう捉え方もできます。

花田煌が所属する新道寺女子高校は、団体戦のメンバーはトップから5人選ぶつもりでした。しかし強敵の宮永照が先鋒にあたっていることから『先鋒は捨て駒をおく』という作戦に出ます。その捨て駒として、新道寺女子高校のトップ5ではなかった花田煌を選びます。花田煌はこの事実を、偶然に知ります。しかしショックを受けずに『誰かに必要とされている。こんなすばらなことはない』と前向きに捉え、黙って先鋒で戦います。

なお花田煌を先鋒に選んだのは、新道寺女子高校のエースの1人、白水哩(しろうず・まいる)です。花田煌が『絶対にトバない』ことを知って、宮永照と戦わせました。5位決定戦の先鋒では、花田煌は2位で終わります。その時に白水哩は、謙遜する花田煌に『自信を持て』と言っています。白水哩は、花田煌の『絶対にトバない』能力を認めているからこそ、捨て駒としておいたのです。

新道寺女子高校の先鋒で戦ったすばら先輩、こと花田煌について、どんな感想や声があがっているのか、ネット上のものをご紹介していきます。まずは花田煌の誕生日を祝うツィートです。『すばらっ』と言っている花田煌の画像が、多く選ばれています。

こちらは花田煌と白井黒子を並べた画像です。この2人の声優は、どちらも新井里美さん。特徴がある声がどちらの役にもぴったりだったようで、連想するファンが多いようです。

捨てゴマとして選抜されたと知っても、喜んで立ち向かう。この花田煌の姿に『泣けた』というツィートがこちらです。前向きな花田煌の性格が好き、という声は、多くあがっています。

ここまで花田煌の強いメンタルや名言など、魅力をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？『咲-Saki-』シリーズは女の子たちが麻雀で、全国1位を目指す物語です。特別な能力を持つかわいいキャラクターが、たくさん登場します。花田煌は目立った能力はないものの、強敵相手にくじけず、周りと協力して戦いました。強いメンタルと気配りを忘れない、そんなところが人気を呼んだ『すばらっ』なキャラクターです。

2019年2月現在、花田煌は準決勝が終わったあと、漫画の『咲-Saki-』では5位決定戦を戦っています。すばら先輩として親しまれてる、花田煌の活躍を、ぜひ『咲-Saki-阿知賀編 episode of saide-A』や『咲-Saki-』でご覧になってください。