【スラムダンク】清田信長の魅力は？海南のスーパールーキーでダンクシューター

1990年から「週刊少年ジャンプ」で連載開始されて以降、スポーツ漫画の名作として知られている「SLAM DUNK（スラムダンク）」。今回は圧倒的な人気を誇る本作に登場する、海南のスーパールーキー「清田信長」の魅力について迫っていきます！清田信長と流川楓との関係や、清田信長の武器であるダンクシュートについてなどたっぷりご紹介いたします。それでははじめに、スラムダンクの作品情報とあらすじをご紹介いたします。

「スラムダンク」は1990年～1996年まで週刊少年ジャンプで連載していた、井上雄彦先生による全31巻完結スポーツ漫画です。神奈川県の主に湘南地区を舞台としてバスケットボールを題材としているスラムダンクは、主人公の不良少年・桜木花道をはじめとするキャラクターたちの成長が描かれています。また「あきらめたらそこで試合終了だよ」など数々の名言が多くの感動を呼び、今なお名作漫画として語り継がれています。

スラムダンクは単行本日本国内発行部数が1億部を突破を達成し、印税の一部は2006年に井上雄彦先生が創設した“スラムダンク奨学金”の原資として充てられているそうです。文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」のマンガ部門で1位獲得、第40回平成6年度（1994年）小学館漫画賞少年部門受賞など数々の受賞歴があり、日本漫画史に残る名作として今後も語り継がれていくこと間違いないと言えるのかもしれません。

1993年10月～1996年3月に、全101話で放送されたテレビ朝日系列アニメ「スラムダンク」。漫画と同じくアニメ版も人気となり、最高視聴率は21.4％を記録したそうです。

花道と晴子が夏休みに縁日に行ったり、桜木軍団の活躍をクローズアップした回があったりアニメオリジナルストーリーも盛り込まれています。アニメの内容は基本的に原作に沿っていて、インターハイに出場決定して試合会場に出発するところまでが描かれています。

またアニメ「スラムダンク」では、印象的なオープニング曲・エンディング曲も人気を博しました。オープニング曲の「君が好きだと叫びたい/BAAD」、エンディング曲「あなただけ見つめてる/大黒摩季」、「世界が終るまでは…/WANDS」、「マイ フレンド/ZARD」など、現在でもアニメソングの名曲として知られています。

スラムダンクのエンディング曲となったこちらの3曲は全て、ミリオンセラーを達成したほどの人気となりました。

188㎝の長身と抜群の身体能力をもつ、神奈川県立湘北高校に入学した桜木花道。赤く染めた髪がトレードマークの不良少年・花道はある日、美少女の晴子から「バスケットは、お好きですか？」と声を掛けられます。バスケットボールの初心者だった花道は、晴子に一目惚れして彼女目当てにバスケットボール部に即入部。花道の意中の美少女・晴子は…実はバスケ部の主将・赤木剛憲の妹だったのでした。

花道が入部した湘北バスケ部の主なメンバーは、“ゴリ”こと主将の赤木剛憲と“メガネくん”こと副主将の木暮公延。そして晴子が思いを寄せる、スーパールーキー流川楓、さらに暴力事件を起こして入院をしていた宮城リョータ、バスケ部から離れていた三井寿がメンバーに加わります。これらのメンバーと共に元々抜群の身体能力を持つ花道は、地道な練習や試合を通じてその才能の芽を急速に開花させていきます。

これまで大人気スポーツ漫画「スラムダンク」の作品情報と、あらすじをまとめてご紹介いたしました。ここからは「スラムダンク」に登場する海南大付属高校の1年、「清田信長」の魅力に迫っていきます！主人公・花道との共通点も多い、“野猿（のざる）”の愛称で親しまれる清田信長は一体どのような人物なのでしょうか？プロフィールから清田信長のモデルまで、じっくりとご紹介していきます。

• 名前：清田信長（きよた よぶなが）
• 学校：海南大付属1年
• 背番号：10
• 身長：178cm
• 体重：65kg
• 血液型：B型
• バッシュ：Reebok INTIMIDATOR
• 声優：森川智之 

バスケの強豪・海南大付属で、1年でレギュラーを勝ち取った背番号10番の清田信長。 178cm・65kgという、スラムダンク作中で最も身長の低いスラムダンカーです。流川に対して強い敵対心を抱いていることを含めて花道とは何かと共通点が多く、お互いを「赤毛猿（あかげざる）」「野猿（のざる）」と呼び合う仲です。非常に目立ちたがり屋で、自信家という性格の自称「NO.1ルーキー」だと公言しているキャラクターです。

湘北戦の試合前には見事なボールさばきを頼まれてもいないのに披露したり、注目されやすいダンクシュートのシーンも多い海南高校の清田信長は大の目立ちたがり屋です。主人公・桜木花道も清田信長同様に目立ちたがり屋ですが、清田信長の場合は女の子からキャーキャー言われるためではなく、純粋にバスケットボールでナイスプレーをして目立ちたいのではないかと考察されているようです。

スラムダンク初登場時、流川に対抗意識を燃やして「NO.1ルーキーはこの海南大付属1年この清田信長すよ！」と自ら公言した清田信長。試合中に大口を叩いたり、つくづく相手につっかかったり礼儀知らずで自信家な一面をもちます。しかし神奈川の強豪・海南で1年生でレギュラーになったり、桜木のブロックの上からダンクを決めたりするなど、自称「NO.1ルーキー」を名乗るだけの自信と実力は伴っているのかもしれません。

ゲームの流れを変え、その流れをチームに引き寄せるだけの実力を持っている清田信長。敵の言葉を失わせ、味方を鼓舞できるようなミラクルプレーも清田信長の魅力の一つと言われています。湘北戦では後ろ向きダンクシュートを決めたり、陵南戦では身長2m以上ある魚住ごしにダンクをかまし、完全に試合の流れを海南に引き戻す活躍を見せました。「“ここぞ”という場面で活躍するのが清田信長」といえるのかもしれません。

スラムダンクの主要キャラクターには其々モデルになった選手が存在し、海南・清田信長のモデルとなった人物はNBAで活躍した「ショーン・ケンプ」と言われています。

身長208cmでパワーフォワードのショーン・ケンプとは体格面では異なる点もありますが、とにかく走り、とにかく飛び、ダンクするというプレースタイルが共通しています。また清田信長はジャンプシュートが苦手という設定も、彼がモデルだからだと言われています。

これまでスラムダンクに登場する“野猿”こと、清田信長の魅力について迫っていきました！目立ちたがり屋で大口を叩く清田信長ですが、その実力は確かなものだと評価されているようです。それではここから、「海南大附属高校」に関する情報や清田信長と桜木花道・流川楓の関係など、より深く掘り下げてご紹介していきます！未来の「海南のエース」、清田信長はどのような人物なのでしょうか？

「神奈川の王者」といわれるバスケットボール強豪校・海南大附属高校。スラムダンク作中では神奈川県予選では、主人公・桜木花道たち湘北高校と激戦を繰り広げて優勝し、見事「王者」の栄光を掲げインターハイ出場を果たしました。「海南に天才は一人もいない」という海南大附属高校バスケット部の監督・高頭力の言葉通り、日々血の滲むような努力を重ねて「王者」という栄光を勝ち取ったチームと言われているようです。

清田信長が所属している海南大附属高校の主なメンバーは「神奈川No.1プレイヤー」と称される主将・牧紳一をはじめ、1日500本のシュート練習を欠かさなかった努力の天才・神宗一郎、ゴール下のテクニックが光るセンター・高砂一馬、惜しくもノーマークシュートを外すシーンが描かれている武藤正、小柄で華奢な体型ながら抜群のシュートセンスがある宮益義範などがいます。

自ら「NO.１ルーキー」だと公言している清田信長ですが、彼は試合の流れを変える力を実際に兼ねています。実際に海南大附属高校バスケット部の監督・高頭力が1年生の清田信長に求めていることは、チームをまとめたり安定させることではなく、チームの「起爆剤」として勢い付かせる役割もあると考えられます。この「起爆剤」としての働きをこなしている清田信長は、まさに「海南のスーパールーキー」と言えるのかもしれません。

これまでポイントガードを務めていた、海南3年の絶対的帝王・牧。清田信長も厚い信頼を寄せている牧ですが、彼が卒業した後にポイントガードを務めるのはボールハンドリングやスピードのある清田信長ではないかと推測されています。苦手なジャンプシュートの克服や司令塔としてまとめ上げる能力など数々の試練が考えられますが、清田信長が3年生になった時には「海南のエースキャプテン」になっている事が予想されています。

互いを「赤毛猿（あかげざる）」「野猿（のざる）」と呼び合う仲となった、清田信長と桜木花道。背番号が10番、流川に対して敵対心を持っていること、自信家で目立ちたがりな面など数多くの共通点がある2人ですが、プレーにおいても似ている面が。桜木花道もプレーに集中できていない時はミスをする傾向にありますが、それと同様に清田信長も集中できていない時はミスをするといった共通点も見られるようです。

自称「NO.1ルーキー」の清田信長ですが、同じく「ルーキー」と言われる流川楓に対し敵対心を燃やします。インターハイ予選の前半、流川にこてんぱにやられた清田は高頭に「あいつはただの1年とは違うんすよ」って言う場面も。意地っ張りで自信家という裏では、流川の実力をしっかり認める一面ももっています。しかし流川との比較で、清田自身スタミナに関してはかなり自信を持っていることが分かっています。

ここまで海南のスーパールーキー・清田信長について、桜木花道との共通点や流川楓との関係を含めながらより深く迫っていきました。「未来の海南のエース」とも名高い清田信長、3年生になった姿が見てみたいという声も上がっているようです。それではここから、清田信長のプレースタイルについてご紹介いたします。得意とするダンクやディフェンスまで、じっくり考察していきます！

海南の清田信長はスラムダンクのカレンダーによると「シューティングガード」と記載されており、DVDについている選手データでは「スモールフォワード」と記載されているようです。湘北高校において三井寿、流川楓が担当する位置にあたる３Pシュートを打ったりゴール下へ切り込むポジションになります。実際スラムダンク作中において、清田信長の得点シーンは主にゴール下へ切り込んでからのダンクシュートのようです。

清田信長の武器は、なんといってもダンクシュート。身長は178cmと作中では小柄な方ですが、強烈なダンクシュートを放ちます。湘北高校との試合では、翔陽戦でダンクを決めた桜木に対し「見てたぜ翔陽戦。ダンク決める気分てのはどんな気分だ」と聞き、桜木のブロックをかわしてリバースでダンクシュートを決める技を披露。身長178cmの清田が、10cmも身長差のある桜木からダンクシュートを決めた瞬間でした。

清田信長が特に、陵南戦でそのポテンシャルをいかした活躍を見せました。試合開始早々スコアラーの福田が復帰した陵南に、10点差以上つけられてしまった海南高校。このピンチな状況下で清田信長は身長差は24cmある、202cmの魚住相手に強烈なダンクシュートを決めました。この清田信長のダンクシュートでの得点が海南の機動力となり、危機的状況を跳ね除けて試合の流れを変えたという活躍を見せました。

オフェンスが強いイメージの清田信長ですが、“野生の勘”を活かしたディフェンスにも定評があります。試合前半多くの得点を許してしまった流川とマッチングした際、惜しくもファールになりますが試合後半で“野生の勘”を働かせて流川のドリブルをスティールしたことも。さらに“野生の勘”で三井の様子の変化に気づいた際には彼の動きを先読みし、爪の先で3Pシュート軌道を狂わせたこともありました。

これまで海南のダンクシューター、清田信長のプレースタイルやポジション、試合での活躍などをまとめてご紹介いたしました！驚異的なポテンシャルやジャンプ力を見せる清田信長ですが、ここからは清田信長の身体能力について迫っていきます。身長178cmながら202cmの魚住相手にダンクを決める、清田信長の凄い身体能力が分かるシーンをご紹介していきます。

清田信長の身体能力の高さは、初登場のシーンからも見て取ることができます。同じ海南高校の2年生・神との二人乗りの初登場のシーンで、自転車の後ろに立っていた清田信長がまさかの前方宙返りを披露しているのです！自転車が動く中、自転車の上から宙返りをして見事着地している清田信長は、体操選手並みの身体能力とバランス感覚を持っていると言っても過言ではないのかもしれません。

海南の帝王・牧からマンツーマンデフェンスについて問われたとき、「動物的カンで相手の動きを読む」と答えた清田信長。牧からはアッサリその答えを否定されますが、清田信長の動物的勘の鋭さがバスケに活かされていると考えられます。視野も広くボールの軌道を先読み出来るため三井のシュートを阻止したり、ゴール下にドリブルを切り込むダンクシュートも相手の動きを読む“野生の勘”が働くからこそ放てる技なのかもしれません。

ここまでスーパールーキー、清田信長の身体能力についてご紹介いたしました！自転車上で前方宙返りを決める清田信長の身体能力は、体操選手並みのバランス感覚を持っていると言えるのかもしれません。それではここから、アニメ「スラムダンク」で清田信長の声を担当した声優・森川智之さんについてご紹介！声優・森川智之さんの出演作と共に、どのような人物なのかじっくり迫っていきます。

アニメ「スラムダンク」で清田信長の声を担当したのは、声優・森川智之さんです。声優事務所アクセルワンの代表取締役でもある声優・森川智之さんは、スポーツ実況アナウンサーを目指した後に声優を志すようになり、勝田声優学院に入学。

入所直後から発声の講師を任され、約5年間講師としての活動も続けたそうです。外国人向け日本語教材のナレーションで声優デビューし、アニメは「ダッシュ!四駆郎」の加藤隼役でデビューを飾りました。

「FINAL FANTASY VII」のセフィロスなどクールな役から、「トリコ」の次郎など老人役、さらに「RAVE」のゲイル・グローリーではハイテンションな親父キャラまで幅広く役を演じ分ける実力派声優です。2015年には第9回声優アワード助演男優賞を受賞し、2017年にテレビ朝日で放送された「人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙」では、数多くの声優の中から第12位に選ばれたことからも森川智之さんの人気が伺えます。

• 蒼き伝説シュート!（1993年：神谷篤司）
• 怪盗セイント・テール（1995年：佐渡真人）
• 金田一少年の事件簿（1997年～2016年：明智健悟）
• 名探偵コナン（1997年～2019年：羽田秀吉）
• 遊☆戯☆王（1998年：城之内克也）
• X -エックス-（2001年：蒼軌征一狼）
• ガラスの仮面（2005年：速水真澄）
• NANA（2006年：一ノ瀬巧）
• 島耕作シリーズ（2013年～2016年：島耕作）
• ONE PIECE エピソードオブ空島（2918年：エネル）

「実力者で先輩大好き、稀に真面目なところも好き」「スラムダンクの中で清田信長が一番好き！お調子者なところも含めて好き！」「唯一ハマったスポーツマンガ、スラムダンクで清田信長が一番好き」など、清田信長が好きという声が多く寄せられていました。目立ちたがり屋な面がありつつ、先輩思いで真面目な性格も愛されている理由のようです。

「清田はやっぱり世界で一番可愛い」「おサルになってうきゃうきゃしてる清田、本当に可愛い」「普段ドヤ顔で威張っておきながら、先輩たちに尻尾ふってる姿が犬みたいで可愛すぎる。野猿なのに」「清田信長くんが可愛くて仕方がない」など、清田信長はかっこいいという感想よりも、可愛いという声の方が多く寄せられているようでした！

「清田信長がもうちょっと頑張ってる所まで続きが見たかった」「あー続きをよみたい！もっと清田信長の活躍も見たかった」「清田信長がエースとして活躍する姿も見たいな」など、さらなる清田信長の活躍が見たいという声が多く上がっていました。また牧や神など先輩が卒業した後、清田がどのような活躍を見せるかファンの予想なども寄せられていました。

今回はスラムダンクに登場する海南のキャラクター、清田信長についてご紹介していきました！自称「NO.1ルーキー」の清田信長ですが、その自信に伴う高い身体能力をもち、海南高校の「起爆剤」としての活躍ぶりを作中で発揮しています。主人公・桜木花道と似た性格で、2人の掛け合いも見所です。清田信長の活躍を未だ見たことないという方は、是非一度スラムダンクを読んでみてはいかがでしょうか？