【弱虫ペダル】泉田塔一郎のアブとは?名言・名シーンや筋肉の名前の由来も紹介

自転車漫画弱虫ペダルに登場する中でも一見すると意味がわからないと言われるのが泉田塔一郎です。彼の口癖であるアブやアンディ、フランク、さらにファビアンなど独特の感性が理解出来ない、そもそも何を指しているのかがわからないという人が多くなっています。今回は泉田塔一郎を掘り下げ、彼が名付けた筋肉の名前の由来や、アニメで泉田塔一郎が登場した際の声優などを紹介していきます。

【弱虫ペダル】泉田塔一郎のアブとは?名言・名シーンや筋肉の名前の由来も紹介のイメージ

目次

  1. 泉田塔一郎は何者?
  2. 泉田塔一郎のアブ
  3. 泉田塔一郎の名言・名シーン集
  4. 泉田塔一郎の筋肉の名前の由来
  5. 泉田塔一郎と新開隼人の関係
  6. 泉田塔一郎の声優
  7. 泉田塔一郎に関する感想や評価は?
  8. 泉田塔一郎のアブまとめ

泉田塔一郎は何者?

まず泉田塔一郎のプロフィールや泉田塔一郎が登場する弱虫ペダルについて簡単に紹介していきます。

弱虫ペダルの作品情報

弱虫ペダルは週刊少年チャンピオンで連載されている自転車の中でもロードレースをメインの題材にした漫画です。2008年から連載が開始された弱虫ペダルは2019年1月には単行本にして59巻にも及ぶ長期連載となって人気を集めています。作中特に大きく取り上げられているのが3日間に渡って繰り広げられる高校インターハイでそのアツさと個性的なキャラクターで高い人気を集めて実に4回に渡ってアニメ化されています。

また自転車という題材から現実でも再現しやすく、舞台化、テレビドラマ化が行われている他、弱虫ペダルのキャラクター性を生かして、各種メディアミックス展開も盛んに行われている作品です。またキャラクター人気も高い事から公式、同人共に非常に多くのキャラグッズが作られている事でも知られています。

泉田塔一郎のプロフィール

泉田塔一郎は弱虫ペダルの作中において主人公小野田坂道が所属する千葉県立総北高校のライバル校で、全国大会の王者神奈川県の箱根学園に所属するレギュラーの1人として登場します。ロードレースの名門校である箱根学園において唯一の2年生レギュラーとしてインターハイに出場しています。全員がエースと言われる箱根学園においてスプリンターとして活躍、「神奈川の最速王」の愛称で知られていました。

ちなみに公式に発表されているプロフィールとしては誕生日は10月10日のてんびん座、血液型はB型で身長171cm体重は62kg、得意科目は世界史、乗っている自転車はスペインに本社を構える老舗自転車メーカーBH BIKESのだという事がわかっています。ただしアニメでは版権の都合上、乗っている自転車はDHの自転車と表記されていました。

性格的には良くも悪くも感情が表に出やすいタイプで、どちらかといえば直情型です。2年生時のインターハイ2日目には御堂筋の挑発に乗りそうになってしまうなどまだまだ甘さの抜けない場面も見られました。一方で思っている事を素直に伝えられたりと、根は真面目なタイプである事が伺えます。3年生になると精神的にも大きく成長し、貫禄と余裕を見せるようになりました。

泉田塔一郎は筋肉フェチ

泉田塔一郎の大きな特徴と言えるのが筋肉フェチであるという事です。自身の筋肉に「アンディ」「フランク」と名付けて相棒と呼んでいます。自身の筋肉に対する自信も絶対的なので過度に見せつけるようなナルシスト的一面も持ち合わせています。さらに2年生のインターハイで敗れると3年生時にはアンディとフランクに加えて「ファビアン」という新たな相棒を武器にしていました。

ちなみにこれらの名前は泉田塔一郎自身の筋肉の場所に由来しており、アンディが右大胸筋、フランクが左大胸筋、3年生時の新たな相棒ファビアンは広背筋です。また泉田塔一郎は鍛える過程を含めているので愛着を持っている自身の筋肉が好きなのであって、他者の筋肉に異常なまでの興味を示す京都伏見の岸神小鞠とはまた違ったタイプの筋肉フェチだと言えます。

普段はジャージの前を開けている事が多い泉田塔一郎ですが、本気で走る時は少しでも抵抗を減らす為、ジャージの前を留めてその鍛え上げた筋肉をフルに使って勝ちに行くなどレーサーとしての側面も非常に強いです。ちなみに泉田塔一郎の場合、自らジャージを開けるなどして見せつける程の筋肉フェチである反面、触られるのには慣れていないようで、待宮に触られた際には女性が痴漢にあった時のような反応を示しています。

泉田塔一郎の過去

初登場時こそ既に優れたスプリンターで箱根学園唯一の2年生レギュラーを務めている泉田塔一郎ですが、箱根学園に入学した頃、結果のでない時期が続いていた事がありました。そんな時先輩で同じスプリンターである新開隼人からアドバイスを受けて自身が他者より優れた筋肉をしている事を知ります。そこから泉田塔一郎は自身の筋肉を磨く事を徹底して行うようになります。

その徹底ぶりは凄まじく、敢えて一度デブといえるようなほどに脂肪をつけた後、その脂肪を鍛え上げて現在の筋肉を鍛え上げています。その結果箱根学園で唯一の2年生レギュラーの座を射止めるに至っています。泉田塔一郎が筋肉に異常なこだわりを見せるのもこの経験があってこそです。

泉田塔一郎はキャプテンに

泉田塔一郎自身も出場した2年生時のインターハイは主人公小野田坂道属する総北高校の勝利で幕を閉じました。箱根学園では泉田塔一郎が新キャプテンとして部を引っ張っていく事になります。しかしキャプテン就任当初、泉田塔一郎は部員達から信頼を集める事ができませんでした。これは泉田塔一郎自身の問題ではなくロードレースの名門校である箱根学園故の伝統のためです。

インターハイでは多くの場合、山頂、或いは山を超えた先にゴールが設定されています。その為、箱根学園では伝統的に山のスペシャリストであるクライマーか万能に対応できるオールラウンダーがキャプテンとして選ばれてきました。スプリンターである泉田塔一郎がキャプテンに選ばれるのは箱根学園でも初めての事だったのです。それだけ名門校箱根学園のキャプテンの座は伝統に縛られたものだったのです。

泉田塔一郎自身その事実は理解しており、周囲の態度もあって一時期は同級生でありクライマーである黒田にキャプテンの譲ろうとさえ考えました。しかし黒田や葦木場に励まされ、さらには泉田塔一郎自身が相棒と信じて疑わない筋肉にも相談して吹っ切ると、メンタル的にも成長し、結果としてくすぶっていた銅橋を導く程に余裕を持ったキャプテン泉田塔一郎が誕生しました。

TVアニメ『弱虫ペダル GLORY LINE』 公式サイト

泉田塔一郎のアブ

泉田塔一郎が注目を集めるきっかけの1つとなったのが、その口癖である「アブ」です。ここでこのアブという口癖の由来やその意味を紹介しておきます。

泉田塔一郎の掛け声「アブアブ」

泉田塔一郎はアブッと自身に掛け声をかけながら加速するという癖を持っています。これが泉田塔一郎が一見すると変態と言われる大きな要因にもなっています。同時に耳障りの良さ、インパクトの強さから公式イベントからファン作成の動画等々幅広い場所でネタにされるに至っています。

特にアニメ弱虫ペダル2期のGRANDE ROADの12話は泉田塔一郎が活躍、そして脱落していく回という事もあって渾身の「アブ回」としてファンに愛されています。冷静でいる時はどちらかといえばそれぞれに名付けている筋肉であるアンディとフランク、ファビアンと呼ぶ事が多いですが、集中力がますとアブという機会が多くなっています。

ちなみにこのアブという口癖は思わず出る言葉という意味合いが強くレース中以外でも咄嗟にでた言葉の語尾に付いたり、絶叫するセリフになったりと、特にメディアミックス展開では泉田塔一郎の1つのネタとして幅広く利用されています。

「アブ」の意味は腹筋

このアブという口癖も泉田塔一郎が愛してやまない筋肉に由来しています。アブとはアブドミナル・マッスルの略で特に腹筋を指してこのように言います。筋肉フェチである泉田塔一郎らしい口癖といえるのはではないでしょうか。泉田塔一郎はこのアブを一定のリズムで刻みながら筋トレをしたり、特に集中して加速する時などに口ずさんでいます。

ちなみにこの口癖の由来ともなっている腹筋、泉田塔一郎の腹筋はその苛烈とも言えるトレーニング方法にあってかなり引き締まった素晴らしい腹筋をしています。アンディやフランク、ファビアンなど他の筋肉と違い名前をつけているわけではありませんが、泉田塔一郎の走りを支えている根幹とも言えるのがこのアブです。

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泉田塔一郎の名言・名シーン集

泉田塔一郎はそのセリフ1つ1つが名言といえる程でそのキャラクター性をよく示しているとも言われています。ここから泉田塔一郎の名言と言われるセリフのうち、特に初登場時、インターハイ初日のファーストリザルト争いをした際に登場した名言を紹介します。

泉田塔一郎の名言①「楽しそうですね...」

インターハイの初日、スプリントのファーストリザルト争いに飛び出した各校のスプリンター、総北からは鳴子と田所が飛び出し共に先頭を競っていました。普通であればどちらかが風よけになって走るべき場面で鳴子と田所はお互い譲り合う事なく走り、結果として各校のスプリンター集団を置き去りにしていました。どちらも引かず譲らずの中、追いついてきた泉田塔一郎が放った名言です。

泉田塔一郎の名言②「神奈川の最速屋とも...」

上記の場面で追いついてきた泉田塔一郎に対して田所と鳴子は彼の事を知りませんでした。この時まだ余裕を見せている泉田塔一郎は鍛え上げられた筋肉を見せつけ自己紹介をします。ちなみにこの裏では、「全身スプリントマシンだ」と驚愕されていました。乱暴な走りで先頭を掛けていた鳴子と田所に対して余裕そうにそれをやってみせる泉田塔一郎を象徴するシーンです。

泉田塔一郎の名言③「僕自身が筋肉に...」

自身の筋肉論を話し、肉体を鍛え上げる事に快感を得ていると語る泉田塔一郎。そのトドメとなるのがこの名言です。これには田所も鳴子も唖然とするしかありませんでした。このあたりが泉田塔一郎が筋肉フェチだ、変態だと言われる所以にもなっています。ただ実際、その鍛えられた筋肉の凄まじさを田所と鳴子はその後に知る事になります。

泉田塔一郎の名言④「あなた方はスプリンター失格...」

筋肉フェチである泉田塔一郎ですが、あくまでもそれはレースの為の筋肉でありボディビルダーではありません。しっかりレースの状況は見据えており、スプリンターとしての誇りも持ち合わせています。先頭に同じチームから二人でている田所と鳴子が一切協力せずに泉田塔一郎にチームの勝利を優先すべきだと言い放った言葉です。ロードレースの基本をしっかり抑えているからこその名言だとも言えます。

泉田塔一郎の名言⑤「そう僕の背筋はバネ...」

泉田塔一郎の武器である筋肉。その筋肉によって支えられた爆発的なスピードが泉田塔一郎の武器です。2年生時にはまだ名前をつけて呼んでいるのはアンディとフランクだけですが、実際にはそれ以外の筋肉もしっかり鍛え上げています。加速前に背筋を膨らませた様子に「あいつの背筋はバネか?」と言われた時に答えた名言です。そしてこの名言を置き去りにするように大きく加速していきます。

泉田塔一郎の名言⑥「僕は一流のスプリンターとなる...」

過去には箱根学園のキャプテンである福富から自転車に乗るのを辞めろと言われる程に結果を出せなかった時期もある泉田塔一郎。しかし新開隼人を始めとした先輩たちからの助言を得てスプリンターとして確かに成長した泉田塔一郎はその経緯からもスプリンターとして高い誇りを持っています。泉田塔一郎の過去が語られる中での泉田塔一郎の決意を語る名言です。

泉田塔一郎の名言⑦「ファーストリザルトまでの...」

泉田塔一郎は当初、同じチームにも関わらず競い合って協力しない田所と鳴子の事をあまり敵視していませんでした。単独であれば負けないという絶対的な自信も持っていたのでしょう。しかし実際ファーストリザルトの目前まで来ても彼らは協力せずにしっかりと先頭争いに絡んできました。そのため、泉田塔一郎は考えを改め全力を持って2人の相手をする事を決意するのです。

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泉田塔一郎の筋肉の名前の由来

口癖であるアブの名前の由来に関しては既に紹介した通りですが、泉田塔一郎が筋肉につけている名前はそのままその部位を指す筋肉の名前ではありません。ここからは泉田塔一郎が名付けている筋肉の名前の由来を紹介していきます。

筋肉の名前の由来①アンディ

泉田塔一郎が右大胸筋に名付けている名前であるアンディ。このアンディの由来はルクセンブルグ出身の元自転車選手であるアンディ・シュレクという選手の名前から来ています。自転車レースの世界最高峰と言われるツール・ド・フランスにおいて総合優勝を果たした事もある名選手です。ただこの選手、さぞかし優れたスプリンターなのかと思えばどちらかといえばクライマータイプの選手でした。

筋肉の名前の由来②フランク

泉田塔一郎が左大胸筋に名付けている名前がフランク。この由来を聞くと右大胸筋のアンディという名前にもしっくりきます。フランクという名前は、アンディ・シュレク選手の兄、フランク・シュレクが由来となっているのです。フランクも有名な自転車選手で、個人としてしっかりと成績を残すと共にチームとして走る際には弟アンディのアシストとしても活躍しました。

つまりアンディとフランクは兄弟で勝利を勝ち得てきた自転車選手からその名前を取っているのです。フランク・シュレク選手も脚質はどちらかといえばクライマーでしたが、泉田塔一郎はこの兄弟で活躍しているという点から同じように両方鍛えて初めて活躍できる両大胸筋にその名前をつけたのではないでしょうか。

筋肉の名前の由来③ファビアン

3年生になって新たに相棒に加えた広背筋、ファビアン。その名前もそれまでのアンディとフランクと同じく自転車選手の名前を由来としています。ファビアンの名前の由来はスイス人レーサー、「ファビアン・カンチェラーラ」から取られています。現役時代には「宇宙人」とまで言われるほどの異次元の走りを見せていた選手です。

3年生になって初めて呼ばれるようになったファビアンですが、泉田塔一郎自身がキャプテンとなって個人よりもチームを思う言動が増えただけに上記のアンディとフランクに比べれば登場回数自体は少ないといわれています。ただいざ、スプリンターとして飛び出せばアンディとフランクと共にファビアンにも泉田塔一郎は語りかけ、その力としているなどしっかりと相棒としての役割を果たしています。

筋肉の名前の由来④マーク

泉田塔一郎が名付けた筋肉の名前といえば上記の3つ、アンディとフランク、ファビアンの登場率が高いですが、実は泉田塔一郎は自身のその他の筋肉にも名前をつけています。右腿につけている名前がマークです。これもこれまでと同様、イギリス人の自転車選手「マーク・カヴェンディッシュ」から名付けられています。スプリンターとして活躍した選手で特に加速力に優れていると言われていた選手です。

筋肉の名前の由来⑤ペテル

マークと同じく登場したペテル、こちらは左腿の名前です。このペテルはスロバキアの自転車選手「ペテロ・サダン」から命名されています。スプリンターとして活躍した選手で2015年~2017年まで3年連続で世界選手権を制覇しました。泉田塔一郎もやはり足には自身と同じスプリンターの名前をつけたいのでしょうか。

筋肉にも性格がある?

過度な筋肉フェチである泉田塔一郎。その極めし筋肉フェチから筋肉それぞれの性格さえも読み取れるようになっています。分かっているのは泉田塔一郎の長きに渡る相棒であるアンディとフランクで、泉田塔一郎曰くアンディは攻撃的な性格、フランクは慎重かつ大胆な性格だとしています。

これは筋肉それぞれの果たす役割に由来していると思われます。アンディと名付けられた右大胸筋は肺の伸縮を助け、体全体に酸素を送り出す役割を果たす事、フランクと名付けられた左大胸筋は心臓に直接作用して血液を送り出す役割を果たし、ときに調整役も担います。ある意味で筋肉フェチの泉田塔一郎らしい認識の仕方と言えるのではないでしょうか。

ちなみに泉田塔一郎的なこの性格が判明しているのはアンディとフランクだけでファビアンやマーク、ペテルに関しては性格は不明です。しかし、泉田塔一郎の筋肉フェチ具合からするとおそらくファビアンらの性格も把握しているのだと思われます。性格ではありませんが泉田塔一郎はファビアンの事を「厳しく、そして偉大な筋肉の父」と敬称しているシーンがあり、ファビアンに対しての思い入れも強いです。

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泉田塔一郎と新開隼人の関係

泉田塔一郎の目標は新開隼人

泉田塔一郎は根が真面目で非常にピュアな性格をしています。その為先輩である3年生の中でも特に同じスプリンターであり自身を導いてくれた存在でもある新開隼人に強い憧れを抱いていました。実際にインターハイでもファーストリザルト争いで敗れて焦る泉田塔一郎を新開隼人が抑えるなどほとんど師弟関係に近い関係性を築き上げています。

この思いが溢れる事になるのが箱根学園自転車競技部の伝統である「卒業生追い出しレース」です。箱根学園の毎年恒例行事となっているこのイベントですが、その本質は卒業生となる先輩達を超える為の最後のレースでもあります。

泉田塔一郎と新開隼人の対決

この追い出しレースで泉田塔一郎は憧れの先輩である新開隼人に勝負を挑みます。それまで新開隼人がつけていた箱根学園エーススプリンターの証であるゼッケン4番を背負い勝負を挑むのです。追い出しレースのコースにはそれぞれ平坦から山などもしっかり用意されており、海岸沿いの国道、平坦が終わる手前の標識下の白線がスプリントのゴールとして設定されていました。

このスプリントラインに向けて飛び出す新開隼人。箱根の直線鬼とも言われる新開隼人に泉田塔一郎は新開隼人が見出してくれた自身の成長した筋肉アンディとフランクと共に立ち向かいます。新開隼人としても泉田塔一郎をスプリンターとして認めてその成長を楽しみにしていました。そして2人は横に並ぶ事になります。

泉田塔一郎はそこで不思議な気分を味わいます。記念とはいえレースであり新開隼人を超える最後のチャンスでもあるこの追い出しレース。しかし勝ちに近づけば近づく程、それはレースの終わりが近づいている事を意味しています。しかも相手は箱根の直線鬼、新開隼人。全力を出さずして勝つ事はできない相手です。

泉田塔一郎は最後、限界を超えてペダルを回し、涙を流しながらも全力を持って新開隼人に勝利しました。最後にしてようやく新開隼人を超える事に成功したのです。この成功を自信に、アンディとフランクにさらにファビアンを加えキャプテンとしてインターハイ王者奪還に向かう事になります。

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泉田塔一郎の声優

泉田塔一郎の声優は阿部敦

言動や筋肉への名付けなど一種の変態とも言われる泉田塔一郎ですが、そんな泉田塔一郎のアニメでの声優は阿部敦さんが務めています。これまで演じるタイプとは違ったタイプの役どころである為に、アニメを初めて見た人は阿部敦さんが声優を務めていると分からなかったとする声も見られる程入り込んだ演技を披露してくれています。

同時に、泉田塔一郎役の声優として弱虫ペダルのラジオ番組「クライマーズレディオ」に出演した際には、阿部敦さんの名前と泉田塔一郎のアブという口癖からアブ敦という造語が誕生する程に阿部敦さんにも浸透したキャラクターになっています。

阿部敦のプロフィール

阿部敦さんは2010年に「第4回声優アワード」で新人男優賞を受賞した経験も持つ声優さんで、大学を卒業後に改めて東京アナウンスアカデミーに通って声優の道に飛び込みました。声優としてデビューしたのは2006年で、初めて名前を持つ役を演じたのは2007年の「しゅごキャラ」での相馬空海役で以降アニメを中心に洋画の吹き替えなども担当しています。

主に少年から青年の役割を演じる事が多く、2013年に初めて泉田塔一郎役を演じる以前から各作品で主人公やメインキャラクターを何度も演じており既に実績を持つ声優さんでした。泉田塔一郎役は2013年に初めてアニメに登場した時から4期共に演じ続けています。

また自身の名義ではありませんが、それぞれ演じたキャラクター名義で多数のキャラクターソングも発売しており、泉田塔一郎名義でも新開隼人と2人で楽曲を発表しています。また同じく声優をしている安元洋貴さんからは「演じているとどうしても慣れてしまう素の童貞演技ができる稀な声優」としても評価されています。

阿部敦の他の出演作

阿部敦さんがこれまで演じてきた役としてはアニメをきっかけにメディアミックス展開されいずれも演じている「とある魔術の禁書目録」の主人公上条当麻役、「バクマン。」の主人公真城最高役、「カードファイト!!ヴァンガード」の雀ケ森レン役、「はぐれ勇者の鬼畜美学」の海堂元春役、「だがしかし」の鹿田ココノツ役、「火ノ丸相撲」の潮火ノ丸役などを演じています。

またアニメ以外ではスマホアプリで人気を博した「アイドリッシュセブン」の逢坂壮五役も演じており、他のキャラクターも含めて泉田塔一郎役をイメージが大きく違うキャラクターだったとする声も非常に多いです。その他、洋画などの吹き替え、Webアニメなど声優として幅広い活動をしています。

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泉田塔一郎に関する感想や評価は?

泉田塔一郎のプロフィールや象徴たる筋肉の名前などを紹介したところで、ここからは泉田塔一郎に関する感想や評価を紹介していきます。弱虫ペダル自体がまだ完結していない作品である事、その作風もあって、その感想はその時期に放送されているアニメ、或いは連載中の作品に対しての感想が非常に多いです。

やはり泉田塔一郎というと印象に残りやすいのがアブの口癖と、アンディとフランク、ファビアンなどの筋肉と語るシーンです。個性的なキャラクターが多い弱虫ペダルにおいても事筋肉を語る事においては大柄な選手達を含めても右に出るものがいない泉田塔一郎だけに感想でも多くその名前を目にする事ができます。

また3年生になった泉田塔一郎が登場し、新たな相棒であるファビアンを紹介した時にはそれでこそ泉田塔一郎だという声も多くなっています。

また特に直近で放送されたアニメ4期では既にキャプテンになっていると同時に、箱根学園側では真波と合わせて数少ない去年から出場している泉田塔一郎だけに、過去の敗戦を伏線にしたような他のキャラではできない演出なども取り入れられている事からついつい応援したくなってしまうという声も多いです。同時にキャプテンとして成長しながらも本気になれば変わらずアブと口癖が飛び出す事に安心したとするファンもいます。

一方でキャラクター同士の絆を押し出す弱虫ペダルの作風もあって、ピックアップされがちなキャラクター同士の組み合わせですが、やはり泉田塔一郎は同じスプリンターである新開隼人と合わせて見られる事が多いです。原作者の渡辺航先生もそれを分かっているように、泉田塔一郎のスプリント勝負が終わった直後に新開隼人とのハイタッチを入れたりなどとさらに盛り上げる演出をしています。

特に泉田塔一郎は新開隼人との絡みで泣いたという声も多いキャラクターで、泉田塔一郎2年生時のインターハイでのレース中のお互いを思いやるやりとり、上記でも触れた追い出しレースでのスプリント勝負後、さらには応援に来てのハイタッチなど思わず泣いてしまう組み合わせだとする声も非常に多いです。

声優を務めた阿部敦さんに関してはそれまで演じた事のないタイプのキャラクターだっただけに初めて聞いた際には気づかなかったとする声が大きい一方で、改めて聞くと確かに阿部敦さんであるという納得の声も大きいです。声はもちろんですが、演じているキャラクターのイメージが印象から違うと言われる代表的なキャラクターにもなっており、阿部敦さんの声優としての演技力の幅広さが現れているという例に紹介する人もいます。

中には声優を務めた阿部敦さんの他のキャラクターと比較して「泉田塔一郎という新境地を開いた」とする人もいる程で、阿部敦さんが演じたキャラクターの中でも個性を放っているといえる状態で、主役を演じた他作品と並んで声優阿部敦さんの代表作の1つとして数えられています。

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泉田塔一郎のアブまとめ

泉田塔一郎は弱虫ペダルの作中でも屈指の筋肉フェチで、他の個性的なキャラクターに負けない強い個性を解き放っているキャラクターです。一見するだけではアブアブという口癖や、アンディとフランク、ファビアンと筋肉に名前をつけたりと変態と言われてしまうようなキャラクターではありますが、その根幹になった経緯がしっかり紹介しているだけに思わずグッとくるシーンが多いキャラクターでもあります。

特に先輩であり憧れの存在である新開隼人と泉田塔一郎の絡みは作中でも人気の高い絡みであると同時に、1年目のインターハイから出場していたからこそのエピソードなど、他のキャラクターではできない要素を盛り込んだキャラクターでもあります。弱虫ペダル全体で見ればライバル校の選手でありながら声優を務めた阿部敦さんの代表作に扱われる事もある程に異彩を放っているとも言えるのでぜひぜひ注目してみる事をおすすめします。

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