2019年02月18日公開
2019年02月18日更新
【スパイダーマン】カーネイジは最凶のヴィラン?強さや能力・ヴェノムとの違いとは?
カーネイジは最凶クラスのヴィランというのは本当?マーベル作品のスパイダーマンシリーズでカーネイジといえば最凶最悪といわれるキャラクターです。スパイダーマンの映画にこれまで登場したことのなかったカーネイジですが、ヴェノムの映画で登場したことが話題になっています。スパイダーマンが歯が立たないほどの強さを持つカーネイジの能力とは?カーネイジの名前の意味は何なのか?スパイダーマンシリーズの最凶キャラクター、カーネイジの強さや能力、名前の意味やヴェノムとの違いも含めて、詳しく解説していきます!
目次
カーネイジは最凶のヴィラン?
出典: https://ciatr.jp
映画「スパイダーマン」と言えば有名なマーベル作品ですが、カーネイジという凶悪キャラクターをご存知でしょうか?「スパイダーマン3」にて映画に初めて登場したカーネイジ。マーベル作品のヴィランのなかでも最も危険で、スパイダーマンたちの宿敵として登場するカーネイジ。
カーネイジの名前には、このキャラクターを象徴するような意味がありました。スパイダーマンとヴェノムが力を合わせてもかなわないほどの強さを持つカーネイジは単なるヴィラン(敵)ではありません。この記事ではマーベルの映画スパイダーマン史上最凶クラスのヴィランであるカーネイジの強さや能力、カーネイジの名前の意味、ヴェノムとの違いなどについて迫っていきます。カーネイジに興味のある方はぜひ最後までご覧ください!
カーネイジはマーベルシリーズ最凶ヴィラン
今回紹介するカーネイジは、マーベルのスパイダーマン史上でも最恐最悪クラスの強さをもつヴィランです。恐るべき強さと悪い心をもつカーネイジですが、謎も多いヴィランでもあります。スパイダーマンはマーベル作品に登場するキャラクターの中でも抜群の知名度と人気があります。
マーベル作品の代表格でもあるスパイダーマンはこれまでくさん映画化されており、それぞれの映画のなかでヴィランと呼ばれる敵と戦ってきました。スパイダーマンの前に立ちはだかった敵にはは様々なヴィランがいました。例えば強力な武器をひっさげてスパイダーマンを窮地に陥れたヴィラン、グリーン・ゴブリンがいます。
ほかにもスパイダーマンに取りついてピンチにおとしめたヴィランのヴェノムもいます。グリーン・ゴブリンもヴェノムもスパイダーマンを苦しめたヴィランでした。しかし本記事で紹介するカーネイジは前2者のヴィランを遥かに上回る強さを持っています。スパイダーマンはカーネイジと戦いましたが、一人の力で勝つことは不可能でした。
スパイダーマンは宿敵ヴェノムと組んでカーネイジと戦いましたが、2人がかりでもカーネイジを倒すことはできませんでした。この事実を見ただけで、カーネイジがいかに強いかが分かるでしょう。カーネイジはまさにマーベル作品のスパイダーマン史上、最凶であり最強の生物だったのです。
カーネイジの宿主はクレタス・キャサディ
マーベルのスパイダーマン史上最凶と言われるカーネイジの宿主は、やはりその名にふさわしく恐ろしい人間でした。カーネイジの宿主はクレタス・キャサディです。クレタスは精神異常の気があり、サディストかつ冷酷無比な犯罪者です。クレタスは幼いころから凶悪な性格をしていました。
クレタスは子供のころに祖母を階段から押し倒して殺してしまったのです。クレタスは母親が大切にしていた犬を殺したこともあります。さらには自分の母親がお風呂に入っている時に、浴槽のなかへドライアーを放り投げて、母親を感電死させたこともあります。クレタス・キャサディは実の母や祖母を平気で殺すような悪の心をもっていました。
マーベル作品の悪名高いカーネイジの宿主だけあって、さすがに凶暴さはカーネイジに引けをとりません。このようなことがあってクレタスは孤児院に入れられることになりました。しかしクレタスは孤児院のなかでも周囲の人間に溶け込めず、違和感を感じていました。孤児院の人たちはクレタスの変わった考え方を理解できなかったのです。
クレタスは元から人と違う思考回路を持っていたので、一般の人達に彼の気持ちを察してもらうのは土台無理な話でした。そのためクレタスは孤児院でいじめられることになりました。いじめられたクレタスは、おとなしく黙っているような子供ではありません。クレタスはいじめた者たちに復讐することを考えつきます。こうしてクレタスは孤児院に火をつけて、従業員や子供たちを放火によって殺してしまいました。
カーネイジの名前の意味
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カーネイジの名前には、このキャラクターを象徴するような意味があります。カーネイジとはCarnageというスペルで書き、その意味は「大虐殺」となります。カーネイジの名前の意味が大虐殺であれば、このキャラクターの凶悪性が納得できます。名前に示されている意味に、このキャラクターの本性が出ています。
宿主のクレタスからして子供のころから犯罪を犯しており、カーネイジとなってからもすさまじい強さと凶暴性を持つ生物です。このためカーネイジの名前の意味が大虐殺でもおかしくはないでしょう。カーネイジは名前の意味からして、生まれもっての犯罪者を示していたのです。
カーネイジの強さや能力
ここからカーネイジの強さや能力について迫っていきます。カーネイジは最凶の名にふさわしいヴィランだけあって、圧倒的な強さを誇ります。カーネイジはマーベルのスパイダーマン史上、前例がないほど強いヴィランだったのです、
カーネイジの強さはヴェノムを上回る
カーネイジの強さはヴェノムを遥かに上回ります。カーネイジの能力の基盤にあるのはスパイダーマンの能力です。しかしカーネイジが本気で戦ったときの強さは、スパイダーマンの比ではありません。スパイダーマンの能力を引き継ぐカーネイジなので、スパイダーマンが使う技を使用できます。カーネイジと戦うということは、スパイダーマン以上に強い相手と戦うという意味に等しいのです。
またカーネイジは体の一部を変形させて武器に変えることが出来ます。いくらヴェノムが強くても体を武器にして戦うことは出来ません。一方カーネイジは、体を変形させて斧などの刃物に変換させることができます。カーネイジはこのように体を鋭利な刃物に変えることもできることから、攻撃力の点でヴェノムを圧倒しています。
カーネイジはスパイダーマンの能力を引き継いでいるだけあって、凄まじい腕力を持ち、動く速さや持久力、傷の回復の速さ、耐久性も高いキャラクターです。そのためカーネイジはスパイダーマンとヴェノムが束になってかかっても倒すことができないヴィランなのです。
カーネイジの能力①糸
カーネイジはスパイダーマンの能力を受け継いでいるので、糸を使うことができます。しかしカーネイジの使う糸はスパイダーマンが使う糸よりも強力です。カーネイジは体のどこからでも糸を放出して相手を攻撃することができます。
カーネイジはスパイダーマンの技であるウェブを使って糸を操れるだけでなく、壁などにへばりついて移動することも可能です。またカーネイジは危険の察知能力があります。カーネイジに何か危ないものが迫ると、それに気がつくことができるのです。危険なものに対して反応できるカーネイジの能力は、まるでスパイダーセンスのような能力です。しかしスパイダーマンには感知することができないようです。
カーネイジの能力②変身・変形
カーネイジは変身や変形をする能力も持っています。まずカーネイジはシンビオートを自由にコントロールできる能力があります。カーネイジはシンビオートの形状や色合い、硬さを自由に操ることができるので、洋服に変形させたり、周りの景色に溶け込んで姿を消すことも可能です。カーネイジはいざとなれば景色にカモフラージュして隠れることができるのです。
それだけではなくカーネイジは人間を操る能力ももっています。まずはカーネイジの細胞を糸のように伸ばしていき、人間をしばりつけます。
巻き付いたカーネイジの糸に対して思考を送りこむことで、人間の頭を洗脳して人々の行動を操ることが出来ます。カーネイジはこのような方法でたくさんの人間をコントロールして、大虐殺のような惨劇を巻き起こしたこともありました。またカーネイジは体の一部を変形することも可能です。カーネイジの体はナイフや剣などの鋭利な刃物に変形させて戦います。
自分の体がまるごと武器といえるカーネイジなので、敵と戦う時も有利に戦闘を運べます。カーネイジの能力はそれだけではありません。カーネイジは人工強化スーツと合体することで、翼を身につけて空を飛ぶこともできるのです。体中が武器になり、自由に空も飛べるカーネイジは、マーベルのキャラクター史上例のない強さを秘めたヴィランだと言えます。
カーネイジの弱点
スパイダーマンやヴェノムが二人がかりでも倒せないカーネイジですが、彼にも弱点はありました。カーネイジの弱点は高周波と熱です。カーネイジの弱点はスパイダーマンと一緒でもあります。弱点のあるカーネイジですが、それでも圧倒的な強さには変わりがありません。
カーネイジとヴェノムの違い
映画「スパイダーマン」シリーズに登場するカーネイジとヴェノムですが、この二人は外見がやや似ている所があります。似てはいますが、決定的に違う所もありました。ここではそんなカーネイジとヴェノムの違いに迫ります。
ヴェノムとは何?
マーベルの映画「スパイダーマン」でスパイダーマンの宿敵ヴィランとして登場するヴェノムですが、はたしてヴェノムとは何者なのでしょうか?ヴェノムとはマーベルのスパイダーマンシリーズに出てくるヴィランという敵役のことです。スパイダーマンの世界では敵のことをヴィランと呼んでおり、スパイダーマンにとってヴェノムは宿敵にあたります。
見方を変えれば、ヴェノムはスパイダーマンの第2号的な位置づけにあるキャラクターだといえるでしょう。マーベルの映画スパイダーマンシリーズで、ヴェノムが初めて登場したころ、彼は悪いスパイダーマンという役柄でした。スパイダーマンは正義の味方ですが、悪役版のスパイダーマンがヴェノムだったといえます。しかしヴェノムは単純な悪役だけで語れるキャラクターではありません。
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例えばカーネイジがあまりの強さでスパイダーマン一人ではどうにもならない時、一時的に一手を組んで、一緒に戦ってくれたこともありました。ヴェノムはスパイダーマンのヴィランですが、必要とあらば仲間として協力してくれる存在でもあるのです。このように悪だけでは語れない、別の意味も感じさせるヴィランがヴェノムなのです
カーネイジとヴェノムの違い①一人称
ヴェノムとカーネイジの違いとして、自分自身を呼ぶときの一人称の呼び方が違います。ヴェノムは自分のことを「We(俺たち)」と呼びます。ヴェノムは新聞記者のエディと共生することで誕生したヴィランです。エディの体にシンビオートがとりついたことでヴェノムになっているので、一つの体のなかに2つの意識が宿っているような状態です。
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このためヴェノムは自分のことを、エディとシンビオート含めて「俺たち」と呼びます。一方カーネイジが自分を呼ぶときは「Iam(俺)」と呼びます。カーネイジも宿主であるクレタスがシンビオートに寄生されたことで生まれたので、ヴェノムのような呼び方をしてもおかしくはありません。しかしカーネイジは自らを「俺」と呼ぶのはなぜなのでしょうか?
これはクレタスとシンビオートが細胞の部分で深い結合をしている事が理由として挙げられます。またエディとシンビオートはお互い相思相愛な関係なので、カーネイジの在り方とは異なるということもいえるでしょう。ヴェノムとカーネイジは同じヴィランではありますが自分自身の呼び方や、宿主との結合状態の意味の在り方が違うと言えます。
カーネイジとヴェノムの違い②変形能力
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カーネイジはヴェノムにはない能力を持っています。ヴェノムは体の特定の部分をのばすことで敵を攻撃したり、しばりつけたりすることができます。一方カーネイジは体の一部分を武器などに変形させることが出来ます。この能力はヴェノムは持っていません。
カーネイジは体を刃物など鋭利な武器に変形できるので、攻撃力もヴェノム以上に高くなっています。全身が凶悪な武器に変形できるカーネイジなので、状況に応じて最適な戦い方ができるのです。
カーネイジとヴェノムの違い③変身能力
カーネイジとヴェノムの違いは変身能力にもあります。カーネイジの体は深紅に染まっていますが、これはとりつかれたクレタスの思考が原因となっています。クレタスの邪悪な思考が、カーネイジの体を真っ赤に染めたと考えることが出来ます。赤い体を持つカーネイジですが、別の姿に変身することもできます。この変身能力はヴェノムにはないので、カーネイジ独自の強みです。
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またカーネイジは、周囲の景色の色に変身して、身を隠す能力もあります。危険なときは周囲の空間にカモフラージュすることが出来るので、ピンチを脱することだって可能です。姿が見えないまま敵に近寄ることもカーネイジにはできます。ヴェノムからしたらカーネイジのカモフラージュ能力や変身能力は危険な技といえるでしょう。
カーネイジとヴェノムの違い④マインドコントロール
カーネイジはヴェノムにはないいくつもの能力を備えていますが、なかでも相手をマインドコントロールできる能力は強力です。カーネイジは自分の体の一部を多数の人間に飛ばすことで、相手の意識を操ることがでできます。人間などを相手にマインドコントロールをして操る能力をヴェノムは持っていません。
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人間はカーネイジの細胞をつけこまれると、もう意識をコントロールできなくなってしまいます。そしてカーネイジは自らの思考を流すことで、大勢の人間を思い通りにします。同じヴィランでも、人間を洗脳して操れるカーネイジとヴェノムでは、決定的な能力の差があったのです。
カーネイジとヴェノムの違い⑤糸の強さ
シンビオートはスパイダーマンの持つ能力を有しています。これはスパイダーマンの能力を持っているヴェノムから生まれた子供が、シンビオートだからです。スパイダーマンの能力を有したシンビオートがとりついて出来た生物がカーネイジなので、糸を使うことが出来るのです。スパイダーマンと同じような糸の技を使えるカーネイジですが、彼の糸はより強力になっています。
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例えばスパイダーマンの糸よりカーネイジの糸のほうが硬度があるので、攻撃力も強くなっています。このようにスパイダーマンを上回る糸の能力を持つカーネイジは、ヴェノムとは違います。カーネイジは糸で壁にはりついて歩いたりなどの行動もできるので、移動能力にも差が出てくるでしょう。カーネイジはスパイダーマンの強さをそのまま受け継いだようなヴィランだといえます。
カーネイジとヴェノムの違い⑥良心
カーネイジとヴェノムには決定的な違いがあります。それが良心があるかないかの違いです。カーネイジはスパイダ-マン史上最凶のキャラクターと言われるだけあって、良心のかけらもありません。しかし、ヴェノムには幾分かは良心が存在します。ヴェノムには自分の信念があって、スパイダーマンの敵であっても自分の中で間違ったことには手をださない良心があるのです。
ヴェノムはヴィランであることには変わりないですが、完全な悪にはなりきれない性質があります。そんなヴェノムの良心を感じさせるエピソードがあります。スパイダーマンがカーネイジの圧倒的な強さに押されているとき、ヴェノムは一緒に戦ってくれたことがあったのです。
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このとき、カーネイジと戦っていたヒューマントーチとスパイダーマンに初めてヴェノムは手を貸してくれました。こうしてヴェノムを含める3人がかりで戦ったことで、カーネイジを倒すことが出来たのです。ではなぜヴェノムはカーネイジと戦うスパイダーマンに加勢してくれたのでしょうか?実はヴェノムはカーネイジが誕生したことに対して、自分にも否があると感じていました。
冷徹無比で恐ろしい強さを持つカーネイジ誕生のきっかけにヴェノムも関わっていたことが責任として感じられたヴェノム。ヴェノムはカーネイジを倒す必要があると考えていました。カーネイジを倒すためなら、ヴィランであるスパイダーマンと組んでも仕方ないと考えたことでヴェノムは、助けに入ってくれたのです。
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スパイダーマンとヴェノムはカーネイジ打倒というお互いの目的のために、一時的に手を組んだことになります。このように良心を持つヴェノムに対して、カーネイジはとことん悪に染まっています。カーネイジの性質の邪悪さは宿主である、クレタス・キャサディの影響がありました。
クレタスは人を殺すことを何とも思わず、破壊的思考をもっているため、これがシンビオートにも作用していました。このためにシンビオートは凶悪さと狡さ、破壊衝動がヴェノムを圧倒的に上回っているのです。まさに100パーセント悪に染まったスパイダーマンがカーネイジだといえます。
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カーネイジは刑務所の所長にとりついたこともありました。良心のないカーネイジは脱獄のためなら手段を選ばず、脱獄後はまたもや殺戮を行っていきました。そしてカーネイジが犯罪をした場所には決まって「Carnage」の文字が、自分の血液で書かれています。
これはカーネイジが自分が犯した犯行だという意味を込めてしているサインだともいえます。カーネイジが悪さをするたびに、ヴェノムやスパイダーマンが動くのですが、犯罪が収まることはありません。
カーネイジはスパイダーマンたち3人がかりでやっと退治できるほどの強さなので、スパイダーマン単体で彼を取り締まることは出来ない状況です。スパイダーマンほどの能力者であっても、カーネイジを刑務所にやることくらいしか手が打てなかったのです。このようにヴェノムとカーネイジは良心の点で明確な違いがありました。
カーネイジとヴェノムの違い⑦宿主を変えることができる
カーネイジとヴェノムの違いはまだありました。カーネイジは宿主を変えることが出来るのです。カーネイジにとりついたシンビオートは、クレタスと細胞部分での結合を果たしていますが、別の宿主に移りかわることもできたのです。もしもカーネイジがクレタスと離れることになっても、シンビオートは別の宿主を見つければ良いだけなので、何の危険もありません。
これまでカーネイジはいろいろな人間に寄生してきました。例えば刑務所の所長やJJJ、ベン・ライリーやシルヴァー・サーファーなどがいます。シルヴァー・サーファーが寄生された時はコズミック・カーネイジとなりました。また元祖スパイダーマンであり、ピーター・パーカーのクローンでもあったベン・ライナーは、自分から意図してシンビオートに寄生させました。
これはシンビオートが他の人間を殺戮しないようにするための緊急手段でした。ベン・ライナーはシンビオートに寄生されたことでスパイダー・カーネイジになっています。このようにカーネイジのシンビオートは多数の人間にとりつきましたが、なんといってもクレタスの体が一番好みなようです。
クレタスは人間としての性質が極悪なので、シンビオートと意向が似ています。そのためシンビオートにとって一番ふさわしい宿主だと言えます。シンビオートはクレタスの性質と抜群に良い相性なので細胞単位で結合してしまい、完璧な共生状態になっていたのです。このカーネイジとシンビオートとの関係性もヴェノムとは明らかに違うところです。
カーネイジの誕生秘話
ここではカーネイジがどのような経緯で生まれるに至ったのかについてシンビオートの特性などを見ていきます。
カーネイジの元は寄生生物シンビオート
カーネイジのもとになったのは寄生生物であるシンビオートです。シンビオートにとりつかれたことで変身した点ではヴェノムと共通していました。カーネイジは外見がややヴェノムに似ているところがあります。しかしヴェノムの体が黒なのに対して、カーネイジの体は血塗られたような赤となっています。カーネイジが誕生したのはヴェノムと同じく寄生生物であるシンビオートが原因です。
スパイダーマン3にヴェノムが登場したとき、彼もシンビオートにとりつかれてヴェノムになっていたのです。
ピーター・パーカーとエディに取り付く
シンビオートはまずピーター・パーカーにとりついてブラックスパイダーマンになっています。その次にとりついたのがエディでした。新聞記者のエディはシンビオートにとりつかれて、スパイダーマンのヴィランであるヴェノムとなったのです。
クレタス・キャサディに取り付いてカーネイジに
エディにとりついてヴェノムに変化したシンビオートですが、この後映画「スパイダーマン」シリーズで悪名をとどろかすカーネイジ誕生へと関わっていきます。エディはその後、刑務所に入ることになりました。このとき偶然エディと同じ牢獄に入っていたのがクレタス・キャサディでした。クレタスは幼いころから殺人を犯す犯罪者なので、シンビオートは最適な宿主を見つけたと考えたことでしょう。
カーネイジのトリビア
カーネイジのトリビア①ジョーカーとの共演
スパイダーマンが登場するアメコミには、マーベルとDCという、二つの有名な会社が存在します。マーベルが誇る人気キャラクター、カーネイジはDCコミックスに登場して、ジョーカーと共演したことがありました。ジョーカーと言えば、バットマンに登場する敵役のキャラクターです。ジョーカーとカーネイジが共演したとき、カーネイジはジョーカーに対して尊敬の念を示していました。さらにジョーカーの助っ人役にもなっています。
しかしジョーカーとカーネイジは性質が異なっています。ジョーカーは派手で狂気的な行動をしますが、カーネイジは大量虐殺をするような極悪キャラです。このため両者は共感することが出来ず、けんか別れのような状態になりました。
カーネイジのトリビア②アルティメットスパイダーマンでの設定
カーネイジのトリビアには2012年に放送されたアニメ「アルティメットスパイダーマン」で登場したエピソードがあります。この作品ではシンビオートは宇宙から来た設定ではありません。グリーン・ゴブリンがスパイダーマンが持つDNAを改造して生み出したという設定になっているのです。
このためカーネイジの設定にも違いがでています。アルティメットスパイダーマンではシンビオートがスパイダーマンに寄生したことによって、突然変異が起きてカーネイジが生まれたことになっています。
カーネイジのトリビア③トキシン
ヴェノムが無性生殖をしたことでカーネイジが誕生しましたが、カーネイジの体から出た子供が人間と結合することになりました。こうしてできたのがトキシンです。トキシンは恐るべき強さを持っています。カーネイジとヴェノムが束になってかかってもトキシンにはかなわないほどの戦闘能力があるのです。
トキシンの元になった人間は警察官のパトリック・マリガンといいます。トキシンもカーネイジのように凶悪な性格をしていますが、宿主が警察で真面目なので、正義感も合わせもっています。
カーネイジのトリビア④シュリーク
恐ろしい犯罪者のクレタスことカーネイジでも、女性パートナーがいたことがあります。シュリークという名前の女性はカーネイジとの関係があったのです。シュリークは幼い時、周りからひどい扱いをうけていたため、クレタスと気が合ったのです。
クレタスは危険な考え方をしていますが、シュリークはそこに共感を感じて近づいていきました。しかしシュリークは本心では慈しみの心をもっていました。クレタスの極悪な心と相いれない二人は、本質的に正反対の意味を持つ存在だったのです。結局最後シュリークはスコーンに負けてしまいます。スコーンとはタニス・リーブスという精神科医にシンビオートが寄生して作られた生物です。
カーネイジが映画ヴェノムに登場?
映画ヴェノムのあらすじ
ここでは2018年11月2日に公開された映画ヴェノムのあらすじについて書いていきます。ジャーナリストのエディはライフ財団が人間の実験をしていることをつきとめ、取材をすることになりました。しかしエディが取材をしようとしているとき、シンビオートに寄生されてしまいます。シンビオートに眠っていた悪がエディの中で花開いて、彼の体をむしばみました。こうしてヴェノムが生まれてしまったのです。
映画ヴェノムのカーネイジの登場シーン
出典: https://eiga.com
映画ヴェノムでカーネイジは本編の物語ではなく、最後のおまけ映像で登場しています。エディが刑務所にいるカーネイジと話をするという展開となっています。映画を観ていた人はまさかカーネイジが登場するとは思っていなかったでしょう。そのためおまけ映像でカーネイジが登場した意味は大きいといえます。はたしてカーネイジが映画に最後に登場したことにはどのような意味があるのでしょうか?
映画ヴェノムの続編にカーネイジは登場する?
出典: https://eiga.com
映画ヴェノムのおまけ映像でカーネイジが登場していたことの意味として可能性が高いのが、映画ヴェノムの続編でカーネイジが登場するかもしれないということです。映画ヴェノムの本編では出ていませんが、ラストのおまけで出てくるという事は、次の映画でカーネイジが登場することを意味していると考えてもおかしくないでしょう。
カーネイジに関する感想や評価は?
カーネイジに関する感想、評価について見ていきます。映画ヴェノムでヴェノムがかわいいという感想があるなかで、おまけ映像で突然カーネイジが出てきたことが驚きだったという感想がありました。また映画ヴェノムにカーネイジが出てきたという事は、ついに映画の本編でも登場するという意味に捉えている人もいます。
『ヴェノム』エンドクレジット中の重要シーン公開!あのキャラが登場 https://t.co/lFepBQBcrp カーネイジ見たい・・・
— にゃる神父 (@fatherny) February 15, 2019
またカーネイジの事が好きなファンもたくさんいて、アンチヴェノムと戦うシーンがあったら、相当興奮するという感想も出ています。またカーネイジの名前の意味が大虐殺だったことが納得できた、というファンもいました。カーネイジは極悪キャラクターですが、ファンからは人気があるようで、彼が登場する映画をとても楽しみにしている人がたくさんいました。
カーネイジについてまとめ
ここまで映画スパイダーマンシリーズに登場する極悪キャラクターのカーネイジについて見てきました。マーベルのスパイダーマンシリーズのなかで、これまでカーネイジが全く出てこなかったことがまず不思議でした。しかし映画ヴェノムの最後のおまけ映像でカーネイジが出てきた意味は大きいです。カーネイジが今後マーベルのスパイダーマンシリーズの映画に出てくることを意味していると考察出来るでしょう。
カーネイジはスパイダーマンやヴェノムが二人がかりでも倒せないほどの強さと能力を持つキャラクターでした。カーネイジの極悪な性質の原点は宿主であるクレタスの影響がありました。カーネイジの強さや能力、名前の意味などを知って、マーベルの映画「スパイダーマン」シリーズをより楽しんでいきましょう!