僕たちがやりましたの蓮子の結婚相手は？トビオと市橋との関係をネタバレ紹介

「僕たちがやりました」、は金城宗幸さん原作、荒木光さん作画で発行部数120万部超えの人気漫画です。週刊ヤングマガジンで、2015年から2017年まで連載をされていました。原作の金城宗幸さんはその他に「神さまの言うとおり」、「ビリオンドッグズ」などの作品があります。作画の荒木光さんはその他に「ヤンキー塾へ行く」、「塾生★碇石くん」などの作品があります。

「僕たちがやりました」、は昨年窪田正孝さん主演でドラマ化もされ話題になりました。窪田正孝さんといえば現在大人気の俳優さんで、様々な人気作品に引っ張りだこです。「東京喰種トーキョーグール」や「デスノート」など、その他にも話題作に多く出演されています。

「僕たちがやりました」のドラマ化は、窪田正孝さん以外にも多数の豪華なキャストの起用もありました。その他にも原作に忠実なキャスティングで話題になりました。また、ドラマには原作とは違う結末が用意されている、とのことで最終回に向けて多いに盛り上がりました。今回は原作とドラマ両方のネタバレをしながら、「僕たちがやりました」のヒロイン蓮子についてまとめていきます。

ここからは、「僕たちがやりました」のトビオ、蓮子、市橋それぞれにスポットライトをあてて物語とその関係性をネタバレしていきます。最後には原作とドラマとの比較ネタバレもしていきます。まずは一人ひとりのバックボーンと物語を紹介していきます。

「僕たちがやりました」の主人公トビオは凡下高校の2年生で、人生何事も「そこそこ」でいいという少し冷めた性格です。幼馴染の蓮子のことが気になってはいるものの、何もしないうちに最初からあきらめています。高校ではいつも同級生の伊佐美やマル、そして凡下高校OBのパイセンとつるんではスポッチャやカラオケなど散財して遊んでいます。そんなある日、マルは隣の矢波高校の不良グループに目を付けられ大けがを負います。

怒ったトビオは「アイツら、殺そうよ、おれたちで」と、矢波高校への復讐を決意します。威力の低い小型爆弾を矢波高校に仕掛け、驚かす程度のつもりでした。ところが、一つの爆弾がプロパンガスに引火し死者10人という大事件に発展していまいます。パイセンの父・輪島がお金で真相を隠蔽しますが、刑事・飯室には真相を突き止められ、4人に「（人を殺してしまったことを思い出し）一生苦しめ」と告げます。

飯室の言葉に苦しむトビオは飛び降り自殺を図りますが、足の骨折のみで失敗します。入院した病院では、かつて矢波高校の不良グループのリーダーであった市橋と再会して友達になります。しかしこのことが、後にさらにトビオを苦しめ市橋の人生を変えていくことになるのです。

「僕たちがやりました」ヒロインの蓮子は、主人公トビオの幼馴染です。美人で芯の強い凛とした女性で、トビオとは違う高校に通っていますが昔からトビオに思いを寄せています。クラブで知り合った不良グループリーダーの市橋とも交友関係を持ちます。その後市橋とは矢波高校爆破事件の後行方をくらませてしまうトビオを協力して探します。不良グループに絡まれますが、市橋のおかげで蓮子はケガをすることもありませんでした。

矢波高校爆破事件が収束しトビオがケガの入院から戻ってきた頃、蓮子はトビオと久しぶりの再会を果たします。そこで蓮子の思いは成就し、二人は付き合うこととなります。トビオは人生最高潮、事件の苦しみからも解放されたかのように見えました。しかしこのことも後にトビオを苦しめ、蓮子にも望まない結果をもたらしてしまいます。

「僕たちがやりました」ドラマでの蓮子役、永野芽郁さんは今季のNHKの朝ドラで有名ですが、その他にも「俺物語！！」や「ピーチガール」などの話題作に出演されている今人気急上昇中の女優さんです。蓮子役が決まった時は、キャスト中唯一の現役女子高生ということも話題になりました。透明感のある表情や意思の強そうな大きい瞳は蓮子役に適役だとSNS上でも話題でした。

「僕たちがやりました」の加害者であり一番の被害者かもしれない市橋は、トビオと蓮子と深い関わりを持つこととなる人物です。矢波高校の不良グループのリーダーとして君臨していた市橋は、トビオの友達マルを拉致して見るも無残な姿に暴行します。しかしその後の矢波高校爆破事件で歩けなくなる程の大けがを負います。トビオ達を犯人だと疑っている市橋は、蓮子と協力してトビオを探します。

蓮子と行動をともにするようになってから、市橋は蓮子に思いを寄せていました。体が不自由になり不良グループから返り討ちにあった時も、自分の命を顧みず蓮子を助けました。しかし、誤解を解いて友達となったトビオが、蓮子と恋人同士となってしまいます。自身の体のこと、将来の夢が絶たれたり、祖母を失ったこと、そして蓮子と友達トビオとの関係、それらが大きな失望となって市橋に圧し掛かります。

ドラマ「僕たちがやりました」で市橋役を演じるのは新田真剣佑さんです。なんと父親はあのサニー千葉こと、千葉真一さんです。新田さんも今注目の若手俳優さんで、最近ではドラマ「トドメの接吻」での活躍が記憶に新しいです。その他にも、「ちはやふる」や「ジョジョの奇妙な冒険」に出演されています。

ここまでは、「僕たちがやりました」の結末までトビオ、蓮子、市橋それぞれの物語を紹介してきました。さらにここからは一気に結末までネタバレしていきます。彼らの思いはどうなっていくのでしょうか？そしてヒロイン蓮子の結婚相手は誰なのでしょうか？トビオ、はたまた市橋なのでしょうか？

「僕たちがやりました」の主人公トビオが行方不明の間に、蓮子と市橋は一気に距離を縮めていきました。体が不自由になってからも自分への態度を変えない蓮子に、市橋は心惹かれていきました。そして市橋は蓮子に告白します。しかし、蓮子は市橋を恋愛対象として見てはいませんでした。行方不明でもなお、トビオを想っていたのです。

「僕たちがやりました」の主人公トビオは蓮子と付き合うことにより、事件の後の不安を忘れ人生の楽しさを感じられるようになりました。そして蓮子と付き合っていることを、事件の真相を隠したまま友達となった市橋に報告しにいきました。市橋は怒るでもなく、二人のことを祝福してくれました。安心して病院を後にするトビオですが、その背後で大きな物音がします。すべての希望を失った市橋は、病院の屋上から飛び降り自殺をしたのです。

ショックを受けるトビオを蓮子は慰めました。落ち着いて自分ができることを考えよう、と声をかけます。一晩考えてトビオが決意したことは、「最高の自首」でした。そこで、トビオは蓮子に「もう一生会いたくない」と別れを告げます。その後トビオは事件に関わった友達3人と再会します。そして4人はイベントを乗っ取り高らかに自首を宣言します。しかし、これもまた輪島に邪魔をされ失敗に終わります。

自首の失敗により逆上したパイセンは輪島の手下を殺害し逮捕され、その場にいたトビオも連行されていきます。そこに蓮子は駆け寄り、「あなたが一生逢いたくなくても、私は逢いたい」と思いを告げるのでした。蓮子は「待ってる」とまで伝えます。しかし、後日彼らが選んだのは別れの道でした。

トビオとの別れを経験した蓮子でしたが、彼女はその後新しい幸せを掴みます。それは、トビオでもなく市橋でもない、全く別な人との結婚でした。原作ではパパイヤ鈴木さん似の優しそうな男性です。彼女は新しい彼と結婚し、新しい命を育んでいる途中でした。そこでトビオと偶然にも再会します。

「僕たちがやりました」のトビオもまた新しいパートナーと結婚し、新しい命を授かったところでした。事件の不安と後悔を引きずりながらも彼なりの人生を歩んでいました。再会したトビオに蓮子は、「よかった、生きてて。頑張ったね。」と言葉をかけるのでした。これが「僕たちがやりました」原作の二人の終わりです。

「僕たちがやりました」の原作では、蓮子の結婚相手も現れ、トビオも”そこそこ”の人生を手に入れていました。ですが、ドラマに用意されていた結末では、蓮子の結婚相手は出演してはおらず妊娠中ということだけが分かっています。さらにトビオは事件の噂にとらわれ職を失い、彼女もおらず一人きりです。ドラマのラストには市橋の「もう楽になれ、裏切り者が」という言葉が聞こえる、という終わり方でした。

「僕たちがやりました」蓮子のネタバレ、いかがでしたか？結婚相手については意外なネタバレでした。トビオや市橋の結末についても、その他に終わり方はなかったのかな？と思うような結末です。ギャグ漫画としては意外なオチを迎えた「僕たちがやりました」ですが、だからこそ根強い人気となっているようです。その中でも蓮子は最後まで自分を貫いた点は、作中で最も気持ちの良いキャラクターではないでしょうか。