僕たちがやりましたで今宵が妊娠した相手は？トビオと伊佐美どちら？【川栄李奈】

「週刊ヤングマガジン」で2015年19号から2017年8号まで連載されていた、僕たちがやりました（通称僕やり）は、原作が金城宗幸さんで漫画が荒木光さんによる全9巻の人気漫画作品です。主人公のトビオ役に窪田正孝さんを抜擢して、実写ドラマ化されるなど、とても人気のある作品です。

ドラマ僕たちがやりましたの主人公、トビオ役の窪田正孝さんといえば、東京喰種などほかの漫画作品の実写化でも有名な役者さんです。今回紹介するキャラクター、今宵役には、川栄李奈さんが担当されています。

川栄李奈さんといえば、元AKB４８に所属していました。よくCMなどにも出ており、テレビで見かけたことのある人も多いのではないでしょうか？そんな川栄李奈さんですが、現在は女優として活躍されています。

元々アイドルとして活躍し、現在は女優として大活躍の川栄李奈さん。今回の僕たちがやりましたの役どころは、女子高校生ですが、ただの女子高生ではありません。独特なマイペースさ、あほっぽさとを持ち、また原作の中ではトビオや伊佐美とのセクシーシーンもいくつかあります。どんな風に川栄李奈さんは演じていたのでしょうか？ドラマ僕たちがやりましたの放映当時もツイッターで大変話題になっていました。

凡下な高校生活を送る増渕トビオは、同級生の丸山友貴（通称マル）と伊佐美翔、OBで金持ちの小坂秀郎（通称パイセン）と共に、高校生らしい平凡で、そこそこ楽しい生活を送っていました。トビオたちの通う凡下高校の隣には、不良校で有名な矢波高校があり、ちょっとしたトラブルで彼らに目を付けられてしまった丸山友貴は、矢波高校の生徒たちにボコボコにされてしまいます。

仕返しすることにしたトビオたちは、夜間に矢波高校に忍び込み、パイセンの財力で作ったプラスチック爆弾を校舎のいろんな場所に設置しました。翌朝、平凡高校の屋上から、遠隔操作で爆弾を起動させ、矢波高校をパニックに陥れていきます。しかし、プロパンガスの近くに設置した爆弾の爆発がプロパンガスに誘爆し、死傷者も出る大惨事に発展してしまいます。それこそが、僕たちがやりましたのやってしまったことです。

僕たちがやりましたの登場キャラクターたちは、みんな現実味を帯びたキャラクターばかりです。それぞれ個性的ではあるけれど、実際にいそうな性格の人たちばかり。人間らしいゲスさもリアリティがあります。そんな僕たちがやりましたの登場キャラクターだからこそ、読者にぐっと親近感を抱かせ、ストーリーに入り込めます。

派手なことや、高みを目指さない、普通の幸せがほしい、そんな考えを持ったキャラクターたちです。彼ら自身も、決して事件を起こして、逃亡生活を送るようになるなんて、夢にも思っていなかったはずです。まさか、僕たちがやりました、なんて思う状況になるような生活はしていませんでした。

先程のあらすじでも述べたように、僕たちがやりましたのストーリー自体はすこしシリアスです。死傷者が出てしまう事件を起こしてしまい、トビオたちはとても悩んだり苦しんだりします。ですが、どのキャラクターたちも個性的で、読者を笑わせてくれるシーンばかりです。だからこそ、僕たちがやりましたは、一度読み始めたら止まらなくなる漫画だと言えます。

事件を起こしてしまった後、自首せずに逃亡することをきめたトビオたちの逃亡生活は、もちろん楽なものではありません。いろんな苦難が次から次へとやってきて、彼らを常に苦しませます。また、罪の意識から逃れることも出来ず、葛藤する場面も多く見られます。

新里今宵は、トビオたちと同じ平凡高校に通う高校一年生です。漫画の冒頭で伊佐美が紹介しているのですが、伊佐美の新しい彼女です。巨乳で、金髪ショートヘアー。性格はすこし抜けていて、掴みどころがありません。発言や行動がマイペースで、とても脳天気にみえるようです。

今宵の母親は既に亡くなっており、父親は仕事の関係上でほぼほぼ家にいません。なので、今宵は普段から一人暮らしをしており、節約のために自炊をしたり、必ず母親の仏壇にもお供え物をするなど、とてもしっかり者なのです。また、どの同情人物にも分け隔てなく接するなど、おっとりしていながらもとても優しい性格です。僕たちがやりましたの登場人物らしい、ギャップです。

実写ドラマ僕たちがやりましたで今宵を演じていたのは川栄李奈さんですが、放映されていた当時もツイッターで大変話題になりました。今宵らしいおっとりした性格を演じながら、川栄李奈さんの癒やし系かわいいルックスで、大変今宵に人気が出たようです。

伊佐美と交際している今宵。事件が起こったあとも、あくまで自分に関係がないのなら…と物怖じしない今宵ですが、話が進む中で、トビオとも関係を持ってしまいます。寂しさからなのか、それとも異性交友に対して、考え方がゆるいのでしょうか？ただ、今宵の中にも沢山の思いがあり、トビオと関係を持ったことも、流されてしまったからというわけではないようです。

今宵は、トビオとの関係が解消された後に、伊佐美に重大な告白をします。それは、’’妊娠した’’という事実でした。戸惑う伊佐美ですが、今宵は産むことを既に決意していました。今宵の父親には、もちろん反対されます。妊娠した相手が伊佐美だということも、確信をもって告白しています。

しかしながら、今宵の気持ちは変わりません。妊娠した相手、子どもの父親は伊佐美だと伝えていますが、伊佐美には頼らず、1人で産むことに決めていました。子どものためにも、伊佐美と一緒に暮らさず、苦労してでも一人で育て上げることにしたのです。

上記でも述べたように、今宵はトビオとも関係を持っていました。しかしながら、本人は伊佐美の子どもだと確信しています。本当にそうなのでしょうか？実際、妊娠が発覚した時点で、妊娠三ヶ月でした。トビオたちが逃亡生活を始めてから、どれくらいの期間が経っているかは不明ですが、おそらく3ヶ月は経過していません。そのことからみても、妊娠した相手は伊佐美で間違いないでしょう。

トビオと関係を持っていても、気持ちは伊佐美のことを忘れられていなかったのかもしれません。トビオとの行為では、避妊もしっかり行っていたのかもしれません。性行為の相手なら、誰でもいいというわけではなかったのかもしれません。

妊娠を告白した今宵ですが、矢波高校の爆発事件が、トビオや伊佐美が起こしたものだということも気づいていました。それでも、伊佐美の子どもを産みたい、1人で育てたいと決心しています。伊佐美のことが本当に好きだからこそ、決意したのではないでしょうか？

僕たちがやりましたの原作では、比較的アホっぽいキャラとして扱われている今宵ですが、芯のしっかりした女性だということが、読み進めていく中でよくわかります。言葉とは裏腹に、今宵はいろんなことをちゃんと考えている女の子のようです。

今宵が子どもを産んで育てることを決めたことで、伊佐美にも大きな影響を与えました。今宵の発言や行動がきっかけとなり、伊佐美は事件から逃げるだけではなく、罪を償って、子どもや今宵と一緒にいられるようなキレイなからだになりたいと思えるようになったのです。どんな相手でも向き合って、物怖じせず話せる今宵のパワーと影響力がすごいという声が多いようです。

伊佐美の自首作戦は、失敗に終わってしまいます。結局、伊佐美は逃げ出してしまい、罪を償うことが出来ませんでした。おそらくですが、その後に今宵と結婚し、子どもを産んだと言われています。

子どもの名前ですが、長男が「明日男」と書いて、トウモロオ（トゥモロウ）。その後に生まれた　娘には、「翌朝」と書いて、ネモ（ネクストモーニング）と名付けます。ちなみに名付けたのは伊佐美です。今どきらしいというか、変わったキラキラネームだと言われています。僕たちがやりましたのキャラらしいネーミングセンスだとも、言われています。

伊佐美と結婚して、二人の子どもの母親になった今宵ですが伊佐美は結局罪を償わず、キレイには慣れませんでしたが、それでも今宵と伊佐美は、そこそこの幸せを手に入れたのではないでしょうか。伊佐美たちの罪は消えることはありませんが、家族4人で暮らすことが、もしかしたら今宵にとっては幸せなのかもしれません。

しかし、本当に伊佐美と結婚したのは、伊佐美のことが好きだからなのでしょうか？付き合っていた当時も、伊佐美は今宵の巨乳ばかりに目がいっています。また、今宵自身も、性行為が大好きなようで、伊佐美との体の相性はバッチリのようです。もしかしたら、伊佐美とは、ただ「気持ちがいいから」一緒にいるだけかもしれません。

パイセンだけが刑務所で罪を償い、トビオ、伊佐美、マルは結局罪を償わない結果となってしまいましたが、それぞれの将来はどうなってしまうのでしょうか？上記にも書いたように、今宵や伊佐美は一見幸せそうに暮らしています。主人公のトビオも、仕事に就き順風満帆のようです。みんな、心の中で、あの事件は僕たちがやりました。一歩ずつ将来に向けて歩みだしているように見えると言われています。

一方、マルだけは、反省してないという風な意見もありますが、それもある種の人間らしさ、リアリティです。完全なるハッピーエンドでも、バッドエンドでもありません。それが僕たちがやりましたの見どころです。ぜひ、漫画僕たちがやりましたやドラマ僕たちがやりましたをあわせて見てください！